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還暦からのネイチャーフォト

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2016年 09月 15日

谷津干潟の鳥

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9月上旬は秋雨前線やら台風などの影響ですっきりしない日が続いた
何とか陽が射した9月9日、家内と二人東京湾まで野鳥を見に行った 谷津と三番瀬である
谷津干潟はこの時期渡りの鳥で一杯かと多少の期待はあったのだが、残念ながら寂しい限りであった
「30年前はシギチ(鴫、千鳥)が海面一杯いた」というのが家内の言だが、当日の野鳥は数えるほど
還暦からそろそろ15年、その間の野鳥・野草・昆虫の激減は痛ましいほどという表現がぴったりのような気がする
気を取り直して当日の観察状況を整理しておきたい

アオアシシギ
英名Common Greenshank
脚の色は青ではなくオリーブグリーンである
ユーラシア~アフリカの旧大陸に広く分布し、南と北を移動するので中間の日本では旅鳥として春と秋に見られる

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キアシシギ
脚は黄色、過眼線は黒く眉班とアイリングは白い
ユーラシア大陸東部の鳥でシベリアとオーストラリア・インドネシア地域を移動するので、こちらも春秋に日本を通過する旅鳥だ

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イソシギ
ユーラシアからアフリカ、オーストラリアと旧大陸に広く分布する鴫
ヨーロッパなどで普通にみられる鳥で海外旅行で馴染みになった
側胸に白い部分が食い込んでいるのが特徴で野鳥識別が得意ではない小生でもイソシギは見分けられる

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セイタカシギ
30年前の谷津干潟と比べて確実に数が増えている鳥がセイタカシギだそうだ
中にはそういう鳥がいてもいいと思う(昆虫や野草では数が増えている種類がなかなか思いつかない...東京のツマグロヒョウモンくらいだろうか)
今回はあまりきれいな写真が取れなかったがセイタカシギは絵になる鳥の一つである

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アオサギ
日本名青鷺、英名GREY HERON
どちらかといえば英名のほうが適切のようで青のイメージはない
この鳥もユーラシアからアフリカにかけて広く分布する鳥で海外のバードウォッチングでは出会いが多い
3枚目の写真は日光浴で羽を乾かしているシーンだが海外を含めて初めて見るポーズである

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コサギ
日本には白い鷺が多いがシラサギという鷺はいない
コサギかチュウサギかダイサギで名前の通り大きさが異なる(他にオレンジ系のアマサギも白い鷺だ)
冬羽ではダイサギとチュウサギのくちばしが黄色くなるのに、コサギは黒いので識別は容易である
脚は3種とも黒いがコサギは脚の先(足の部分)が黄色いのでわかりやすい

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ダイサギ
この日はチュウサギが出なかったので識別に苦労はしなかったが、チュウサギとダイサギの区別は案外難しい
写真では大きさがわからないので目元の細い線をしっかり写しておかなければならない
谷津干潟のダイサギは元気溌剌で存在感があった

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カワウ
カワウも普通に見られた
湖(水溜り)の中央にある太陽光発電の装置にはカワウが日光浴をしていた

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カイツブリ
カイツブリは岸のほうに寄って来なかったので証拠写真程度しか撮れていない
アップで撮る機会はこれから何回もあると思う

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バン
バンは全身が黒くくちばしが朱色
遠くの水面にいたこの鳥は最初わからなかったが、バンの幼鳥であった

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カルガモ
冬鳥になるカモ類は日本(関東)に来る時期が少し遅くなる
もうコガモが来たとの情報が観察センターに出ていたが確認できなかった
写真は渡りをしない留鳥のカルガモである

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キジバト
どこにでも普通にいるキジバト
至近距離で鮮明な絵が撮れたので一応アップしておく

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ウミネコ
カモメの仲間ではウミネコがいた
この鳥はなんとなく人相が悪く、いじわるそうな顔をして
いる
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ダイゼン
谷津干潟の鳥の締めくくりはダイゼン
夏は北極海沿岸で過ごし冬はアフリカ・オーストラリア・南米と南半球に渡るグローバルな鳥である
今回は割と動きのある写真をものにすることができた

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by mustachio | 2016-09-15 20:41 | Comments(3)
Commented at 2022-01-01 17:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 谷津干潟 at 2022-01-01 17:33 x
関戸優希
Commented by 蛇口浩敬 at 2022-01-01 17:34 x
谷津干潟


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