還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2011年 06月 ( 5 )   > この月の画像一覧


2011年 06月 26日

春から初夏へ

b0144049_14304318.jpg

一般的な感覚でいえば6月は梅雨、つまり雨の季節だ
ところが、6月の写真で雨を感じさせるものがほとんどない
理由は簡単 雨なら外へ出ないし、写真も撮らない(ゴルフなら少々の雨でもプレーするが、雨が降ると蝶の写真は撮れない)
したがって6月のネイチャーフォトは新緑の美しいすがすがしい写真だけになる
季節は春から初夏へ
蝶はまだ夏型が出てくる前で、ほとんどが春型だが、植物のほうは夏の花が咲き始めている

6月16日バラギ湖
群馬県嬬恋村のバラギ湖は30年以上前からのマイフィールド
草津にある山荘から30分の距離にある湿原ベースの人工湖で昔からキャンプ場にはなっている
湿原性の植物が多く希少種の蘭など毎年楽しみにしていたが、オートキャンプ場ができ、サッカー場やマレットゴルフ場などができてすっかり雰囲気が変わってしまった
もともとは自然保護センターなどがあり、生態系保全に力を入れていたようなのだが、商業資本の「開発」の力には勝てなかったようだ
開発といえば、小笠原諸島の「世界自然遺産」が確定したが、現地の人は「観光客が来る(島に金が落ちる)」と喜んでいるだけのようで心配だ(世界遺産認定が小笠原の自然保護につながればよいが、逆に開発による自然破壊が進むことを懸念している)
自然保護の最大の敵は観光客(特に自然に興味のない一般客)で、観光客が多いほど自然の質が劣化する(自分自身も日本の高度成長を担ってきた世代なので複雑な気持ちではあるが、過去50年と同じようなペースで今後も開発が進んだら、日本の動植物はほとんどが絶滅危惧種になってしまうような気がする)
それでも当日のフィールドには豊かな自然の一部が残されており、同行のバードウォッチャー二人(家内と友人)と初夏を楽しむことができた

レンゲツツジ
レンゲツツジも自然の一部ではあるが、大きくて派手な「自然」は観光資源そのものでなくなることはない
b0144049_15391768.jpg

ベニバナイチヤクソウ
湯の丸高原など群落を形成するところもあるが、数が少ないといとおしく思える面もある
b0144049_15491316.jpg

サクラソウ
ハクサンコザクラなどサクラソウの仲間は高山植物に多い
これは普通のニホンサクラソウ さいたま市の荒川河川敷に自生するのと同じ種類だ
b0144049_15521839.jpg

イワカガミ
これは初夏の花というより春の花 花もきれいだが赤い色の葉が新鮮なイメージ
b0144049_1556093.jpg

サラサドウダン
ドウダンツツジは都会の生け垣などでよく見るが、自然の中では割と少ないように思う
紫がかったピンクのつぼみが美しい
b0144049_15583366.jpg

シロスミレ
この花の特徴は長い葉が直立すること 昔たくさん咲いていた野原はマレットゴルフ場になってしまった
b0144049_1611779.jpg

ササバギンラン
キンランやギンランは昔(といって10年くらい前まで)東京の郊外でよく見られた
花の黄色いキンランは1種類だが、花が白いギンランは普通のギンランとササバギンランがあり、同定に慎重さが要求される
b0144049_1654277.jpg

ヒメウラナミジャノメ
もともとこのフィールドには珍しい蝶は期待できない
当日は東京にもいるヒメウラナミぐらいしか出会わなかった
b0144049_168577.jpg


6月22日富士見町林道
また蝶の写真目的で長野県富士見町の某林道を歩いた
ターゲットは第1化のツマジロウラジャノメだったのだが、期待に反して目撃もできなかった
ツマジロウラナミジャノメはそれほど珍しい蝶ではないのだが、縁がなくてまだ写真がない
どちらかといえば8月に発生する第2化のほうが数が多いのだが、少し焦る気持ちがあったようで、もちろん8月にいろいろトライしてみるつもりである
b0144049_16395065.jpg

蝶の写真をWEBに発表するときは、撮影地名はもちろん場所が推定できるような風景の掲載も遠慮するのがマナーのようだ
今回は普通種ばかりしかいない普通の林道だったので林道から見た八ヶ岳の写真をアップしておく
b0144049_16442960.jpg

蝶は少なかったがニホンザルの群れは何回か見かけた

バイカウツギ
ウツギは6月というより5月の花かもしれないが、「初夏」のイメージが強い
b0144049_16483898.jpg

クリンソウ
もともと野草なのだが、個人が勝手に自分の庭に移植するので見る機会は多い(逆に野生のクリンソウは減ってしまった)
b0144049_16513834.jpg

フタリシズカ
花穂が2本で「二人静」のはずなのだが、この花も「3人静」になっている
b0144049_16555469.jpg

林道の蝶
蝶は普通種ばかり
整理のため一応種名と写真を掲載する
「写真」らしいのは最後のオナガアゲハとクリンソウの絡み きれいに撮れたのでタイトルにも使って見た
アサギマダラ
b0144049_1659263.jpg

ウスバシロチョウ
b0144049_16594653.jpg

ゴマダラチョウ
b0144049_1702113.jpg

スジグロシロチョウ
b0144049_171975.jpg

コミスジ
b0144049_174202.jpg

サカハチチョウ
b0144049_1745942.jpg

ミヤマカラスアゲハ
b0144049_1753660.jpg

オナガアゲハ
b0144049_1761323.jpg


by mustachio | 2011-06-26 16:10 | Comments(0)
2011年 06月 21日

長岡の春

長岡の春
6月9日、梅雨の晴れ間を狙って新潟県(長岡・見附・三条方面)へ遠征した
目的は去年空振りに終わったチョウセンアカシジミとウラクロシジミの写真だったが、結果は見事な三振に終わった
一昨年までは6月10日頃の遠征がチョウセンアカシジミにジャストミートしていたが、ここ2年は平年より1週間以上のの遅れがあるようだ
チョウセンアカシジミのほうは一応写真がそろっているので問題ないが、ウラクロシジミのほうは1メートル以内の至近距離にいる蝶を後退スペースがなくて400ミリの射程内に入れられず、撮影しそこなった苦い思い出が今回の訪問先にある
考えてみればウラクロシジミのほうはチョウセンアカシジミが終わった6月下旬だったので、気が早すぎたと反省している
そんな訳で蝶の写真は普通種ばかりになったが、記録としては整理しておきたい
当日はトンボの数が多く、希少種の写真もあるのでこちらのほうが面白い
植物も春から夏への季節感があるものが多く見られた

アカシジミ
あまり蝶が少ないので400ミリではるか梢の上を飛ぶアカシジミを狙った
昔のレンズで撮った割には予想外にクリアに写っており、カメラ性能の向上に驚嘆する次第である
b0144049_21242023.jpg

メスグロヒョウモン
ヒョウモン類もほとんど見かけなかった
最初ミドリヒョウモンかウラギンスジヒョウモンと思ったが、帰ってチェックするとメスグロの
オスのようだ
b0144049_21294028.jpg

ヒメウラナミジャノメ
東京近郊でも見られる普通種
後翅の蛇の目が5個でなく3個のウラナミジャノメの写真を早く撮りたいと思っているが、静岡・愛知方面に出かける機会がない
b0144049_21335074.jpg

ヒメジャノメ
ヒメジャノメとコジャノメの相違点を改めてチェックしてみる
「見た目が黄色っぽいほうがヒメジャノメ」程度の予備知識があるが、写真からの判定はかなり難しい
b0144049_21364345.jpg

クロヒカゲ
これも普通種 類似種にヒカゲチョウがあり、黒っぽいほうがクロヒカゲ
前翅裏の蛇の目の3個目が最大になるもう一つの類似種「クロヒカゲモドキ」の撮影を今年のテーマにしているが、まだ時期が早いようだ
b0144049_21415343.jpg

ヤマキマダラヒカゲ
特にコメントなし
(蝶の種類が少ないので一応アップしましたが無視してください)
b0144049_21473592.jpg

サカハチチョウ
春型のサカハチチョウがまだ残っている 翅は多少傷んできているようだ
夏型の発生にはもうしばらくかかると思う
b0144049_21494710.jpg

コチャバネセセリ
6月になると非常に数が増える
地面で吸水中のような見栄えのしない写真が多いので、ニガナのほうにウエイトを置いて撮影した
b0144049_21523857.jpg


探索したウラクロシジミは渓流沿いに多い蝶なので当日は多くのトンボに出会った
トンボも好きな生物なのだが、同定の基準になるポイントを把握していないと、写真だけの判定はかなり苦しい
同一個体をいろいろな角度から撮影することにより、図鑑と照合して種名を探り当てることになる
掲載した写真の中には希少種と思われるトンボもいるが、蝶の分類ほど自信がない
同定が間違っているようならご指摘いただきたい

ムカシヤンマ
b0144049_14122617.jpg

コサナエ
b0144049_1413757.jpg

ハラビロトンボ
b0144049_14134730.jpg

ウスバキトンボ
b0144049_14142663.jpg

シオカラトンボ
b0144049_14152456.jpg

オオシオカラトンボ
b0144049_14161522.jpg

ミヤマカワトンボ
b0144049_14312334.jpg

オオカワトンボ
b0144049_14321197.jpg


エゴノキ
東京近郊ではピークを過ぎたが、現地ではエゴノキがオンシーズンで「初夏」を味わうことができた
b0144049_1444317.jpg

ヤマボウシ
ヤマボウシも健在だったが、こちらは盛りを過ぎて、変色寸前が多かった
白い花はピークを過ぎると鑑賞に堪えなくなる傾向がある
b0144049_1447282.jpg

スイカズラ
前のブログでスイカズラは時間の経過により白から黄色に花の色が変わると書いたが、同一時期に2色をそろえていることもある
b0144049_1450955.jpg


草本では黄色い花が目だつ 当日多かったのが次の3種
ジシバリ
b0144049_14525548.jpg

ハナニガナ
b0144049_14533425.jpg

ハハコグサ
b0144049_14541958.jpg


ノアザミ
フィールドで見た時は棘がないアザミだったのでタムラソウだと思っていた
帰って図鑑をチェックしてみるとタムラソウは秋の花で春に咲くアザミはノアザミしかないという
ということで「ノアザミ」としたがどうもしっくりしない
b0144049_1532079.jpg

オオバギボウシ
春の花は終わって夏の花が咲き始めている オオバギボウシも夏を感じさせる花だ
b0144049_1552293.jpg

オオハナウド
こちらも夏の花 セリ科の植物は夏をイメージさせるが、似たものが多く識別が難しいのが難点
b0144049_1573290.jpg


by mustachio | 2011-06-21 22:01 | Comments(1)
2011年 06月 12日

狭山湖周辺

狭山湖周辺
東京の水がめ「狭山湖」は我が家から1時間弱 もちろん高速を使わない一般道ルートである
湖の西半分は周辺を水道局が管理していて一般人は進入禁止だが、さらにその周辺は自然公園として整備されていて比較的野生生物が多い
6月になるとこの辺りを散策することが多いのはアカシジミやミズイロオナガシジミなどの平地性ゼフィルスを期待するからだが、ここ数年これらの蝶は激減してしまった
6月9日、家内と東京側、埼玉側と歩いてみたが、アカシジミは数頭見かけた程度、ミズイロオナガやウラゴマダラは目撃せず、ゼフィルスで写真が撮れたのはウラナミアカシジミだけだった

ウラナミアカシジミ
田んぼ周辺のカヤツリグサの中に隠れていた ウラナミアカシジミは昼間じっとしていることが多く、見つけるチャンスは少ない
b0144049_8544059.jpg

ヒメキマダラセセリ
個人的には6月の蝶のイメージ 今頃野山で良く出会う(発生は5月から)
b0144049_8592661.jpg

ダイミョウセセリ
ダイミョウセセリにはあまり季節感がない いつでもどこでもテリトリーを張っているように思える
b0144049_91990.jpg

イチモンジチョウ
東京周辺では近似種のアサマイチモンジがいないので、識別に神経を使うことがない
この日はいたるところでこの蝶を見かけた
b0144049_932475.jpg

テングチョウ
この蝶は典型的な越冬蝶 越冬した母蝶から春先に産み付けられた卵が、今頃成虫になるので新鮮な個体が群れを作っていることが多い
狭山湖周辺では普通種だ
b0144049_984767.jpg

ヒメウラナミジャノメ
これも普通種 一月前くらいから発生しているので翅が傷んでいる
近似種のウラナミジャノメの写真が撮れていないので、今年は是非と思っている(今頃愛知・静岡方面に車で走れば撮れるはずなのだがスケジュールが合わない)
b0144049_9125832.jpg

クロヒカゲ
クロヒカゲとヒカゲチョウはどちらも東京近郊で見られる
黒っぽいのがクロヒカゲであることは間違いないが、個体差があり色の濃さだけで識別するのは難しい
b0144049_9162494.jpg

ヒカゲチョウ
色合い以外の識別ポイントは前翅裏面のデザイン 蛇の目と白線の位置関係などで区別する
この蝶はヒカゲチョウだと思うのだが.....
b0144049_9192879.jpg

コジャノメ
コジャノメにも良く似た別種がいてヒメジャノメという
おそらく狭山湖周辺にはいないと思うので、こちらは神経を使うことはない
b0144049_922123.jpg

サトキマダラヒカゲ
昔キマダラヒカゲ1本だった蝶が(蝶から離れていた40年の間に)ヤマとサトに区分された
東京近郊にいるのはまず間違いなく「里」のほうだ
前翅裏面基部の3個の蛇の目が直線状に整列している
b0144049_926438.jpg


ヤマボウシ
ここから植物編
典型的な6月の花 仲間のハナミズキより花期は遅いようだ 純白が遠くからでも目立つ
b0144049_929079.jpg

ノイバラ
こちらも季節の花 少しピークが過ぎて茶色の部分が目立つようになってしまっていた
b0144049_9303932.jpg

スイカズラ
この花も経時変化で色が変わる 白から黄色に変わるのだが、昔の人は銀色から金色への変化とみてこの花の別名を「金銀花」という
b0144049_9362678.jpg

サイハイラン
森の中でサイハイランを見つけた
見ての通り采配の形をした蘭である 10年ほど前の仕事現役のころ、一時野草の写真を撮っていたが、その時は出会いがなかったような気がする
とにかく名前の通りの「采配蘭」なので初対面の気がしない
b0144049_13162310.jpg

セリバヒエンソウ
関東ではよく見られる可愛い花で、我が家の庭にも咲いている
ところがたいていの植物図鑑には載っていない
芹葉飛燕草といってキンポウゲ科の花で明治時代に中国から渡来した帰化植物のようだ
b0144049_1322348.jpg

キショウブ
帰化植物といえば、このキショウブも明治時代の外来植物らしい
今では「日本の花」のようなでかい顔をしてあちこちに自然の花として咲いている
b0144049_13271510.jpg

キジムシロ
春になると普通にどこでも見られる普通の黄色い花(近似種のミツバツチグリとの識別はちょっと難しい)
撮影に苦労したチャマダラセセリという希少種の蝶の食草なのできちんと頭に入っている
b0144049_13554530.jpg

キツネノボタン
変わった名前なので忘れるはずはないのだが、花が地味なせいか名前を思い出せないことが多い
植物も勉強しなおす必要があると自覚している
b0144049_1356662.jpg

オニタビラコ
田んぼの周辺でよく見かける春の花 キク科の花は似たものが多く図鑑なしで識別するのは骨が折れる
b0144049_13563393.jpg

ニガナ
ニガナは花弁の数が少ない清楚なイメージがあるので覚えやすい
b0144049_13565859.jpg

ハナニガナ
そのニガナにも何種類か種類があり、こちらのほうは花弁の数が多く他のキク科の花とまぎらわしい
b0144049_13572587.jpg

カヤツリグサ
カヤツリグサ科の植物であることは間違いないが、本種が正確にカヤツリグサであるかどうかちょっと自信がない
カヤツリグサの仲間は花が花らしくなく、図鑑でもほとんど表示されない(むしろ実の写真が載ることが多い)
普段は撮影対象になりにくい植物だが、たまたま群落の中にウラナミアカシジミを見つけたので記念に撮影してみた次第である
b0144049_1357465.jpg


by mustachio | 2011-06-12 09:37 | Comments(0)
2011年 06月 06日

クモマツマキチョウ

b0144049_1710383.jpg

6月4日の土曜日、梅雨の晴れ間を狙って家内と北アルプスの麓の林道まで遠征した
クモマツマキチョウのオスのオレンジ色に出会うためである
土曜日のせいか遠征の撮影者が多く(駐車場の車のナンバーから判断する限り関西系の人が多いようだった)、十人以上のカメラマンがクモツキ(クモマツマキチョウのマニア間俗称)を追いかけ回す状態だったが、一応オレンジの翅に出会うことはできた
日頃は単独撮影行で古い400ミリのマニュアルフォーカスレンズでじっくりとピント合わせをするのだが、競合カメラマンが多いとその余裕がなく、AFの100ミリマクロで追いかけることになってしまった
画像サイズが小さいので十分とは言えないが、飛翔写真でオレンジ色を捕えることはできたと思っている

クモマツマキチョウ
学生時代山歩きをしていた頃は何回かこのオレンジの翅を見ているのだが、リタイア後はオスの写真が撮れずにいた
カラ振りの記憶が2~3回ある(メスの写真は上高地で撮っている)
砂防ダムの工事などでだいぶ環境が破壊され、採集者による卵の採取などもあってポイントが激減してしまったようだが、元気な姿に再会できて喜んでいる
b0144049_1735124.jpg
b0144049_17352761.jpg
b0144049_17354549.jpg

サカハチチョウ
林道には春型のサカハチチョウの数が多かった
なれなれしく家内の手にとまって汗を吸っている個体もいる
b0144049_1741238.jpg

ヤマキマダラヒカゲ
キマダラヒカゲも発生していた 夏になると見向きもしない蝶だが、出たばかりのころはレンズを向けてしまう
b0144049_17434839.jpg

コミスジ
こちらはもっと普通種 東京の我が家の庭にも出現する
b0144049_17451184.jpg

ウスバシロチョウ
6月の蝶 林道には思ったより少なかった
b0144049_17463819.jpg

ホオノキ
植物のほうはもう初夏の風情 ホオノキのでかい花が目についた
b0144049_17493533.jpg

フジ
フジも季節の花 アルプスの山をバックに撮ったが、絞りが浅すぎて失敗
b0144049_17525430.jpg

タニウツギ
色彩的に目立つ木の花はタニウツギ 濃いピンクが緑の中で際立つ
b0144049_17553046.jpg

エンレイソウ
草本の植物もだいぶ様子が変わっていた エンレイソウはもう実を結んでいる
b0144049_19461484.jpg

ニリンソウ
花期が長いのがニリンソウ あちこちで元気な姿が見られた
b0144049_19481753.jpg

シャク
群生状態で見られたのがセリ科の花 おそらくシャクだと思うが、セリ科は難しい
b0144049_1950525.jpg

ユキザサ
白い可憐な花はユリ科のユキザサ
b0144049_19513718.jpg

ラショウモンカズラ
花で最も目についたのがラショウモンカズラ
高尾山など東京近郊にも多いが今頃の季節限定である
b0144049_19553591.jpg

ミヤマタネツケバナ
最後の花はクモマツマキチョウの食草のミヤマタネツケバナ
食草はハタザオ(アブラナ科の植物)がメインかと思っていたが、現地でハタザオは見かけなかった
b0144049_19585923.jpg


by mustachio | 2011-06-06 17:35 | Comments(0)
2011年 06月 03日

ボルネオの自然(6)

b0144049_11445154.jpg

「ボルネオの自然」最終ページは「鳥編」の後半「小鳥編」になります
バードウォッチングツアーに参加したのですが、個人的には鳥よりも動物、昆虫、花の写真に夢中になり鳥のほうは写真がおろそかになってしまいました(鳥の写真は家内がカバーしてくれていることもあって)
そんな訳で写真的には大したものがありませんが、鳥の種類としては美しく可愛いものが多いので掲載させていただきます
まずはカワセミの仲間から

コウハシショウビン
コウハシはコウノトリのように大きな嘴という意味のようだ
以前スリランカで出会った鳥で、マレー半島では類似のチャバネコウハシショウビンにも会っている
ピントが少し甘いが、写真の鳥は獲物の魚をくわえている
b0144049_11571150.jpg

セアカミツユビカワセミ
こちらも近似種のミツユビカワセミの写真をスリランカで撮っている
非常に小さな鳥でしかも遠く暗い所にいるため、じっとしている割には良い写真が撮れない(手持ち撮影ではISOを挙げても苦しい)
b0144049_1252342.jpg

ルリカワセミ
日本のカワセミによく似てた鳥だが、背中の色がブルーより紺に近い
夜のボートツアーで懐中電灯の光による撮影のため画質が良くない
b0144049_12918100.jpg

ナンヨウショウビン
サイパンにたくさんいるナンヨウショウビンと同一種
こちらのほうは頭に白い部分がなくサイパンのものと印象が異なる
b0144049_1214980.jpg

アカショウビン
アカショウビンは日本のアカショウビンと同じ
亜種のレベルでは宮古島などに多い南方系のアカショウビンに近いようだ
b0144049_12165386.jpg

アカエリキヌバネドリ
写真としては至近距離からきれいに撮れているが、これは地味な色のメス オスは襟と腹が真っ赤で派手な鳥だ
キヌバネドリの仲間はアジア、アフリカや中南米にも分布する ケツァールもキヌバネドリの1種だ
b0144049_12301285.jpg

コシアカキヌバネドリ
こちらは別の種類だがオスなので派手な色彩がお分かりいただけると思う
男性なのに真っ赤な服でブルーのアイシャドウを付けている
b0144049_12341620.jpg

クロアカヒロハシ
黒と赤の色使いにしては地味な印象だが、くちばしが明るいブルーでそこだけが目立つ
ヒロハシの仲間は今回初めての出会いと思うが、嘴が広く平べったい変わった鳥である
b0144049_1238583.jpg

ガマヒロハシ
こちらもヒロハシの仲間 ヒロハシはスズメ目の中では最も原始的な部類だという
下から見上げた写真で全体が見えないが、幅広の嘴は良く分かる
b0144049_1250672.jpg

キゴシタイヨウチョウ
タイヨウチョウはアフリカ・アジア・オセアニアに棲息する熱帯の鳥
ハチドリのように花の蜜を採餌するが、ホバリングはせず花にとまって蜜を吸っている
b0144049_12563327.jpg

チャノドコバシタイヨウチョウ
喉が茶色で嘴が小さいからチャノドコバシ タイヨウチョウの仲間は皆良く似ている
特徴は花の蜜が吸いやすいように嘴の先が下に向かって湾曲していることだ
b0144049_1475090.jpg

アカハシバンケンモドキ
日本に類似の鳥がいないのでわかりにくいが、バンケンというのは頭が黒く背中が茶色い大型の鳥
東南アジアには広く分布し、出会うことが多い
バンケンモドキのほうは今回はじめて出会ったと思うが、バンケンより小型でカラフルな鳥だ
英名はバンケンがCoucal、モドキのほうはMalkohaという
b0144049_1413883.jpg

クリイロバンケンモドキ
頭がグレーで目立つがこれはメス オスは頭も背中と同じように栗色をしている
b0144049_14154947.jpg

ルリノドハチクイ
ハチクイはBee-eaterと呼ばれる昆虫食の鳥
アフリカやユーラシアに分布し、群れで生活することが多い
ルリノドハチクイは以前マレーシアで出会っている
b0144049_1430167.jpg

ルリコノハドリ
ルリコノハドリ科の鳥は本種とフィリッピン固有のスミレコノハドリの2種だけという
黒とブルーのツートンカラーで目が赤い
b0144049_14414833.jpg

アカガオサイホウチョウ
裁縫鳥の仲間には以前スリランカで出会っている
さえずる声が美しく、今回もきれいな喉を披露してくれた
b0144049_14453143.jpg

シラガシキチョウ
東南アジアに割と普通なシキチョウは紺ががった黒と白の2色なので、それがシキチョウの特徴と思っていたが、このシキチョウはお腹がオレンジ色だった
b0144049_14491638.jpg

ムナフムシクイチメドリ
チメドリという名前も日本ではなじみがない (籠抜けで日本に定着したソウシチョウやガビチョウはチメドリ科だが)
英名はBabblerだが、チメドリを漢字でどう書くのかまだ分からない
b0144049_158459.jpg

キミミクモカリドリ
クモカリドリはSpider-hunterの直訳名だと思う
嘴が長く下に向かって少し反っているので、海外で初めて出会っても割と識別しやすい
b0144049_1517357.jpg

ギンパラ
この鳥は飼い鳥として日本にも持ち込まれ、籠抜けが定着しているらしい
ヒロハシと同じように明るい空色の嘴が目立つ
b0144049_15443852.jpg

コゲチャキンパラ
良く似た鳥だがこちらはキンパラ 警戒心の強い鳥だった
b0144049_15464748.jpg

マレーシアヒメアオヒタキ
ヒタキ(Fly-catcher)の仲間は数が多く、小鳥の代表みたいなものだ
本来は胸にオレンジ色があるのだが、この個体は胸が白くオオルリによく似ている
b0144049_15552627.jpg

ムナオビオウギヒタキ
尾羽を扇のように拡げるオウギビタキ(Fan-tail)は南の島で良く出会うように思う
いつも茂みに隠れて、なかなか全身を見せてくれない
b0144049_15585363.jpg

コベニサンショウクイ
サンショウクイは白黒のモノトーンだが、ベニサンショウクイはオスが赤メスが黄色で見た目が派手な小鳥だ この鳥はやや小型のコベニサンショウクイ
b0144049_1642177.jpg

オニセッカ
日本にいるオオセッカの近似種 インドからフィリッピンにかけて棲息する東南アジアの鳥だ
b0144049_1683673.jpg

ボルネオのヒヨドリ4種
日本でヒヨドリはただの普通種だが、ボルネオには何種類ものヒヨドリがいる
色彩的にあまり美しくはないが、変化があって面白い
アカメヒヨドリ
b0144049_16442523.jpg

カンムリオリーブヒヨ
b0144049_16452074.jpg

メグロヒヨドリ
b0144049_16455914.jpg

メジロチャイロヒヨ
b0144049_16471458.jpg

リュウキュウツバメ
日本の南西諸島に分布するリュウキュウツバメと同一種 宿泊したロッジの庭の池をテリトリーにしていた
b0144049_1656268.jpg

ブッポウソウ
ブッポウソウの仲間は大きく2グループに分類される
東南アジアからオーストラリアに棲息するブッポウソウとヨーロッパ・アフリカに分布するニシブッポウソウだ
ボルネオの仏法僧は日本と共通種になる
b0144049_1715672.jpg

ツツドリ
郭公の仲間は行動範囲が広いようでカッコウもジュウイチもツツドリも棲息している
b0144049_1755664.jpg


by mustachio | 2011-06-03 12:18 | Comments(0)