還暦からのネイチャーフォト

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2014年 06月 07日

小笠原の野鳥

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小笠原といえば「野鳥の宝庫」かというとそれほどでもない
いわゆる特産固有種が1種しかいないのである
その固有種がメグロ  デザイン的にユニークで小笠原の母島と向島・妹島にしかいない希少種のため、バードウォッチャーが一度は会いたいと思う鳥である
過去においてはオガサワラマシコ、オガサワラガビチョウ、オガサワラカラスバトといった固有種が小笠原諸島に棲息していたがすべて絶滅してしまった

それでも固有亜種に分類される鳥が何種類かいて、渡りの季節にはいろいろな鳥も立ち寄るので鳥好きの人には見逃せない島であることは間違いない

メグロ
私の家内は10年ほど前に一度バードウォッチングで小笠原諸島を訪れている
その時、彼女は写真をやっていなかったのでメグロは見ているものの写真がない
今回の小笠原探訪の蝶以外のもう一つの目的が「特別天然記念物メグロ」撮影であった
とはいうものの母島には結構メグロが多く、港近くの空き地などにも姿を見せる
地上で植物の種を探したり木の皮をめくって昆虫類を食べたりと食生活にバリエーションがあって行動範囲も広い(メグロがトカゲの仲間を捕食するのも目撃した ただこのトカゲはグリーンアノールではなく茶色のオガサワラトカゲのようであった)
メグロの写真撮影は実質2日の母島滞在で十分堪能することができた
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メジロ
日本のメジロJapanese White-eyeには亜種が多く、小笠原のメジロは亜種シチトウメジロと亜種イオウトウメジロの交雑種といわれるが、小笠原にとってネイティブではなく愛玩用として持ち込まれたものが定着したようだ
そういえばハワイのメジロも昔日本人が持ち込んでしまったようで、生態系の観点から問題視されているという
小笠原ネイティブのメグロが通常単独行動であるのに対し、メジロは複数で行動することが多い
海外で群れをつくる習性は日本人によく似ている
(母島ではメジロの数が多くアップの写真をたっぷり撮影できた)
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ハシナガウグイス
山手線外回りで目黒、目白と来たのでもう一つ鶯(谷)が来ればトリオが完成する
小笠原にはウグイスの亜種ハシナガウグイスがいて固有亜種となっている
名前の通りクチバシが少し長い(ような感じがする)
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オガサワラヒヨドリ
小笠原まで来てヒヨドリの撮影か、という感覚になるが、小笠原のヒヨドリは亜種のレベルで内地のヒヨドリとは異なり亜種オガサワラヒヨドリとされる
日本の亜種ヒヨドリの中でもっとも暗色ということだそうだが、見た目は普通のヒヨドリと変わらない
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イソヒヨドリ
ヒヨドリと違いイソヒヨドリのほうは亜種レベルでも内地のイソヒヨドリと変わらない
イソヒヨドリ(雄)はその色彩からして「海の鳥」のイメージで小笠原には良く似合う
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オガサワラノスリ
小笠原で繁殖する唯一の猛禽類がこのオガサワラノスリ
種レベルではノスリに属する固有亜種だ(内地のノスリと比較すると色が白い)
海を挟んだ対岸の崖にオガサワラノスリの巣と雛(および親鳥)を見つけたが距離が遠くクリアな写真は撮れなかった
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キョウジョシギ
留鳥ではないが渡りの時に小笠原に立ち寄る鳥も多い
母島の港でキョウジョシギを見かけた
あまり真剣に撮影しなかったが良く見ると足に行動調査用のカラフルなリングをいくつもつけていた
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ムナグロ
母島の港近くの公園でムナグロに出会った
日本には旅鳥として春と秋に訪れる鳥だが、自分自身がバードウォッチャーではないので、今まであまり見たことはない(海外では写真撮影済みだが)
この時は長い望遠レンズを持っていたのでしっかりとアップを撮ることができた
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ツバメチドリ
ムナグロがいた公園にもう1種珍鳥がいた   ツバメチドリだ
こちらも旅鳥として日本に飛来するが多いのは与那国など南の島で関東地方ではめったにお目にかかることはない
逆に東南アジアで見る機会が多く、個人的には海外の鳥というイメージが強かった
公園では比較的近い距離で撮影することができ、クチバシ基部の赤色をしっかり押さえることができた
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オナガミズナギドリ
父島と母島を結ぶ連絡船は「ははじま丸」という
2時間ちょっとの航海の間、海鳥の撮影を楽しむことができるが、メインはオナガミズナギドリとカツオドリである
オナガミズナギドリは動きが速く、撮影は結構難しい
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カツオドリ
海鳥なので「小笠原の鳥」と固定するわけにはいかないが、イメージ的にカツオドリは小笠原を代表する鳥といってよいと思う
船からでも見ることはできるが、母島の港近くの海上を悠然と飛ぶ姿は今でも目に焼き付いている
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by mustachio | 2014-06-07 15:11 | Comments(0)


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