還暦からのネイチャーフォト

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2017年 08月 11日

池の平湿原散策(後編)


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タイトルの通り「後編」、前回の続きである
池の平周辺は植物の種類が多くブログ1篇に収めるのが苦しかったので前・後編の2部構成とした
後編で取り上げるのは夏の盛りの花(秋の花)と昆虫・鳥などである

ワレモコウ
ワレモコウは感覚的に秋の花だ
小さな花の集合体であるがその花にも花弁がなく、赤茶色の花弁に見える部分は萼片である
この植物はゴマシジミという蝶の食草で5~6年前まではゴマシジミ撮影のためワレモコウを探して歩いたものだ
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イタドリ
どこでも見られるような平凡な植物であるが、山の上で見るとなかなか雰囲気があり「絵」になる植物でもある
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ホツツジ
ツツジ科の落葉低木
酸性の山地を好むようで草津など温泉地周辺には多い
筒状の花から花柱が飛び出した状態が可愛い
(写真のホツツジは花柱が反り返っているのでミヤマホツツジのようだ)
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カラマツソウ
カラマツソウが咲き始めていた
キンポウゲ科の植物には花弁がないものが多いが、カラマツソウも例外ではなく白い糸のように見えるのは雄蕊である
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コキンレイカ
オミナエシ科オミナエシ属の植物でハクサンオミナエシともいう
秋の花というよりは7~8月に咲く夏の花なのだが、オミナエシが秋のイメージなので秋を感じさせる花だ
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アキノキリンソウ
名前の通り秋に咲くキク科の花
別名アワダチソウというが外来種のセイタカアワダチソウより穂は密集しているように思う
山でこの花を見かけると秋の到来を感じることになる
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マルバダケブキ
マルバダケブキも一部花が咲き始めたものが見られた
マイフィールドとしている野反湖では8月のお盆過ぎになると湖畔にこのオレンジ色が目立つようになる
池の平は少し標高が高いせいかシーズンは先行しているようだ
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コウリンカ
漢字で書けば紅輪花
マルバダケブキと同じキク科の花で雰囲気はよく似ているが、花弁が細いので繊細な感じがする
オレンジはこちらのほうが濃い
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ツリガネニンジン
キキョウ科の植物はツリガネニンジンくらいしか見られなかった
反り返ったような細い萼片が目立つ
まだ秋には早いのだろうか
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マツムシソウ
こちらも秋の高原を代表する花
といっても山の花なので8月から咲き始める
個人イメージとしては晩夏の花だ
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ヤナギラン
こちらも晩夏の象徴
ヤナギランが咲き始めると夏休みの終わりを意識するのは昔からだ
池の平では7月末なのにもうピンク色のヤナギランが咲き始めていた
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アキアカネ
夏の山には赤トンボが多い
赤トンボにはいろいろな種類がいるのだが、普通はナツアカネかアキアカネである
ナツアカネとアキアカネの識別は胸部の黒い線でこの線が途中で切れているのがナツアカネだ
フィールドでは細かいところまで気にしないが一、応横位置の胸の写真だけは押さえておくと後で判別に苦労することがない
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カタキハナカミキリ
シシウドの花にはハナカミキリが集まっている
肩の部分に黄色いところがありカタキハナカミキリのようだ
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キシタギンモンウワバ
イブキジャコウソウには昼行性の蛾が吸蜜していた
蛾は種類数が多くとても覚えきれないが昼間の蛾は少しずつ覚えるようにしている
この蛾は「黄下銀紋上羽」だと思う
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スジグロシロチョウ
この日のコースはもともと蝶が多いところではない
8月中旬になるとベニヒカゲが登場してにぎやかになるのだが7月下旬では未発生である
シロチョウ類も普通のスジグロを1度見ただけだった
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オオチャバネセセリ
本来なら平地にもいるはずのオオチャバネセセリだが最近は数が減っている
それでも山岳地帯ではまだ生き残っているようだ
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コチャバネセセリ
コチャバネはオオチャバネより数が多い
この蝶も7月下旬ごろ集中的に発生するのだがすぐ姿を消してしまう
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クロヒカゲ
クロヒカゲは低地から高地まで分布域が広い
今年もクロヒカゲモドキが未撮影に終わったので、前翅裏面の輪状紋は念のためチェックしてみるが普通のクロヒカゲばかりだった
クロヒカゲモドキは高地に生息しないと思う
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ジャノメチョウ
クロヒカゲが林の中など薄暗いところに多いのに対し、ジャノメチョウは明るいところに多い
今回は一度見かけただけであった
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ヒメアカタテハ
イブキジャコウソウで吸蜜していたタテハはヒメアカタテハ
このタテハは飛翔能力が高く行動範囲が広い
アキアカネと同じように夏場は高地に移動して涼をとるのだろうか
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コヒョウモン
ヒョウモン類は数が多かったが種類は多くなかった
小型のほうはコヒョウモン
実をいうとこのコヒョウモンとヒョウモンチョウは非常によく似ていて識別が難しい
前翅内縁近くの中央黒斑の位置の違いなどフィールドではなかなか確認できるものではない
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ギンボシヒョウモン
大型のヒョウモン類はギンボシヒョウモンだった
この蝶もウラギンヒョウモンによく似ていて生息地も共通なので識別しにくい
もっとも後翅裏面前縁の銀白斑の数が異なるので、裏面が確認できればフィールドでも識別可能である
当日はウラギンヒョウモンは出てこなかったと思う
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ルリビタキ
散策レポートのトリ(最後)は鳥になった
登山路の途中で見つけたのはルリビタキ
150~450の望遠レンズ付きカメラを持っていたので落ち着いて撮影することができた
家内の意見ではオスの若鳥だということだ
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by mustachio | 2017-08-11 12:00 | Comments(2)
Commented by himeoo27 at 2017-08-14 16:43
昨日、このあたりを歩き回ってみました。
小雨交じりの生憎の天気でしたが
シロチョウ類は、
モンシロチョウ、モンキチョウに混じって
1頭だけですが
ミヤマモンキチョウも飛んでいました。
Commented by mustachio at 2017-08-16 16:58
himeooさん
ご無沙汰しています
今年の8月は雨が多くて天候がすっきりしませんね
このまま秋になってしまうのでしょうか


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