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還暦からのネイチャーフォト

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2010年 09月 04日

ガラパゴス諸島探訪記(1)

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少年時代からあこがれていた「ガラパゴス諸島」へ行ってきました
チャールス・ダーウィンが「種の起源」(生物進化論)を着想したあの島です

南米エクアドルに属する島で、南アメリカ大陸から西へ1000キロ  ちょうど赤道上に位置することになります
もともと火山島で、過去に大陸と陸続きになったことがない海洋島であるため、生物の多くが固有種で、島ごとに独立した種(亜種)が棲息する自然愛好者にとって非常に魅力ある島です
(世界自然遺産第1号指定を受けています)

このブログでは生物の種類ごとに写真を掲載する「写真集」の形をとりますが、全体をご理解いただくために、まず訪問地と旅程をスナップで紹介していきます

キト
最初の写真は宿泊したキトのホテルです
東京からアトランタまで13時間、アトランタからキトまで5時間半、日付変更線を通過しているので出発日(6/26)の深夜、南米エクアドルの首都キトのホテルに到着しました
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エクアドル自体が赤道上の国ですが、その首都のキトも赤道直下にあります
しかし、アンデスの高地にあり、標高が2850メートルもあるので、全く暑さを感じない高原の街になっています
到着の翌日(6/27)はキト周辺のヤナコッタ、ベラビスタ、ミンド等3500メートルクラスの山々を回り、探鳥をしました
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アンデスの山並みと高山植物、野鳥など魅力的な被写体が多かったのですが、特に野生のハチドリを餌付しているロッジが多く楽しい写真を撮ってきました
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翌朝(6/28)キトの空港から飛行機でガラパゴスへ向かいます
写真は空港から見たキトの街です
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バルトラ島
ガラパゴス諸島の入り口に当たる島です
写真で見るように飛行場はかなりお粗末なもの
それでも検疫は厳しく、持ち込みの荷物は厳重なチェックを受けます
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観光客はほとんどが西欧人 土産物屋には南米らしいカラフルなグッズが並んでいました
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この島には何も見るものがありません
第2次世界大戦時に米軍基地が建設されたことがあり、自然が破壊されてしまったようです
ガラパゴス訪問者はここから船で各島々へ移動します
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サンタクルス島
サンタクルス島はガラパゴス諸島の中心的な島になります(島の大きさはイザベラ島が圧倒的なのですが、インフラなど未整備で人口もほとんどないようです)
赤道直下ですが、海流のせいで涼しく、リゾートの雰囲気が満ちています
島の北部にはカルデラ(火口原)がありますが、人口は南部に集中しているようです
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南部にはプエルトアヨラの街がありリゾートタウンを構成しています
ここに有名なダーウィン研究所があって観光の中心地になっています
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有名なゾウガメ「ロンサムジョージ」もここにいました
サンタクルスは「ゾウガメの島」といった印象です
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6/28、29と2泊したホテルもこのプエルトアヨラ
スペインの建築家ガウディのイメージを持った外観が印象的でした
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サウスプラザ島
6/29、サンタクルス島をベースにチャーター船でサウスプラザ島とノースセイモア島を上陸探訪しました
サウスプラザ島はサンタクルスの東にある小さな島
印象としては「サボテンとイグアナの島」でウチワサボテンが多く、あちこちでリクイグアナを見かけました
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島の近辺には海鳥が多く、海をバックにした野鳥の撮影も楽しみました
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ノースセイモア島
こちらはサンタクルスの北にある島です
印象は「グンカンドリの島」
グンカンドリはガラパゴス周辺でよく見かけますが、ノースセイモアは営巣地となっており、幼鳥・成鳥など迫力のある姿を間近に見ることができました
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ティントレラス岩礁
翌6/30、朝食後スピードボートでガラパゴス最大の島イザベラ島へ移動します
午後チャーター船で近くのティントレラス岩礁へ
ここはガラパゴスペンギンの棲む島で、上陸してウミイグアナなども観察しました
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イザベラ島
ガラパゴス最終日の7/1はイザベラ島の島内探訪です
最大の島だけあって活動中の火山がいくつもありますが、その中でも最大で活動中のシェラネグラ火山の火口原の周囲を歩きました
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イザベラ島は道路が整備されておらず、車もほとんどありません
移動は写真のようにトラックのシャーシに木製の座席を取り付けた観察車です
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観察のメインは野鳥でオオフラミンゴや赤と黒のベニタイランチョウを堪能することができました
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2泊したホテルは海岸のリゾート風ホテルでした
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グアヤキル
7/2朝、バルトラ島経由飛行機でエクアドル本土へ移動しました
着陸したのはキトではなく、海岸にあるグアヤキルの空港です
グアヤキルはキトよりも人口の多いエクアドル最大の都市です
グアヤキル川の河口に位置し、昔から商業の中心として栄えた町のようです
公園にはイグアナが歩いていて「都市と自然の調和」を実感しました
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以上が今回の旅行の大雑把なスケジュールです(7/3は機中で過ごし7/4に成田へ帰着しました)
探訪記の続編は生物の種類別写真集の形で連載していきます

by mustachio | 2010-09-04 15:18 | Comments(0)


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