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還暦からのネイチャーフォト

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2009年 11月 30日

ケニアの動物たち

サファリ撮影行

2007年の9月に私たち夫婦はケニアへ動物写真を撮りに出かけました
日本の某大手旅行会社が募集したサファリトゥアーですが、最少2名から催行というトゥアーで予想通り参加者2名だけでしたからまさに貸切の大名旅行.....といっても現地で英語のわかる現地人のガイドが一人付くだけで添乗員などなし.....出発から帰国まで二人だけの厳しい外国旅行でもありました
ナイロビから入ってマサイマラ、アンボセリ、ナクル湖、ナイバシャなど自然公園を貸切のジープで回る実質5日ほどの旅です
車のコースは基本的にはガイド任せですが、専用車なので無理がきき、十分に写真を撮ることができました
ただ、野生動物の生息地に入るわけですから原則としてジープから降りることはできず、望遠レンズ依存の写真が主体となります

写真は蝶・鳥・哺乳類で整理して1種1枚くらいを掲載します(それでも大変な数です)

ケニアの蝶
分類として「蝶」を作りましたが、実は3枚しか撮れていません
要するに車から出られないので小さな蝶には近づけず、ロッジの周辺以外では写真が撮れないのです
名前がわかったのは最初の「ルリモンクロタテハモドキ」で、アフリカ大陸ではポピュラーな蝶のようです

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ケニアの鳥

サファリといえば動物がメインですが、連れがバードウォッチャーなどで鳥が出るとジープがストップします
撮影した鳥の種類は私だけでも50種を超えました
現地人のガイドはダチョウやペリカンぐらいはわかりますが小鳥はただの小鳥のようで、個々の名前は家内が図鑑と首っ引きで調べたものです(写真はアイウエオ順に掲載します)

アオサギ
日本のアオサギと共通種 亜種が異なるようだが外見は日本産とほとんど変わらない
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アカノドシャコ
シャコはキジの仲間でホロホロチョウによく似ている ハゲノドシャコの写真も撮れているが脚の赤い本種のほうが珍しいようだ(マサイマラで撮影)
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アフリカオオノガン
アンボセリのロッジは国立公園の中にあって野生動物たちの生息域と柵で仕切られている 
オオノガンはジープに乗らなくてもロッジの庭から撮影できる
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アフリカサンコウチョウ
ナイバシャ湖でボートサファリがあり、ボート発着場までリゾート地の中を歩いた これは車上でなく地上から撮影したサンコウチョウのメス
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アフリカスナバシリ
スナバシリは草原に棲むツバメチドリの仲間 マサイマラの草原でジープの上から見つけた
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アフリカマミジロタヒバリ
アンボセリのロッジで撮ったタヒバリ 地味な鳥で注意して見つけないと見つからない
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アフリカトキコウ
写真はナクル湖で撮影したもの マサイマラの湿地では魚を捕まえるところも観察した
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アフリカハゲコウ
コウノトリに近いが頭から首にかけて羽がないのでハゲコウという ハゲワシと同じように動物の腐肉をあさる習性があり、肉を食べやすいように羽が退化したといわれる
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アフリカレンカク
東南アジアに棲みたまに日本でも見られるレンカクは美しい鳥だが、アフリカのレンカクも色違いで美しい(アジアのレンカクにはブルーはない) アンボセリの湿地にジープを止めてもらって撮影した
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エジプトガン
ナイバシャ湖のボートサファリで撮影 地上をよたよた歩いているところをよく見かけるが、脚が赤いのが特徴
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オオカンゲリ
草原に棲むケリの仲間(アンボセリで撮影) 頭に王冠を思わせる鉢巻がある
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カンムリサギ
日本のアカガシラサギによく似たサギ 脚が短い (撮影地アンボセリ)
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キバシカモ
黄色いくちばしの黒いカモといえば日本でも見られるクロガモを思い出すが、よく見ると羽は真っ黒ではなく周囲に白っぽい縁取りがあり微妙な模様をなしている ナイバシャ湖のボート撮影
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クラハシコウ
この鳥を見たときはさすがに興奮した でかいコウノトリで色彩が独特 何色もの原色のプラスチックで作ったロボットの鳥かと思った 説明するより写真を見ていただくほうが早い 「世界にはこんな鳥がいるものだ」と今でも信じられない思いをしている
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グリーンウッドフープー
日本語でいえばミドリモリヤツガシラ ナイバシャ湖で撮ったがマサイマラのロッジでも見かけた
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クリムズンランプトワックスビル
日本名アカバネカエデチョウ アフリカの固有種だと思う
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クロトキ
日本にも来ることがあるクロトキと同じ種のようだ 全体が黒いのではなく頭が黒い アンボセリの湿地でもナクル湖でも見かけた
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クロワシミミズク
アフリカにはフクロウの仲間があまりいないらしい 図鑑には本種しか載っていないのですぐ同定できる
この個体はマサイマラの道路のすぐ脇に止まっていたが、目のいいガイドも気がつかず、ジープの上から私が見つけた
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コシジロハゲワシ
少年のころのおぼろげな記憶だがアフリカを舞台にした「禿鷹は飛ばず」という題名の映画を見た イーグルとホークの違いは認識不十分だが、鳥類図鑑ではハゲタカではなくハゲワシとなっているようだ アンボセリでは見かけなかったがヌーの大群がいるマサイマラ国立保護区では死んだヌーの腐肉に群がるハゲワシの仲間をいやというほど見た コシジロハゲワシの腰白は飛ばないとわからない
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サザンブラックフライキャッチャー
南黒ヒタキとでも訳すのだろうか、ケニア北部に分布するノーザンブラックフライキャッチャーという種もいるようだ
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サンショクウミワシ
英名 AFRICAN FISH EAGLE  魚を常食とするミサゴのようなワシ アンボセリの湿地やナクル湖で見かけた それほど大きくはないが美しい白頭鷲だ
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サンバード
サンバード(タイヨウチョウ)であることは間違いないが、個体がメスなので種名が特定できていない 専門のバードガイドがいない格安のツアーなので小鳥の名前は誰も教えてくれない
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シロガシラウシハタオリ
ハタオリドリの仲間は海外のバードウォッチングで出会うことが多い アンボセリの国立公園入り口の木に群れが巣を作っていた
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シロクロゲリ
水辺にいるケリの仲間でアンボセリとナイバシャ湖で出会った 白と黒のモノトーンだが個性の強い鳥だ
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ズグロアオサギ
アオサギに似ているが頭が黒く、くちばしは短くて太い
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ズグロオナガモズ
アフリカには日本のモズと同じような色合いのモズがいないようでシロクロオナガモズ、カタジロオナガモズ、ズグロオナガモズ、オグロオナガモズと紛らわしい
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セイキチョウ
カエデチョウ科の小鳥 胸の水色が印象的だ
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セクレタリーバード
別名ヘビクイワシ アフリカで見た鳥の中で最も強そうな迫力のある鳥である 英名のセクレタリーは女性秘書のことではなく大臣とか長官の意味であろう マサイマラのサバンナの中を鋭い目つきで肩で風を切って歩いていた
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セネガルショウノガン
草原にいるノガンの仲間は大きさにより大中小があるようでこれはショウノガン ちょっとピンが甘いのが残念だ (家内の撮った写真はジャスピンだがこのブログは自分の撮った写真に限定している)
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ダチョウ
ダチョウは子供のころからのおなじみ 結構遠くにいることが多く雰囲気のある写真を撮るのに苦労した
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ツキノワテリムク
この小鳥にはアフリカで初めて出会った 金属光沢のある暗緑色の背と褐色の腹の色のバランスがきれいで夢中で写真を撮ったが、その内どこにでもいることが分かってきた 蝶の写真でも同じようなことが起こるが、たくさんいると写真の撮影意欲が全く消滅してしまう このような比較的珍しい蝶や鳥がたくさんいる状態を我が家では冗談で「ダチョウ倶楽部」という
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ツメバガン
英名 SPUR-WINGED GOOSE  SPURとはケヅメ(距)、拍車のこと 翼にケヅメがあるのでツメバガンというらしい 写真では大きさがわからないがアンボセリの湿地で撮った大型のガンである
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ツメバゲリ
ガンと同じようにケリにも同じようなのがいてこれもSPUR-WINGED  地味な色合いだが、赤い目が目立つきれいな鳥だ
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ハイイロコサイチョウ
ナイバシャ湖のボートサファリの前後に自由時間(ガイドは休憩中)があり、リゾート地の中を歩き回って鳥を見つけた 東南アジアへバードウォッチングに行く前だったので、近くで見るサイチョウの仲間はこの時が初めて 自力で見つけた時は感動した
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ハイガシラショウビン
アンボセリのロッジで撮ったカワセミの仲間 カワセミ特有のブルーは風切り羽の部分で写真からは見ることができない
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ハイガシラスズメ
サバンナでよく見かけた 普通のスズメのようだ
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ハゲノドシャコ
アカノドシャコに対してハゲノドシャコ のどの部分が黄色いので「禿」と名付けたのだろうか 英名ではYELLOW-NECKEDとなっている アンボセリで撮影した写真だが、どこでも群れで出てきてジープの脇で餌をついばんでいた
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ハダダトキ
トキの仲間 図鑑によってはハデダトキとなっている
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ヒメハチクイ
ハチクイはヨーロッパからアフリカへ群れで渡るヨーロッパハチクイが有名だが、ヒメハチクイはずっと小さい
シマウマのいる草原にたくさんいたので「アフリカの小鳥」という印象が強い
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ヒメヤマセミ
ナイバシャ湖のボートサファリでホバリング中のヒメヤマセミをたくさん見た 写真も撮れたが、ボートから降りて岸で撮った写真のほうがきれいだったのでこちらを掲載する
日本のヤマセミのように大きくはないが、端正な顔をしている
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フラミンゴ
ナクル湖でフラミンゴの大群を見ることが旅行の目的の一つであった ピンク色のフラミンゴの群れが湖を埋め尽くす様はまさに壮観である たくさん写真を撮って1枚を選ぶのに苦心したが、水中と空中の両方の姿がわかる写真を選んだ コフラミンゴが多いがオオフラミンゴも群れに交じっている
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ホオジロカンムリヅル
子供のころ、まだライオンもいなかった上野動物園でよく見た鶴だ よく見るとアップに耐えるい美しい鶴だと思う
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ホロホロチョウ
日本でも養殖され食用になっているあのホロホロチョウ 野生でかなりの数が草食動物たちと一緒に生活している 食欲がわいても国立公園では獲るわけにはいかない
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ホワイトアイドスレイティーフライキャッチャー
日本名ではメジロアオヒタキというようだ ブルーではなく藍色(紺色)の美しい小鳥だ
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マダラハゲワシ
コシジロハゲワシとよく似ているが羽に模様がある 動物の死骸に多数群がっているところは迫力があるが、写真的にはきれいではない
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マミジロツグミヒタキ
色彩的には日本のジョウビタキに似ているが名前の通り眉が白く目立つ ナクル湖の近くのロッジで撮影した
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ミナミジサイチョウ
ジサイチョウは地面にいるサイチョウ 草原に棲むが草食性ではなく昆虫や蛇、トカゲを食するという 真っ黒で顔だけが赤い不気味な鳥だ
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ミミヒダハゲワシ
不気味な点ではこちらも負けてはいない 最大のハゲワシで、見ての通り顔に耳のような襞がある 南米のコンドルに似ているように思うが 
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モモイロペリカン
子供のころから動物園で見ているので愛着がある サイの周りで群れをなしている写真も撮れたが、草食動物が遊ぶ草原を滑空するペリカンの写真が気に入っている
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ヤツガシラ
日本にも表れる珍鳥ヤツガシラはアジアからアフリカまで分布する普通の鳥だ 形が可愛いので良く写真を撮るが、ケニアではあまり良い写真が撮れなかった
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ライラックニシブッポウソウ
写真が逆光気味で色が十分出せなかったが、普通種のニシブッポウソウよりカラフルで胸の薄紫は特に美しい 昆虫や蛙などを捕食するため木のてっぺんで見張っていることが多い
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ルファススパロー
日本名オオスズメ 赤褐色の眉班が特徴 撮影地ナイバシャ
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レンカクゲリ
レンカクに似たケリということか 色彩的にツメバゲリとよく似ているがこちらは額の部分が白く、脚は赤い
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ワイヤーテイルドスワロー
日本名ハリオツバメ 針のように細い2本の尻尾が特徴だが、残念ながらこの写真には尻尾が写っていない
アンボセリの湿地で撮影した
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by mustachio | 2009-11-30 22:12 | Comments(0)


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