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2011年 03月 13日

サイパンの鳥と蝶

世の中に大惨事が起きている最中に遊びの話題で不謹慎とは思いますが、さすがに二日間地震のニュースを見続けては食傷気味となり、パソコンの前に座ってブログアップすることにしました
ご容赦ください
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リタイア後、2月下旬から3月上旬にゴルフ仲間とサイパン合宿をすることにしており、今年で8年目となる
日本はまだ冬なのでシーズン前のウォーミングアップには最適なタイミングで5日間ゴルフ漬けとなる
といっても、連日のゴルフでは飽きるので1日はレンタカーを借りて家内と二人、島内で鳥と蝶の探索に出ることが多い(今年も1度だけゴルフを休んだ)

サイパンの鳥
昨年のブログでも触れたが、自然の多い南の島でも着実に自然が劣化している
特に開発が進んでいるわけでもないのに、毎年鳥や蝶を見かける数が減少しているようでさびしい
それでも北端の岬では熱帯鳥の飛翔を望遠レンズで捕えることができた

アカオネッタイチョウ
ネッタイチョウの仲間は長い尾をなびかせながら高い空を飛び回るが、サイパンにはバンザイクリフやスーサイドクリフなど高い崖があり、崖の上から間近に彼らを観察することができる
あまり人相は良くないが、純白で赤い嘴と尾はインパクトが強い
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シラオネッタイチョウ
こちらは白ベースに黒のアクセントが入るモノトーン
やはり優雅に南の空を舞っている
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シロアジサシ
同じく純白の鳥だがネッタイチョウではなく、アジサシの仲間
ネッタイチョウと同じポイントで撮影したが、シロアジサシのほうは実はゴルフ場の中にも住んでいてプレー中によく見かける
ゴルフ場には望遠レンズの付いたカメラを持ち込むのは気が引けるので(というか気が散ってプレーに影響するので)いつもシャッターチャンスを逃がしている
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ナンヨウショウビン
こちらもゴルフ場の中を飛び回る普通種
光沢のある背中のブルーは遠くからでも目に入ってくる
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カラスモドキ
真っ黒で愛想のない鳥 それでも目の周りが黄色いだけ、カラスよりは愛嬌がある
こちらもゴルフ場の中に出没する
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マリアナメジロ
種のレベルでは日本のメジロと同種だと思う(亜種)
こちらも島内でよく見かける
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ミクロネシアミツスイ
長い嘴で花の蜜を吸うミツスイ(ハニーイーター)の仲間
サイパンでは黄色の黄金ミツスイも見かけるが、深紅のミクロネシアミツスイのほうが南洋の島に合うように思う
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カエデチョウ
もともとアフリカ系の鳥だそうだが南の島に定着している
ハワイにもいるそうだ オレンジの色彩が目立つ派手な鳥で、群れをなして生活している
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オウギビタキ
ヒタキの仲間で尾を扇形に拡げてディスプレーをする(英名ファンテール)
海外で割と出会う機会が多い鳥だが、用心深い性格でなかなか木の陰から出てこない
この個体は珍しくオープンエアーで遊んでいた
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シギの仲間
観光地の万歳クリフの近くで出会った
私の鳥の先生である家内にも名前がわからない(全体の雰囲気から幼鳥のようだが)
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その後、家内が検討した結果、このシギは「ムナグロ」の幼鳥とのことです

サイパンの蝶
日本の南西諸島と比較して見ても、サイパンにはそれほど蝶の種類が多いとは思わない
アゲハはシロオビアゲハくらいだし、シロチョウ類も少ない
南の島に多いタテハモドキの仲間も出会ったことがない
ただ、日本の南西諸島(八重山諸島)と共通種もいて、南国のイメージは強い

リュウキュウムラサキ
この蝶はサイパンでは普通種で日本より数が多いように思う
翅表に白点列のない海洋島型が主で、赤班の目立つものもいる
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ヤエヤマムラサキ
たまたま日本にも棲息するだけで、東南アジアに普遍的な蝶なのに、日本名がリュウキュウムラサキとかヤエヤマムラサキというのはちょっと僭越な気がする
それでも日本の蝶に外国で再会するのは楽しい
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キチョウ
いつも同じ時期に訪問するため正確な観察ではないが、サイパンではウスキシロチョウとかナミエシロチョウのような大型のシロチョウに出会うことがない
いるのはキチョウ(ミナミキチョウ)で、どこにでもいる普通種だ
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ホリイコシジミ
サイパンの小型のシジミチョウは本種とシルビアシジミ(ヒメシルビアシジミ)だけのような気がする
ヤマトシジミに似た蝶だが、はるかに小型でマクロレンズがないと撮影は結構難しい
ホリイコシジミは八重山諸島にもいて、日本で最小の蝶だと思う
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シルビアシジミ
手持ちの図鑑では日本のシルビアシジミは本土型と南西諸島型を亜種レベルで分けているが、確か最近の学説では別種になったと記憶している
サイパンにいるのは南西諸島型(ヒメシルビアシジミ)のほうだ
ホリイコシジミともよく似ているが、こちらは前翅前縁に3個の黒点がないので区別はできる
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クロマダラソテツシジミ
昔の珍蝶で今は本州にもやたら増えてしまったクロマダラソテツシジミがサイパンのソテツにもうじゃうじゃいた
もともとこちらのほうがオリジナルかもしれないが、南方系のこの蝶の繁殖力には感服する
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by mustachio | 2011-03-13 17:51 | Comments(2)