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2010年 08月 22日

大月・富士5湖・朝霧高原

夏の蝶探索 山梨方面ドライブ

連日の猛暑の中の8月18日、夏の蝶に会いに中央高速で山梨方面へ出かけた
正直なところ、ツマジロウラジャノメやヤマキチョウを狙っての撮影行だったが、これは空振り
8月はなかなか日程が取れないので、この2種は来年へ持ち越しとなるかもしれない

この日は晴天(夕方雷雨)だったが、標高の高いところは気温も低く、全国的にも有名な「練馬の暑さ」を回避することはできる

蝶の種類、数はまずまずで、キベリタテハとアサギマダラは多かった
珍しい蝶としてはアオバセセリ、アサマイチモンジなど
植物はもう「秋の花」が始まっている

晩夏の蝶
アサギマダラ
アサギマダラは秋(晩夏)の蝶なのだろうか
初夏にも出会うことがあるが、初秋の山で多数のアサギマダラを見ることが多い
南の島でも近似種を含め数が多いので、季節のイメージがはっきりしない
写真としては絵になりやすいほうだが、いるときは数が多すぎてスポイルしてしまいがちだ
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キベリタテハ
こちらは間違いなく8月の蝶
越冬蝶なので北海道では6月に多数のキベリタテハに出会うが、翅が傷んでいるものが多い
8月のキベリタテハは新鮮で、翅の縁の黄色い帯とライトブルーの水玉が鮮やかである
夏休みの終わりごろから登場するので、キベリタテハに会える昆虫少年は多くないが、少年時代から数えたこの50年間ではあまり発生数が減っていないように思う
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イチモンジセセリ
イチモンジセセリも夏の終わりの蝶
この季節になると数がやたらと増え、他のセセリチョウがどこかへ消えてしまう
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アオバセセリ
朝霧高原のサンショウの花にアオバセセリが来ていた
この蝶のイメージは「5月の蝶」で、これは第1化
第2化は当然夏の蝶になるが、なぜか出会うチャンスが少ない
翅が少し痛んでいたし、高い位置で望遠撮影となってしまったが、青緑の輝きと鮮やかなオレンジの斑紋は健在だった
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ジャノメチョウ
個人的な印象ではジャノメチョウも真夏の蝶だ
イメージ的に暑苦しいが、さわやかな高原を飛ぶので悪い印象はない
猛暑の都会にいるようだと目の敵にされそうな蝶である
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アサマイチモンジ
これも朝霧高原で、アサマイチモンジに出会った
この蝶は普通種のイチモンジチョウに大きさ・模様が酷似しており、静止した状態でないと見分けがつかない
イチモンジチョウと混生するうえに、ここに行けば必ずいるという産地固定の種類でもないので、意外と撮影が難しい
今年はどういうわけか新潟に続いて2回目の出会いであった
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ヒメキマダラヒカゲ
さして珍しい蝶ではないが、標高の高い所にしかいない
といっても高山蝶ではなく、登山口の蝶だ
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初秋の草花
キオン
初秋の林道で見かける花はマルバダケブキかキオン、ハンゴンソウなどが多い
キオンとハンゴンソウは姿形がよく似ていて、葉の形(切れ込みの有無)で見分ける
この日はキオンをよく見かけたが、ハンゴンソウは全く見なかった
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マルバダケブキ
この花の黄色も森の中で目立つ
鹿の食害にあわないので増えている植物だという
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センニンソウ
標高に関係なく平地も多い
季節的に初秋の花で8月がハイシーズンだと思う
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ヘクソカズラ
ついでに平地にも多い花のヘクソカズラ
中央が赤い日の丸構図の花は個性があるが名前がいかにも悪い
おかげで覚えられやすいというメリットもあると思うが
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コマツナギ
初秋というイメージではなく7月ごろから咲いているピンクの花
ミヤマシジミという蝶の食草なのでよく覚えている
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ゲンノショウコ
「現の証拠」というインパクトのある名前で下痢止めや腹痛に効く薬草
関東で見るゲンノショウコはほとんど白花だが、昔住んだことがある九州や岡山では赤い(ピンクの)花が普通だった
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タチフウロ
フウロソウ科の花は基本的には夏の花
ハクサンフウロ、アサマフウロなど目立つ花が多いが、タチフウロはゲンノショウコに似て地味な雰囲気があり、秋を感じさせる
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ツリフネソウ
この花も夏の花だが、秋の雰囲気が漂う
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ハコネギク
キク科の花は同定が難しい
もしかすると間違っているかもしれないがとにかく野菊だと思って見ればよいと思う
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ヒメトラノオ
トラノオにはサクラソウ科のオカトラノオとゴマノハグサ科のヒメトラノオがある
薄紫のヒメトラノオは秋の花だ
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ミヤマアカネ
赤トンボは間違いなく季節のシンボル
今回の散策では珍しくミヤマアカネが多かった
アキアカネもナツアカネもノシメトンボも見かけず、赤トンボはこのミヤマアカネだけだったような気がする
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by mustachio | 2010-08-22 17:03 | Comments(2)
2010年 08月 08日

上高地

上高地の蝶と花

オオゴマシジミの翌日、家内と上高地を散策した
コースは河童橋から徳沢の往復で、距離にして12~13キロ程度
個人的な目的は、去年もトライしたツマジロウラジャノメ 徳沢手前のガレ場にはよく出るとの話を、昨年現地の自然保護監視員の方にお聞きしていた
が、結果は、残念ながら空振り 来年以降へ持ち越しとなった

ハイシーズンの上高地はとにかく人が多い 人の目があるのでネット屋さん(採集家)が入り込む可能性はまずない
だからオオイチモンジなどの希少種が生き残れるのだと思う
ただそれにも増して人の数が多いので、残念ながら少しずつ自然破壊も進んでいるようだ
マイカー規制も観光バスには適用されず、ツアーの団体客がやたらと多い
入山できる車を電気自動車など低公害車に限定して、団体客にも乗り換えを強制すべきだと思うがいかがなものだろうか

クモマベニヒカゲ
クモマベニヒカゲは完全な高山蝶でベニヒカゲよりはるかに高い山に棲息するという先入観がある
標高の高い岳沢などは両種が共存する
それよりはるかに低い上高地ではベニヒカゲの世界と思うが、自分の経験では上高地のベニヒカゲはまずクモマのほうだ
この日も徳沢近くで出会ったのはクモマベニヒカゲのほうだった
(望遠レンズで飛翔写真が撮れたので4枚もアップすることにする)
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オオイチモンジ
北海道に行けばかなりの数が見られるオオイチモンジだが、本州の中部山岳地帯では希少種となっている
上高地ではネット屋さんがいないせいか、シーズンにはたいてい出会うことができる蝶で、この日も白帯の幅が広いメスの個体を撮影できた
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コムラサキ
この日はコムラサキをよく見かけた
タテハチョウの特徴で獣糞に集まる傾向があり、5~6頭が群がっていた
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スジボソヤマキチョウ
夏の蝶としては普通種でちょっとした山へ入れば、数は多い
ところが近似種のヤマキチョウのほうはめったにお目にかかれない
スジボソヤマキチョウはクロウメモドキ科の植物全般を食草とするのに、ヤマキチョウのほうはクロウメモドキ科のクロツバラしか食べないという偏食が災いしているようだ
飛んでいる姿では両種の識別は困難で、静止したところをファインダー越しに確認する必要がある
ヤマキチョウの特徴を捉えた写真がないので是非と思っているが、この日もスジボソのほうだった
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オタカラコウ
河童橋から明神、徳沢のメインルートは完全な林間コースで薄暗い
この時期オタカラコウの黄色はよく目につく
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カニコウモリ
薄暗い林道に多いのがカニコウモリとコウモリソウ
葉の形が蝙蝠に似ていて、カニのように横に拡がっているのがカニコウモリだ
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コウモリソウ
こちらがコウモリソウ
葉の形が蝙蝠に似ている
ところが図鑑をチェックしてみるとコウモリソウの分布域は関東から近畿だという
北のほうに分布する類似種にヨブスマソウというのがあり、ヨブスマとはムササビのことだそうだ
写真はムササビのほうかもしれない
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ガンクビソウ
煙管の雁首に似ているので雁首草
林道脇で見つけたが、目立たない小さな花だ
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キツリフネ
これは普通種
花が葉のすぐ下にあり、家内がハガクレツリフネではないかという
帰って図鑑を見るとハガクレは花が淡紅紫色で、黄色いものはないことがわかった
しばらく植物から遠ざかっていたので二人とも感が鈍っているようだ
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コガネギク
別名ミヤマアキノキリンソウ
秋の花だが8月ごろからよく見かける
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サワギク
こちらは別名ボロギク
花の後の冠毛がボロクズのように見えるからボロギク
写真でもボロがはっきり写っている
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ジャコウソウ
林間では紫の花が目立つ
何回も見たことのある花だが、現地では名前が思い出せなかった
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タテヤマウツボグサ
平地にも多いウツボグサの高山型
花弁が長いのでこれはタテヤマのほうだと思う
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トモエソウ
この花は昔から上高地に多かった
今回は2~3ヶ所でしか見かけなかった
残ってほしいきれいな花だ
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ハンゴンソウ
秋の代表的な野草
類似種にキオンがあるが、ハンゴンソウのほうは葉が羽状に深裂するので区別できる
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ヤマトリカブト
殺人事件で有名になったので嫌いな人もいるようだが、美しい花だと思う
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ヤマハハコ
普通の山で出会える野草
エーデルワイズの仲間ではあるが、ウスユキソウとは趣が誓う
林道の明るいゾーンに多かった
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by mustachio | 2010-08-08 23:30 | Comments(0)
2010年 08月 08日

オオゴマシジミ

オオゴマシジミ撮影行

8月5日
オオゴマシジミ撮影のため岐阜県の林道まで足を伸ばした
ここ数年、何回かオオゴマシジミに挑戦し、群馬県や長野県の山奥へ出かけたが不発に終わっていた
実をいうとこのオオゴマシジミも近似種のゴマシジミも中学・高校時代には出会ったことがなく、リタイア後の蝶再開以来、大きな目標の一つにしていた
ゴマシジミのほうは数年前にクリアしたので「今年こそオオゴマを」と狙っていたところ、ある方から情報をいただいたので、少しタイミングが早すぎる懸念もあったが、出かけてみることにした

結果はバッチリで、発生したばかりと思われるオオゴマシジミを何頭も見ることができた
同日撮影した他の蝶や植物の写真と併せ、掲載したい

オオゴマシジミ
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コムラサキ
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コヒョウモン
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サカハチチョウ
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ウバユリ
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クサボタン
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ソバナ
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ヤマオダマキ
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ヤマホタルブクロ
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by mustachio | 2010-08-08 14:09 | Comments(0)