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還暦からのネイチャーフォト

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2014年 03月 26日

小鹿野の節分草

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東京のソメイヨシノが開花宣言をした日(3/25)、秩父の小鹿野町へ節分草を見に出かけた
といっても今年の節分草の開花時期について全く情報がなく、ダメモトで行って見ようと秩父へ車を走らせただけである
もともと節分草は節分の頃に咲く花で、埼玉の秩父地方では3月上旬が見ごろになる
10年以上前、リバーサルで野草写真を撮っていた頃は小鹿野町の自生地によく出かけたのだが、その後自生地が観光地化してしまい何台も観光バスが入るようになってからは足が遠のいていた
今年は秩父に大雪が降ったこともあり、花期は遅れている感じがしたのでピークは過ぎているのを覚悟で出かけた次第である
結果は...大当たり  現地は1週間ほど前に雪が解けたところで、花期は2週間の遅れ、ちょうど見ごろを迎えていた
もちろん観光バスは1台もなく、自家用車も駐車場内にバラバラという感じで、久しぶりに節分草に対面し、ゆっくり撮影を楽しむことができた
その後、秩父地方の野草や木の花を楽しみながら、春を迎えた「埼玉」を満喫して帰路についたわけで、早速2014年の春の花の写真をアップすることにしたい

セツブンソウ
野草好きの人は良くご存じのキンポウゲ科の花  典型的なスプリングエフェメラル
関東以西の石灰岩地の落葉樹林林床に群生する
過去の経験ではこの花の写真はアップがぴったりで、林床に絨緞のように広がる群生写真はポイントがぼけてしまってインパクトが感じられない
タイトルバックの写真がそれだが、今年は遠景に残雪があってなんとか雰囲気が表現できたと思う
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フクジュソウ
福寿草は節分草より少し花期が早く、平地では旧正月の頃から咲き始める
野草写真としては雑木林の林床に咲き乱れる風景がベストなのだが、この花は我が家の花壇でも毎年咲いてくれるので最近はわざわざ撮影に出かけなくなってしまった
節分草の帰りに福寿草も探してみたが、やはりピークは過ぎており、葉が伸びた株が多かった
もっとも標高の高い信州ではゴールデンウィークの頃が見ごろになるので、チャンスはこれからである
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オオイヌノフグリ
早春の花のトップバッターはこのオオイヌノフグリだろう
1月から、というより暮れの頃から咲き始める花で、都会地にも普通に見られる
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ヒメオドリコソウ
もともとは日本の花ではなく明治時代に入ってきた帰化植物
それでも昔から日本に咲いているような顔をして都会地でもあちこちに群生する
やはり春を感じさせる花で、好感のもてる植物だ
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ナズナ
春の七草だが、人気のある花ではない、と思う
いわゆるペンペン草で、十字架植物(アブラナ科)の代表でもある
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イヌナズナ
ナズナは普通種だが、こちらのイヌナズナはあまり見かけない
毛深い萼や葉などなかなか雰囲気のある植物である
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コハコベ
ハコベも春の花
結構種類が多いので識別が難しいがこれはコハコベだと思う
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タチツボスミレ
4月も近いのでタチツボスミレなどどこにも咲いているかと思ったが、スミレ類はほとんど見かけなかった
スミレのシーズンはまだこれからのようだ
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コスミレ
コスミレはスミレの中でも早く花が咲く
紫の濃いコスミレを路傍に見つけた
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ロウバイ
ロウバイは3月というより2月の花
香りが良く人気がある花だが、さすがにピークはとっくに過ぎていて写真に撮れるような花はわずかだった
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アセビ
逆にもう咲いたの?という感じだったのがアセビ
日当たりの良い丘陵で花が満開を迎えていた
桜より季節が遅いかと思っていたが「馬酔木」の名のようにもう春の宴会が始まっていた
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サンシュユ
木の花で目についたのがこのサンシュユ
この季節に黄色い木の花が多いので判別が難しいが特徴のある萼片が判断材料となる
遠景に武甲山を配したロングの写真も結構気に入っている
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ウメ
最後の花の写真はウメ
白梅も紅梅も満開で美しい
都会地の梅は早くから咲き始めるので花期が長く感じられるが、山村の梅はすぐ桜に追われるようで印象が薄く損をしている
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by mustachio | 2014-03-26 21:06 | Comments(0)


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