
帰路の途中、白馬山麓植物園に立ち寄った
ここはあくまでも植物園で自然園ではないが、4~5年前にヒメギフチョウのウスバサイシンへの産卵シーンを撮影した実績があり、立ち寄ることが多い
動物園で写した動物や昆虫館で写した蝶などはネイチャーフォトの範疇には含まれないと思うが、撮影場所を断って写真を掲載することはルール違反ではないと思う
最近では自然に見られる野草が激減して、高山植物などもロープ越しに保護されているものを望遠レンズで撮るような時代になってしまった
植物園ではシラネアオイやトガクシショウマが花盛りで「ネイチャーフォト」ではなく「花写真」を楽しむことができた
イカリソウ
早春ではなく、春の花
特に珍しい花でもなく、自分の撮影記録を見ると東京近郊でも写している
赤い花と白い花があり、花も形状が面白いので、アップの写真が多い


オオイワカガミ
近似種のイワカガミとの相違は花の大きさでなく、葉の大きさだ
過去の写真を調べてみたら上越市の滝寺や林泉寺で写したものが多かった

オキナグサ
日本の自然界からほとんど消滅してしまった植物
個人的には30年以上前、北九州に住んでいた頃に自然のオキナグサを山で見ているが写真はない
ただ珍しい花なので移植され保護されているケースが多く、結果的にはあちこちで撮影した写真がたくさんある

オサバグサ
ケシ科の花で、筬に似た葉が特徴である
人工的に保護されたものは別として、自然状態のオサバグサには出会ったことがない


サンカヨウ
それほど普通種ではないが、本州や北海道の山を歩くと比較的低い場所でサンカヨウに出会う
印象的には春の花というより初夏の花で登山シーズンに咲く花だと思う
白馬山麓植物園では5月から花が咲いていた


シラネアオイ
こちらも初夏の花だと思うが、シラネアオイが満開だった
もともと高山植物で汗をかいて山に登らなければ出会えない「あこがれの花」だったはずだが、最近ではあちこちで移植栽培し「シラネアオイ園」ができてしまった
とはいうものの薄いピンクの大輪の花は美しく、写真のモデルとしても最高の花だと思う


ツバメオモト
本州でも深山に行けばいくらでも見られるのだが、北海道の花の印象が強い
10年ほど前、北海道の然別湖で多数のツバメオモトを見つけたのに、いずれも花期が過ぎて白い花が全く見られなかった記憶が強く残っている
その後北海道では何回もツバメオモトに出会っているので感動はなくなったが、好きな花の一つである

トガクシショウマ
近くの戸隠山で発見され名前がついたようだが、戸隠では自然の花はもう見られないのではないか
こちらもピンクの美しい花で、山で見つかれば盗掘される危険性は高い
希少種は人工的に移植保護するしかないのだろうか


コスミレ
特に珍しいスミレでもない
植物園で名札がついていたわけでもない
たまたま園内で見つけたのでここにアップしたが、東京近郊でも長野県でも撮影した記録がある
ただ、最近はこのようなスミレが激減してしまい、探してもめったに出会えなくなってしまった

ニリンソウ
最後はニリンソウ
植物園でも林床はニリンソウの真っ盛りだった

白馬の小鳥たち
今回のように撮影目的のターゲットを絞らず、カメラを持ってアウトドアを歩く時、我々夫婦は花と鳥と虫にレンズを向ける
内輪(二人の間)ではFBI写真というが、Flower,Bird,Insect の頭文字だ
鳥は家内の専門領域、虫は私、花は共通ということになっていて、シャッターチャンスは専門のほうに譲るのが不文律である
白馬でも鳥の写真を撮るには撮ったが、上記のような事情からそこそこの写真しか撮れなかった
オオルリ、キビタキ、ホオジロの写真をアップさせていただく





2012年春の白馬編は以上です
来週から6月10日まで海外遠征をしますのでブログはしばらくお休みです

