還暦からのネイチャーフォト

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2010年 10月 23日

八重山の蝶(2)

西表島・石垣島 撮影行(2)

10/17~20撮影行の後編は次の通りである

タテハチョウ科の蝶

タイワンキマダラ
南国のタテハチョウ科で希少種はタイワンキマダラだと思う
1回目の西表訪問で目撃しながら撮影できず2回目でリベンジした思い出の蝶だ
今回の訪問では予想外に数が多く、十分撮影することができた
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リュウキュウムラサキ
ムラサキ系統のタテハも数が少ない
狙っていたメスアカムラサキには遭遇できず、リュウキュウムラサキも傷ついた個体しか撮影できなかった
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タテハモドキ
こちらは現地では普通種
空き地のような草原に多い
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アオタテハモドキ
アオタテハモドキもタテハモドキ同様、数は多い
ただ晴天でないと活動が鈍く、特有のブルーも精彩を欠いていた
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イシガケチョウ
沖縄本島には多いが、八重山では数が少ないように思う
それでもあちこちで出会った
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リュウキュウミスジ
本州のコミスジと同じように沖縄の普通種
地域的に棲み分けており、八重山で見るこの種類は必ずリュウキュウミスジだ
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ジャノメチョウ科の蝶

リュウキュウヒメジャノメ
こちらも本土のヒメジャノメと同じように沖縄限定の普通種
ヒメジャノメより翅裏の白線がくっきりと目立つ
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マサキウラナミジャノメ
八重山にはマサキウラナミジャノメとヤエヤマウラナミジャノメが棲息する
今回は後翅裏面の白帯が目立つマサキウラナミジャノメしか見かけなかった
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ウスイロコノマチョウ
いつも暗い所にじっとしているので見つけにくい
今回は2ヶ所で遭遇した
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マダラチョウ科の蝶

マルバネルリマダラ
南方からの迷蝶
西表や石垣に定着しつつあるとの情報は得ていたが今まで未撮影だった
西表の祖納地区で撮影したが、ツマムラサキマダラより一回り大きく迫力があった
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ツマムラサキマダラ
こちらも外来種だが八重山諸島や宮古島では定着したようで大きな顔をしている
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オオゴマダラ
蝶園などで飼育されており珍しさはないが、大きくて動作がゆっくりしているので、自然の中で出会うとホッとする
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リュウキュウアサギマダラ
石垣や西表にも普通のアサギマダラがいる
しかし数の点ではこちらのリュウキュウアサギのほうが圧倒的に多い
似たような姿でコモンマダラ系の迷蝶がいるため、常にチェックしているが、100%リュウキュウアサギで珍蝶に会ったことはない
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スジグロカバマダラ
初めて南の島を訪れる人はこのスジグロカバマダラに感動する
しかし、あまりにも数が多いのですぐ飽きてしまう
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カバマダラ
色合いはスジグロカバマダラと同じだがカバマダラのほうが清楚な感じがする
もともとスジグロより数は少ないが、今回西表では1頭も見なかった(撮影地は石垣)
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セセリチョウ科の蝶

コウトウシロシタセセリ
今回の撮影行の目玉の一つ
リタイア後最初の南西諸島訪問で初めて出会ったが、写真を撮れたのは破損個体だった
その後何回も挑戦したが再会できず、今回は是非写真を更新したいと心に秘めていた
おかげで西表と石垣で2回も出会うことができ、写真も撮影できた
ただ、よく似たオオシロモンセセリは今回は1頭も見かけなかった
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クロセセリ
八重山では普通種
本土に棲息範囲を拡大し、関西方面には進出していると聞く
地味だが花に来ることが多い
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クロボシセセリ
クロセセリと名前が似るが上品なセセリチョウだ
ただ名前のイメージはよくない
翅裏の模様は特徴的だが、翅表は普通のチャバネセセリ系だ
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ネッタイアカセセリ
本土にいるキマダラセセリによく似たセセリチョウ
地域的に似たような種類は八重山には他にいないので間違えることはない
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チャバネセセリ
逆に、八重山にはチャバネセセリに似た仲間が多く識別に苦労する
チャバネセセリは本土にもいるが、どちらかというと島で見ることのほうが多い
後翅裏面の白班は薄くて見えないことのほうが多い
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トガリチャバネセセリ
翅の先がとがっているのでトガリチャバネセセリというが、目立って尖っているわけではなく、フィールドではわからない
チャバネセセリより白班列が明瞭な点がポイントだと理解している
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ヒメイチモンジセセリ
八重山には本土と同じ普通のイチモンジセセリもいるのでややこしいが、後翅裏面の白点列は目立たず2点ぐらいしか見えないことが多い
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ユウレイセセリ
最後のセセリはユウレイセセリ
前の3種によく似ていて識別が難しいが、後翅裏面の白班は3個
しかも離れて3個あるので、一応識別の基準としている
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by mustachio | 2010-10-23 00:45 | Comments(1)
2010年 10月 22日

八重山の蝶(1)

西表島・石垣島 撮影行(1)

10月17日から20日まで家内と西表(石垣経由)へ行ってきた
たまたまスケジュールの空きができたため急きょ日程を組んで飛び出したが、あいにく台風13号に刺激された秋雨前線とぶつかり、旅程の半分は雨だった(奄美大島集中豪雨のあの大雨である)
石垣は昨年以来だが西表は4年ぶりになる
3回目(石垣は6回目)の訪問でポイントはつかめており雨の合間をぬっての撮影となったが、蝶に関しては40種近くの「南国の蝶」を撮ることができた

近いうちにホームページ「還暦からの蝶200種」に反映させる予定だが、とりあえず今回撮影した蝶の写真を科別にブログアップすることにしたい

アゲハチョウ科の蝶

クロアゲハ
別に南国の蝶ではないが、南の島のクロアゲハは後翅外縁の赤色弦月紋が異常に発達して別種のイメージがある
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シロオビアゲハ
八重山では普通のアゲハだが、今回はあまり見かけなかった
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ベニモンアゲハ
今回の旅行では新鮮な個体が多く見られた
深紅の胴体は何回見てもインパクトがある
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ヤエヤマカラスアゲハ
八重山地方のカラスアゲハは青みがなく、黄緑に近い緑色をしている
写真の個体はかなり傷んでいるが、特徴的な緑色は維持している
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シロチョウ科の蝶

ウスキシロチョウ
写真は無紋型のもの
雨の中で羽化したばかりの個体である
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タイワンシロチョウ
以前石垣のバンナ公園での初見以来、出会ったことがなかった
7年ぶりくらいの再会になる
感激のご対面だ
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ツマベニチョウ
この蝶に会わないと南の島へ来た気がしない
1か所に長居せず、すぐ河岸を変えるせっかちな性格は昔から変わらないようだ
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ナミエシロチョウ
今回は割とよく見かけた
純白のオスもモンキチョウに似たメスも新鮮な個体が多かった
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シジミチョウ科の蝶

アマミウラナミシジミ
八重山諸島の路傍や林縁部にはウラナミシジミ系の蝶が多い
いずれも動作が素早く、飛翔中の撮影は難しい(いずれもメタリックブルーに輝くので翅表の写真がほしいのだが今回も撮れなかった)
アマミウラナミシジミの翅裏は全面波模様がある
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ルリウラナミシジミ
アマミウラナミより少し小型でブルーは濃い
止まっていれば前翅裏面の根元にウラナミがないので区別できる
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ヒメウラナミシジミ
ウラナミシジミの仲間だが基本的に尾状突起がないのですぐわかる
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シロウラナミシジミ
基本的には迷蝶なのだが西表島の白浜には完全に定着している
4年前にも撮影しているが今回も健在だった
最終日に行ったバンナ自然公園(蝶園)では、食草のシュクシャを栽培し、シロウラナミシジミの人工飼育に挑戦していた
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クロマダラソテツシジミ
昨年初対面の蝶だが、繁殖力が強くあっという間に南西諸島に居座ってしまった(食草のソテツを頼りに関東や関西にも進出している)
ウラナミシジミやオジロシジミに似ていて紛らわしい
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タイワンクロボシシジミ
数はさほど多くないが、西表でも石垣でも林縁にチラチラしている
モノトーンだが尾状突起も付いていて、立派なシジミチョウだ
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ホリイコシジミ
非常に小さい蝶だがこちらも健在だった
マクロレンズで撮ってもなかなか全面にピントが合わない
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by mustachio | 2010-10-22 19:08 | Comments(0)
2010年 10月 09日

アカエリヒレアシシギ

秋ヶ瀬のアカエリヒレアシシギ

アカエリヒレアシシギ
あまり馴染みのない名前だが、日本では珍鳥のようである 私が以前写真を撮ったのは与那国島だから、普通に見られる鳥ではない

そのアカエリヒレアシシギがさいたま市の秋ヶ瀬公園にいるというので、バードウォッチャーの間ではちょっとしたブームになっている
家からも遠くないので、家内に付き合って見に行ってきたが、ウィークデイの午後なのにカメラマンが多数集まっていた

昆虫好きの世界では珍しい虫が見つかっても絶対に場所を公開しない
採集家が行って撮らずに採ってしまうからである
その点、鳥屋さんの世界では大らかで情報交換が頻繁に行われる インターネットにもすぐ情報が登場する
虫屋さんのほうは限られた仲間内だけでこそこそと情報交換をするので、どうしても暗いお宅のイメージが付いて回る

さて、アカエリヒレアシシギだが、長い脚で歩きながら餌を採るシギのイメージではない
動きはカモと同じで水面を泳いでいる(魚ではなくミズグモなどを食べていた)

色がモノトーンで名前のように襟が赤くない 家内に聞いたら襟が赤くなるのは夏羽だそうだ
鳥は夏と冬で衣装替えをする種類があり、紛らわしい

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by mustachio | 2010-10-09 12:04 | Comments(0)
2010年 10月 09日

鷹の渡り(伊良湖岬)

渡りの季節

10月に入るとさすがに「蝶の季節」は終わる
蝶から他に目を転ずれば、自然界はまだまだ活動の季節である

10月1日、家内と東名を走って愛知県の伊良湖岬へ「鷹の渡り」を見に出かけた
伊良湖岬の駐車場は東に伊良湖ビューホテル、西に灯台や神島を望む何の変哲もない「ただの駐車場」である(周りには土産物屋が並んでいる)
ここが鷹の渡りのポイントとなっていて朝早くからバードウォッチャーが待機して一日空を見上げている
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サシバ
鷹は種類も多く識別もかなり難しい
伊良湖岬で多いのはサシバ
飛ぶ数が多くシャッターチャンスも多いのでかなりアップの写真が撮れる
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ハチクマ
サシバより翼の幅が広くゆったりと羽ばたきながら飛ぶ
頭は相対的に小さく首が長い
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ノスリ
別称「クソトビ」
下から見上げると鳶より白っぽく、翼の先端と中央部(翼角)の班が黒い
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ミサゴ
腹(下面)が白いのでわかりやすいが、真下から見上げたのでは頭の白いのが確認できない
成鳥で頭が白い鷹はミサゴぐらいだと思う
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ヒヨドリ
もちろん鷹の仲間ではない普通のヒヨドリ
伊良湖では鷹よりも数が多く、群れをなして西へ渡っていく
ヒヨドリは東京の街中にも多いので、鳥に詳しくない方は「渡り」をご存じないかと思うが、立派な渡り鳥である(ただ渡りをしない留鳥のヒヨドリもいて、これも同じヒヨドリである)
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ヒガンバナとコスモス
帰り道でヒガンバナやコスモスの写真を写した
暑かった夏が終わって秋が始まったようだ
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by mustachio | 2010-10-09 10:45 | Comments(0)