阿里山・塔塔加の鳥
阿里山は台湾中央部の山岳地帯 塔塔加は台湾最高峰の玉山の麓に近い高地で標高は2600メートル程度になる ちなみに玉山は昔の新高山、われわれが生まれたころ日本の最高峰だった山だ
嘉義からマイクロバスで一路東へ走ったが、あまり標高差を感じなかった
この地区は台湾固有種が多いところで、ミカドキジ、アリサンヒタキ、キンバネホイビイなどに出会うことができた
アリサンヒタキ
阿里山の名前を冠する固有種 微妙な色の配合の美しいヒタキである
キンバネホイビイ
中国語で「金翼白眉」 眉と顎に白線があるチメドリ科の割と大型の鳥だ 羽の先端部分が明るい赤茶色でいわれて見れば金色にも見える
ミカドキジ
霧が出てきたところでバスの中からの撮影だったので、画像がいまいちでトップに載せなかったが、ミカドキジは台湾の固有種でしかも台湾の国鳥である
1000台湾元(日本円で概略3000円相当)のお札にもデザインされている 現地では高額紙幣で、すぐ手元から消えてしまい、このお札は日本には持ち帰れなかった
ズアカエナガ
怪傑ゾロの覆面をつけたような変わったデザインのエナガ 中国の大陸にも広く分布するようだ
タカサゴウソ
タカサゴの名前を冠するウソ 台湾固有種ではなく固有亜種だそうだ (種のレベルでは普通のウソと同じらしい)
ミヤマウグイス
こちらも台湾の固有亜種 日本の鶯と良く似ているが、尾が短く、ヤブサメに近い印象だ 動きが速く、写真は難しい
ヒガラ
日本のヒガラと同一種で珍しい鳥でもないが、台湾のヒガラは頭がベッカムスタイルで、冠状になっている