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2011年 02月 23日

2月の鳥(ルリビタキとサカツラガン)

2月の鳥(ルリビタキとサカツラガン)

2月は短い
アウトドアに蝶がいないのでどちらかというとインドア派に転身してしまう

インドア作業では未公開だった2年前のコスタリカの写真をアップしたが、ネイチャーフォトグラファーとしてはさびしいのでリアルタイムの(今年の)写真を載せることとしたい
被写体は(家内に付き合って)鳥ということになる

2月18日に軽井沢へ出かけた ルリビタキなど冬の鳥がターゲットだ
2月21日は館林の多々良沼に行った サカツラガンが入っているという情報もあり、水鳥の写真を撮りに行った

軽井沢のルリビタキ
ルリビタキは軽井沢にしかいないわけではない
さすがに都会の鳥ではないが、東京の郊外にも出没する
軽井沢の友人が軽井沢の雲場の池周辺に定着していることを確認しているので、遊びのつもりでポートレートを撮影しに出かけた
胸の部分にかすかにブルーが入っている個体と、胸が真っ白な個体がいて、真っ白なほうは人見知りするタイプ
雪の上でポーズをとっているいるのは慣れているほう
ヒタキ類は目が可愛い鳥で、遊んでいると時間がたつのを忘れてしまう
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ジョウビタキ
先月メスがテリトリーを張っていた場所にオスが居座ったようだ
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ツグミ
東京の我が庭にも遊びに来る普通の鳥だが雪の上だと何となく存在感がある
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セグロセキレイ
こちらも雪の上 2月の鳥らしく雰囲気を出した
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ミソサザイ
先月も撮ったが、ミソサザイは軽井沢のイメージを持つ鳥だ
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多々良沼のサカツラガン
サカツラガンは珍鳥の部類に入るらしい
数十年前は東京湾にも飛来していたようだが、最近ではめったに見られない
(もっとも多摩動物園などに行けば飼育されたサカツラガンをいくらでも見ることができる)
鳥の情報は(蝶と違って採集者がいないので)比較的オープンでネットでもすぐ紹介される
現地に行けばたいてい何人かのカメラマンがいて鳥の所在はすぐ確認できる
当日は光線状態も良くまさに「図鑑写真」を撮ることができた
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資料を確認したわけではないので勘違いかもしれないが、サカツラガンのサカツラは「酒面」のことだと思っている
「コスタリカの鳥たち」にサカツラハグロドリが登場したが、目の周りが赤いいかにも「のん兵衛」に見える鳥である
こちらのサカツラガンのほうはどう見ても酒飲みに見えないが、どうしてこのような名前が付いたのだろうか
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最後の写真はコハクチョウに小突かれているサカツラガンである

オオハクチョウとアメリカコハクチョウ
コハクチョウが登場したので当日撮影したオオハクチョウとアメリカコハクチョウを載せておく
オオハクチョウは嘴のかなりの部分が黄色くアメリカコハクチョウは嘴全体が黒い
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2月の鳥・追加(キガシラシトド)
2月中にもう一度鳥見に出かけたので写真を追加しておきたい
日にちは2月25日、気温が20度近くまで上昇した日である
場所は松戸の江戸川河川敷
日本では迷鳥となるキガシラシトドの撮影に出向いた
現場には15人程度のカメラマンが集結しており1時間に1回程度の珍鳥の登場を根気強く待っている
(餌付しているので待っていればスターは必ず舞台に現れる仕組みだ)
誰が撮っても同じように写ると思うが、可愛い鳥なので5枚ほどアップさせていただく
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キガシラシトド撮影現場の近くでキチョウ、キタテハ、ウラギンシジミと越冬蝶を3種見かけた
「蝶の季節」が近づいたようだ

by mustachio | 2011-02-23 15:52 | Comments(0)
2011年 02月 22日

コスタリカの鳥(蝶)たち(5)

コスタリカの蝶たち

コスタリカの鳥の写真は前回で掲載を終わりました
参加したツアーはバードウォッチングが目的のものでしたので、鳥に詳しいガイドが同行されましたし、バードウォッチャーの家内からも指導と協力が得られましたので、ほとんどの鳥の写真に名前を付けることができました
最後の回はタイトルを「コスタリカの蝶たち」とします

個人としては鳥よりも蝶が詳しいのですが、とにかく外国の蝶はお手上げです
台湾など東南アジアの蝶はある程度日本の蝶と共通項があるのですが、中南米の蝶となると全く名前がわかりません(図鑑はあると思いますが結構高価で手が出ません)

いつものことですが、海外のバードウォッチングツアーに参加するときは鳥用のカメラ(400ミリ)と蝶用のカメラ(100ミリマクロ)の2台を持参します
参加者の皆さんが鳥を見ている時でも、蝶が出ればそちらを優先します
今回のコスタリカは思ったより鳥が多く、逆にいえば蝶を撮影する機会がほとんどありませんでした
有名なモルフォ蝶は近くで観察することはできましたが、良い位置に止まってくれず、写真は撮れませんでした

そんな訳でコスタリカの蝶の写真をアップしていきますが、残念ながらほとんどの蝶の名前がわかりません
詳しい方がおられましたら是非ご教示ください

ベニモンアゲハ系のアゲハ
尾状突起のない無尾型のアゲハでした
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ベニモンタテハモドキ 1
「世界チョウ図鑑500種」で名前が判明しました
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ベニモンタテハモドキ 2   記憶によると「前の蝶の裏面」のはずです
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オレンジのタテハ
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アオタテハモドキ♀
斑紋の大きさ等微妙に違いますが日本の南の島で見られるアオタテハモドキのメスとそっくりです
種のレベルで同一なのか亜種なのかはわかりません
その後、図鑑で該当種を見つけました 「カリブタテハモドキ」のようです
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ミスジ系の蝶
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メタリックグリーンの蝶
日本の蝶でいえばメスアカミドリシジミのグリーンに似た金属光沢の模様のある蝶です
「世界チョウ図鑑500種」で該当種を見つけました
「ミドリキンシジミタテハ」です
分布が南米になっていますが、色と模様が完全に一致していますので間違いないと思います
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メタリックブルーの蝶
形状的にはダイミョウセセリのイメージです
ブルーの色合いはムラサキシジミとルーミスシジミの中間くらいでしょうか
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ライトブルーのタテハ
類似した日本の蝶は思いつきません
信じられないような色の組み合わせですよね
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ジャノメチョウの仲間
イメージとしてキマダラモドキです ジャノメチョウの仲間は間違いないでしょう
と、思いましたが、その後の検討結果でアメリカの南部にも棲息する「ウスベニタテハ」のようです
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小型のシジミチョウ
非常に小さいシジミチョウです ヒメウラナミシジミに近い種かと思われます
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シジミチョウ
こちらは大型です 日本でいえばトラフシジミでしょうか
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セセリチョウ
写真には撮りましたが模様がはっきりしません 同定は無理ですね
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尾状突起のあるセセリチョウ
見た目は完全なセセリチョウです しかし、尾状突起のあるセセリチョウに出会ったのは初めてです
アメリカ大陸にはオナガセセリという蝶がいることを帰ってから勉強しました
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トンボマダラ
撮影時はドクチョウまたはホソチョウの仲間かと思っていました(日本にはドクチョウもホソチョウもトンボマダラもいません)
種名まで特定できませんが、間違いなくトンボマダラ科キオビマダラ属の蝶だと思います
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by mustachio | 2011-02-22 16:30 | Comments(0)
2011年 02月 13日

コスタリカの鳥たち(4)

「コスタリカの鳥たち」の続きです
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コスタリカの鳥たち(4)

バフムジツグミ(Clay-colored Robin)
日本の国鳥はキジ、アメリカ合衆国は白頭鷲
この辺りは「常識問題」の範囲だが、イギリスやフランスの国鳥となると難しい
さて「コスタリカの国鳥」だが、実はこの写真のバフムジツグミが National Bird だという
ヒヨドリくらいの大きさで街中の公園にもたくさんいる平凡な鳥である 色彩もバフ色(黄褐色)でけして美しくはない
要するに低地から高地までどこにでもいて、誰もが知っているポピュラーな鳥なので国鳥となったようだ
国威を示す代表種ならケツァールなど他にいくらでもいる国なのに、ヒヨドリ(みたいな地味な鳥)を国鳥に選ぶところがラテンアメリカの国民性なのだろうか
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ミヤマクロウタドリ(Mountain Robin)
英名はどちらもRobin だが、こちらもツグミの仲間
American Mountain Thrush とも呼ばれているらしい
ヨーロッパを旅行すると街中でクロウタドリを見かけることが多いが、コスタリカでは街中にいるのはバフムジツグミで、ミヤマクロウタドリは山岳部にしかいない
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オナガレンジャクモドキ(Long-tailed Silky-flycatcher)
レンジャク科の鳥にはレンジャク属(Waxwing)と各種レンジャクモドキ属(Silky-flycatcher)があって、コスタリカには日本に来るレンジャクの仲間もいるようだ
今回レンジャクモドキを初めて見たが頭の形などレンジャクに雰囲気が似ている
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キイロアメリカムシクイ(Yellow Warbler)
写真のキイロアメリカムシクイは地味なメスのほうで、オスは鮮やかな黄色をしている
コスタリカの旅行ではあまり印象に残らなかったが、この後のガラパゴス旅行でこの鳥をたくさん見た
逆にいえば、ガラパゴスのムシクイはこの鳥だけで、この鳥の祖先が1000キロの海を渡って定着したらしい
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ウィルソンアメリカムシクイ(Wilson's Warbler)
単純なネーミングで発見者の名前を付けただけのようだ
Warbler は主にムシクイ、センニュウ、ヨシキリなどの仲間を表し、たとえば日本の鶯など英語では Japanese Bush Warbler という
コガラのように黒いベレー帽をかぶっているがこれはオスだけ、メスは頭もオリーブ色である
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ハシブトアメリカムシクイ(Gray-crowned Yellowthroat)
ムシクイの仲間はユーラシア大陸にも数が多く、アメリカ大陸にも多数のムシクイがいる
アメリカのものはすべて名前に「アメリカムシクイ」が付くようでコスタリカの鳥類図鑑には50種ものアメリカムシクイが載っている
すべて Warbler が付くわけではなく、写真は Yellowthroat だ
草原の草の上で黄色い喉から黄色い声をはりあげて歌っていた
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クビワアメリカムシクイ(Collared Redstart)
英名の Redstart はジョウビタキのこと
つまり襟(カラー)付きジョウビタキの意味である
日本語訳ではすべてアメリカムシクイになってしまうのはちょっと寂しい
写真のピンが甘いのは残念だが、黄色い顔と赤い帽子の対比がとても可愛い
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レンガフウキンチョウ(Hepatic Tanager)
Tanager 、日本語では風琴鳥 
フウキンチョウの仲間はアメリカ大陸の鳥なのでコスタリカに行くまで縁がなかった
スズメより一回り大きく色彩にバリエーションがあって美しい鳥が多い
写真はメスなのでいまいちだが、オスはレンガ色でよく目立つようだ
(hepatic という単語を知らなかったので辞書を引いてみたら「肝臓(色)の」ということだった)
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ホノオフウキンチョウ(Flame-colored Tanager)
オオマシコやベニマシコなど日本でも赤い鳥に人気があるが、さすがに外国の「赤い鳥」は赤さが違う
けして派手な色なら何でもいいというわけではないが、こういう鳥は写真を見ているだけで楽しい
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キンズキンフウキンチョウ(Golden-hooded Tanager)
撮影条件の制約からひどい写真なので、この鳥の美しさが伝えられず誠に残念に思う
実はこの鳥は写真で見えない頭部が金色で、全体的には黒とブルーと金色と白で構成されるカラフルな鳥なのだ
平地にも多い割と普通種なので、また機会があれば挑戦したい
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ソライロフウキンチョウ(Blue-gray Tanager)
こちらは全体が空色一色の目立つ鳥だ
緑の中で見るとオオルリなどのブルーよりもずっと鮮やかに見える
後にエクアドルのグアヤキルの街中でも見かけた
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シロエリヒメウソ(White-collared Seedeater)
写真からの同定に苦しんだ鳥(同定の任にあたったのは私ではなく、家内のほうだが)
もともとヒメウソという鳥の名前は聞いたことがない
Seedeater(種食い)ならかなりの数の小鳥が該当しそうだが、日本語にするとヒメウソという分類になるようだ
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ハナサシミツドリ(Slaty Flowerpiercer)
日本語訳で蜜鳥となる英語は Honeyeater,Honeycreeperなど多くの種類があるが、この鳥はずばり Flowerpiercer という
写真を見ると一目瞭然だが、すごい嘴を持っていて、これを花の根元部分に突き刺し蜜を盗むそうだ
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クロキモモシトド(Yellow-thighed Finch)
シトドというのは立派な日本語のようで広義のホオジロ科の鳥を指すようだ
ただホオジロそのものは Bunting という明確な英語がある
英語の Finch とか Sparrow の和訳としてシトドが使われることが多い
さて写真のシトドだが名前の通り全体が黒いのに腿の部分だけが鮮明な黄色になっている
ファインダー越しにこの黄色を見た時のインパクトは今でも忘れられない
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ホオグロスズメモドキ(Striped-headed Sparrow)
色といいい、大きさといいスズメによく似た鳥で、確かにスズメモドキだ
顔のあたりのデザインが全く違うので間違えることはなさそうだし、スズメのほうが愛嬌がある
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アカエリシトド(Rufous-collared Sparrow)
こちらのシトドは英語名がFinch ではなく Sparow
ただし外観はスズメではなくホオジロだ
濃いオレンジの襟がチャームポイントで、すぐ近くまで来てポートレートを撮らせてくれた
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ムネアカイカル(Rose-breasted Grosbeak)
太く短い円錐状の嘴は確かにイカルだ(Grosbeakというのはそのような嘴のことらしい)
写真の鳥はポイントになる真っ赤な胸がはっきり見えるが、どうも幼鳥のようで頭が斑である
成鳥のオスは日本のイカルと同じように頭が真っ黒になる
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ムナフムクドリモドキ(Rose-breasted Oriole)
生物の名前にモドキと付けるのはその生物の主体性を欠くようで失礼だと思う
(蝶の世界でもキマダラモドキとかクロヒカゲモドキとかの名前があるが、最近はモドキと付くほうが希少種になってしまい、オリジナルのキマダラヒカゲやクロヒカゲよりはるかに貴重な蝶になってしまった)
現代の鳥の命名者ならムクドリモドキなどという名前は使わずそのままオリオールで通しただろう
黒とオレンジのジャイアンツカラーは好みではないが美しい鳥だ
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ボルチモアムクドリモドキ(Baltimore Oriole)
図鑑の順に掲載したコスタリカの鳥のトリ(最後)はボルチモア・オリオールとなった
オリオールとかカージナルとかのアメリカの鳥は、メジャーリーグの野球チームとして名前が先行して頭にあり、実際の鳥の姿形が浮かんでこない
写真のオリオールはメスで特徴がないが、オスは頭が真っ黒で精悍な鳥である
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by mustachio | 2011-02-13 14:03 | Comments(0)
2011年 02月 06日

コスタリカの鳥たち(3)

「コスタリカの鳥たち」の続きです
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コスタリカの鳥たち(3)

ハチクイモドキ(Blue-crowned Motmat)
ハチクイという鳥をご存じだろうか 英名 Bee Eater、 高速で飛翔し虫を捕食するカラフルな鳥である
アフリカでは多くのハチクイを見たし、東南アジアにも棲息しているが、どうもアメリカ大陸にはいないようだ
コスタリカにはハチクイモドキ(Motmat)がいた モドキは似ているという意味で勝手に日本人が命名したらしく、種別としては Motmat と Bee Eater は全く別のもののようだ
写真のハチクイモドキはホテルの餌台に来たものでこのような派手な鳥が身近に見られるのは素晴らしいと思う
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アオマユハチクイモドキ(Turquoise-browed Motmat)
こちらは山の中で撮影 ハチクイモドキ類のチャームポイントである尾のラケットがはっきりと見える
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ミドリヤマセミ(Green Kingfisher)
コスタリカはカワセミの種類はそれほど多くはないようだ(図鑑で6種)
写真が撮れたのは1種 ボートサファリで出会った
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ドングリキツツキ(Acorn Woodpecker)
遠く離れた木の上のキツツキを撮った 名前のようにドングリを集める習性があるという
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コスタリカキビタイシマセゲラ(Hoffmann's Woodpecker)
背面が写っていないのでわかりにくいが、背中に白と黒の横縞、首筋(うなじ)に黄色い帯がある
余談だがキツツキの仲間はほとんど例外なく赤い帽子をかぶっている(日本でいえばクマゲラもアオゲラもそうだ)彼らにとって赤色が何か意味を持つのだろうか?
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シロボシクロアリモズ(Black-hooded Antshrike)
日本にも蟻を捕食するアリスイがいるが、グローバルに見ると蟻の常食者は多い
コスタリカにも Antbird(アリドリ)、Antshrike(アリモズ)、Antwren(アリサザイ)など仲間がたくさんいる
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タイランチョウの仲間
タイランチョウという名前は日本ではあまり耳にしないが、世界的に見るとスズメ目タイランチョウ科の鳥は数が多い
英名の総称は Tyrant Flycatcher でタイランはこの Tyrant から来ているものと思うが、個々の鳥の名前には(Tyrant を省略して) Flycatcher だけが付く鳥が多い
この Flycatcher という単語は日本語を英訳する際、スズメ目ヒタキ科の鳥にも使われ、オオルリ、キビタキ、ムギマキなどの英語名がそれに該当する
コスタリカに住むタイランチョウ科の鳥の名前の和訳も、タイランチョウ、ハエトリ、ヒタキモドキなどバラバラで分かりにくい
姿形も地味で似たような鳥が多いので、個々の写真のコメントは省略し名前だけを表示する

ミヤマキクタイランチョウ(Mountain Elaenia)
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キバラメジロハエトリ(Yellow-bellied Flycatcher)
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シロハラオオヒタキモドキ(Brown-crested Flycatcher)
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オオハシタイランチョウ(Boat-billed Flycatcher)
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キバラオオタイランチョウ(Great Kiskadee)
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オリーブタイランチョウ(Tropical Kingbird)
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サカツラハグロドリ(Masked Tityra)
翼の縁が黒いハグロドリの仲間( Tityra )には今回初めて出会ったと思う(アジア・アフリカにはいないようなので中南米固有の鳥だろうか)
目の周りや鼻の部分が真っ赤でいかにも「酒面」らしく、親しみを覚える
(日本でも見られるサカツラガンはこんな酒面ではなかったと思うが)
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アオボウシマイコドリ(Blue-crowned Manakin)
マイコドリは色彩の美しい小柄の小鳥でコスタリカの鳥では人気が高いと思う
オスのアオボウシマイコドリは頭部が青い目立つ鳥だったが写真は撮れなかった
掲載写真はメスだが緑単色でも十分美しい
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カンムリサンジャク(white-throated Magpie-Jay)
サンジャクというのは東南アジアで見られるカケスの仲間で割と珍鳥のように思うが、コスタリカのサンジャクは割と身近にいてロッジの食堂近くまで遊びに来る
この鳥はよく見ると顔が人間に似ており、しかも美人である
全くの個人的な見解だが、手塚治虫の火の鳥は本種とケツァールの合体作品ではないだろうか?
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シロオビミドリツバメ(Mangrove Swallow)
写真ではちょっとわかりにくいが、このツバメは背中の部分が青緑色だ(腰の部分に白帯がある)
コスタリカには背中が緑だったり紫だったりのツバメがいて楽しい
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アカエリサボテンミソサザイ(Rufous-naped Wren)
ミソサザイというと体長10cm以下の小型の鳥という先入観があるが、でかいミソサザイもいるものだ
写真はアングルが悪く特徴が出ていないが、実物はミソサザイの体型で体長は18cmもある
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以下「コスタリカの鳥たち(4)」へ続く

by mustachio | 2011-02-06 12:30 | Comments(0)
2011年 02月 04日

コスタリカの鳥たち(2)

「コスタリカの鳥たち」の続きです
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コスタリカの鳥たち(2)

チョコレートバト(Ruddy Pigeon)
この日本名はいかにも日本人が考えたもののように思う
英名の Ruddy Pigeon は赤い鳩の意味で、くちばしも脚も赤くて可愛い
茶色をチョコレート色というのはまさに日本人的発想で、海外には通用しない「バレンタインのチョコレート」と同じ感覚のようだ
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インカバト(Inca Dove)
こちらは英名をストレートに訳している
インカ帝国の特徴の一つは「石垣の文化」だと思うが、この鳩の模様(デザイン)はまさに石垣そのもので、素晴らしい着想だと思う
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メキシコインコ(Orange-fronted Parakeet)
日本語になると Parakeet はインコ、Parrot はオウムと分かれるが、他に Parrotlet や Macaw があってややこしい
名前は単純でフロント(くちばしの上部付け根部分)がオレンジ色のインコという意味だ
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コボウシインコ(White-fronted Parrot)
こちらは Prakeet でなくて Parrot
Parrot のほうが少し大きくて体系的にずんぐりしているようだが、色彩など両者には差がないように思える
この鳥はフロントが白い
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ムジボウシインコ(Mealy Parrot)
英語の Mealy (粉をまぶしたような/青白い)の意味がピンとこないが、色彩的には単純な地味なインコである
日本語の「無地」のほうが理解しやすい
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リスカッコウ(Squirrel Cuckoo)
英語をそのまま訳したわかりやすい日本名(リスのような仕種で虫を探すのでリスカッコウというらしい)
図鑑によればどこにでもいる普通種のようだが、あまり見かけなかった(写真もきれいではない)
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ミゾハシカッコウ(Groove-billed Ani)
くちばしの太いオオハシカッコウのことを英語では Cuckoo ではなく Ani という
普通のオオハシカッコウは英語で Smooth-billed Ani というようだが、こちらはくちばしにグルーブ(溝)がある
写真をよく見ていただきたい
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シロクロヒナフクロウ(Black-and-white Owl)
木の中にいるので写真ではわかりにくいが、ダンディといってよい小じゃれたフクロウである
こういうフクロウの類は現地のガイドでないと見つけられない
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クーパーコノハズク(Pacific Screech-Owl)
Screech とは金切り声のこと
日本ではフクロウとミミズクを区別しているが英語ではどちらも Owl
ただミミズク類のことを Screech Owl と呼んでいるようだ
和名のクーパーは発見者の名前だと思うが詳細不明 英名のほうはコスタリカの太平洋岸に棲息することに由来する
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ハチドリの仲間8種
中南米はハチドリ(Humming Bird)の天国だ
コスタリカの鳥類図鑑にも50種のハチドリが載っている
山間部のロッジやレストランにはハチドリ用のフィーダー(プラスチック製の給密装置)を設置しているところがあり、その前でじっと待っているといろいろな種類のハチドリの写真がとれる
(人工的なイメージが強いのでなるべくフィーダーが画面に入らないよう努力はする)
ハチドリの分類を講釈するほど知識がないので撮影した8種の写真と名前だけを掲載する
オビオヒゲハチドリ(Band-tailed Barbthroat)
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アオノドハチドリ(Magnifcent Hummingbird)
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アオムネマンゴーハチドリ(Green-breasted Mango)
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ミドリハチドリ(Green Violet-ear)
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シロハラシロメジリハチドリ(white-bellied Mountain Gem)
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ノドジロシロメジリハチドリ(Purple-throated Mountain Gem)
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ハイオシロメジリハチドリ(White-throated Mountain Gem)
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コスタリカノドジロフトオハチドリ(Scintilant Hummingbird)
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ウスハグロキヌバネドリ(Black-throated Trogon)
キヌバネドリの仲間(Trogon)は日本にいないが、海外に出ていくと東南アジアでも中南米でも出会う機会は多い
例外なく色彩の派手な鳥で「極彩色」のイメージが強い 「日本的な美」とは次元を異にするが、きれいな鳥であることは間違いない
写真の鳥はどちらかというと地味なほうだと思うが、自然の中で出会うと強い感動を覚える
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ヒメキヌバネドリ(Violaceous Trogon)
直訳するとスミレキヌバネドリ
写真ではわかりにくいが頭部が濃い紫色をしている
前のウスハグロキヌバネドリに似ているが、こちらはアイリングが黄色い
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カザリキヌバネドリ(Resplendent Quetzal)
手塚治虫の長編漫画「火の鳥」のモデルとして有名なケツァールだ
キヌバネドリの尾は普通長くないのだが、ケツァールのオスだけは例外である
尾を含む写真はタイトルに使ったので、ここではアップで色彩の対比をご覧いただきたい
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オグロキヌバネドリ(Slaty-tailed Trogon)
尾黒という地味な名前をつけられているが、色彩パターンはケツァールと同じで赤と緑の派手な組み合わせになっている
見ているだけで楽しい
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by mustachio | 2011-02-04 17:58 | Comments(0)
2011年 02月 03日

コスタリカの鳥たち

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1月下旬にコスタリカへ行ってきました

といっても、今年の話ではなく2年前の話です
2年前はブログを始めていなかったし、写真の整理も十分できていなかったのですが、2月の今頃はアウトドアよりもインドアの生活時間ウエイトが高いのでパソコンに向かってブログ用に写真を整理する時間がとれました

コスタリカ訪問の目的はバードウォッチングです
というよりか、私の場合は鳥の写真撮影が目的です 特にターゲットとしたのはケツァール(カザリキヌバネドリ)ですが、バッチリ、ポートレートを撮ることができました
タイトルの写真もケツァールですが、次の写真などは被写体から5~6メートルの距離で、しっかりモデルの目線ももらっています
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COSTA RICA
英語なら Rich Coastでしょうか
中米の太平洋と大西洋に面した自然の豊かな国です
鳥の種類も1000を超えるのだと思いますが、整理した写真は78枚(種)になりました
写真のアップだけならアイウエオ順でもいいのですが、今回は図鑑と対応させながら種別に整理をしたので図鑑の順に掲示していくことにしました (せっかく英語の図鑑で調べたので英名も記載します)
まずは水鳥の仲間からのスタートになります

ナンベイヒメウ(Neotropic Cormorant)
コスタリカの鵜は本種と次のヘビウの2種類のようだ 日本の鵜も英語ではCormorantのほうだと思う
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アメリカヘビウ(Anhinga)
Anhingaはヘビウのこと 普通の鵜より首が長く、くちばしの先がまっすぐ尖っている
この背中の模様は迫力が感じられる
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アメリカグンカンドリ(Magnificent Frigatebird)
この時がグンカンドリとの初対面だったので、遠かったけれど一応写真に収めた
昨年ガラパゴス訪問でじっくり対面し、赤く膨らんだ喉袋もしっかり観察したので、コスタリカでのインパクトは薄くなってしまった
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ハゲノドトラフサギ(Bare-throated Tiger Heron)
外国の鳥の日本語名はかなりイージーだと思われるものがある Bare Throatをハゲノドと訳すのはちょっと可哀そうではないか
よく見ると確かに喉の部分には羽毛が見えないが
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ダイサギ(Great Egret)
アジアの国なら珍しくはないが、アメリカまできて日本との共通種に出会うとホッとする
写真のダイサギはくちばしが黄色いので冬羽のようだ
マングローブをバックにしたダイサギは何となくイメージが違うようにも思えるが...
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オオアオサギ(Great Blue Heron)
日本にいるアオサギと見た目は変わらないようにもみえるが、アオサギのほうは英名がBlue Heronではなく、Gray Heronという コスタリカにいるのはすべてオオアオサギのほうだ
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ユキコサギ(Snowy Egret)
くちばしが黒く、脚先が黄色いので日本のコサギ(Little Egret)と非常によく似ている
名前のせいかこちらのほうが上品で、色も純白に近いような気がするがいかがなものだろうか
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アメリカササゴイ(Green Heron)
種のレベルでは日本のササゴイと同一のように思う
色彩面でアメリカササゴイのほうが茶系が強いかもしれない
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ヒロハシサギ(Boat-billed Heron)
このくちばしを見ていただきたい
まさにボートのような形状でわかりやすいネーミングである
カモの仲間にハシビロガモというのがいるが、こちらの英名はShovelerになる
やはりくちばしが平らなヘラサギなどもいるが、ヘラは英語でSpoonbillとなるようだ
(余談だがフェラガモはあってもヘラガモというカモはいない)
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シラガゴイ(Yellow-crowned Night-heron)
白髪のゴイサギでシラガゴイ 名前のイメージから「老いらくの恋」を連想するのは、自分の歳のせいだろうか
南米には多いようで、コスタリカの後、昨年訪れたエクアドルではきれいな写真が撮れた
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ベニヘラサギ(Roseate Spoonbill)
遠い高い木の上から飛び立つ瞬間を望遠レンズで撮影した
連写なのでこの後の飛んでいる写真もあるのだが、悲しいかなMFなのでそちらのほうはピントが甘くなってしまった
遠くから肉眼で見ても目立つ派手な色のヘラサギだった
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シロトキ(White Ibis)
自分の目で観察したことがないので自信がないが、日本のトキ(Crested Ibis)はくちばしが黒かったのではないか?
こちらのシロトキはトキと属を異にするようだが、純白で顔やくちばしが朱鷺色をしており、トキよりもトキらしい感じがした
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ヒメコンドル(Turkey Vulture)
コンドルは英名でもCondorだと思っていたが、南米のアンデスに住むAndeanCondorだけがコンドルというらしい
コスタリカのコンドルはすべて英名でVulture(ハゲワシ)だそうだ いわれてみればケニアで見たハゲワシによく似ている
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ミサゴ(ospray)
魚をたべる猛禽のミサゴは海外でもよく見かける
肉食の猛禽より競合が少ないせいだろうか
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ミジカオノスリ(Short-tailed Hawk)
日本語ではタカとノスリは区別されているが、英語だとどちらもHawk
図鑑によるとコスタリカにはノスリが17種もいるようで識別がたいへんである
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マングローブノスリ(Mangrove Black Hawk)
マングローブのボートサファリでボートから撮影した
近かったので迫力のある表情が撮れている
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アメリカレンカク(Northern Jacana)
台湾で繁殖し、日本に姿を見せることもあるレンカクだが、英語名Jacanaは今回初めて知った
南米レンカクの学名が Jacana Jacana というところからどうもラテン語が起源らしい
本種は本家のナンベイレンカクではなく、北米のレンカクのようだ
写真の左側、黒いのが成鳥で、右側の茶と白のほうは幼鳥だ
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クロエリセイタカシギ(Black-necked Stilt)
Stiltは竹馬のことで、鳥ではセイタカシギのこと
日本にいるセイタカシギに非常によく似ているが、顔が黒く眼の上に白班がある点が違う(雰囲気はセイタカソリハシシギにも似ているが脚は赤く、くちばしは反っていない)
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チュウシャクシギ(Whimbrel)
各国の鳥類図鑑に載っているグローバルな国際派 体力があるのだと思う
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アメリカイソシギ(Spotted Sandpiper)
シギの仲間は Sandpiper というが、イソシギは Common Sandpiper なのでシギの代表種ということらしい
日本にもいるイソシギ( Common Sandpiper / Eurasian Sandpiper) のほうが主流で、アメリカイソシギのほうがローカルのようだ
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アメリカオオアジサシ(Royal Tern)
日本語名ではただのアメリカアジサシだが、英語では Royal のつく立派なアジサシ
コスタリカでは普通種で最初に宿泊した海岸の桟橋にたくさんいたが、同行の家内は見逃してしまった
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                             コスタリカの鳥たち(2)へ続く

by mustachio | 2011-02-03 16:56 | Comments(0)