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2011年 07月 29日

ツマジロウラジャノメ

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ツマジロウラジャノメ
リタイア後7~8年、狙っていて撮影できなかった蝶の一つである
もともとはそれほどレアな蝶ではなく、長野県なら渓流沿いのちょっとした岩場(崖)に行けば飛んでいたようだ
急激に数が減った原因はおそらく道路の整備工事、交通安全のため林道脇のガレ場をコンクリート吹き付けでカバーしたことが彼らの棲息環境を破壊してしまったらしい
過去に探索したポイントは奥多摩の奥の一ノ瀬や山梨の青木鉱泉、長野の富士見町など多数あるが、影も形も見えなかった
唯一チャンスがあったのは上高地で、目撃はしたものの写真が撮れなかった

そんな中、蝶写真のベテランであるダンダラさんからお誘いをいただいて、家内と二人、彼の撮影行に同行させていただくことになった(行先は当然のことながら開示できない)
ダンダラさんも初めてのポイントのようであったが、結果はビンゴ!  ツマジロウラジャノメとミヤマシロチョウの希少種2種を十分堪能することができた
厚くお礼申し上げる次第である

ツマジロウラジャノメ
ジャノメチョウ科の蝶は「地味」の典型で写真的にはあまり魅力がない
ただツマジロウラジャノメの白い斑紋は非常に魅力的で前から写真に撮りたかった
キリンソウやクルマユリで吸密する姿や岩場で翅を開いて休止する姿など、写真撮影枚数は驚異的な数になった
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ミヤマシロチョウ
希少価値の意味ではツマジロウラジャノメよりミヤマシロチョウのほうがはるかに貴重だと思う
現在では長野県周辺のごく一部の地域にしか棲息せず、徹底した保護活動の対象になっているようだ
個人的に希少性が強く感じられないのは、姿形がよく似たエゾシロチョウが北海道の各地に多産するからだろうか
キリンソウやヒヨドリバナでの吸蜜が多かったが、イメージ的にはクガイソウとのマッチングがベストのように感じられる
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アサギマダラ
この日の撮影対象はツマジロとミヤマシロの2種限定のようなものだったが、周辺にはアサギマダラが群れていた
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ヤマトスジグロシロチョウ
スジグロシロチョウの仲間は同一地域にスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ(旧エゾスジグロシロチョウ)が混在するのでややこしい(北海道では3種混在)
素人には黒点が丸いか四角いか程度しかポイントがわからない
本種の同定は同行のダンダラさんのお墨付きである
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キバネセセリ
ウツギでキバネセセリが吸密していた
この蝶が出てくると蝶のシーズンも後半戦に入った感じがする
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ミドリヒョウモン
7月に入ってミドリヒョウモンは数多く見てきたが、今まではオスばかりだった
この日はオスメス両方を見ることができた 季節は少しずつ動いている
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フタスジチョウ
この前、高峰山で会ったフタスジチョウにまた会った
北海道での出会いを含め、今年は縁が深い
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by mustachio | 2011-07-29 11:52 | Comments(3)
2011年 07月 27日

上信/7月の蝶(その2)

上信/7月の蝶(その2)

前ページからの続きです
蝶のシーズンだけあって撮影した蝶の約半数がタテハチョウ科でした
ヒョウモンチョウやコムラサキなどを見ると少年時代の夏休みが思い出されます
(時代が変わったので「昆虫採集」はタブーにしたほうがよいと思いますが)

コヒョウモンモドキ
ヒョウモンモドキの仲間は日本に3種類いるが、いずれも絶滅危惧状態になってしまった
それでもコヒョウモンモドキは長野の特定の場所に行けばかなりの数を見ることができるが、ヒョウモンモドキとウスイロヒョウモンモドキは日本の特定の場所にしかいなくなってしまった(ヒョウモンモドキのほうは最近まで長野・山梨で記録があるようだ)
さて、写真の蝶だが、どう見てもヒョウモンモドキに似ている
どちらの蝶も模様に個体差があるようで断定はできないが、ヒョウモンモドキですといっても通用するのではないかと思う
正直なところ、同一個体で翅の裏面が写った写真があり、どちらかといえば普通種のほう(コヒョウモンモドキ)と判定した
翅表写真から両者を区分するポイントがあればご教示いただきたい
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サカハチチョウ
サカハチチョウが夏型に衣替えをしていた
と書くと正確ではない 夏型が発生していたというのが正しい
歩いた林道ではまだサカハチチョウの春型が多く、傷んだ翅でけなげに飛び回っていた
2世代共存の時期である
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アカタテハ
発生が年2~3回、成虫越冬するので冬以外は1年中見られる蝶のような気がするが、どうも5,6月にブランクがあるようで7月は新鮮な個体が見られる
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シータテハ
都会の蝶キタテハに似た蝶でこちらは山地性
どの程度棲み分けがなされているかは定かでないが、信州の高原で見るのはまずシータテハのほうだ
もともとキタテハよりスリムな蝶だが、秋型になるともっとスリムになる
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クジャクチョウ
林道で多くのクジャクチョウが遊んでいた
道路にとまるのだが比較的乾いた場所が多く、吸水しているようには見えない
7月になるとさすがに世代交代が済んで越冬個体はいないようだ
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ルリタテハ
タテハチョウと名の付く蝶は何となく勇ましいイメージがあって男の子に好かれる
一番かっこいいのはキベリタテハくらいかと思うが、普通の男の子には手が届かない
都会でも見られる普通種のタテハチョウとしてはこのルリタテハがチャンピオンと勝手に想像している
この蝶も夏の林道に多い蝶だ
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コヒョウモン
このコヒョウモンとヒョウモンチョウは非常によく似ている
大きさもほとんど同じで棲息地域も重なる
コヒョウモンのほうが前翅外縁が丸みを帯びるなどといわれても、比較対照しなければフィールドでは区別がつかない
写真で判断するときは前翅表面外縁下部の黒点の形状をチェックすることとしている
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ミドリヒョウモン
ヒョウモンチョウの中では代表格
つまり一番数が多いのではないかと思う
林道のノリウツギなど木の花に集まるし、路面で吸水していることもある
佐久近くの林道で数十頭のミドリヒョウモンが夕陽を浴びながら遊んでいた
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ギンボシヒョウモン
このギンボシヒョウモンと次のウラギンヒョウモンもよく似ていて、注意して見ないと識別できない
ポイントは裏面のギンボシ(白い斑点)でギンボシのほうが白点列が1列少ない
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ウラギンヒョウモン
6月の北海道ではギンボシヒョウモンがやたら多かったが、信州ではウラギンヒョウモンが優勢だった
こちらは白点列が5列あるのが写真でおわかりだろうか
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ホシミスジ
ミスジチョウの仲間(英語名はセーラー)ではコミスジやミスジチョウが普通種でホシミスジは比較的数が少ない
ところが今年はホシミスジとの出会いが多く、ミスジチョウにはまだ会っていない(コミスジは普通すぎて印象に残らない)
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フタスジチョウ
ミスジチョウより白帯が1筋少ないのでフタスジチョウ
割と希少種である
本州と北海道のフタスジチョウは亜種のレベルでは異種のようで、北海道フタスジチョウの後翅の白帯は本州のものよりはるかに太く、一見別種のように見える
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コムラサキ
林道で一番多く見かけた蝶はコムラサキかもしれない
コムラサキはある角度から見ると翅表の紫が光って輝く(上信/7月の蝶のタイトルに使った写真もきれいに輝いている)
ところがどの角度から見ても光らない個体がある
それはメス オオムラサキも同様だが、メスは美しくないのが昆虫界の常識になっている
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クロヒカゲ
連続してブログに登場するのがクロヒカゲ
要するにクロヒカゲモドキの撮影を狙って類似のクロヒカゲの写真が撮れてしまうからだ
今年もクロヒカゲモドキの写真が撮れそうもないので、これからもクロヒカゲの登場が続くかもしれない
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ヒメキマダラヒカゲ
上信蝶ツアーの最終出演者はヒメキマダラヒカゲ
高峰山の登山道にたくさん飛んでいた
どこにでもいる蝶ではないが、長野県の山に登ると必ず会えるし、会うと楽しい蝶だ
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by mustachio | 2011-07-27 17:44 | Comments(2)
2011年 07月 24日

上信/7月の蝶

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7月は蝶のハイシーズン
家内とあちこちに撮影に出かける季節なのだが今年は意見が分かれた
家内が北海道から北方4島近海へ「海鳥ウォッチングツアー」に行きたいという
基本的に夏は鳥が見にくくベストシーズンではないのだが、北の海鳥はこのシーズンがチャンスらしい

結局彼女一人がツアーに参加し、こちらは単独行動となった
7月14日から3連休に絡む5日間、草津の山荘で自炊し、上州・信州を車で回って蝶の撮影を楽しむことになった(実働は3日程度だが)
回った先は長野県が白馬、佐久、秋山郷など群馬県は嬬恋村中心である

本音をいうと未撮影のウラクロシジミとフジミドリシジミを狙って転戦したのだが、結果はまた敗退
ただ自由に動き回っただけはあって、いろいろな蝶に出会うことができた
普通種も含め撮影種が30種を超えたので科別に整理して写真をアップすることとしたい

ミヤマカラスアゲハ
アゲハチョウ科で撮影したのはミヤマカラスだけだった
排水溝から排出される水で湿った崖で2頭のミヤマカラスアゲハが仲良く吸水していた
ほとんど傷がない個体で青緑に輝く翅が鮮明に撮影できた
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スジボソヤマキチョウ
林道で吸水するスジボソヤマキ
背景が美しくないが、アップの写真は撮りやすい
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モンキチョウ
モンキチョウは夏の高原の代表種 平凡なのでレンズを向けるチャンスが少なく、あまりきれいな写真が撮れない
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エゾミドリシジミ
嬬恋村にポイントがあるのだが、タイミングが合わないと出会いがない
7月中旬ごろは他へ旅行する機会が多く、今年は久しぶりの再会だった
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オオミドリシジミ
平地でも出会うことがあるゼフィルス(ミドリシジミの仲間)だが、そこへ行けば必ず見られるという場所がない
今回の撮影行では複数の場所でオオミドリと出会った
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ジョウザンミドリシジミ
群馬県の山荘の近くでいつも7月上旬ごろ発生する
活動時間が午前中限定で電気使用量がピークになる午後はシェスタになるらしい
サマータイム協力の優等生だ
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アイノミドリシジミ
開翅を望遠で撮っているので翅表の写真しかない
近似種のメスアカミドリシジミである可能性も否定できないが、撮影ポイントでお会いした撮影者の方が間違いなくアイノミドリと断言しておられたのでアイノミドリとしておく
他の3種よりは緑が黄緑に近く、遠くからでも目立つ
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ベニシジミ
普通種の写真は何か変化がほしいところだが、平凡な写真になってしまった
バックのグリーンとの対比でも鑑賞してください
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クロツバメシジミ
食草のツメレンゲとの絡みを撮りたかったが、残念ながらツメレンゲに寄って来る気配がなかった
1年に何回か世代を繰り返すはずなのだが、産卵のタイミングではなかったということだろうか
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ルリシジミ
地面で吸水する蝶はいろいろ アゲハでもタテハでも各科の蝶が吸水するがシジミチョウは比較的少ないように思う
地味なルリシジミが地面にいるところは写真として見栄えがしない
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ヒメシジミ
ヤマトシジミより少し大きいくらいで後翅裏面外縁にオレンジの斑紋をもつシジミチョウはヒメシジミ、アサマシジミ、ミヤマシジミの3種でお互いによく似ている
以前ホームページで間違いを指摘されたことがあり、慎重に同定を行っているつもりだが翅表だけの写真から推理するのは結構難しい
中で一番平凡で数が多いのがヒメシジミなので、わからないものはヒメシジミとしておけばクレームは来ないようだ (冗談です 翅裏の黒点の形状等、十分チェックしています)
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ミヤマシジミ
これが類似の1種ミヤマシジミ
食草のコマツナギに絡んでいるので間違っていないと思う
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テングチョウ
平地にも多い蝶なので写欲を刺激しないが、林道での吸水を1枚だけ撮影した
暑い夏は水を飲んでいるシーンの撮影が多い
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コチャバネセセリ
時期の問題だろうか?
6月の北海道では蝿のように多かったコチャバネセセリが信州では少なかった
むしろヒメキマダラセセリのほうが普通種のイメージで、コチャバネはほとんど見かけなかった
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ヒメキマダラセセリ
「小型の」という意味を表す昆虫の和名用語に「コ」と「ヒメ」があるが、どちらが大きいだろうか
キマダラセセリに限っていえば、コキマダラのほうがヒメキマダラよりかなり大きい
後翅裏面の白っぽいオレンジ部分がヒメキマダラは面で見え、コキマダラは点で見える
暖地では6月と8月に2回発生するようだが、信州では7月1回の発生らしく、今回見たセセリはほとんどこのヒメキマダラセセリだった
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イチモンジセセリ
イチモンジセセリは東京の都市部でも見かける普通種である
といっても秋季限定で9~10月には多いが、春夏にはまず見かけることはない
信州の山に来ると事情が違うようで、シャジクソウの花にイチモンジセセリが遊んでいた
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タテハチョウとジャノメチョウは次ページ(上信/7月の蝶・その2)に掲載します

by mustachio | 2011-07-24 17:24 | Comments(0)
2011年 07月 12日

今年のオオムラサキ

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個人的な感覚だとは思うが、蝶の「夏のシーズン」はオオムラサキでスタートする
埼玉県にもオオムラサキのポイントはあるが、ここ数年数が激減してしまったの、シーズンになると山梨県までオオムラサキを見に行く

今年は7月6日、中央高速で北杜・韮崎方面へ出かけた
日野春にあるオオムラサキセンターのケージでも羽化が始まっていて、幼稚園や小学校の子供たちが大型バスで見学に来ていた
オオムラサキセンターのクヌギの木は以前、野生のオオムラサキが多数吸密していたこともあるが、最近周辺の木が茂りすぎて日照不足となり樹液が出なくなってしまったらしい

オオムラサキのシーズンに山梨に出かける理由はもう一つあって、未撮影のクロヒカゲモドキとの遭遇を期待して行くのだが、こちらは今年も空振りだった
どなたか、確実にクロヒカゲモドキが棲息するポイントを教えていただけないものだろうか

オオムラサキ
オオムラサキは樹冠にとまることも多いが、むしろ人工的な小屋やコンクリートの壁などにとまることが多い
獣糞も好物のようで人糞にも集まる
今回撮影したポイントも環境的にはあまり美しい場所ではなく、絵になりにくいところだったので、
アップの写真ばかりになってしまった
当日は何十頭ものオオムラサキをフィールドで確認できたので、山梨のオオムラサキはまだまだ大丈夫と安心した次第である
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クロヒカゲ
クロヒカゲはごく普通種でどこにでも出現する
お目当てのクロヒカゲモドキとはよく似ていて、識別ポイントは前翅裏の蛇の目の数になる
モドキのほうは蛇の目が3個ありその3個目が他の二つより大きい
似たような蝶を見かけるとまずシャッターを押してみるが、宝くじのようで当たったことがない
つまり空籤(クロヒカゲの写真)ばかり手元に残ってしまう
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ウラギンスジヒョウモン
中学生のころ、東京の郊外で一番数が多かったヒョウモンはこのウラギンスジヒョウモンだったと思う
最近は南方種のツマグロヒョウモンが市街地までのさばってきて、ウラギンスジは影が薄くなってしまった
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ホシミスジ
オオムラサキのシーズンによく出会うのがこのホシミスジだ
棲息場所と発生時期がシンクロしているのだと思う
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イチモンジチョウ
どこに行っても出会う元気な蝶だ
北海道にも多い...........そういえば今年の北海道では一度もイチモンジに出会わなかった
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トラフシジミ
トラフシジミはもう夏型になっている
春型のほうが縞目がはっきりして華やかさがあるのに
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ルリシジミ
何の変哲もないただのルリシジミ
この蝶は昔から数が減ったということはないように思う
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キマダラセセリ
久しぶりに再会した
ここ2,3年キマダラセセリの写真を撮っていないような気がする
うれしくなって何回もシャッターを押してしまった
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ヘリグロチャバネセセリ
この蝶の中間はお互いによく似ていて識別に苦労する
同一個体の翅表、翅裏の写真が撮れていればまず問題はないが、翅裏の写真だけで同定するのは極めて困難である
これらの写真も一応ヘリグロチャバネセセリと推定したが、スジグロチャバネセセリかもしれないし、ヒメキマダラセセリの可能性もある
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ヒメキマダラセセリ
こちらは翅表を写しているのでヒメキマダラセセリだと思う
この仲間のセセリチョウの識別ポイントは頭に叩き込んで置かなければいけないのだが、希少種でもないのでいつも忘れてしまう
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ダイミョウセセリ
こちらもたびたび登場する普通種
ピントはオカトラノオのほうに来ているが、ダイミョウセセリも判別できる程度には写っている
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オカトラノオ
前の写真でオカトラノオに失礼してしまったので、1項を設けた
夏の花だが、もう秋を感じさせるオカトラノオが咲き始めた
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キリンソウ
オカトラノオとのお付き合いで近くに咲いていたキリンソウをアップ
名前が似ているアキノキリンソウはまだ1カ月早い
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by mustachio | 2011-07-12 09:58 | Comments(2)
2011年 07月 09日

北海道の「花と蝶」(4)

北海道の蝶

今回撮影した北海道の蝶を披露するに当たり、過去4回の北海道東部遠征記録を整理してみた
2005、2007、2008、2010年の4回が主として蝶の撮影を目的とした遠征で、2007年は6月中旬、ほかは7月となっている
各年ごとに成果(初対面の北海道特産種など)を整理してみると
2004年以前(札幌周辺):エゾシロチョウ、フタスジチョウ
2005年:シロオビヒメヒカゲ、ヒメウスバシロチョウ、カラフトタカネキマダラセセリ、ホソバヒョウモン、オオモンシロチョウ、カラスシジミ、アイノミドリシジミ
2007年:ジョウザンシジミ、アカマダラ、カラフトヒョウモン、エゾヒメシロチョウ、チャマダラセセリ、コヒオドシ
2008年:ウスバキチョウ、ダイセツタカネヒカゲ、アサヒヒョウモン、カバイロシジミ、オオイチモンジ、ウラジャノメ
2010年:カラフトルリシジミ、カラフトセセリ、アカマダラ(夏型)
といった具合で回を追うごとに着実に種類が増えていること、6月と7月では発生する種類が微妙に異なることなどが判る

蝶に詳しい方はお気づきと思うが北海道固有種で抜けているのはリンゴシジミとヒメチャマダラセセリくらいなものだと思う(固有種ではないがキタアカシジミも北海道系の蝶で未撮影)

そのリンゴシジミだが4回とも狙って行って振られている
最初は帯広近辺のウワミズザクラ(食樹)を探せば楽勝とタカをくくっていた
3回目以降はスモモ(こちらも食樹)に焦点を絞り、文献などでポイントも調べて行ったがどういうわけか見つからない
おそらく3回目、4回目は遠征が7月になったので発生時期に間に合わなかったものと推定した
そして今年、叩き棒も用意してスモモの木を叩いた結果、念願のリンゴシジミにお目にかかることができた

今年は6月の遠征だったためオオイチモンジには早すぎたが、新鮮なカバイロシジミが撮影できたり、一部傷んではいたもののジョウザンシジミに出会ったりと十分な成果が得られ満足して帰途に着くことができた

リンゴシジミ
カラスシジミに似たこげ茶色のシジミチョウ
予想より幾分小さめの蝶だった(飛ぶスピードも意外に速く、注意して見ないと見逃してしまう)
前回も前々回もチェックしたスモモの木で見つけたもので、7月では遅すぎたということなのだろう
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カバイロシジミ
撮影済みの蝶ではあったが、今回の大きなターゲットの一つであった
前回は2008年に帯広に近い長流枝内の草原で撮影したのだがかなり傷んだ個体で、正直に言って撮影時点でカバイロシジミという認識がなかった
カバイロシジミは海岸沿いの草原という固定観念があって帯広近辺と結び付かなかった次第である(その後最終案内にその地点がカバイロの産地であることを確認したが、前回も今回もそこでは発見できなかった)
今回の撮影はサロマ湖に近い海岸である
ハマエンドウで吸蜜するところを長い間待機した後、ゲットすることができた
特に飛び立つところを400ミリの望遠で捉えた2枚目の写真はナイスショットと思っている
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ジョウザンシジミ
ジョウザンシジミは北海道固有の蝶
発生は基本的には5月でキリンソウなどの食草がある岩場で見られる
2007年6月が初対面だが、それまでにあちこちの林道の岩場を探して回った
今回、丸瀬布の林道を歩いている時にこのジョウザンシジミと再会した
北海道にはヤマトシジミがいないので飛んでいる時はヒメシジミかアサマシジミと思ったが、地面に降りてくれたのでジョウザンシジミと確認することができた(裏面は後翅に鮮明なオレンジの亜外縁があり、前翅にはほとんどオレンジがない)
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アカマダラ
生態写真の欠点は対象物の大きさが表現できないことである
このアカマダラ、関東近辺にも多い普通種のサカハチチョウのそっくりさん(小型版)で写真ではなかなか見わけができない(白斑の位置・大きさなど微妙に差があるが)
北海道には両種が混在するので最初のうちは戸惑ったが、大きさがはっきり違うので目視では見た瞬間に識別できるようになった
昨年は7月中旬の遠征で夏型の写真を撮ったが、今年はアカマダラもサカハチチョウも春型だった
(2枚の写真は同じフィールドで撮影したものだが、上がアカマダラ、下がサカハチチョウだ)
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カラフトタカネキマダラセセリ
確か日本の蝶の和名で一番長い名前と記憶している(ふつうは略してカラタカと呼ぶ)
このカラタカには最初の北海道(東部)遠征で出会っており、その後あちこちで写真を撮っている
上高地など本州中部山岳に棲む希少種タカネキマダラセセリとよく似ており、カラタカのほうがはるかに小型だが、アカマダラのケースとは逆で北海道固有種(カラタカ)のほうがポピュラーで、北海道ならどこでも会える印象である
(2枚の写真は最初がオス、後がメス)
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カラフトヒョウモン
北海道には固有の豹紋蝶が3種類いる
アサヒヒョウモンだけは大雪山周辺の地域限定だが、カラフトヒョウモンとホソバヒョウモンの2種はかなり広い範囲で見ることができる
ただこの2種は発生時期がずれており、カラフトのほうが6月、ホソバは7月が最盛期となる
昨年はカラフトヒョウモンに出会わなかったが、今年はホソバヒョウモンを見かけなかった
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エゾシロチョウ
エゾシロチョウもれっきとした北海道特産種である
ただ、北海道では普通種で札幌の大通公園にも飛んでいる
2008年丸瀬布の林道を歩いた時は道路脇のアザミの花にエゾシロチョウが群がっていて、写真撮り放題でもうたくさんという感じだったが、今年は1頭しか見かけなかった
蝶の発生や植物の開花に関する限り、本州も北海道も今年は季節の進行が10日くらい遅いような気がする(梅雨入り、梅雨明けは早かったが)
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シロオビヒメヒカゲ
こちらも北海道限定版
最初の北海道遠征で出会った時は、裏面のオレンジ帯と白帯の色のバランスに魅入られてしまった
そのうち、この蝶も北海道内では普通種である事を認識したが、昨年(7月中旬)の北海道ではこの蝶に会うことができず、北海道の環境破壊を心から心配した
今年はあちらこちらで元気なシロオビに出会えたので、時期の問題だと解釈している
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フタスジチョウ
フタスジチョウは本州にも棲息しており、日光戦場ヶ原などではかなりの数を見ることができる
ただ北海道産のフタスジチョウは本州中部のものと比べて後翅の白帯の幅が著しく太いので、別種であるような錯覚を覚える
北海道では群れにならず1頭だけで単独行動をしているようなイメージがある
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ギンボシヒョウモン
こちらも北海道特産ではなく、本州の山岳地帯でも見られる
ただ北海道は数が多いので、個人的には北海道のイメージが強い
よく似ているウラギンヒョウモンも北海道では普通だが、発生の時期がギンボシヒョウモンより遅いせいか今年は見かけなかった
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コチャバネセセリ
これは全国区のセセリチョウ
ただ北海道の林道ではやたら数が多く、どこへ行ってもセセリチョウは(カラタカを除いて)本種ばかりだった
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ミヤマカラスアゲハ
丸瀬布の林道でミヤマカラスアゲハの集団吸水に何回か出会った
本州ではなかなか出会いのチャンスがないので最後の写真としてアップしておく
(クジャクチョウ、キベリタテハなど写真は撮影したが損傷した越冬個体ばかりで今年の蝶はまだ出ていないようだった)
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by mustachio | 2011-07-09 16:38 | Comments(0)
2011年 07月 08日

北海道の「花と蝶」(3)

北海道の花(黒岳の植物)

最終日、層雲峡経由で帯広へ戻ったので途中ロープウエイ・リフトを利用して黒岳(7合目)へ上がった
大雪山にはいくつかのロープウエイ利用の登山ルートがあり、ギンザンマシコの撮影が期待できる旭岳も考えたが時間的に厳しく、高山植物の多い黒岳にした
当日は天候がいまいちで鳥や蝶はほとんど見られなかったが、植物のほうは一通り撮影することができた
掲載は手抜きになるがアイウエオ順とさせていただく

アオノツガザクラ
大雪山の高山植物としてポピュラーだが、けして固有種ではなく、本州の山岳地帯でも見られる
アラスカにも分布する環北太平洋の共通種のようだ
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ウコンウツギ
大雪山系の山麓部に多い木の花だ
一昨年ウスバキチョウの写真を撮りに行った時も銀泉台周辺にたくさん咲いていた
遠くから見るときれいだが近くで見ると結構グロテスクな花である
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エゾイチゲ
最初見たときはツマトリソウかと思ったが、花弁の先がとがっていない
図鑑で調べてエゾイチゲというイチゲの仲間であることが判明した
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エゾコザクラ
ウスバキチョウの赤岳コマクサ平でもよく見かけた
なんとかコザクラという名前のサクラソウはお互いによく似ていて見分けがつかないが、大雪山のサクラソウはすべてエゾコザクラと思ってよいと思う
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エゾゴゼンタチバナ
本州にも見られるゴゼンタチバナは高山植物としては普通種だと思うが、北海道のエゾゴゼンタチバナは見ての通りインパクトがある
次のゴゼンタチバナと比較していただきたい
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ゴゼンタチバナ
アイウエオ順に逆らってゴゼンタチバナの写真を載せる
これも当日黒岳で撮影したものだ
北海道にはゴゼンタチバナとエゾゴゼンタチバナの両種が共存するところが面白い
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エゾノツガザクラ
本州でも東北地方の山には咲いているので北海道固有種ではないが、大雪山系の花というイメージが強い
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カラマツソウ
たまたま黒岳で撮影したが、山地の花ではあっても高山植物ではない
日本ではどこででも見られるように思う
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クロユリ
こちらは北海道の花 本州の山岳地帯で見るミヤマクロユリと異なり、北海道では平地でも見られる
クロユリから昔のラジオドラマ「君の名は」を連想できる人は70代以上の人だろうか
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チシマキンバイ
北海道の花の本にはチシマキンバイの名前で出てくるし、現地の名札もチシマキンバイとなっているが、植物図鑑に名前が見つからない
おそらくミヤマキンバイの1亜種ではないかと思う
大型の存在感のある花だ
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チシマザクラ
5合目の付近でチシマザクラが満開だった
初めて見る桜だが細い花弁が繊細なイメージで、桜らしい桜だった
植物学的には葉や花柄、葉柄などが有毛であることが特徴のようだ
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チングルマ
こちらも高山植物の代表の一つ
本州・北海道共通種でサハリン、カムチャツカにも分布するようだ
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フキ
北海道は蕗の島だ どこへいってもフキの葉が道路脇に茂っている しかもでかい
人の背丈より大きいものもどこにでもある
ただどこでも花のシーズンは終わっていて蕗の薹(花)を見たのは残雪の残る黒岳だけだった
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ミツバオウレン
登山道脇に小さなミツバオウレンを見つけた
こちらは本州との共通種のようだ
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ミヤマオダマキ
この花もサハリンから本州中部の山岳地帯にかけて分布する高山植物の典型だ
黄色いヤマオダマキも可愛いが、ミヤマオダマキのほうに風格を感じる
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ミヤマキンポウゲ
最後は高山植物としてはポピュラーなミヤマキンポウゲ
群落を形成すると迫力があるが、今回は見られなかった
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by mustachio | 2011-07-08 16:00 | Comments(0)
2011年 07月 08日

北海道の「花と蝶」(2)

北海道の花(平地植物編)

皆さんご存じのように北海道は平地にも高山植物に該当する植物が多い
今回は花の写真を数多く撮りすぎたので、「平地植物編」は便宜上、大雪山(黒岳)で撮影したものとそうでないものを分けただけである

さて、私の野草写真歴であるが、リタイア前の10年(50代のころ)は休日限定で野草の写真を撮っていた
子供は独立していたものの仕事現役のころは長期休暇取得が難しく、北海道や南西諸島への長期遠征はまず不可能で、せいぜい高山植物の写真を撮りに山登りをすることぐらいが自然との接点だった
ただ20年前の技術レベルでは写真のディジタル化が進んでおらず、リバーサルフィルム依存だったので、当時撮影した写真は有効に使われていない(スキャナーでディジタル化をトライしても粒子の荒れが目立ち発色も良くない)

リタイア後は「蝶」のほうを優先してしまったので、野草の写真も多いことは多いがあくまでもサイドビジネスになってしまう

蝶や鳥と野草では決定的な違いがあり、野草はけして逃げないので写真は何枚でも撮れる(盗掘などにより消滅することはあるが)
つまり狙った被写体に遭遇した時の緊張感・高揚感は圧倒的に蝶や鳥のほうが大きい
それでも地道に(蝶の写真を撮るついでに)野草写真も撮っているので、そのうちに昔リバーサルで撮った花の種類を、ディジタルでカバーできるようになると思う
体力的な問題から、植物写真は70代のメインテーマになるかもしれない

ルピナス
ルピナスは園芸植物が野生化したもので野草とは違う
最近は関東近辺でも増えているが、北海道のルピナスは歴史があり、よく似合うように思う
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コウリンタンポポ
北海道を歩くとどこででもお目にかかる赤いタンポポがある
漢字では「紅輪」だと思うが、この花も北海道のイメージフラワーである
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ブタナ
コウリンタンポポと同じでヨーロッパ系の帰化植物
セイヨウタンポポ以上に北海道では勢力を誇っている
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チシマフウロ
北海道固有の植物には頭にエゾやチシマが付くものが多い
フウロソウがあれば、とりあえずチシマフウロとみなしてしまうので識別のポイントは頭に残らない
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アヤメ
普通のアヤメ 花の綾目を見ればすぐわかる
ハナショウブ、カキツバタなど近似種はいろいろあるが、北海道ではアヤメが多いように思う
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ニワゼキショウ
整備された草原に多いニワゼキショウは関東近辺ではあまり目につかなかくなったが、北海道ではよく見かけた
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ズダヤクシュ
関東甲信越でも山に入ればよく見られる植物
十勝三股の林道でシャッターを押してしまった
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トリアシショウマ
これも普通種 中部地方でも山の中でよく見かける
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エゾムラサキ
本州の山間部湿地で見るヤマルリソウと全く同じような花
群生するので一面に薄紫の雲が漂うイメージがある
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シロバナマンテマ
近似種ではタカネマンテマが高山植物として有名だが、マンテマのほうは帰化植物
関東でも千葉の海岸には結構、花弁に赤い斑点があるマンテマが生えている
シロバナマンテマ(チシママンテマ)も帰化植物のようだが、北海道のあちらこちらでこの花に出会う
私個人の野草撮影歴から見てもシロバナマンテマのほうが先に出会っており、マンテマは後で千葉まで探しに行った記憶がある
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ノコギリソウ
冒頭に仕事現役のころ北海道への長期遠征は無理だったと書いてしまったが、よく考えると現役時代にも何度か花の写真を撮りに北海道へ来ていた
ノコギリソウを覚えたのはそのころで、本州にもある花だが北海道のイメージが強い
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エゾスカシユリ
エゾスカシユリは本州のスカシユリと同じように海岸の花
こちらも先に北海道でエゾスカシユリを見て、後から東北の三陸海岸へスカシユリを撮影に行った
考えてみると田老地区など今回の津波被害を受けた地域で、神妙な気持ちになる
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エゾゼンテイカ
本州のゼンテイカ(ニッコウキスゲ)の北海道版
海岸でも山地でも見られる
他にエゾキスゲもあって紛らわしい
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エゾノシシウド
セリ科の植物は外形が似ていて類別同定が難しい
どちらかというとフォトジェニックを意識して撮ったので、この写真では同定は無理かもしれない
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センダイハギ
オムサロ湖ではセンダイハギが咲き始めていた
この花は群落を形成するのであたり一面が黄色に染まる日も近いようだ
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ハマエンドウ
こちらは北海道地方区ではなく全国区の花
関東でも海岸へ行けばみられるが、本州では砂浜のある海岸が激減してしまったので、結果的に北海道の花になってしまいそうだ
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ハマナス
北海道代表の花の一つ
われわれの世代ではまず「網走番外地」の歌詞を連想する
(赤い真っ赤なハマナスが海を見てます泣いてます その名も網走番外地)
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by mustachio | 2011-07-08 11:07 | Comments(0)
2011年 07月 07日

北海道の「花と蝶」(1)

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6月下旬、家内と二人で北海道東部を旅行した 観光旅行ではなく自然観察・写真撮影を目的の貧乏旅行である
といっても三日間レンタカーで走り回り、宿舎もそこそこのところに泊まったので「貧乏」は適切でないかもしれないが、飛行機代はマイレージ利用、昼飯はコンビニのおにぎりでけしてデラックスな旅行ではなかった

リタイア後、この時期の北海道探訪は定例行事になっており(おそらく5、6回目だと思うが)時期は6月上旬から7月中旬まで微妙にずらしている
北海道ではちょうど春から夏へ変わるシーズンで、植物の開花や昆虫の発生状況が微妙にずれてくる時期だ

私のメインテーマである蝶についていえば、ジョウザンシジミやチャマダラセセリなどは6月初旬の発生だし、ウスバキチョウ、アサヒヒョウモン、カラフトルリシジミなどは7月の発生になる
それに鳥をメインテーマとしている家内の都合とが絡んで日程が決まるのだが、マイレージ利用の飛行機はあまり自由が利かず毎年時期が変動する
それでも一応テーマを持った日程としており、昨年は7月10日過ぎでカラフトルリシジミとカラフトセセリを狙って一応撮影に成功している
今年の個人的なテーマはリンゴシジミ(北海道固有種)の撮影であったが、結果はこのブログの「蝶編」でご紹介する

ルートは帯広空港(旭川は満員で取れない)起点 足寄・置戸などを回って丸瀬布泊、翌日は丸瀬布の林道に入りその後オホーツク海岸の原生花園を回って再度丸瀬布泊、帰りは層雲峡、十勝三俣などを経由して帯広空港へ戻るといった具合だ
ちなみに丸瀬布という町は観光的にはマイナーだが、自然が豊富でいつも撮影旅行の起点としている
「マウレ山荘」という宿舎は、フルコースの食事と温泉が売り物でとても気に入っている

天候もまあまあで家内と二人、十分北海道を堪能することができた
タイトルを「花と蝶」としたので「花編」と「蝶編」に分けるが、第1回は「その他編」として、花と蝶以外の写真を載せることにしたい

キタキツネ
北海道をドライブしているといろいろな動物に出会う
過去にはヒグマにも遭遇したし、エゾシカも出会いが多い
キタキツネなどは結構人に慣れていて、餌を期待して車に寄って来る
北海道撮影旅行の一番手としてキタキツネの写真を使うことにする
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エゾシマリス
こちらはシマリス 大雪山(黒岳)7合目の小屋に遊びに来る
北海道のリスにはエゾリスもいるが、シマリスのほうが小さくてリスらしい可愛さがある
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ノビタキ
ノビタキは北海道固有種ではなく、関東地方でも標高の高い所へ行けば見られる
ただ北海道では数が多く、道路わきの電線の各スパンごとに止まっているような場所もある
黒いほうがオス、地味なほうはメスだ
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ノゴマ
サロマ湖近くの海岸で撮影した
鳥の写真は家内の専門なので、シャターを熱心に押すことはないが、ノゴマの喉の赤い色を間近に見ると無意識に撮影してしまう
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センダイムシクイ
センダイムシクイとエゾムシクイは非常によく似ているようで、下からの(腹側からの)写真では見分けがつきにくいそうだ
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オオジシギ
かなり大きい鳥で鳴き声もうるさい
何年か前の北海道旅行の時は、家内につきあって集中的にこの鳥を撮影したことがある
今年は電線にいるのを、一応、撮っただけだった
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ベニスズメ
全身桃色の派手な衣装の蛾に出会った
個人的なメインテーマは蝶だが、蛾にも多少興味がある
ただ、蛾の図鑑は山荘に置きっぱなしで東京の自宅に図鑑がない
孫の昆虫図鑑を借りてとりあえず「ベニスズメ」と同定した(後でチェックして違っていれば修正します)
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モイワサナエ
サナエトンボの写真を撮った
帰っていろいろ調べてみたが、北海道に棲息するサナエトンボは2~3種しかいないようで、本種とピッタリくる写真が見つからない
多分モイワサナエで良いと思うのだが、トンボに詳しい方がおられたらご教示いただきたい
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以下「花編」「蝶編」と続く

by mustachio | 2011-07-07 16:31 | Comments(2)