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還暦からのネイチャーフォト

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2013年 11月 25日

南アフリカの花04

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前号(南アフリカの花03)でカルー(乾燥)地帯の花を取り上げたが、トウダイグサやアイスプラントなど多肉植物が主体だった
カルー地帯でいろいろな植物(花)を撮影する機会があったが、必ずしも多肉植物ばかりではなく普通の植物も多い
特に日本でも見られる園芸植物のオリジナルのような花も多く、南アフリカの花園を十分堪能することができた

CAPE MARIGOLD
現地の植物図鑑によればこの花はCAPE MARIGOLD なのだが、調べてみるとマリゴールドはカーネーションに似た形状のオレンジや黄色の花でもともとはアメリカ大陸系の花のようだ(同じキク科の花だがまったく似ていない)
カルー地帯で見たCAPE MARIGOLDは純白のキク科の花で、乾燥した大地から健気に立ち上がる姿は印象的だった
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FELICIA
ノコンギクのようなキク科の花はフェリシア
植物としての背丈は小さく葉もほとんどないのに花は大きく非常に目立つ
花が大きいのは生物として生き残るための手段なのだろうか
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YELLOW GAZANIA
全く野生の(自然の)花なのだが、西洋庭園の花壇に植栽されたような存在感のある花だった
こちらも砂地から花が直接立ち上がっているような印象だ
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EURYOPS
黄色いガーベラのようなおとなしいイメージの花
野草の雰囲気はこちらの花に軍配が上がる
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COTULA
英名(俗名)BUTTONS 要するにボタン(牡丹ではなく釦)のことである
日本の花でいえばアザミの仲間に球状の花を持つものがあるが、こちらは真っ黄色の球の集団だ
写真のようにそれが野原一面に拡がる様はまさに壮観である
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NAMAQUALAND DAISY
ナマクアランドというのは南アフリカの地名 それも最大規模の原種植物の生育地で「神々の花園」として知られる有名なポイントである
植物写真家には聖地と呼ばれるところで日本からもツアーが出ているのだが、今回はフラワーウォッチングではなかったので残念ながらナマクアランドへは行けなかった
このDAISYはその名前を冠しているので花の写真だけはアップしておきたい
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その他のキク科の花
前にも触れたように現地で WILD FLOWERS OF SOUTH AFRICA という植物図鑑を買ってきたが、1冊の写真図鑑で植物を同定するのはいささか無理がある
キク科と思われる花が他にもあったが名前はわからない
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GERANIUM
植物は日本の野草が手いっぱいで海外の野草まではとても手が回らない
園芸植物も苦手な分野なので植物の英名は覚えきれない
最近になって英語のゼラニウムが日本語のフウロソウと同じであることに気がついた
ゼラニウムもアフリカ起源のものが多いようだ
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DESERT PRIMROSE
植物の英語名に弱いといいながらPRIMROSEがサクラソウであることくらいはわかっている
この黄色いサクラソウの英語名はDESERT PRIMROSEで、砂漠のサクラソウということらしい
外観では特に乾燥地対応のようには見えなかったが
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GLADIOLUS
グラジオラスなら子供のころから知っている
図鑑によればこの名は野生のグラジオラスの1種のようだ
球根で育てるグラジオラスとは少しイメージが違うような気がするが.....
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GRASS LILY
6弁の花だったので撮影時からユリ科の花と睨んでいたが、図鑑によるとグラスリリーということだった
日本のアマナに似た雰囲気がある可愛い花である
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NAMAQUA RIVER LILY
こちらもユリ科の花
オレンジ色なので日本でいえばキツネノカミソリに近いと思うがもっと淡色で上品なイメージだった
英名にナマクアが付くので南アフリカの固有種だと思う
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CHRISTMAS BERRY
図鑑の写真を片っ端からチェックして一番似ていると思われる植物がこのクリスマスベリーだった
花弁の隙間から萼が覗いているところはイチゴの花に似ているがピンクのイチゴ(の花)は見たことがない
このタイトルは全く自信がないので参考にしていただかないようお願いする
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GHOST ORCHID
蘭の仲間
エビネに似た雰囲気はある
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ORCHID
こちらも蘭の仲間だと思うが図鑑ではぴったりの写真が見つからなかった
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TRITONIA
名前はギリシャ神話のトリトンから来ているのだろうと思う
色彩的なイメージはアヤメに結び付かないがIRIS FAMILY(アヤメ科)の花だ
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CYANELLA
CYANELLAは学名 英名はLADY'S HANDというらしい
どこが女性の手に似ているのかさっぱり分からない
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KAROO VIOLET
時期は南半球の春だったのにアフリカではスミレの仲間を見なかった
唯一の例外がこのカルーバイオレットで鳥の現地ガイドがこれは乾燥地固有のスミレだと教えてくれた
色彩的にはバイオレットなのだが形状的にスミレのイメージがないので、教えてもらわなければスミレだとは思わない
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LARGE BLUE SAGE
そういえばシソ科の植物もほとんど見なかったように思う
この花は典型的なシソ科の花で、ノスタルジアを感じさせた
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ユキヤナギ
日本の花を感じさせる花をもう一つ
種名等は不明だがまずバラ科の花だと思う まさにユキヤナギそっくりの花だった
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ツルニチニチソウ
日本の固有種ではなくむしろ外来種として日本に定着しているツルニチニチソウと思える花を見つけた
後で調べてみるとツルニチニチソウはヨーロッパ系の花でアフリカ原産ではない
西洋人がアフリカに持ち込み、帰化植物となったものだろうか
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アツケシソウ
乾燥地植物の最後はアツケシソウモドキ
花ではなく植物全体が赤いのだが、群生して赤い絨緞のように広がっていた
アツケシソウは塩湿地の植物なのだが、こちらの赤い絨緞はカルーの乾燥地帯とベストマッチの印象を受けた
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by mustachio | 2013-11-25 17:41 | Comments(0)


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