還暦からのネイチャーフォト

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2013年 12月 17日

石神井公園の鳥と紅葉

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12月13日、近くの石神井公園へ鳥と紅葉の写真を撮りに出かけた
家内が留守で暇だったせいもあるが、主目的は先日購入したペンタックスカメラ(K-3)の試写である
私の使用カメラはキャノン1Dと100ミリマクロがメインだがこれは主として蝶と野草撮影用である
野鳥撮影の場合はペンタックス(K-5,K-7)と10年以上前に購入した400ミリ(既に製造中止)の組み合わせなのだが、レンズが旧型のせいか解像度がいまいちで家内の写真(キャノンの100-400)に対して見劣りしていた   ペンタックスレンズの400ミリはAFが利かずマニュアルフォーカス(合焦のみ表示)という弱点もあった
ところが今回の新しいボディ(K-3)では古い400ミリのAFが機能することを発見したのである

これは是非フィールドで性能確認したいということで試写をしてみたが、若干反応が鈍いかなという程度できちんとAFが機能するのには感動した
カメラ本体のパワーアップで古いレンズがリカバリー(というよりは性能の向上)するなど思ってもいなかった現象である

石神井公園の紅葉
都会の紅葉は遅いとわかっていたが、12月の半ばというのに紅葉が真っ盛りだった
AFのピンもしっかりしているし、色彩も紅葉らしい雰囲気がうまく写っている
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オナガガモ
20年以上前は今の家より公園にずっと近い所に棲んでいたので石神井公園はマイフィールドだった
公園の池にはカモが多く、このオナガガモなどは百羽以上の数が群れをなしていた
それが最近ではせめて数十羽のレベルで本当に寂しくなった
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カルガモ
逆にカルガモなどはあまりいなかったように思う
このカモは留鳥なので夏になると存在感を発揮するが、石神井の池では目立たない存在だった
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ハシビロガモ
このカモはもともと少数派
ただカモの全体数が激減したので今では少数派ではなくなったしまった
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キンクロハジロ
20年以上前の石神井公園にはキンクロハジロはいなかったと思う
関東近郊ではどちらかというと珍しいカモだったのだが、いつの間にか石神井公園の常連になってしまった
何年か前から公園では鳥への「餌やり」禁止が徹底され、生態系の変化が生じたようだ
(キンクロハジロのように湖底の餌が採れるタイプが生き残ることになる)
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カワウ
昔から変わらない存在がこのカワウ
三宝寺池中之島の住人だが、それでも数はだいぶ少なくなったようだ
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バン
このバンも大昔からいる鳥だ
クチバシの黄色いのはオオバンではなくて、今年生まれた幼鳥である
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ゴイサギ
水鳥(水辺の鳥)のラストバッターはゴイサギの幼鳥  俗にいうホシゴイだ
石神井公園ではボート池でも三宝寺池でも普通に見られるゴイサギだったが、今回はこの一羽だけだった

なお写真に撮らなかったがマガモは健在、当日は出会いがなかったがコガモもまだ見られるようだ
カワセミも元気なようで常連のカメラマンが5~6人、ポイントで待機中だったが、自分が現地にいた1時間程度の間には姿を見せなかった
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コゲラ
さて、カメラの試写のテーマは紅葉や動きの少ない水鳥ではなく、小鳥類である
特に枝の中で動き回る小鳥はAFでの撮影が難しい
この2枚のコゲラの写真のようにバックから浮き上がったものは全くフォーカスに問題がなかった
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シジュウカラ
AFが使いにくい被写体の典型的なものが枝の中の小鳥である
実は秋(初冬)の雰囲気を出すために紅葉の中のシジュウカラを狙ったのだが、バックが近い場合や手前に枝(葉)が来るケースでは、なかなか合焦ができず、狙ったチャンスを逃がしてしまうことが多かった
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エナガ
そして一番苦労した被写体がこのエナガである
小鳥と花の組み合わせは平凡で撮影チャンスも多いが、紅葉と鳥の組み合わせは割とチャンスが少ない
果実には集まる鳥が多いのだが、食用にならない葉には鳥が集まらない    と思っていたら、以外に紅葉したカエデの木にエナガが集まることを発見した
ところがこの鳥は落ち着きがなく常に動き回っている
カメラのAFの癖を飲み込むために何十枚もエナガの写真を撮り、何となく撮影の呼吸をつかむことができたように思う
そのうちの何枚かをアップするので、秋の小鳥のポートレートをお楽しみいただきたい
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by mustachio | 2013-12-17 14:31 | Comments(0)
2013年 12月 03日

伊佐沼のヘラサギ

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10月、11月はフィールドでの写真撮影をサボってしまった
ネイチャーフォトブログのほうは9月の南アフリカ撮影行の写真が十分すぎるほどあったので継続することはできたのだが、ほとんどカメラに接することもなく2か月を過ごしてしまった
(正確にいうと学生時代の仲間たちとの旅行もあり写真を撮ってはいたのだが、望遠レンズとマクロレンズの出番がなかったということになる)

撮影対象がFBI(FLOWER BIRD INSECT)主体なので秋はフィールドに出る機会が少ない
特に11月などは撮影意欲が湧くような対象物がない  蝶と花に関しては春・夏限定のものも多いが、冬は鳥のシーズンでもあって思ったより外に出ることが多い

来年からは秋のシーズンは沖縄方面に長期旅行するか、近郊主体ならキノコの写真を狙うとか、検討を要するようだ

さて、今年も12月に入って冬鳥のシーズンになった
月曜日(12/2)家内と二人ヘラサギの写真を撮りに川越の伊佐沼に出かけた(我が家は関越練馬インター近辺にあるため川越は至近距離である)

お断りしておくが珍鳥の撮影場所は普通オープンにしないのがマナーなのだ
ただ今回のヘラサギは新聞にも報道され、土日には200人ものカメラマンが詰めかけるような有名人(有名鳥)なのでマナー違反にはならないと判断した

湖岸から100メートル以上離れた砂州の中でくつろいでいるので、カメラマンなど人間の存在が鳥に影響を与えることはなさそうだった

ヘラサギ
ヘラサギ  英語名 SPOON BILL
冬鳥としてたまに日本に渡来するが、確実にやって来る場所がないので「珍鳥」となっている
今年は何十年振りかで東京近郊に現れ、しばらくの間腰を落ち着けている

グローバルに見ると近似種のクロツラヘラサギのほうが絶対数が少なく完全な絶滅危惧種なのだが、こちらは日本に定期的に現れるポイントがあり、日本では今回のヘラサギのほうが希少価値があるようだ
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ヘラサギの「け伸び」
写真的に面白くないので紹介もしないが、実はこのヘラサギほとんど1日中眠っている
鶴と同じように1本脚で立ってただじっとしているのだ
そして時々(30分置きくらいかな)ちょっと動いて伸びをする
その時がシャッターチャンスで待ち構えたカメラマンは一斉にシャッターを切る
一本足で立ったままいかにもめんどくさそうに伸びをするので予想外に面白いフォルムが撮影できる
最後の画像などまさにアクロバティック・ストレッチだ
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アオサギとヘラサギ
撮影中にヘラサギの近くにアオサギが飛んできてツーショット撮影となった
アオサギのほうがはるかに大きく色彩感もあるのに普通種の悲しさで主役はヘラサギになる
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アオサギ
脇役ばかりでは可愛そうなのでアオサギが主役の写真を2枚
濃紺とグレーの組み合わせはなかなか渋い われわれ世代の男の色彩感覚だ
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コガモ
今度は前の2枚でアオサギに主役を譲ったコガモの写真
12月なので一部のオスはまだ繁殖羽に変わっておらず、地味な写真になった(手前の3羽はメスなのかエクリプスなのか判然としない)
バックのオスのほうは一部鮮やかな緑色が出現している
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アオサギとカワウ
次はカワウとのツーショット
すぐ近くで向かい合っているのにお互いを無視した表情が面白い
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ハマシギ
ヘラサギのいた砂州にはハマシギが遊んでいた
小さい鳥で遠くからの撮影は少し厳しい
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セイタカシギ
水辺の鳥で絵になるのはやはりセイタカシギ
いつもファッションモデルのようにポーズをとって歩いている
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全体風景
最後は砂州の全体風景
いろいろな鳥がのんびりと遊んでいる
師走の「人間の生活」からかけ離れた俗にいう「癒されるシーン」である
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by mustachio | 2013-12-03 18:36 | Comments(0)