還暦からのネイチャーフォト

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2013年 05月 24日

群馬の鳥(5月)

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蓼科の帰りに草津の山荘に寄って何日かを過ごした
寒かった5月連休からは様変わりで周辺は一面新緑である

キビタキ
我が山荘をテリトリーとしているキビタキが双手を挙げて歓迎してくれた
前回、水盤で水浴びをした個体(オス)である
シンプルな色使いながら、色彩の美しさには感動を覚える
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シジュウカラ
部屋からすぐ見える位置に設置した巣箱では今年もシジュウカラが営巣している
子供が生まれているようで両親が頻繁に餌を運んでいる
親はフィーダーのヒマワリの種が主食のようだが、雛の餌は蛾の幼虫   時々蛾の成虫も与えている
室内からでも十分撮影できる位置に巣箱があるのだが、タイミングが合わず、滞在中に巣立ちの写真を撮ることはできなかった
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コガラ
バルコニー(ウッドデッキ)に置いてある簡易フィーダーにはカラ類が集まる
多いのはシジュウカラとこのコガラだ
シジュウカラはフィーダーの周りでは絶対に餌(ヒマワリの種)を食べず、離れた地点まで餌を運んで行くが、コガラはその場で殻を割って食べ始める(親のしつけが違うらしい)
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コサメビタキ
水場として設置した水盤にコサメビタキが来て水浴びをした
水浴びの直後は毛並みが乱れているが、乾いた後は素晴らしい色彩でまさに絵のような美しさである
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オオヨシキリ
さすがにオオヨシキリは我が家では撮影できない
家から30分ほどのバラギ湖で撮影したものである
この芦原には5月になると必ずオオヨシキリがやってきて繁殖する
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アカハラ
バラギ湖ではアカハラも観察することができた
こちらも夏鳥としてこの地で繁殖する常連である
自分が年をとったせいか、季節ごとに常連が顔を見せてくれるのが大変うれしく感じられる
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バラギ湖
そのバラギ湖であるが、30年以上も前からフィールドにしている
昔はボートで釣りをする人が少しいる程度で観光客もなくまさに自然の宝庫であった
最近では大手資本が入って観光地化され、オートキャンプ場などができて見る影もなくなってしまったが、それでも他に代わるポイントもないので相変わらず我々夫婦の自然観察フィールドにはなっている
昔は希少種の蘭などがあって楽しかったが、今でもサクラソウやクリンソウなどは残っていて季節ごとに楽しむことはできる(以下は5月の花のご紹介だ)
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ヤマガラシ
バラギ湖の湖畔は一面がヤマガラシの群落で真黄色だった(6月になるとレンゲツツジが咲きオレンジ色に変わる)
菜の花によく似た十字花植物なので春の花と思っていたが、春夏秋の3部構成図鑑では夏の花になっていた
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ミズバショウ
この地域はザゼンソウが多い所で、昔はミズバショウはほとんど見かけなかったが最近増えてきたようであるタイミング的には少し遅いようで花(苞)は痛んでいた
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タネツケバナ
昔は東京近郊でも普通に見られた「水田雑草」である
ところが最近では水田自体が東京近郊から消えてしまい、タネツケバナも見られなくなってしまった
意外な場所での再会はうれしく、ついレンズを向けてしまった
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ツボスミレ
白い小さなスミレはツボスミレ
唇弁と側弁の紫色の筋が特徴的である 昔、この地域にはシロスミレ(紫の筋がない純白のスミレ)が多かったのだが今年は見られない (時期的にはまだ早いのかもしれないが)
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アカネスミレ
側弁の白いひげが目立つのがアカネスミレだ
ちなみに小生のハンドルネームmustachioは口髭のことで、リタイア後に生やし始めた時は真っ黒だった口髭も10年の経過でアカネスミレのように白くなってしまった
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サクラソウ
この季節のメインはやはりサクラソウだ
日本サクラソウは低地にも分布し、さいたまの秋ヶ瀬などは4月にサクラソウ祭りを開催して人を集めている
個人の感覚的には、一面に広がるサクラソウよりは渓流沿いに小さな群落を形成するサクラソウのほうが「サクラソウ」らしいと思う
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ハルリンドウ
サクラソウの小群落の近くにリンドウを見つけた
似たような花にハルリンドウとフデリンドウがあり、根生葉があるほうがハルリンドウである
最近、植物図鑑から遠ざかっているので「復習」の必要性を強く感じる
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ミヤマセセリ
クヌギ林にミヤマセセリを見つけた
チラチラと飛ぶ姿は今年も見かけているのだが、地味な蝶なので追いまわして撮ることはしていない
新芽にとまる姿は季節感があって撮影を楽しむことができた
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番外編クロツグミ
タイトルを「群馬の~」としたので一応「番外編」ということにする
このクロツグミの撮影地が軽井沢だからだ
隣接町村ではあるが軽井沢は長野県、車で1時間もかからないのでフィールドにしているが一応区別しておきたい
この個体は木の枝に囲まれたシェルターの中で羽繕いをしていて撮影は非常に難しかった
距離も遠かったが新兵器(560ミリ)のおかげで、表情は捕えることができたように思う
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by mustachio | 2013-05-24 17:05 | Comments(0)
2013年 05月 22日

今年のヒメギフチョウ

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リタイア後10年になるが、毎年春になるとギフチョウを見に新潟や長野に出かける
ギフチョウは桜のシーズンと重なるので、発生地の桜の開花状況をチェックして出かけることが多い
特に新潟遠征は「日本海の魚」の魅力との相乗効果もあり、ここ数年欠かしたことがなかった
ところが今年は4月中旬に海外へ出かけたこともあって、新潟行きをパスしてしまった
さらに5月連休の白馬でもギフチョウとの出会いがなかった

そんな訳で(代替といってはギフチョウに申し訳ないが)ヒメギフチョウのほうに挑戦した
といってもわざわざ撮影旅行に出かけたわけではなく、大学のクラスメートと毎年2回蓼科で開催しているゴルフの定期戦に便乗しただけの話である

蝶の保護のため具体的な場所はコメントできないが、蓼科地区にポイントがあって、何回か撮影に成功している
今年も時期的にはぴったりと予測して期待したのだが、現地へ行ってみると林道の整備工事が進行中で、植物などほとんど見られない状況だった
それでも運良くスミレに飛来したヒメギフチョウがいて、なんとかシャッターチャンスをものにすることができたので、「今年のヒメギフチョウ」をアップすることとしたい
冬から春にかけて鳥の写真を主体に撮影してきたが、いよいよ「蝶のシーズン」の始まりである

ミツバツチグリ
花のない工事中の林道で見た黄色い花はミツバツチグリだった
この花は関東甲信越からほとんど姿を消してしまったチャマダラセセリの食草で、リタイア直後のシーズンには富士五湖周辺などミツバツチグリを目当てにチャマダラセセリを探したものだが、最終的にこの蝶に出会えたのははるか北海道の奥地であった
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タチツボスミレ
リタイアの前は土日主体で野草の写真を撮っていた
その頃は植物図鑑に親しみ、スミレの識別など得意であったが、最近では興味の対象が蝶と鳥に偏ってきて、植物の識別能力が著しく低下している
現地で見たスミレはまず普通のタチツボスミレで間違いないと思う
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アカフタチツボスミレ
こちらのタチツボスミレは葉に赤斑が見えるのでアカフタチツボスミレだと思う
ただタチツボスミレと亜種のレベルで違うのか種のレベルなのか定かではない
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オオルリ
オオルリのメスがいたが、鳥用の長い玉(超望遠レンズ)を携行していなかったので良い写真は撮れなかった
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ミソサザイ
同様にミソサザイもポーズの割にはピントの悪い写真になってしまった
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キベリタテハ
ヒメギフチョウが出てこないのであきらめて帰ろうとしている時に撮ったキベリタテハ
もちろん昨年発生の越冬蝶で羽はボロボロである
もう一つボロボロの翅のスジボソヤマキチョウもいたが、さすがにシャッターを押す気になれなかった
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ヒメギフチョウ
前座はこのへんでおしまい
いよいよ真打(ヒメギフチョウ)の登場である
あきらめて帰ろうかというタイミングにヒメギフチョウが登場した
うまくタチツボスミレで吸密を始めたのだが道路から下の斜面であり、撮影にはかなり苦労した

最初の2枚は足元のスミレに来たところを100ミリマクロで撮った写真である
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ギフチョウとヒメギフチョウの違いが即答できる人は「チョウ屋」さん
普通の人はこの区別はできない
一番わかりやすいのが後翅表面外縁の斑紋がギフチョウはオレンジ色、ヒメギフチョウは黄色というところだが、後翅裏面のこの部分はどちらもオレンジ色で差異が見られない
もちろん全体的な印象がヒメギフのほうが白っぽいとか、前翅外縁に近い黄条が前端でずれるとか、受胎嚢の色が黒か褐色かなど識別ポイントがあるのだが、裏から撮る写真では判別はなかなか難しい
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少年時代、関東でもギフチョウは見ることができた
小田急線で厚木方面へ出かければ、採集は可能だった
ヒメギフチョウのほうは長野と東北・北海道限定で、中学高校時代は高嶺の花であった
今では関東のギフチョウがほとんど消えてしまい、出会いのチャンスは両者イーブンのような感じである
いずれにしても、この日は微妙なタイミングでヒメギフに出会え、至福の時間を過ごすことができた
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by mustachio | 2013-05-22 18:26 | Comments(0)
2013年 05月 12日

5月連休2013

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5月連休
毎年の定例行事になっているが、我が家は交通渋滞を避けて草津の山荘に引きこもることにしている
今年は4月28日から5月8日まで10日間滞在し、入れ替わり立ち替わり3組の友人・親戚たちと、ゴルフやパーティ(酒盛り)などで連休を過ごした
毎年、連休中の何日かは、家内と二人カメラを持ってアウトドア散策をするのだが、今年は夏日のような5月6日を除いて寒い日が続き、近場以外に脚を伸ばしたのは4月29日の「白馬遠征」だけ
蝶も越冬蝶以外はコツバメとミヤマセセリを確認した程度で、ネイチャーフォトに関してはあまり成果が得られなかった

白馬山麓探訪もここ数年は毎年の行事で、ここで春を実感することにしている(草津から白馬まで片道2時間ちょっとなのだが、高速道路を使わないので連休でも渋滞がない)
毎年のターゲットは白馬山麓のギフチョウ、ヒメギフチョウ撮影なのだが、当たりの年と外れの年があり、今年は外れのほうだった
全般的には季節が1週間程度遅れている感じで、例年白馬山麓で見られる田植えの風景も今年は見ることができなかった

白馬探訪コース
毎年の散策コースはほぼ決まっていて、姫川源流から貞麟寺、落倉湿原と回る
貞麟寺の桜はまあまあのタイミングで、枝垂れ桜よりオオヤマザクラのほうが見事だった
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ユリワサビ
地味な花なのだがユリワサビの白い花は、自分にとっては「春」の象徴の一つ
東京近郊でも裏高尾など渓流沿いを歩くと目にすることが多いが、最近は年のせいか渓流沿いを歩くチャンスのほうが減ってしまった
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ワサビ
写真を整理して気がついたのだが、こちらの写真はユリワサビではなく、ワサビのようだ  どうも葉の形状がユリワサビと違う
栽培種のワサビは観光地で見かける機会が多いが、自然のワサビは今まで気がついたことがない
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バイカモ
毎年姫川源流で見る清流に咲く花
今年は1、2個の花が寂しく咲いているだけて、数年前の華やかな雰囲気が感じられなかった
ただタイミングが遅れているだけならいいのだが
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フクジュソウ
ごく一般的な早春の花
姫川源流では最盛期が連休に当たる年とピークが過ぎてしまっている年があり、1週遅れという全体の傾向とは矛盾するが、今年は最盛期が過ぎてしまっていた
今年の春は平地では桜が2週間早く咲いた後、寒い日が続いたりして、植物にも戸惑いがあるのかもしれない
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ヒメオドリコソウ
都内の自宅付近でも普通に見られるヒメオドリコソウだが、カタクリやアズマイチゲなどの早春の花と連携して、「春を盛り上げる」雰囲気がある
葉の赤紫と花のピンクのマッチングが素晴らしい
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アズマイチゲ
関東ではどちらかというと森の中に1輪ひっそりと咲くイメージだが、長野や新潟まで来ると、キクザキイチゲと混在しながら群落を形成し、清楚な感じが消滅してしまう
アズマイチゲは関東で見るほうがいい
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キクザキイチゲ
その賑やかな群落を形成するほうのキクザキイチゲ  アズマイチゲとは葉の形が少し異なる
こちらは白い花限定ではなく、ピンクや紫があるが、白馬山麓ではほとんどの花が白のようだ
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カタクリ
今年は4月中旬に海外へ出かけたので、恒例の新潟行き(ギフチョウ撮影)をパスしてしまった
したがって今年初めてのカタクリである
毎年必ず撮影している花なので、掲載は1枚だけにしておく
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フッキソウ
とにかく地味な花なので、写真向きではないが、春に白馬や戸隠に行くと必ず撮影する
去年のブログをチェックしてみたらやはり写していた
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スミレサイシン
関東のナガバノスミレサイシンと対照的にスミレサイシンは長野や新潟など日本海側のスミレだ
柔らかく丸まった大きい葉が特徴的で、好きなスミレの一つである
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ヤマエンゴサク
ケシ科キケマン属の花
ウスバシロチョウという蝶の食草がこの仲間のムラサキケマンなので、子供のころから馴染みの深い花の仲間である
長細い味のある形状の花は、見れば見るほど楽しくなる
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ミズバショウ
落倉湿原のミズバショウも少し盛りを過ぎたイメージだった
というか花(苞)の先端が茶色になってしまっているものが多い
長野方面は連休に入る1週間ほど前に雪が降ったりしているので、早く咲いた花がダメージを受けたのかもしれない
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ザゼンソウ
ザゼンソウもミズバショウと同じようにきれいな個体が少ない
白馬に限らず、草津周辺のザゼンソウ公園やバラギ湖でも同じような現象が見られた
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ショウジョウバカマ
前述のように今年は4月の新潟行きをパスしてしまったので、ショウジョウバカマも今年初見参
淡いピンクのなまめかしい花に今年も会うことができた
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フキ
フキは花の写真より蕾(フキノトウ)の写真のほうが春の雰囲気が出る
少しタイミングが遅かったようだが、今年は友人から酒の肴としていただいたフキ味噌を大いに賞味したので、それで満足している
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ホオジロ
草津では一応天狗山や青葉山を回ったが、冬のような寒い日だったので、ホオジロくらいしか写真が撮れなかった
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ビンズイ
こちらは白馬で撮ったビンズイ
前景にフキノトウがあって雰囲気がいいのだが、残念ながらピントが甘かった    反省
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オオルリ
オオルリも白馬で撮影
アップの写真も撮れたのだが、ピンクの花(蕾)とオオルリの紺色の対象が気に入ったので、こちらの写真をセレクトした
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キビタキ
連休総括の最後のショットは我が家(山荘)で撮影したキビタキ
同一個体かどうかはわからないが、周辺をテリトリーにしているキビタキがいる
バードバス用にセットした水盤に来たところを室内から撮影した
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by mustachio | 2013-05-12 12:19 | Comments(0)
2013年 05月 05日

バリ島の鳥と蝶(8)

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バリ島の鳥も図鑑順にアップしていくと最終号はどうしても「小鳥編」になる
バリ島はインドネシアの一部なので、ほとんどの小鳥はボルネオやマレー半島と共通種となる
以前お目にかかりましたね、という感じの鳥が多い
唯一の例外がタイトル写真の「カンムリシロムク」で、完全なバリ島固有種、世界的にも著名なレアバードで、この鳥に出会うことがツアーの最大の目的であった

タカサゴモズ
LONG-TAILED SHRIKE
高砂の名前からわかるように台湾からインドまで南アジアに広く棲息するモズだ
ただ今まで他の場所で出会ったタイプはすべて頭が灰色だったが、バリ島のタカサゴモズは頭が真っ黒なタイプと灰色のタイプの2種類がいて、印象としては別種の感じだった
写真の個体は頭頂部が灰色の標準タイプである
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コミドリカラスモドキ
全身が暗緑色のムクドリの仲間
群れで生活する傾向があるようだ
近似種のミドリカラスモドキは頭まで暗緑色なのに、コミドリカラスモドキのほうは頭だけ暗紫色、といわれたが、写真がすべて逆光シルエットで、残念ながら確認できない
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ソデグロムクドリ
同じムクドリ(STARLING)の仲間だが、カラスモドキとは全く印象が違う清楚なイメージだ
希少種のようで出合いのチャンスは1回だけ、クリアな写真は撮れなかった
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カンムリシロムク
さて、これからが真打登場   ツアー最大のターゲット、カンムリシロムクだ
現地名 BALI SALI、英名 BALI MYNA という美しい鳥で、過去に飼い鳥用として乱獲されたため絶滅寸前まで数が減ってしまった
飼い鳥としての数が維持されているので、全世界の生存数は1000羽程度といわれているが、ほとんどが動物園にいて、野生のカンムリシロムクは現在17羽(そのうち脚輪を付けていない完全な野生の個体は2,3羽しかいないという)
バリ島では島の北西端の半島の先に人里離れた保護区を設けていて、レンジャーが監視要員として常駐し保護活動を行っている
日本のトキと同じように飼育した個体を放鳥する活動も行われていて、鳥を野生に返すノウハウも日本から伝授されているという(日本では横浜のズーラシアでこのカンムリシロムクの飼育がおこなわれている)
普段人を寄せ付けないその保護区に、我々はモーターボートで上陸した
その保護区にはケージでカンムリシロムクを飼育し、かつ自然状態に何羽かの個体が飛び回っていた
写真を見ていただければ一目了然なのだが、基本的に純白の小鳥で羽と尾の先が黒く、目の周りがブルーで美しい
そんな小鳥たちが大自然の中で遊んでいる姿に接し、ネイチャリストとしての喜びを十分味わうことができた
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インドネシアサメイロミツスイ
ミツスイ系の鳥は日本にはいないが、オーストラリアなどでは普通に見られるため、あまり出会いに感動がない
写真もあまり撮らなかったが、このサメイロミツスイはバリ周辺の固有種で、貴重な存在のようだ
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ショウジョウハナドリ
FLOWER PECKER(ハナドリ)も海外で楽しめる美しいとりである
現地で出会ったのはキノドハナドリとこのショウジョウハナドリ
写真は遠い距離のショウジョウハナドリしかないが、この日に映えた鮮やかなショウジョウ色は今でも目に約付いている
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ヤマメジロ
バリ島では3種類のメジロに会った
一番数が多かったのがこのヤマメジロで宿泊したロッジの庭に蜜を吸いに来ていた
「遠い珍鳥より近くの普通種」私のモットーに合致した鳥で、良い表情を捕えることができたと思う
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マングローブメジロ
こちらは希少種だそうでカンムリシロムクを見た帰り道、ボートで途中の島によって撮影した
良く見るとヤマメジロとは顔つきが異なるのがわかる
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ジャワハイノドメジロ
一見メジロという感じではないが、行動はメジロのようにちょろちょろと動き回る印象だった
図鑑によれば、他の種類の鳥の群れと一緒に行動する傾向があるという
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スズメ
何の変哲もないスズメである
つまり日本のスズメと同じEURASIAN TREE SPARROW だ
ヨーロッパでは街中にいるのが別種 HOUSE SPARROW なので、西洋人のバードウォッチャーなら、大喜びの鳥ではある
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コウヨウジャク
アジアに広く分布する小鳥で以前スリランカでも出会っている
丸いつぼ型の巣を作ることを知識として知っていたが、今回はその巣を見ることができた
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ブンチョウ
バリ島の鳥になぜブンチョウが?と思われる方がおられると思う
多少鳥に詳しい方は「籠脱け」(飼い鳥が野生化したもの)と一言で片づけられるのではないか
ところがどっこい、このブンチョウは貴重なオリジナルバードなのだ
英名 JAVA SPARROW 、日本のブンチョウは300年も前に飼い鳥としてインドネシアから日本に持ち込まれたようで、60年前には我が家でもブンチョウ(手乗り文鳥)を飼っていた
もともとジャワ島・バリ島周辺の固有種で、籠脱けではない野生のブンチョウに出会えて、感動を覚えたものである
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コシグロキンパラ
飼い鳥といえば我々が子供の頃、ペットとして小鳥を飼うのは普通のことだった
入門編は十姉妹という小鳥だったが、いまどき小鳥を飼う人は自分の周辺に見たことがない
このコシグロキンパラも十姉妹に感じが似た鳥で、調べてみると十姉妹は中国のコシジロキンパラを飼い鳥化したようだ
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シマキンパラ
キンパラの仲間も東南アジアでは良く見かける
バリ島のシマキンパラは割と近くに出てくれて、胸の網目模様もしっかりと観察することができた
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ヘキチョウ
図鑑順の最後の鳥はヘキチョウだった
この鳥も飼い鳥として広く外国へ輸出されたようだが、幸いなことにバリ島にはたくさんの数が残っていた
やはりキンパラに近い鳥で群れを作って行動していることが多い
白面の貴公子にはマレーシア以来の再会になるが、写真になりやすい魅力的な鳥である
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by mustachio | 2013-05-05 11:09 | Comments(0)
2013年 05月 02日

バリ島の鳥と蝶(7)

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図鑑の順に並べたので意図したわけではないが、VOL.3は中型の小鳥シリーズとなった
東南アジアの割には、比較的地味なデザインの鳥が多いのも興味深い

ムネアカゴシキドリ
ゴシキドリ類は東南アジアの代表種
カラフルで仲間が日本にないため人気が高い
個人的には台北の植物園で見た「ゴシキドリ」が印象深いが、スリランカやインドでもアップの写真が撮れている
バリ島では何種類かのゴシキドリ類を見たが、鳥との距離が遠く、写真としてはいまいちだった
ムネアカゴシキドリは顔と胸の赤が目立つが、他の部分は地味で5色のイメージはない
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シロボシオオゴシキドリ
BARBET(ゴシキドリ)としては大型
東南アジアには広く分布しているらしい
頭の部分が茶色に白点といったデザインで、赤や青の色使いはない
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ズアオゴシキドリ
ORANGE-FRONTED BARBET   額と上胸がオレンジ色のゴシキドリだ
色彩的にはゴシキドリらしい種類なのだが、はるか高い木の上に止まっているものしか観察できなかった
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コモンアカゲラ
海外で鳥を見ているとCOMMONという英語が頻発する
つまり「普通種」という意味なのだが、この赤ゲラは普通種ではない
英名はFULVOUS BREASTED WOODPECKER(枯葉色の胸のキツツキ)でわかりにくいが、日本語では「小紋アカゲラ」である
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リュウキュウツバメ
身近にいるのであまり意識したことがないが、普通のツバメには首の部分に黒いベルトがある
日本では南西諸島にいるリュウキュウツバメにはこのベルトがないので下から見ると識別がやさしい
(ツバメは胸が真っ白だが、リュウキュウツバメは褐色である)
もう一つ、尾の裏側(下側)の模様も異なるのだが、スカートを下からのぞくようで観察にためらいが出る
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コシアカツバメ
日本でも見られるコシアカツバメ
こちらは飛んでいるところを上から見るほうが識別が容易だ(腰の部分がオレンジで目立つ)
胸側は薄いオレンジに黒い縦斑があるので、前からでも見分けられる
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ハジロナキサンショウクイ
日本にいるサンショウクイは細身の体で色彩的にはモノトーン
清楚なイメージの魅力的な鳥である
南西諸島には亜種のリュウキュウサンショウクイがいるが、本土のサンショウクイよりは頭の部分が黒く、精悍なイメージとなる
バリ島で見たハジロナキサンショウクイはリュウキュウサンショウクイにイメージが近い鳥だった
3枚目の木の中にいるのはメスである
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コサンショウクイ
日本のサンショウクイがモノトーンなので感覚が違うが、東南アジアでみるサンショウクイはカラフルなものが多い
ヒイロサンショウクイなどは派手な代表だが、このコサンショウクイは頭がグレーで両者の中間的な存在である
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ヒイロサンショウクイ
そのヒイロサンショウクイだが、個人的にはスリランカで見た群れの印象が強い(台湾のベニサンショウクイもきれいだった)
バリ島でもオス・メスを確認したが、緋色のオスのほうは写真をとりそこなった
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ヒメコノハドリ
コノハドリ(LEAFBIRD)の仲間は海外では何回か出会っているが、日本には仲間がいないのでなかなか覚えられない
基本的には全体が緑色で喉が黒いのが特徴のようだが、このヒメコノハドリは本流ではないようで英名もLEAFBIRDではなく、GREEN IORAといって喉は黒くない
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コシジロヒヨドリ
頭の黒いヒヨドリは SOOTY-HEADED BULBUL だ
別にズグロヒヨドリ(BLACK-HEADED BULBUL)という鳥もいて、こちらのほうがもっと頭が黒い
尻尾の付け根(腰)の部分が白いのが特徴で、和名のほうがわかりやすい
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メグロヒヨドリ
いわゆる普通種で日本のヒヨドリと同じようにたくさんいた
個人の嗜好の問題なのだが、もともと私はバードウォッチャーではないので、はるか遠くにいる珍鳥にはあまり興味がない
写真に撮ってもきれいに写らないような遠い鳥より、普通種でも近くてクリアに撮れる鳥のほうがはるかに価値があると思っている
(バードウォッチングツアーでこう公言すると家内のひんしゅくを買うことになるが)
その点、このメグロヒヨドリは十分私の写欲を満たしてくれた
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コウライウグイス
当然といえば当然だが、バリ島の鳥はボルネオやマレーシアの鳥と重なるものが多い
色彩の派手なコウライウグイスはマレーシアでも見かけているが、うまく写真が撮れなかった
今回もけして良い写真ではないが、色彩だけは十分表現できていると思う
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クロノビタキ
ノビタキ(夏羽のオス)は頭が真っ黒だが、このクロノビタキは胸や背中まで黒い
ホテルの敷地を縄張りにしている個体は、シンギングポストで勢力を誇示していた
地味なメスは日本のノビタキと同ような姿形である
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オニセッカ
バリ島には普通のセッカもいるのだが、このオニセッカははるかに大きい
以前ボルネオで出会っており、何年ぶりかの再会であった
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ハジロマユヒタキ
昨年フィンランドのオウルでマダラヒタキ(PIED FLYCATCHER)の写真を撮った
そのマダラヒタキのミニチュア版のようなヒタキで英名も LITTLE PIED FLYCATCHER という
色彩も同じようだがこちらは目の上に白い眉があるのが印象的だった
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by mustachio | 2013-05-02 10:01 | Comments(0)
2013年 05月 01日

バリ島の鳥と蝶(6)

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バリ島探訪のターゲットは「1」がカンムリシロムク、「2」がジャワショウビンであった
おかげさまで、バリ島南部ウブド周辺の棚田で、ジャワショウビンの鮮やかな色彩が飛翔するのを楽しむことができた

ハイガオハシブトアオバト
アオバトの仲間は日本にも棲息し、関東地方でも見ることができる
しかし日本のアオバトはいかにも日本的な黄緑の地味な鳩である
バリ島のアオバトはイメージが違った  目の周りに空色のアイシャドウを利かせたヤンキー風の顔立ちである
所変われば品変わる  だから海外旅行は楽しい
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セグロミカドバト
ミカドバトというのは英名 IMPERIAL PIGEON の和訳だと思う
日本では生物の名前に「帝」を付ける習慣はおそらく近代より前にはなかったのではないか
IMPERIAL の意味は多分「大きい」という表現であろう このセグロミカドバトも大きくて迫力のある鳩だった
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オオベニバト
フィリピンやインドネシアなど南太平洋周辺の固有種
サイパンにも棲息していて、今回初対面というわけではない
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カノコバト
キジバトによく似た鳩で首筋に鹿の子模様のパッチがある(キジバトにも似たような模様がある)
東南アジアでは普通種で、キジバトのように街中での出会いも多い
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チョウショウバト
英名 ZEBRA DOVE というように縞模様が特徴
民家の屋根の上でポーズをとってくれたので、良いポートレートをものにすることができた
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キンバト
インドからオーストラリアにかけて分布し、日本でも石垣島あたりでは見ることができるが、ジャワ島やバリ島では激減していて珍しいハトのようだ
いつも引っ掛かるのだが名前のキンバトというのはどうもイメージが違う
英名のEMERALD FDOVE のほうがはるかにわかりやすい
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シロアゴヨタカ
ヨタカ(夜鷹)という鳥をご存じだろうか
何十年か前には群馬県の我が山荘周辺にも出没していたが、最近ではどこへ行っても見ることが難しくなったしまった
ただ海外のバードウォッチングツアーではガイドが見せに連れて行ってくれることが多い
その理由はポイントが決まっていて、鳥がじっと動かないこと
写真で見るように徹底した保護色で、普通の人は近くに寄っても気がつかない
今回のシロアゴヨタカもガイドが丁寧に説明してくれてやっと所在が確認できた
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カンムリアマツバメ
頭に冠があり、頬が赤いアマツバメなのだが、残念ながら写真では良く分からない
マレー半島とインドネシア地域の固有種のようだ
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ヒメアオカワセミ
体長14センチ程度の非常に小さなカワセミ
マングローブに棲み、ブルーと白の目立つ鳥だ
動きが素早く、目では十分確認したが、写真に撮れたのはライトブルーの塊りだけだった
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ジャワショウビン
カワセミの仲間は派手な色彩を持つものが多いが、このジャワショウビンも激しい色使いのデザインである
この色がバリ島の棚田風景の中で衝撃的に目立つ
カメラマンには警戒心が強いようで近くには寄れなかったが、望遠レンズで必死に表情を追った
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ナンヨウショウビン
サイパンではゴルフ場周辺にいくらでもいる鳥なのであまり有難味が感じられなかったが、実はバリ島のナンヨウショウビンとサイパンのナンヨウショウビンでは見た目(印象)がだいぶ違う
ポイントは頭頂部の色  サイパンのナンヨウショウビンは頭が真っ白なのにバリ島のほうは背中と同じブルーなのだ
日本でも迷鳥の記録があるようだが、図鑑で見るとサイパン系ではなく、バリ島系のようだ
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ヒジリショウビン
SACREDの和訳で「聖」
マングローブなど海岸に棲むカワセミで、バードウォッチングツアーに初めて参加したパプアニューギニアでも出会っている
ブルーと白のカラー構成でバリ島タイプのナンヨウショウビンとよく似ている
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チャガシラハチクイ
ハチクイの仲間は日本にいない
したがって海外の鳥というイメージが強いがヨーロッパでもアフリカでもアジアでもいろいろなところで出会っている
もちろん種類が異なるハチクイなのだが、どれも同じように思えるのは、まだキャリア不足ということだろうか
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by mustachio | 2013-05-01 20:38 | Comments(0)