2017年 02月 17日

2017冬の鳥(千葉編)

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2月中旬、車で千葉県を廻った
銚子から九十九里浜を通り勝浦、鴨川、保田というルートだ
目的は花見と鳥見
もともと千葉の冬は水仙がきれいなのだが、12月~1月がシーズンで2月は盛りが過ぎてしまっていることは承知していた
鳥のほうは毎年冬鳥を見に出かけているので様子はわかっている
今回は冬の鳥(千葉編)という形で整理してみた
厳密にいうと銚子の対岸である波崎港(茨城県)で撮影した写真が何枚かあるが大目に見ていただきたい

2月の花
予想通り水仙はピークを過ぎていた
というよりも南向きの暖かい斜面では完全に花が終わっていたといって良いと思う
梅はちょうど見ごろで初春の日差しを受けて美しく咲いていた
予想外だったのは桜  もちろんソメイヨシノが咲いていたわけではなく冬に咲く寒緋桜なのだが、あちこちに桜並木がありにぎやかに「桜祭り」が開催されていた
ソメイヨシノよりは濃いピンクで桃の花に近いイメージだがおかげで一足早い今年の花見を楽しむことが出来た
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オオセグロカモメ
さて「千葉の鳥」だが平凡なカモメから入ることにしたい
例年銚子港などを訪れるといやというほどカモメがいてウンザリするのだが、今年はなぜかカモメが少なかった
天候のせいか時間のせいか港で魚の水揚げが行われていなかったためかもしれない
オオセグロカモメなどは数羽が砂浜で遊んでいるところを望遠レンズで何とか撮影した次第である
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ウミネコ
銚子港や波崎港のカモメはほとんどウミネコだった
このカモメは少し人相(鳥相)が悪く、アップよりは飛翔のほうがいい写真になる
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コサギ
コサギも平凡な鳥でフィールドではよく見かけるが、港で佇んでいる姿はちょっと意外感がある
海水魚、淡水魚など魚種にこだわりがなければ農耕地より漁港のほうが採餌効率がいいのかもしれない
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アオサギ
こちらもどちらかというと農耕地に多い野山の鳥だと思うが、体の色のせいか「海の鳥」でも違和感がない
いっぱしのマドロスのような顔をして埠頭を歩いていた
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ヒメウ
千葉の海では鵜が3種類見られる
ウミウやカワウは顔のあたりに白い部分があるが、このヒメウは全身が真っ黒なので見分けは簡単である
大きさもウミウ、カワウにくらべて小さいのでヒメウは「可愛い」というイメージがある
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ウミウ
大きさの変わらないウミウとカワウの識別は難しい
羽根の色がウミウは黒緑色、カワウは黒褐色などと
いわれるが、光線の具合などによりどうとでもとれる(どちらも黒だ)
ポイントは顔の周辺のデザインで、ウミウは白い部分が目の高さより上まで拡大しており、カワウは目の高さより低い位置に収まっている
もう一つのポイントが口角の黄色い部分でウミウはこの部分が小さく三角形になっているのに対し、カワウは三角がなく顎の下まで黄色い部分が広がる
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カワウ
ウミウは海岸の鳥で内陸部まで入って来ないが、カワウは名前の通り川だけにいるのではなく海にも出没する
千葉の港でもでかい顔をして休んでいるのはカワウだった
そのでかい顔の白い部分、黄色い部分をよく見ていただきたい
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アカエリカイツブリ
北海道では繁殖するのだが、関東近辺では「冬鳥」限定で港湾などの海岸で見ることが出来る
ただ冬羽は地味で襟の赤い美しい夏羽を見るためには北国まで遠征しなければならない
比較的数が少ない鳥で2年前にも千葉で出会っているが、今年も運よく撮影することが出来た
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カンムリカイツブリ
銚子の海岸で毎年出会う大型のカイツブリ
海外には広く分布するが日本では冬の鳥だ
夏羽は後頭部がオレンジ色で派手な化粧だが、冬羽は顔が真っ白になりピンク色の嘴と相俟って妖艶なイメージに変わる
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オオハム
アビの仲間
今年はアビの仲間が港に入っているとの情報が事前にあったようでバーダーの家内の狙いはこのあたりだったようだ
ここ数年千葉での出会いはなかったのだが、今回はうまく見つけることが出来たので写真の数がやたら多い
鳥のほうもサービス精神旺盛でひっくりかえってあられもない姿を見せてくれるなどいろいろ楽しませてくれた
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シロエリオオハム
続いてシロエリオオハム
オオハムの近似種で冬羽では識別が難しい
簡単に言えば水に浮かんでいる状態で腰のあたりに白い部分が見えるのがオオハム、白くないのがシロエリオオハムということらしいので区別がわかりにくい写真はカットした
(こちらもオオハムと同じようにひっくりかえって
羽繕いをするような動作が見られた)
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ウミアイサ
例年見ることが出来なかったオオハムの仲間に出会えたのが今回の千葉訪問の最大の成果だったが、他にも収穫があった
一つはウミアイサ
遠い距離での証拠写真程度は撮れていたが今回はオスメスとも細かい表情まで撮影することが出来た
ウミアイサはアップで見ると非常に個性的である
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ウミスズメ
もうひとつの収穫はこちらのウミスズメ
何年か冬の千葉を訪れてもウミスズメは海岸から遠い位置でしか見ることが出来なかった
今回は愛くるしい表情まで撮影することが出来たので喜んでいる
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クロガモ
逆に例年に比べて数が少なかったのがクロガモ
今年はたった1羽が沖に浮かんでいるのを確認しただけだった
カメラが良くなったせいか何とか写真は撮れたが1羽だけでは寂しい
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スズガモ
こちらも数が少なかった
いる時はウジャウジャと群れていてかえって写真が撮りにくいのだが、数が少ないと集中して撮影できるようだ
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キンクロハジロ
鴨川に近いダム湖(淡水湖)にキンクロハジロがいた
この鴨はスズガモと同様冬鳥なのだがスズガモが主として海に暮すのに対し、キンクロハジロのほうは内陸の淡水域を好むようだ(わが家に近い石神井公園にも現れる)
オスは頭が真っ黒で腹が白く嘴がグレーで目が黄色であることは全く共通で、違うのはキンクロが背中まで真っ黒なことと後頭部に冠羽があることくらいである(メスでは両種の相違点が冠羽の有無くらいで識別はさらに難しい)
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ハクセキレイ
ハクセキレイは留鳥でそれこそどこにでもいる
漁港の埠頭でも遊んでいた
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トビ
こちらも港の常連
おそらく餌に困ることはないようでマストの上で悠然と構えていた
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ツグミ
どこへ行っても見られる普通の鳥なのだがついレンズを向けてしまうのがツグミ
それでも冬鳥なのであと1ヶ月もすれば見られなくなってしまう
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ジョウビタキ
久しぶりにオスのジョウビタキと出会った
ジョウビタキはごくたまに我が家の庭にも訪れてくれるが何故かメス限定である
性差別発言は物議を醸すので極力控えるようにしているが、正直言ってオスのほうがジョウビタキらしい
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アオジ
前回の冬の鳥群馬編ではピントの悪い写真しか撮れなかったアオジだが今回はしっかりアップを撮ることが出来た
場所は鴨川に近いダム湖、アオジが1羽出てきて路傍の草の実を夢中になって食べていたので時間をかけて撮影した
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メジロ
千葉編の最終登場者はメジロになった
メジロは留鳥で冬限定の鳥ではないが何となく椿や山茶花など冬の花との相性がいい
2月に咲く寒緋桜の蜜が甘いのか満開の桜で2羽が夢中になって吸蜜していた
「梅にウグイス、桜にメジロ」  日一日と春が近づいている
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# by mustachio | 2017-02-17 15:00 | Comments(0)