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還暦からのネイチャーフォト

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2011年 08月 21日

夏の高原2011(野草編その2)(蝶編)

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夏の高原2011(野草編その1)からの続きとなります

シラヤマギク
キク科の植物は種類が多く同定が難しい
特に「野菊」と呼ばれる菊らしい菊は似たものが多い
写真は茎が赤茶色で花弁が不ぞろいであることから間違いなくシラヤマギクだと思う
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シロヨメナ
こちらはさらに同定が難しい
紫色のヨメナに近いのでシロヨメナとしたが、違っているかもしれない
異種交配も多いそうなので種名など堅苦しいことは忘れて花の美しさを愛でることとしよう
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ソバナ
「蕎麦菜」ではなく「杣菜」  杣(そま)とは植林・林業を表す言葉のようだ
確かにソバナは林道で見る花である
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ツガザクラ
コケモモと同じ所に生えるツツジ科の植物
こちらも実になっていたが、実の色はけしてきれいな色ではない
果実酒にしたら飲めるのだろうか
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ツリガネニンジン
ソバナに近い植物だがこちらは日当たりのよい草原などに生える
山の尾根などでもよく見かける
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ツリフネソウ
キツリフネと同じような場所に生えるがツリフネソウの赤はちょっと毒々しいイメージがある
距は豚の尻尾のようにゼンマイ状になっている
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トモエソウ
珍しく巴の形をしたトモエソウに出会った
タイミングが悪いと花びらが欠落したりしていてなかなか巴にならない
最近、数も減っているように思う
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ナギナタコウジュ
薙刀香薷  薬用植物だそうだ
花が花穂の一方に偏って付くのが面白い
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ノコギリソウ
ノコギリソウの識別は葉で行う つまり葉が鋸状かどうかで判断する
花のアップを写真にしてみると特徴があり、葉を見なくとも判別ができそうだ
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ハキダメギク
可哀そうなネーミングだが命名者は牧野富太郎さんらしい
歯抜け爺さんのような花は一度見たら忘れない
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ハクサンフウロ
ハクサンがつく植物はやたら多いので白山は高山植物のメッカのようになってしまった(確かに植物相が豊富なことは登って確認した)
しかしこのハクサンフウロの花は関東甲信越のどこでも見られるように思う
なぜハクサンというネーミングなのだろうか
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ハンゴンソウ
ブログの植物編ではキオンが優勢だったがハンゴンソウが登場した
写真には葉が写っていないが羽状複葉の幽霊のような葉はキオンと区別するのにわかりやすい
キオンのほうが少しだけ花期が早いようだが、すぐハンゴンソウに追いつかれてしまった
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ヒルガオ
昔は都会地でも普通に見られたと思うが、ヒルガオの花は少なくなった
東京近郊以外でもそうなのだろうか
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フシグロセンノウ
個人的には根っからのアンティジャイアンツなのでオレンジ色は好きではない
しかしこのフシグロセンノウのオレンジにはなぜか魅かれるものがあり、見つけると必ずシャッターを押す
今回のフシグロセンノウはなぜか花が非常に大きく見事だった
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ママコナ
花の中に米粒のような白い部分が二つあり、飯(まま)子菜の名がついたという
確かにピンクの中に米粒が二つ見える
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マルバダケブキ
植物の名前は「名は体を表す」ような単純なものが覚えやすくていい
フキのような黄色い花で丸い葉が付いていればマルバダケブキ
結構カラスアゲハなどが吸密に来る
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ヤナギラン
この花も今年何回も出会っている
変化を求めて風景写真風に撮影した
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ヤブジラミ
名前も悪いし、地味で特徴もないセリ科の花
小型の植物図鑑にはまず登場しない
せっかく写真にしたので掲載させていただく
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ヤマホタルブクロ
ホタルブクロやヤマホタルブクロも今年は出会いが多い
両者の区別ポイントは萼の部分なのであえてアップにした
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ヤマルリトラノオ
紫色の穂状の花はクガイソウかヤマルリトラノオのどちらかだと思う
クガイソウのほうがポピュラーなはずだが今年はヤマルリトラノオのほうが目につく
クガイソウは葉が段々に輪生するので九階草 区別は簡単だ
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植物編は以上です
蝶については特に珍しい種類も撮れませんでしたが、少しだけアップさせていただきます

ミヤマモンキチョウ
種類的にはたいへんな希少種
ただこの撮影ポイントは数が多く、監視の目も行き届いているので十分保全されているようだ
シーズンは7月なので会えると思っていなかったが、2~3頭がしぶとく残っていた
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ウラギンヒョウモン
夏の高原にはさすがにヒョウモンが多かった
ミドリヒョウモンが圧倒的だが久しぶりにウラギンヒョウモンに出会った
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アカセセリ
アカセセリは山のセセリ
今年は初見だと思う
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キベリタテハ
今年はキベリタテハがやたら多い
芳ヶ平の山小屋では何頭も周辺を飛び回っていた
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by mustachio | 2011-08-21 17:10 | Comments(0)


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