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2014年 08月 19日

上高地と高山蝶

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7月29日、タカネヒカゲの写真は不満足だったが9時半には蝶ヶ岳ヒュッテを出発し、逆ルートで徳沢へ向かった
下りは楽、と思うのは若い人の感覚でガレ場と木の根っこばかりの急な下り坂は高齢者にはつらい
登りを3時間半で踏破した長塀山~徳沢間が何と3時間かかったが、とにかく怪我もせずに徳沢に到着し、無事家内と再会した
その後はゆっくりペースで河童橋まで6キロ、写真をとりながら移動し夜はホテルに宿泊した

翌日の30日、前日の合計12キロの山下りで太ももが激しい筋肉痛だったが、休養十分の家内と二人、今度は岳沢に挑戦した
ターゲットはクモマベニヒカゲとタカネキマダラセセリ
どちらも撮影済の高山蝶ではあるが、タカネキマダラセセリのほうはピンの甘い写真しかないのでどうしても撮り直しがしたい

蝶の写真は一応ライフワークのつもりだが、体力的な制約から、高山蝶は後期高齢者になるまでになんとか押さえて置きたい
そんな思いで足の筋肉痛に打ち勝ち、特にタカネキマダラセセリについては多数の写真をものにすることができた

上高地
上高地はマイカー禁止なのだが大型観光バスは規制対象外、そのため普段着姿の観光客も多く、河童橋周辺では中国語、韓国語が飛び交う
それでも土曜、日曜は大型バスも規制になったようで、少しは自然を取り戻したような落ち着いた印象だった
岳沢からは河童橋はもちろん、はるか向こうに今年も訪れた乗鞍岳を遠望することができた
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オシドリ
上高地の池で子連れのオシドリのメスを見つけた
子供はカルガモに似ていて親がいなければオシドリとは認識できないと思う
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ヤマネ
徳沢の近くで子供のヤマネがいた
たまたま一眼がザックの中で不慣れなコンパクトデジカメしか手元になく、良い写真が撮れなかったが、物おじしないヤマネで登山客の腕に這い上がって来る始末だった
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オオイタドリ
蝶ヶ岳で見たオヤマソバの仲間
関東近郊でもよく見かけるイタドリよりは大型の植物である
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オニシモツケ
こちらも大型の植物
花もイタドリに似ているがこちらはバラ科である
北海道の道路脇によく茂っていて「北海道の植物」のイメージが強い
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クガイソウ
蝶の吸蜜対象になる花
タカネキマダラセセリもクモマベニヒカゲもクガイソウに来ていた
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クサボタン
明るい林道脇でよく出会う花  先が反りかえった釣鐘状の花は個性的である
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コウモリソウ
花のほうは全く地味で目立たないが、葉のほうは個性的で見ればすぐ名前を思い出すことができる
動物の蝙蝠よりコウモリ傘のイメージかもしれない
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ゴゼンタチバナ
ここ半月の間で何回も出会った花
写真のように半日影の状態がゴゼンタチバナらしい雰囲気を表現できるように思う
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ヤマハハコ
ハハコグサの仲間でも今年はウスユキソウのほうを良く見たような気がする
ヤマハハコは久しぶりで緑の葉の光沢が印象的だった
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ゲンノショウコ
上高地は昨年も来ているので植物写真が重複するが、このゲンノショウコは意外だった
この花は地域によって赤い花も白い花もあるのだが、昨年上高地で撮影した花は西日本に多い赤、今年見かけたのは白花だったのである
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センジュガンピ
この花も今年はいろいろな場所で出会った
こちらはもちろん白花限定で、赤ければカワラナデシコということになってしまう
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グンナイフウロ
岳沢登山道で見つけたフウロソウの仲間
花の形状からグンナイフウロだと思うが、白花は珍しい
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ハクサンフウロ
こちらは間違いなくハクサンフウロ
数年前のタカネキマダラセセリはハクサンフウロに訪花していたが、今年はクガイソウだった
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キンミズヒキ
上高地には黄色い花も多い
小さく目立たない花だがキンミズヒキの花穂にもしっかりした5弁の花がたくさんついている
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サワギク
個人的なイメージでは「サワギクは上高地の花」
上高地では必ず見ることができるが、他の場所でサワギクを見る機会は少ない
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コキンレイカ
秋の花の代表であるオミナエシの仲間
別名ハクサンオミナエシのほうが覚えやすいが、白山の冠名を持つ花が多すぎるので少し抵抗がある
山に秋が来たことを感じさせる花だ
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オタカラコウ
近似種にメタカラコウがあり、識別が難しい
この花は茎が太く、花のつき方などからオタカラコウだと思う
棲み分けてくれればよいのに両種は同じような地域に生えているのでいつも苦労することになる
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ホソバノキソチドリ
岳沢の登山道脇で見つけたラン科の植物
選択肢としてはホソバノキソチドリかコバノトンボソウなのだが、距が短いのでホソバノキソチドリだと思う
(距が上側に反っているのが少し気になるが)
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タマガワホトトギス
自宅の庭にもあるヤマジノホトトギスなどは秋に咲く花なので、ホトトギスは秋の花と思っていたが、今年の夏はこの黄色いホトトギスとの出会いが多かった
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トモエソウ
トモエソウも上高地の花
梓川右岸の比較的人通りが少ない山道に多い
この花はすぐに茶色くなってしまうので撮影のタイミングを外すと汚い写真になってしまう
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ホソバノトリカブト
トリカブトが毒草であることが有名になってしまったので、最近トリカブトを見る機会が減ってしまった
(とにかくトリカブトで採蜜された蜂蜜も危ないという)
上高地遊歩道の入り口には昔から立派なトリカブトがあり、今年もきれいな花を見ることができた
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ソバナ
上高地の花のラストはソバナ
キキョウ科の花はどう見ても秋の花だ
そろそろ蝶のシーズンが終わる
花のほうはまだこれからという種類も多く、これからは花を見ながらの低山歩きがメインとなるのだろうか
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アサギマダラ
今夏の上高地は主目的が高山蝶の撮影だったために、撮影機材は軽くという制約があり、愛用の100ミリマクロを携行しなかった
そのため高山蝶以外の普通の蝶はあまり撮影していない
それでも路傍の花にアサギマダラが来ると、無条件でシャッターを押してしまう
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コチャバネセセリ
タカネキマダラセセリがテリトリーを張っている場所でこのコチャバネセセリを撮影した
珍しい蝶ではないので普通シャッターを押さないのだが、とにかく1時間近く同じ場所に止まっている個体でその根性に圧倒された
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コヒョウモン
コヒョウモンとヒョウモンチョウはお互いによく似ており、フィールドでの識別が難しい
翅が丸っこく、翅裏が赤っぽいといったアバウトな印象でコヒョウモンと推定したが、家に帰ってからの検討でも間違いないようだ
どちらも最近数が減っており、特にヒョウモンチョウのほうは準絶滅危惧種になってしまった
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ヒメシジミ
岳沢のガレ場にやたらヒメシジミの多い場所があった
花に集まっているわけではなく、ヒメシジミが岩の上で集団で日光浴しているのだ
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クモマベニヒカゲ
ベニヒカゲもクモマベニヒカゲも高山蝶で、上高地では両種とも見ることができる
後翅裏を見ればわかりやすいのだが、一見して見分けるのは翅の縁の白線が鮮明かどうか
この日登場したのはクモマのほうだった
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タカネキマダラセセリ
略してタカネキもしくはタカキマ
北海道には近似種のカラフトタカネキマダラセセリ(カラタカ)がいて、タカキマはオスメスともカラタカのメスにそっくりである
このカラタカのほうは10年前蝶の写真撮影を本格的に始めてから北海道に通ったのできれいな写真が何枚もある(車でアクセスできる場所で容易に見ることができる)
一方、タカキマのほうは中部山地に棲息するのだが、何分標高2000メートルくらいまで自分の足で登る必要があるので撮影は結構難しい
今回はしっかりアップを撮影することもできたので「2014年上高地」の良い思い出となった
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by mustachio | 2014-08-19 20:55 | Comments(2)
2014年 08月 12日

蝶ヶ岳2014・植物編

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若ければあまり問題にならないと思うが、年をとって来ると登山時の重量負荷を強く意識することになる
とにかく1100メートルを一気に登る蝶ヶ岳では慎重に撮影機材を選択しなければならない
高山植物など花を撮影する時の私のカメラセットはキャノンEOS1DmarkⅡと100ミリマクロと決めているのだが、メインターゲットがタカネヒカゲなので、近寄れない場合を考えると100ミリでは不足である
そこでペンタックスK5と400ミリ望遠をメインとし、サブレンズは18~270ズームを持って登ることとした
キャノン1Dセットに比べるとペンタックスは軽いのが最大の魅力である
少し前までキャノンの色合いに比べるとペンタックスの色彩表現には若干不満があったが、K5が出てからはあまり差異を意識しなくなった

山の花の写真は大きく分けると中腹の花と山頂・尾根筋の花に二分される
尾根筋に出るまではとにかく登ることに集中しているので写真撮影は二の次になってしまう(撮影を口実に休憩することもあるのだが)
上にあがってからは余裕が出て良い写真が撮れるような気がする

下から順番通りの掲載というわけではないのだが、モミジカラマツくらいまでが尾根筋に到達する前の花、アオノツガザクラ以降が山頂付近の花と思っていただいて良いと思う

カニコウモリ
出発点の徳沢付近に多いのがカニコウモリ   というか徳沢に着くまでの林道にも多い
上高地には近似種のコウモリソウも多くこちらは形状から名前の由来が納得できるが、カニコウモリという名前はどうもピンと来ない
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ハリブキ
名前という点ではこの植物はわかりやすい   葉を見れば「これは針蕗だ」とすぐ分かる
花のほうは極めて地味で目立たないのだが、表面に針が生えた葉は迫力がある
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キヌガサソウ
新穂高でも撮影したがこの花は標高の高いところで見かける
ただどちらかというと暗い谷筋に多いようで尾根筋で見かけることはない
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ギンリョウソウ
こちらも林床の植物でお花畑や岩礫地で見る植物ではない
蝶ヶ岳(長塀尾根)のギンリョウソウは背が高く純白で雪の女王のように美しかった
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ゴゼンタチバナ
登山道の常連
今年もいろいろな山道でゴゼンタチバナに出会った
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ミツバオウレン
数は多いのだが花が小さく写真は撮りにくい
茎が細くひょろひょろと伸びるので根元の葉との関連がうまく写せないのだ
掲載した写真は完ぺきに近い出来である
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ツマトリソウ
高山植物ではあるが1,000から2,000メートルくらいの山に多いような気がする
輪生する葉の先に6弁の白い花をつける  と思っていたら蝶ヶ岳のツマトリソウは7弁だった
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ヒメイチゲ
ツマトリソウに大きさが似ているので見逃しそうになったがヒメイチゲを見つけた
アズマイチゲの仲間である
こちらは間違いなく5弁で清楚な雰囲気がある
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マイヅルソウ
こちらも新穂高との共通種
というよりか深山といわれる場所の普通種
写真にしにくい花なのだが何回も撮っているうちに雰囲気が写せるようになった
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オオバタケシマラン
花が目立たないので今まで意識したことがなかったが、タケシマランの仲間を見つけた
葉が茎を抱いているのでタケシマランではなく、オオバタケシマランのようだ
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ミドリユキザサ
長塀山の付近にユキザサが多かった
花は開花直前というタイミングだったが、もともと小さくて目立たない花なので咲いてもあまり変わりはない
葉の形状からミドリユキザサと見たが、どうだろうか
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エンレイソウ
季節的にはエンレイソウは春の花
この時期はもう実になっているのが普通だが、標高のせいかここでは花を咲かせていた
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ベニバナイチゴ
尾根筋に着くまでの林下の植物はほとんどが白い花だった
バラ科のイチゴの仲間も白い花が多いのだが、例外的にこの花は色が濃く見た目は紅花というより黒花といった方がいいようだった
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スイカズラ
平地でも見られるスイカズラが標高2000メートル以上の高地に咲いていた
登山道で見かけると高山植物の雰囲気を感じさせる
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モミジカラマツ
長塀山近辺で見かけたカラマツソウは新穂高にも咲いていたモミジカラマツだった
カラマツソウの仲間内では格が高いのかもしれない
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アオノツガザクラ
下から登って尾根筋に到達するといわゆる高山植物の世界になる
ツガザクラの仲間は種類が多いのだが、今年はアオノツガザクラしか見ていない
この種が最大勢力ということなのだろうか
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コケモモ
アオノツガザクラとセットのように登場するのがコケモモ
場所にもよると思うがこの2種がツツジ科高山植物の最大普通種といってよいと思う
コケモモは花もよいが真っ赤な実も魅力がある
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ウサギギク
高山で見る菊というとこのウサギギクが思い浮かぶ
何年か前、霧で何も見えない立山で見たウサギギクが何故か頭に残っている
蝶ヶ岳のウサギギクは躍動感のある元気なキクだった
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クモマニガナ
あまり意識をせず路傍のニガナにレンズを向けたが高地のニガナなのでタカネニガナかクモマニガナということらしい
葉のつき方などもっとしっかり確認(撮影)しておくべきだったと反省している
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エゾシオガマ
シオガマも高山植物の代表種
黄色いエゾシオガマは今年初見だった
同じ黄色いシオガマでキバナシオガマという花があるが、こちらは北海道の大雪山に行かないと見られない
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ヨツバシオガマ
こちらは乗鞍にたくさん咲いていたヨツバシオガマ
ピンクの群落は美しいが、遠見にはコイワカガミなどと紛らわしい
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オオバキスミレ
路傍に黄色いスミレを見つけた  オオバキスミレらしい
よく考えてみると高山で見るスミレは黄色いスミレばかりで、いわゆる紫色のスミレは標高の高いところでは見た記憶がない
花の色と棲息環境に生物学的な相関関係があるのだろうか
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オヤマソバ
高山の砂礫地、岩礫地にはオンタデ、ウラジロタデなどタデ科の植物が多い
蝶ヶ岳の蓼は茎が赤いのでオヤマソバのようだ
「蓼」と「蕎麦」はあまり接点がないように思うが、食用のソバは立派なタデ科植物である
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クルマユリ
長塀山まで登り切り、後は尾根筋というところに小さな池がある(妖精の池とかよばれているらしい)
周辺には高山植物があり、クルマユリもまとまって咲いている
蝶ヶ岳のルートは昨年に続き2回目なので勝手がわかっており、このポイントではゆっくり休憩をとった
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コイワカガミ
感覚的にはイワカガミ類は春の花  夏の山では花が終わっていることが多い
ところが夏でも雪渓の残るような高山では、下界の夏が春になる
コイワカガミは雪渓周辺で元気に咲いている
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ミヤマキンポウゲ
高山には似たような黄色い花が多い
もともとキンポウゲという花はウマノアシガタというごく普通の植物の別名で、その高山バージョンがミヤマキンポウゲだと思う
1週間前の乗鞍ではミヤマキンポウゲを見なかったが蝶ヶ岳登山道では群落が見られた
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ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウの特徴は葉の形と大きさ
花はミヤマキンバイとよく似ている
蝶ヶ岳周辺ではほとんど見られなかったがタカネヒカゲを長時間待機したポイントに一株だけ咲いていた
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ミヤマキンバイ
専門のマニアの人たちは昆虫や植物の名前を短縮して呼ぶことが多い
ミヤマキンバイは「ミヤキン」であるが、ミヤマキンポウゲも「ミヤキン」で紛らわしい
蝶ヶ岳ルートではキンポウゲのミヤキンが圧倒的な勢力を誇っており、ミヤマキンバイのミヤキンはほとんど見つからなかった
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シナノキンバイ
信濃金梅
ミヤマキンポウゲと同じキンポウゲ科の花だが一回り大きくインパクトがある
どこででも見られるような花ではないのだが、長塀山~蝶ヶ岳間には数が多く、昨年同様華やかな雰囲気であった
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テガタチドリ
登山道わきの草原部分に見られる
個人的な印象だがハクサンチドリより大きく華やかな印象で、好きな高山植物の一つである
(蝶ヶ岳では見られないが、テガタチドリで吸蜜するミヤマシロチョウなど絵になるシーンだ)
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ハクサンチドリ
ネームバリューはテガタチドリより高いようだが、あまり目立たない
先が尖る個々の花のアップが美しいと思うのだが、時期のせいかあまり整った花が見当たらなかった
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ムカゴトラノオ
高山の草原帯によく見られる花
花というより穂の印象が強く、穂(花序)の下のほうにムカゴ(珠芽)をつける
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ハクサンイチゲ
乗鞍のように群落とまではいかなかったが雪渓の周辺にハクサンイチゲが見られた
大型バスでアクセスできるハクサンイチゲより、連続4時間の労役の後で出会うハクサンイチゲのほうがはるかに神々しく感じられる
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ハクサンフウロ
ルート上ハクサンフウロはほとんど見られなかった
たまたま見つけたフウロは形が良く、写真としては良いものになった
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チシマギキョウ
蝶ヶ岳山頂付近の圧巻はチシマギキョウ
チシマギキョウとイワギキョウは良く似た花だが、花に髭が生えているのでチシマギキョウのほうだと思う
昨年の登山でも出会った場所に、今年も元気な姿が見られた
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by mustachio | 2014-08-12 21:30 | Comments(0)
2014年 08月 12日

蝶ヶ岳2014

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週が変わって7月28日、北アルプス蝶ヶ岳に挑戦した
実はこの「蝶ヶ岳」昨年夏も家内と二人で登山している
コースは上高地徳沢から長塀尾根・長塀山を経由するルート、徳沢~長塀山間は水平距離4キロしかないのに標高差が1キロという古希を過ぎたわれわれ夫婦にとっては難コースである

登山目的の第一は「タカネヒカゲ」という高山蝶の撮影
自分のホームページ「還暦からの蝶240種」のページの中で唯一蝶の写真がないのがこのタカネヒカゲ、50年以上前の学生時代北アルプス縦走の時にモノクロ・フィルムで撮影しているので撮影済の蝶にカウントしている

そして昨年7月、たまたま季節外れの悪天候にぶつかり大雨の中を夫婦二人で蝶ヶ岳ヒュッテにたどり着いた
翌日は雨が上がったものの肝心のタカネヒカゲは2度ほど飛翔姿を目撃しただけで撮影不能のまま下山することになってしまった

「蝶ヶ岳リベンジ」は今年の最大テーマだったのだが、家内のほうが腰痛悪化などがあって蝶ヶ岳は無理だという
そこで作戦変更、家内は徳沢連泊で待機とし自分ひとりで蝶ヶ岳に再挑戦することにした
昨年と違って今年は雨はない 徳沢から長塀山までの4キロ(標高差1キロ)をコースタイム通り3時間半でクリアすることができた
長壁山から蝶ヶ岳はアップダウンはあるもののほとんど標高差がなく、高山植物も豊富で楽しいコース、1時過ぎには蝶ヶ岳ヒュッテにチェックインしタカネヒカゲを探しに出かけた

山頂からの展望
蝶ヶ岳からは足元にヒュッテが見える
そこから先は北へ向かって常念岳へのコースになるが、このコースは穂高~槍の尾根と並行する形となり、天候さえよければ西側に迫力のある山並みを見ることができる
当日は到着後、あいにく雲が出始め「完全視界」とはいかなかった
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ブロッケン現象
雲が出てきたおかげで「ブロッケン現象」を見ることができた
西側に太陽、東側に霧の海という条件がそろい、丸い虹の輪の中に自分の影が投影されるのだ
過去に宝剣岳で一度見ているので2回目の体験であるが、自分が左手を上げると影も左手を上げるのが楽しい
不思議なことに横に複数の人が並んでも影は自分一人、影は自分の動きと同じであることをこの目で確認した
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ご来光
昨年と違い翌29日は快晴だった
山小屋の朝は早く、みんな4時前から起き出してご来光を見に行く
蝶ヶ岳ヒュッテは北アルプスの東部に位置するので、東側の下界(安曇野)の地平線から太陽が昇る
小屋近くのピークは満員で太陽が顔を出すと歓声が上がった
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快晴の山並
槍ヶ岳から穂高連峰に至る尾根筋の景観は素晴らしかった
4時前の暗いうちから、朝焼け、日が昇ってからと何枚も撮影したが、それぞれ個性があって面白い
日の出前の写真は肉眼では薄暗いのにカメラで撮るとはっきりと青空が写っている
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蝶ヶ岳から見える山々
昨年は展望がなかったが、今年はいろいろな山を確認することができた
槍ヶ岳は目の前にそびえるが、遠くには八ヶ岳や乗鞍岳、木曽御岳を望むことができる
1週間前、乗鞍から見た槍~穂高連峰をちょうど逆の方向から眺めることになるのは、まさに感動ものだ
そして南の方向には南アルプスと富士山が見られた
家内が同行できず単独行は残念であったが、思い出に残る山旅となった
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山の景観があまりに素晴らしかったのでネイチャーフォトが山岳写真集になりそうになった
ここで本来の姿に戻ることとする

タカネヒカゲ
まずは最大ターゲットのタカネヒカゲ、とても満足なレベルではないのだがなんとか写真に収めることができた
初日3時間、2日目3時間半、ポイントでタカネヒカゲを探したが、結局シャッターチャンスは2~3回しか訪れなかった
特に2日目は快晴に恵まれたのにまったく蝶影が見られない
最大のチャンスは帰り支度をしてヒュッテを後にしてから登山道に飛んできた個体で、遠くから着地を確認したのだが保護色で見つけることができずシャッターチャンスを逃がしてしまった(悔しいけれど足元から飛び立つまでわからなかったのである)
それでもピントまあまあの写真を1枚確保することができたので念願のホームページ改定は可能となった
60点ギリギリくらいのリベンジ達成である
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ミヤマモンキチョウ
ミヤマモンキチョウは代表的な高山蝶である
個人的には車でアクセスできる草津白根山などでいくらでも撮影できることから有難味を感じないが、準絶滅危惧の希少種であることは間違いない
ポイントではタカネヒカゲより数が多かったが、こちらも全くとまってくれずシャッターチャンスはほとんどなかった
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ヒオドシチョウ
前にも触れたが、高い山に蝶がたくさんいるわけではない
登山途中で出会ったのはこのヒオドシチョウぐらい  コンパクトデジカメで一応撮ってみた程度だが、記録用としてアップしておく
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ヒメキマダラヒカゲ
帰りの山道にはヒメキマダラヒカゲが多かった
70歳を超えた身にとって急な下り坂はたいへん厳しくシャッターを押す余裕はほとんどなかった
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カヤクグリ
乗鞍で出会ったカヤクグリに蝶ヶ岳付近で再会した
同じようにハイマツのトップで遊んでいた
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ホシガラス
それほど珍しい鳥ではないのだが、ホシガラスは高山の鳥
山に登らなければ出会いはない  野鳥写真家を自負する家内もあまり良い写真は撮れていないようだ
蝶ヶ岳ではそんなホシガラスの写真をしっかり撮影することができた
とにかくタカネヒカゲの登場を待って同じ場所に6時間も7時間も待機するので、鳥に対しては気配を消すことができる
すぐ近くまで寄って来てくれるのだ
雪渓をバックの飛翔写真などプロでも通用するような出来栄えだ・・・・・と思っている
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by mustachio | 2014-08-12 11:16 | Comments(0)
2014年 08月 08日

新穂高の花と蝶

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7月23日、乗鞍から平湯へ下りて新穂高へ廻った
こちらもマイカーとロープウエーで2000メートルの高地に立つことができる
年をとると歩かずに高山へ登れることはたいへんありがたいが、誰でも自然に接することができるということは反面自然破壊を促進するということでもあり複雑な気持ちになる

乗鞍と新穂高のセットは2年前と同じで、新穂高の林道ではフジミドリシジミの撮影に成功している
その時は若干時期遅れでオスの翅が傷んでいたため、今年はきれいなオスの開翅写真をブログのトップに飾る予定だった
ところが24日の早朝は現地は雨  さほどひどい雨ではなかったので林道を歩いたが現実は厳しくフジミドリシジミは1頭も出てくれなかった

写真は23日の午後に撮影したもの  特に珍しい蝶は出ていないがオカトラノオには標準的な7月の山の蝶が群れていた

マイヅルソウ
高山植物ではあるがお花畑の花ではなく、針葉樹の林床に普通に生える地味な植物である
群生することが多いので1株では全く目立たないが、よく見ると可愛い花をつけている
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ゴゼンタチバナ
同様に林床に咲く花で登山道の脇に多く見られる
一見ドクダミに似た花だが、4弁(総苞葉)の配置が、長い方と短い方が直角にクロスしていて目立つ
橘の由来は花が似ているからではなく実が似ているかららしい
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キヌガサソウ
マイヅルソウやゴゼンタチバナと違って山に行けばどこででも見られる花ではない
小群落を形成することが多いので出会うとうれしくなって必ずシャッターを切る
この花は普通花弁(外花被片)8枚と思っていたが、写真の花はもっと数が多い
キヌガサソウは日の丸構図の写真にすると「旭日旗」になることに今気がついた
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ミヤマキンポウゲ
こちらはお花畑の花
乗鞍岳では今回ミヤマキンバイばかりで、キンポウゲのほうの「ミヤキン」が見つからなかった
新穂高でもロープウエー山頂駅近くで少し見かけただけである
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ミヤマダイコンソウ
丸い大きな葉が特徴のミヤマダイコンソウ
イメージとしては乗鞍のような岩礫地の植物だが、新穂高では林道脇に咲いていた
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モミジカラマツ
今年はカラマツソウの仲間を良く見るような気がするが、モミジカラマツは今年初めてだと思う
花にいるハナカミキリは帰宅後チェックしたところクモマハナカミキリらしい
昭和30年発行の昆虫図鑑にもわが国では珍しいとあるので、もしかするとたいへんな希少種かもしれない
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ヤグルマソウ
高山植物というより深山の植物である
花は小さく地味だが、植物全体としてはでかくて存在感のある大男のイメージだ
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ヤマオダマキ
今年、何回も撮影している花
造形的にもなかなか美しい花である
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タマガワホトトギス
こちらは今年初めてのタマガワホトトギス
翌日、フジミドリシジミを探しに行った林道でも見つけたが、雨でカメラを出す気がしなかった
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ギンリョウソウ
銀龍草
色素を持たないイチヤクソウ科の腐生植物だ
小学校4年の林間学校で三峰山で見たのが個人的には初見  それ以来60年以上名前を忘れたことはない
特に高山の植物ということではないようで、最近では草津の山荘でも見かけるようになった
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クルマユリ
面白みのない植物写真になってしまったが、自然の記録という意味では「図鑑写真」という写真の撮り方も必要である
要は、車のような葉の構造と花が写っていればよいのだ
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ヒオドシチョウ
タイトルを「新穂高の花と蝶」としたが、花のほうはすべてロープウエー山頂付近の標高が高いところのものだ
蝶のほうは2千メートルの高地では姿が見られず、見たのはこのヒオドシチョウだけであった
高山のお花畑というのは蝶にとって棲みやすい環境ではないようだ
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オオウラギンスジヒョウモン
ロープウエー中継駅周辺のオカトラノオに多くの蝶が集まっていた
大型のヒョウモンは最初ウラギンスジヒョウモンと思っていたが、良く観察すると前翅の形状や後翅の模様からオオウラギンスジヒョウモンのようだ
昔、高尾山あたりでも普通種だったウラギンスジヒョウモンは、最近急激に数を減らしているような気がする
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ミドリヒョウモン
もう1種のヒョウモン蝶は、どこでも見られるミドリヒョウモン
ヒョウモン類の食草は一般に普通のスミレ類で生存条件は変わらないように思うのだが、数を増やしているものと減らしているものが2極に分かれてきているような気がする
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メスグロヒョウモン
この蝶の名前がすぐ分かる人は蝶に関しては上級者
「蝶屋」でない人は動植物に詳しい人でもこの蝶が覚えられない傾向があるようだ
オスはミドリヒョウモンによく似た普通のヒョウモンなのに、メスは全く異なるデザインである
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イチモンジセセリ
今年は夏の前から見る機会が多いのでコメントが重なってしまうが、不思議と出会いが多い
過去の経験だと秋口からはやたら数が増えるが夏にはあまり見かけない蝶、ということになるが、それは都市近郊での話ということだろうか
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コチャバネセセリ
逆に夏の山で出会うケースが多いのがこのコチャバネセセリというのが例年の傾向ということになるが、今年は見かける数が少ないように思う
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ヒメキマダラセセリ
ヒメキマダラセセリと次のコキマダラセセリは良く似ている
写真はヒメキマダラのオスだが、オス同士を比較すると前翅の黒縁の幅が広いのがヒメキマダラである
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コキマダラセセリ
メス同士の比較では前翅表の模様が異なるので、開翅写真は識別がしやすい
2枚目の側面写真は難しいが、前翅裏の橙色斑からコキマダラのほうだと判断した
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キバネセセリ
アオバセセリほどではないが、セセリの仲間では風格を感じる蝶
地上で吸水したり獣糞に集まったりする
花に集まるのはヒヨドリバナかイケマと思っていたがここでは他の蝶と同じようにオカトラノオで吸蜜していた
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スジグロシロチョウ
蝶のレストラン「オカトラノオ」にはシロチョウ科の蝶も来ていた
都会地では幅を利かせているスジグロシロチョウも、山ではおとなしく静かに食事をしていた
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スジボソヤマキチョウ
スジボソヤマキチョウは山の蝶では目立つ存在
翅の裏側は表側ほど派手ではないが、シンプルな黄色は山の緑によく映える
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アサギマダラ
新穂高最後の蝶はご存じアサギマダラ
最近はコンパクトデジカメや携帯写真が普及したせいで路傍の花にとまるアサギマダラを撮影している若い女性を良く見かけるようになった
吸蜜中は割とじっとしているので蝶写真入門コースには最適かもしれない
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寄り道・韮崎の「花と蝶」
新穂高から東京へ戻る途中中央高速韮崎ICで降りて寄り道をした
この時期、関東地方の梅雨明け宣言はあったのに長野県(岐阜県)北部は天候がすっきりしないケースが多い(昨年は蝶ヶ岳で大雨に会った)
韮崎下車の目的はいうまでもなくクロヒカゲモドキの今年3回目の挑戦だったが、武運つたなく同一カード3連敗の結果に終わった
ブログでは触れずにおくつもりだったが、ホソバセセリなどしっかり撮影できたので新穂高の補追版として韮崎編を追加しておく

ユウスゲ
ユウスゲ、キスゲの類は群生するという先入観があったが、このユウスゲはひっそりと咲いていた
「そんな夕子に惚れました」という歌の文句ではないが、哀愁が漂う花であった
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フジカンゾウ
路傍にピンクの可愛いマメ科の花を見つけた
名前がわからず帰ってから図鑑をいろいろチェックしたところ、どうもフジカンゾウ(藤甘草)のようだ
おそらく初めて見るのだと思う
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トモエソウ
今年2度目のトモエソウ
トモエソウは少し古くなると赤茶けて写真向きではなくなる
林道に1株だけ咲いていたが、若くて美しい「巴草」らしい花だった
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キキョウ
数十年前までは山野に普通にあったキキョウは花屋に移転してしまい野生のキキョウを見ることが少なくなった
クロヒカゲモドキを探し回ったフィールドにキキョウが一株、凛とした姿勢で咲いていた
花屋で見るキキョウと同じ花だが自然の中で見るキキョウは全く違った花に見える
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オオムラサキ
オオムラサキの様子を見にいったが今年は何故か数が少ない
去年はウジャウジャといた樹液にも数頭が見られる程度で翅がボロボロ
あまり写真を撮る気にもなれず早々に引き揚げた
今年は全般的に樹液の出が悪いという話も聞くが.....
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ジャノメチョウ
クロヒカゲモドキが見られないのはクヌギ類の樹液が少ないせいかもしれない
ネット屋(採集家)のベテランの方から間違いないというフィールド情報をもらっているのにブッシュを叩いても飛び出す黒い蝶はこのジャノメチョウばかりだ
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クロアゲハ
最近都内ではあまり見かけなくなったクロアゲハ
カラスザンショウに絡んで産卵行動をしているように見えたのでメスだと思う
たまたま木陰に休止したのでシャッターを押した
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ホソバセセリ
この日最大の収穫はホソバセセリ
比較的珍しい蝶で個人的には4回目くらいの出会いか?
過去3回の出会いはいずれも山梨県で、群馬県や長野県では見たことがない
この蝶は近寄ってもあまり逃げないのでマクロでしっかりアップを撮ることができる
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by mustachio | 2014-08-08 10:38 | Comments(0)
2014年 08月 05日

雷鳥探しに乗鞍へ

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7月の撮影対象はどうしても「蝶」がメインになり、「鳥」はシーズンオフだ
鳥屋の家内に蝶のつきあいをさせてばかりもいられないので「乗鞍」へつきあうことにした
自分も家内も大昔の学生時代から山で何度も雷鳥を見ているのだが、写真がない
厳密にいえば北欧など海外で撮った ROCK PTARMIGAN (種としては日本のライチョウと同一種)の写真があるのだが日本で撮ったライチョウの写真がないのだ
2年前の夏に乗鞍で半日ほどライチョウを探したが遭遇できず、今回は少し時間をかけて畳平に1泊することにした
7月22日草津から上田・松本経由で移動、乗鞍の畳平は標高2700メートルだが車で行くことができる(マイカー乗り入れ禁止となっているので途中からはシャトルバス利用となる)

前日には子連れのライチョウが現れたというので期待して午後3時間、翌早朝3時間待機したが、結局姿を見ることができなかった
残念な結果に終わったが、一昨年と同じように高山植物とイワヒバリ、カヤクグリなどの高山鳥は十分堪能することができたので特に不満はない
特筆すべきはライチョウより珍しいツキノワグマを目撃したこと、遠方であったので証拠写真程度のレベルだが写真も撮ることができた

ライチョウ撮影は「また次の機会」ということになった 乗鞍は諦めて立山あたりを狙うかもしれない
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イワヒバリ
ヨーロッパから日本までユーラシア大陸に広く分布するが、日本では高山のハイマツ帯(以上)に棲息する高山の鳥である
近似種のカヤクグリよりは少し大きく、クチバシの下部が黄白色で腹部は褐色である
地上で餌を探していることが多い
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カヤクグリ
写真の欠点は大きさをうまく表現できない点
イワヒバリとカヤクグリは並んでいれば大きさの違いからすぐ識別できるのに、両者とも茶と黒とグレーの配色で大きさの比較できない個別写真では兄弟のようによく似ている
カヤクグリのほうはハイマツの樹上を敏捷に飛び回っていて動き方もイワヒバリとは全く異なるのだが、これを写真で表現するのは結構難しいのだ
ライチョウを待つ間、イワヒバリとカヤクグリを長時間観察し、一応すぐに識別ができるようになったと思う
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イワツバメ
畳平の宿舎にイワツバメが子育てをしていた
最近までイワツバメとアマツバメ(どちらも背中が黒く腰の部分が白い)の区別ができなかったが、イワツバメは喉から下腹まで下面が真っ白であることを確認した
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ツキノワグマ
山へ行くとあちらこちらで「クマ出没」の看板を見るのだが今までツキノワグマに出会ったことがなかった(北海道のヒグマは接近遭遇がある)
ライチョウ探索中、監視員のお姉さん(失礼、若い女性監視員)が双眼鏡で遠方を監視しているので、訪ねてみると熊が見えるという
最初は良くわからなかったが、目が慣れてくると肉眼でも黒い物体が動いているのがわかる
あわてて400ミリ望遠で撮影したが熊の形がわかる程度でディテール描写は無理な距離であった
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アオノツガザクラ
高山植物は一昨年よりだいぶ数が少ないように感じた
保護はきちんとされているようなのであまり心配することはないのかもしれないが寂しい気持ちになる
前回は8月上旬だったので季節の違いがあるのかもしれない
1枚目の写真は五十音順でアオノツガザクラになった
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コケモモ
引き続きツツジ科の花
薄いピンクの花は魅力的だが、実になって果実酒になってもより魅力的になる
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ミネズオウ
アオノツガザクラやコケモモなどツツジ科の花は釣鐘状に下向きに咲くものが多いが、ミネズオウの花は堂々と上を向いて咲いている
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ハイマツ
高山へ登ると到る所にハイマツがあり、植物として意識することがない
ライチョウ待機中は暇なのでハイマツにレンズを向けてみると、結構カラフルで写真向きの構造であった
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キバナシャクナゲ
数は少なかったがシャクナゲがあった
ハクサンシャクナゲではなくキバナシャクナゲのほうだった
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コバイケイソウ
コバイケイソウは隔年ごとに盛衰があるという
今年は数が少ない年なのか乗鞍ではこの2株しか見当たらなかった
若い株なのに堂々とした気品があるように感じた
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イワツメクサ
中部地方の高山の岩礫地ならどこにでも生えているような高山植物の中では普通種
花びらが二つに分かれ5弁が10弁に見えるところが面白い
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ミツバオウレン
オウレンの仲間は地味で自己主張がない
注意して見ないと見逃してしまいそうな小さな花である(逆にそれが生き残る秘訣なのかもしれないが)
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ハクサンイチゲ
同じ白い花なのにハクサンイチゲはインパクトがある
個々の花も美しいのだが、集団となって咲くのでたいへんな迫力だ
乗鞍のお花畑で過半数を占めるぐらい存在感ががある
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チングルマ
この花も集団で迫力を持つ高山植物だ
場所によってはハクサンイチゲより多数派なのだが、乗鞍では政権を失った某政党のように影が薄かった
(一昨年はもっと株が多かったと思うのだが)
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ミヤマダイコンソウ
黄色い花ではミヤマキンバイとミヤマダイコンソウが目立つ(今年はミヤマキンポウゲが見当たらなかった)
両者は花の形と色が良く似ている
大きな相違点は葉の形と大きさでダイコンソウのほうは丸く大きな葉が目立つ(冒頭の風景写真にある雪渓前の花もミヤマダイコンソウだ)
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ミヤマキンバイ
酒が好きなので「金杯」をイメージしてしまうが「金梅」が正しいようだ
こちらも高山砂礫地の普通種で、あちらこちらに株を作り勢力を張っている
この花はバラ科なのだが、似たような名前のシナノキンバイはキンポウゲ科で花が大きく存在感がある
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ミヤマクロユリ
あまり美しいとは思えないが何故か女性登山家(山ガールから山婆まで)に人気があるのがクロユリだ
苦労して高い山に登りやっと見つける花なら魅力的だが、観光バスで来てすぐ見られるクロユリにそれほど有難味があるとは思えない
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ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマは高山植物ではない(手持ちの高山植物の図鑑にも載っていない)
平地では早春、ギフチョウが飛ぶ頃咲く花なのに高山では夏に盛りを迎える
乗鞍でも他の高山植物に伍して美しい花を咲かせていた
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ヨツバシオガマ
こちらは高山植物の代表種のような花
どちらかというと北海道でよく見るイメージだが、乗鞍にも数が多い
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コイワカガミ
コイワカガミはピンクの絨緞のような群落を形成することが多い
個々の花は花弁の先が房状に裂けてアップで見るとたいへん美しいのだが、あまり下から撮ると品がなくなってしまうようで側面からの写真が多い
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コマクサ
乗鞍の花の最後は「高山植物の女王」コマクサになった
コマクサは人気がある花であちらこちらの山で保護育成されあるいは移植栽培されてているが、高山に自然に咲くコマクサが一番美しい
人気の理由は株が他の植物から独立していること、もう一つは花のピンクと葉の緑との対比(バランス)だろうか
今年は草津の山に入場制限があってコマクサ祭りを見にいけなかったが、乗鞍でコマクサを堪能した
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by mustachio | 2014-08-05 15:41 | Comments(0)
2014年 08月 01日

野反湖/ニッコウキスゲの頃

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1日おいて7月17日、今度は草津山荘から北へ向かった
目的地は新潟県との県境に近い野反湖、山荘から1時間ちょっとのマイフィールドの一つだ
7月中旬のこの時期はニッコウキスゲの季節
長野県、栃木県などニッコウキスゲの名所では、最近鹿の食害がひどくさんざんな状況のようだが、この野反湖では鹿の話はまったく聞かない

ニッコウキスゲ
地元の人はニッコウキスゲと呼ばずノゾリキスゲと呼ぶ  学術的にはゼンテイカと呼ぶのが正解だろうか
ユリ科のカンゾウの仲間で群生する傾向があり、草原が真っ黄色に染まる様子は感動的である
野反湖のニッコウキスゲは少し早すぎたかなというタイミングだったが、ピークを過ぎると枯れて茶色くなった花が目立つので写真を撮るには早い方がいいのだ
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ハクサンフウロ
湖の周辺にはハクサンフウロも多い
ニッコウキスゲが日光限定ではなくあちらこちらに群生地があるように、ハクサンフウロも白山限定ではなく
関東甲信越の高原では普通種である
フウロソウの仲間にはチシマフウロやアサマフウロなど地名を冠したものが多いが、勢力的にはハクサンフウロが圧倒的で、浅間山周辺でもアサマフウロを見る機会がまったくない
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イブキトラノオ
野反湖に多い植物で特徴的なのはこのイブキトラノオ
考えてみれば、この植物名も伊吹山に由来する訳で、日光・白山・伊吹山と「冠地名トリオ」が成立する
このイブキトラノオは湖の北側(新潟県寄り)に多く、ピンク色の花は清潔感があって群落がなかなか美しい(この花には花弁がなく、ピンク色は萼と雄しべの先端の色である)
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ノハラアザミ
草原にアザミが咲きだしている
花が直立するいわゆる普通のアザミとしては、ノアザミとノハラアザミが一般的であるがノアザミのほうは春から咲き始めるのにノハラアザミのほうは夏にならないと咲かない
夏になると両者が混在するので同定が厄介になるが、総苞に粘着性があるかどうかなどで識別する
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オニアザミ
不祥事を起こした企業の経営陣のように頭を低く下げているのがオニアザミ
この花は枯れた後でも同じ状態を保っているので、きれいな花より醜い花を見ることが多い
写真写りの悪い花の典型だ
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コマクサ
湖畔展望所の近くに囲いがあり少しだけコマクサが咲いている
何十年も前から変わらないので、人工的に植えたものではないと思うが、野反湖とコマクサはあまり相性が良くないようだ
(湖から少し離れた場所に地元の小学生が植えたコマクサ園もあったはずだが、最近では行ったこともない)
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ノハナショウブ
野反湖にはノハナショウブのほうが良く似合う
いかにも水辺の植物でシンプルな色彩が美しい
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ヒオウギアヤメ
花に綾の目があるのでアヤメ
葉が幅広く緋扇のように見えるのでヒオウギアヤメだ
高層湿原に多い植物である
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チダケサシとトリアシショマ
どちらもユキノシタ科で近似種
チダケサシのほうが茎がまっすぐに伸びて花序は太く見える
トリアシショウマは鳥の足のように茎の枝別れが多く花序は細い
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ネバリノギラン
写真を撮る時にはこの植物はネバリノギランであると思い込んでいた
おそらくそれで間違いないと思うのだが、普通この植物は茎が1本直立しているのに写真は途中から枝が分かれているのがどうも気になる
一応高山植物なのだが地味で普通種なので図鑑にも枝別れについての特別な記述はない
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カラマツソウ
カラマツソウの仲間には結構種類が多いのだが、これは標準タイプの「カラマツソウ」だった
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ヤグルマソウ
沢沿いなど湿り気のあるところに生える
結構背が高いので迫力があり、葉の形を見てすぐヤグルマソウだとわかる
そういえば子どもの頃、園芸種で矢車草という植物があり庭の花壇によく植えられていたのだが、最近では見かけたことがない
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ウスユキソウ
標高が高い場所なのにウスユキソウ、ハハコグサの仲間はあまり見られない
普通のウスユキソウが少しあっただけだった
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ニガナとシロバナニガナ
キク科ではハコネギクが多い場所だったと思うが、まだ時期が早いのか全く咲いていなかった
ニガナは黄色いニガナと白いシロバナニガナが咲いていた
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ヨツバヒヨドリ
ヒヨドリバナの仲間は結構識別に苦労する
ヨツバヒヨドリといっても必ずしも四葉ではないので、たいていヨツバヒヨドリと思っていていいと思う
(ヒヨドリバナやフジバカマ、サワヒヨドリなどは数が少ない)
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ヒロハコンロンソウ
沢沿いにある白い十字花植物はヒロハコンロンソウだった
コンロンソウ、マルバコンロンソウなど似たような植物が多いので、写真には葉の形状を写しこんで置かなければならない
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センジュガンピ
白いナデシコ
他に類似種がないので見つければすぐに名前がわかる
漢字は千手岩菲、日光中禅寺湖の千手ヶ浜に由来するようだ
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ヤマクワガタ
4弁花で葉が対生であることからゴマノハグサ科の花であることは間違いないが、正確な名称はわからない
花芯に白い球状の付属物がある植物をどこかの図鑑で見た記憶があるのだが、見つからない
クワガタソウの仲間としておけば間違いないだろう
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シモツケ
普通に見られる花
派手なピンクが遠くから目立つので、ついレンズを向けてしまう
形状的にもアップに耐えられる何かを持っている
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オトギリソウ
野草に興味がある人はこの花の名をすぐ覚える  薬草の秘密を漏らした弟を兄が切ったというので弟切草
いろいろな登山道の脇で良く見かける花だ
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オオバミゾホオズキ
久しぶりにオオバミゾホオズキに出会った
おぼろげな記憶では栂池の小屋に近い木道のあたりに多かったような気がする
年を重ねると記憶があいまいになるので、個人用野草写真図鑑を早く整備しなければ、と思っている
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クルマユリ
「野草編」の最後はクルマユリ
野反湖にはコオニユリが多いのでコオニユリと思い込んで撮影したが、同行の家内が「葉が輪生していること」を確認してくれていた
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引き続き「蝶編」に入る
野反湖はキベリタテハとベニヒカゲの好撮影地なのだが、いずれも8月がシーズン
7月にはあまり珍しい蝶は出ないが、花が多いので花に絡む蝶の写真は撮影しやすい


イチモンジセセリ
低地では秋の蝶のイメージが強いイチモンジセセリ
標高が高いせいか数は多かった
この辺りはオオチャバネセセリが多い所なのだが、出会ったのはイチモンジばかりだった
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コチャバネセセリ
セセリはもう1種
このコチャバネセセリもこの季節の山の蝶だ
獣糞にも来るし地面で吸水もするのだがあまり撮影意欲が湧くような蝶ではない
それでもイブキトラノオなどに絡んでいると、花につられて何回もシャッターを押してしまう
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クロヒカゲ
山にも平地にもいる普通の蝶
棲息環境は悪化しているはずなのに数が減っている様子はない
近似種のクロヒカゲモドキは絶滅危惧指定だというのに
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ヒメキマダラヒカゲ
こちらは完全に山地性の蝶だが数は多い
普通ジャノメチョウ科の蝶は花を訪れることはないのだが、このヒメキマダラヒカゲだけは訪花性がある
最初の写真は蝶のほうが逆さにとまっているのであって貼り付けの天地を間違えたわけではない
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シジミチョウ類
この地域では珍しいシジミチョウはいない
この湖から北側(下流側)は秋山郷に繋がっており、オオゴマシジミの産地なのだが、まともな道がないので挑戦したことはない
写真はルリシジミ、ベニシジミ、ヒメシジミ、トラフシジミ
トラフシジミは虎斑が濃淡差のない夏型に変わっていた
そういえば最近のタイガースのユニホームも変わってしまったようだ
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モンシロチョウ
ハクサンフウロに来ていた白い蝶はスジグロチョウ系ではなくモンシロチョウだった
群馬県西北部はキャベツ畑の農薬でモンシロチョウが住みにくいため、こんな高地まで移住してきたのだろうか
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クジャクチョウ
タテハ類もキベリタテハやルリタテハ、エルタテハなどは見られなかったが、クジャクチョウは健在で、ポーズをとってくれた
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ウラギンヒョウモン
ヒョウモン類はウラギンとギンボシがメインだった
この2種は外観が良く似ていて裏面の白斑の並びを確認しないと識別が難しい
ウラギンヒョウモンは後翅付け根の白斑がきちんと並んでいて、後翅上端の白斑数は5個である
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ギンボシヒョウモン
ウラギンヒョウモンによく似たギンボシヒョウモンは関東近辺ではどんどん数を減らしているようだ(北海道では相変わらず多いのだが)
ちなみにウラギンヒョウモンとの違いは付け根の白斑が不規則で、後翅上端の白斑数は4個である
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コヒョウモン
蝶のラストはコヒョウモン
少し小型のヒョウモンで「ヒョウモンチョウ」というヒョウモン蝶とよく似ている
模様の形状が微妙に違うので、帰ってから図鑑をチェックすれば識別は可能なのだが、フィールドでの区分は難しい
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by mustachio | 2014-08-01 13:45 | Comments(0)