2017年 03月 03日

浮間公園のアカハジロ

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3月に入ってすぐ、都内板橋区の浮間公園にアカハジロを見に行った
我々が住む練馬区はちょうど70年前に板橋区から独立した区で浮間公園は近い
アカハジロは東アジアに棲息する鴨で満州付近とインドシナ半島方面を往復する渡り鳥だが最近数が減って絶滅が心配されているという
日本でも記録はあるもののここ数年は関東地方での観察例がないというくらいの珍鳥なのだが、どういうわけか今年は1羽のオスが浮間公園にやって来て野鳥愛好家の中では公知の事実となり見学者も多い

アカハジロ
そのアカハジロはホシハジロの集団に混じって池に浮かんでいた
頭が黒に近い暗緑色である点はマガモに似ているが嘴は灰色でオスの目(虹彩)が白いのが特徴のようだ
通常は水面にじっとしているのであまり愛想がないが、ごくたまに起きて動きだし水掻きで頭をかいたりして変化を見せてくれる
冬鳥なので間もなく北へ帰っていくことは間違いないが、来年も日本に来てくれるかどうかは定かではない
まさに一期一会である
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ホシハジロ
こちらのホシハジロはユーラシア大陸に広く分布し数も多い
分類的にもアカハジロとは近い種類で、先ほどのアカハジロは何かの加減でホシハジロの群れに迷い込み同一行動で訪日したものと思われる
ヒドリガモと色使いが似ていて野鳥を見始めたころは混同していたが、最近では明確に区別できるようになった
ホシハジロのオスは怖い顔だがメスのホシハジロは黒目勝ちで可愛い
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ミコアイサ

メスが可愛いという点ではこのミコアイサも負けていない
ミコアイサのオスはパンダガモのニックネームもあるように白黒の2色刷りで目の周りがパンダのように黒い
オスのミコアイサは見る機会が割と多いがあまりメスと一緒に見ることがない
メスのミコアイサは写真のように白黒のモノトーンではなく髪の毛が茶色で目元が黒い
もしかするとこれだけ近い距離でミコアイサのメスを見るのは初めてかもしれない
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オナガガモ

数は少なかったが浮間公園にはオナガガモもいた
この鴨は場所によってはいやになるほど数がいるので最近ではあまりシャッターを切らないのだが背中の毛並(羽模様)は美しいと思う
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オオバン

茨城県でも撮影したオオバンが東京の浮間公園でも泳いでいた
この鳥は繁殖力が強く世界的に数が増えているようだ
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バン

オオバンはデザインが地味だがバンは嘴が真っ赤で視覚的にメリハリがある
当日の写真撮影枚数はバンのほうがオオバンよりはるかに多かった
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カイツブリ

前の週に北風の中、茨城の涸沼で撮ったカイツブリは冬羽だったが、東京のカイツブリは夏羽になっていた
気候条件はそれほど差があるようには思わないのだが
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アオサギ

浮間公園のアオサギも他の場所と変わらずただじっと立っているだけだった
けして眠っているわけではなく目はしっかりとあけているようだ
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ヒヨドリ

ただのヒヨドリ
割と可愛い顔をしていたのでレンズを向けた
普段見るときはただの黒っぽい鳥と思うのだが、よく見ると色彩的には結構いいセンスが感じられる
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ハシボソガラス

ただのカラス
というかこちらはハシブトガラスではなくハシボソガラスのようだ
街の中に普通に見られるハシブトガラスがもう少し嘴が太く、頭の形がおでこになっている
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ユリカモメ

浮間公園の池にはカモメもいた
東京湾を渡るモノレールの愛称にもなったユリカモメだが留鳥ではなく冬鳥である
ユリカモメの夏羽は頭が真っ黒になり白いアイリングがチャームポイントになるが、冬羽は冬羽で清楚なイメージが好ましい
近い距離に数羽がとまっていたので望遠レンズでドアップを撮影した
(一般にカモメは目つきが悪いのが難点だがユリカモメの目は可愛い)
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ムクドリ

浮間公園の後、時間があったので荒川上流の秋ヶ瀬公園(さいたま市)へ移動した
10年前はこの公園も自然が豊かだったが今は鳥より野鳥観察者のほうが多いくらいになってしまった
まずは自宅の近くでも見られるムクドリである
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カワラヒワ

カワラヒワははるか遠くにいる個体を望遠レンズで撮影したので鑑賞に値する写真ではない
ごく普通の鳥だと思うが個人的には今年は初めてになる
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ツグミ

どこへ行っても必ず出てくるのがこのツグミ
秋ヶ瀬では地上で採餌中というわけではなく枝に止まっていた
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シロハラ

鳥が少なくなった秋ヶ瀬公園で逆に数が増えたように思うのはこのシロハラ
散歩道の脇で平気な顔で採餌している
この鳥も冬鳥なのでもうすぐ旅立ってしまうはずだ
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ハシビロガモ

今年の冬は(関東は)ほとんど雨が降らなかったので秋ヶ瀬公園は全体的に乾いていた
わずかに残されている池でスキミング採餌をしていたのがハシビロガモのカップル
幅広の嘴で採りこんだ水からプランクトンを集めるというが、プランクトン程度の餌で体力が維持できるのだろうか
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カルガモ

こちらのカルガモは植物食(種などを食べる)のようで頭を水の中に突っ込み採餌していた
鴨には水面採餌ガモと潜水採餌ガモの2種類がありカルガモは水面採餌タイプのようだが、秋ヶ瀬公園では半潜水のアクロバット採餌がほとんどのようだった
カルガモは種としては渡りをしないわけではないようだが、関東では居残ったまま繁殖する例外的な鴨だ
3枚目の写真は風景としてカルガモの採餌を写したもの  3月とはいえ周辺は冬景色だ
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春の気配

浮間公園でも秋ヶ瀬公園でも早春の花が咲き始めている(ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリが標準的な3種である)
越冬蝶のモンキチョウも飛び出して冬景色の中にやっと春の気配が感じられるようになった
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by mustachio | 2017-03-03 12:00 | Comments(0)


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