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2014年 12月 10日

秋の八重山蝶探索(蝶編3)

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八重山の蝶を紹介して最後に残ったのがタテハチョウ系
タテハチョウ系の蝶は昔はタテハチョウ科、マダラチョウ科、ジャノメチョウ科などに分かれていたのに最近はタテハチョウ科に一本化されてしまって古い蝶屋(蝶愛好家)にとっては面白くない
今回八重山訪問の目的の一つは未撮影のイワサキタテハモドキの撮影、もう一つはピンボケの写真しか撮れていなかったシロオビヒカゲの鑑賞に堪える作品をものにすることであったが、どちらも目的を達成することができた

シロオビヒカゲ
シロオビヒカゲとの最初の出会いは八重山へ通い始めた初期の頃
場所は石垣のある薄暗い竹林、シャッターの盲押しで飛行中の「それらしきもの」を撮影してから8年くらいになる
とりあえずホームページ「日本の蝶240種」(当時タイトルは200種だった)にそのピンボケの写真を載せ、その後石垣島を訪れるたびにその場所へ出かけるのだが一向に再会できなかった
今回の出会いは西表島、いくつか竹林チェックして振られあきらめかけていたところに、偶然下草に止まっているシロオビヒカゲを見つけた
しかも新鮮なはっきり白帯の見える個体である
まずは遠くから望遠で撮り、次に近づいてマクロで撮り、次に向きの違う写真がほしくて裏へ回ったが今度は飛ばれてしまった
しばらく後に別の個体も見つけたがこちらは後翅を鳥に食い破られたのか一部が破損していた
ジャノメチョウの仲間は地味なものばかりなのだが、このシロオビヒカゲは例外でデザイン的にも美しく、アップで実物を見た感動は忘れられない
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リュウキュウヒメジャノメ
本土にいるヒメジャノメによく似たジャノメチョウだが、蛇の目は少し大きく白帯は真っ白で少し太い
地域的に棲み分けているので混同はないが、もし仮に関東地方にこのリュウキュウジャノメが飛んでいても誰もわからないと思う
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マサキウラナミジャノメ
本土にはヒメウラナミジャノメとウラナミジャノメがいてヒメのほうは普通種、ウラナミジャノメは絶滅危惧種となっている
八重山にはマサキウラナミジャノメとヤエヤマウラナミジャノメがいて本土のウラナミジャノメのほうによく似ている
マサキとヤエヤマは非常によく似ていて後翅裏面の白帯がはっきりしているのがマサキ、後翅裏面が全体的に白く蛇の目より外側に白い部分が広がるのがヤエヤマである
両者の比較写真を狙って数多く撮影したが今回はマサキウラナミジャノメばかりでヤエヤマウラナミジャノメには会えなかった
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イワサキタテハモドキ
この蝶は迷蝶で本来の日本の蝶ではない
ただ石垣島の公園に定着し4年冬を越して世代交代をしているので定義としては立派な「日本の蝶」になっている
この蝶の存在は有名なので最初から撮影できるものとカウントしていたが、わが「撮影済日本の蝶」はこれで244種となった
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タテハモドキ
こちらは九州以南だが昔から日本に定着しているタテハモドキ
もともとは東南アジアの蝶で、スリランカではこの蝶や仲間たちをいやというほど見ている
今回この蝶を撮影してびっくりしたのは季節による前翅の形状の違いだ  今までこの蝶を見たのは春から夏にかけてで前翅の外縁は滑らかだった
ところが今回出会ったのは秋型のタテハモドキで非常に外縁の凹凸が強く別種のような印象だった
おまけに裏面の模様はコノハチョウのように木の葉に擬態している(夏型の裏面は蛇の目があり、けして木の葉状ではない)
同じ場所でも季節が変わると蝶の形が変わる  新鮮な発見であった
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キタテハ
八重山には普通のキタテハもいた
本土のキタテハも夏型と秋型で翅の形状が変わる典型的な蝶だが、今回見たキタテハは普通の夏型で秋型の鋭角的な翅ではなかった
寒い地域に住むキタテハにとって八重山の11月は秋ではなく夏なのかもしれない
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イシガケチョウ
もともと南国の蝶なのだが日本国内では北上中で岡山、兵庫あたりまで生息域を拡大している
八重山ではあまり数が多くないようで西表の林道で数頭見かけた程度だった
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ヤエヤマムラサキ
ヤエヤマムラサキやリュウキュウムラサキなどは夏から秋にかけての蝶と認識している
実際に行ってみてその認識に疑問を抱くようになった
できればメスアカムラサキなどもと期待していたがムラサキ系のタテハチョウが全くいないのである
西表の林道でヤエヤマムラサキを撮影したが、南国の蝶らしいこれらの蝶に会えなかったのは寂しい
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ヤエヤマイチモンジ

数が多くない蝶なので期待しなかったがこれも西表の林道にいた(石垣はほとんど雨模様でチャンスがなかった)
最初の写真はオスで見た目のとおりイチモンジなのだが、この蝶のメスはまさにミスジチョウの仲間に見える
2番目の写真がそれで(翅が少し破損しているのが残念)普通2枚の写真が同種の蝶であると思う人はいない
メスの写真と次項のリュウキュウミスジの写真とをじっくり見比べていただきたい
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リュウキュウミスジ
そのリュウキュウミスジ
八重山の至る所に飛んでいる
本土のコミスジそっくりの蝶で地域的に棲み分けていなければ識別に苦労すると思う
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オオゴマダラ
最後になってしまったが、八重山の蝶といえばマダラチョウの仲間を外すわけにはいかない
オオゴマダラは何回か見かけたが写真にはならず、以下の写真は石垣島バンナ公園のケージで撮影したものである
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アサギマダラ
西表の林道には本土と共通のアサギマダラがいた
最初に見たときはタイワンアサギマダラかと期待したが、腹部が橙色ではなく普通のアサギマダラであった
長距離移動で有名なアサギマダラだがこの個体が本土から渡ったものかどうかは不明である
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リュウキュウアサギマダラ
アサギマダラは1回しか見なかったが、リュウキュウアサギマダラはたくさん飛んでいた
この蝶は全体的に水色がベースで色彩感覚的にはなかなかのものだと思う
似た種類にウスコモンマダラやミナミコモンマダラなどの珍蝶がいるのだが今回は出会いがなかった
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ヒメアサギマダラ
前項のリュウキュウアサギマダラやコモンマダラ類は前翅中室の青白斑帯がコミスジと同じように分断されるのが特徴だが、こちらのヒメアサギマダラはその部分が分断されない
全体的なイメージではリュウキュウアサギマダラより水色部分が薄く明るい感じである
こちらも数が多く、中に珍蝶が混じっている可能性もあるので撮った写真の枚数は2種合わせると大変な数になった
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スジグロカバマダラ
今回の探索行最後の蝶はスジグロカバマダラとなった
繁殖力の強いグローバルバタフライでインドからオーストラリアまで東アジアに広く分布する
もともと日本の蝶ではなかったが八重山地方には完全に定着し昨今では九州にも進出している
オレンジと黒のジャイアンツカラーなため個人的には好きなデザインではないが、何となく写真写りがよいので海外でも八重山でも繰り返し写真を撮ることになる
(ちなみに近似種のカバマダラについては今回1度も見かけなかった)
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by mustachio | 2014-12-10 17:42 | Comments(0)
2014年 12月 10日

秋の八重山蝶探索(蝶編2)

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蝶編2はシジミチョウシリーズ

今回八重山訪問最大の目的の一つがタイワンヒメシジミの撮影だった
今年は9月に長崎へ遠征しタイワンツバメシジミを撮影しているが、他の新種撮影はことごとく敗退しているためどうしてもタイワンヒメシジミの写真が撮りたかった
石垣からフェリーで西表の大浜港へ到着しレンタカーを借りると早速農道で食草タヌキコマツナギの探索を始めた
結果はタイワンヒメシジミの項に譲るが、今回の八重山遠征はシジミチョウに関してはついていたように思う
ただ一つ残念だったのはシロモンクロシジミとの出会いがなかったこと  西表の林道で出会った方に撮影場所についての情報までいただいたのに見つけられなかった
この蝶の撮影は次回八重山訪問の楽しみを残しておくことになった

タイワンヒメシジミ
この蝶の食草が赤い花をつけるコマツナギで蝶は食草から離れずに生活することは前から承知していた
前回西表を探索した4年前もこの赤い花を探してある地域を車で走り回ったのだが、この時は季節が合わなかったせいか花を見つけることができなかった
今回は花の写真も準備し、家内と二人農道のわきをくまなく探したところ、花のほうは何とか見つけることができたがいくら探しても蝶はいない
夕方近く、別の場所でもタヌキコマツナギを見つけ車の中で休んでいるとやぶの中に非常に小さなチラチラ動く飛翔体を見つけた
止まったのを確認して近寄ってみると間違いなくタイワンヒメシジミである
100ミリマクロを取り出し慎重にやぶの中の想像以上に小さなこの蝶にフォーカスを合わせた
このポイントには翌日何回も寄ってみたが蝶は姿を現さず、撮影は全くのワンチャンスであった
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タイワンクロボシシジミ
こちらも名前に台湾を冠するシジミチョウだが、南西諸島では普通種である
西表に最初に訪れた時からなじんだ蝶で珍しくはないが再開するとやはりうれしい
同じようにモノトーンのシジミチョウにリュウキュウウラボシシジミやヒメウラボシシジミがいて翅裏が白いシジミチョウを見つけるともしやと期待するのだが、たいていはこのタイワンクロボシである
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オジロシジミ

このオジロシジミには久しぶりに出会った
外来種でここ数年爆発的に数を増やしたクロマダラソテツシジミというソテツを食草とする蝶がいるが、オジロシジミはこのクロマダラソテツシジミによく似ている
外来種のクロマダラソテツシジミ(普通、略してクマソという)は10年前にはおそらく南西諸島に入り込んでいなかったはずで両者の識別に苦労はなかったのだが、4、5年前から八重山はクマソの天下になり、オジロシジミは影が薄くなってしまっていた
そして不思議なことに今回の八重山ではそのクマソとの出会いがまったくなかったのである
図鑑では周年発生となっているが以前にも4月初旬の寒い時期にはクマソが見られないという経験もあり、発生サイクルの谷間のせいかもしれない
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ヒメシルビアシジミ

シルビアシジミはヤマトシジミによく似た蝶で識別のポイントは後翅裏面上端の黒点の配置の違い(シルビアは2番目の黒点が前方にずれ、ヤマトは後方にずれる)である
リタイア後蝶の写真を始めてから10年になるがその頃ヒメシルビアシジミという蝶は存在しなかった
つまり南西諸島に住むヒメシルビアシジミと本土にいるシルビアシジミは同一種でどちらもシルビアシジミと呼ばれていた
分家のほうのヒメシルビアシジミは初めて沖縄に蝶の写真を撮りに来た時から撮影できているのに本家のシルビアシジミの写真がなかなか撮れなかった時期もある
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ホリイコシジミ
八重山にはヤマトシジミによく似た小型の蝶が多い
このホリイコシジミはヤマトシジミより若干小型で冒頭のタイワンヒメシジミと大きさはあまり変わらない
こちらの識別ポイントは後翅裏面でなく、前翅裏面  上端外縁に黒点が二つ確認できればホリイコシジミである
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ヤマトシジミ
我が家の庭にもチラチラ飛んでいる全国的普通種
従って八重山地方にもヤマトシジミは普通にいる
特に南国のヤマトシジミは型が小さく、裏面の斑紋はあまり鮮明でないので紛らわしい
最初のころは南西諸島に来るとヤマトシジミに似た蝶は必ずレンズを向けていたが、最近では落ち着いて対応できるようになった
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ウラナミシジミ
最近では目にする機会が減ったが関東でも普通に見られる蝶
といっても南国の蝶で成虫越冬できる地域は太平洋沿岸の温暖なところに限定され、毎年世代交代をしながら北上してくるので関東で見かけるのは圧倒的に多い
沖縄や宮古島など数が多いのだが、今回の探索では一度しか姿を見せなかった
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シロウラナミシジミ
表面が青白色の美しいウラナミシジミ
西表のある漁港近くにポイントがあり、そこへ行けばたいてい出会うことができる
食草のハナシュクシャ(ショウガ科の植物)の花が咲く頃がベストシーズンのように思うが、今回は花がほとんど終わっていたのにシロウラナミシジミは飛んでいた
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ウスアオオナガウラナミシジミ
外見的には大きさも模様もシロウラナミシジミによく似た蝶だが、こちらの食草はショウガ科でなく、ウラナミシジミ系にはオーソドックスなマメ科植物である
出会ったのは西表の林道
写真撮影時は図鑑を携帯していなかったので自信がなかったが、後で確認して大喜びした
後翅裏面上端の二つの黒点がこの種のポイントで、図鑑でそれが確認できたからである
あまり期待していなかった(自分にとっての)新種との遭遇は筆舌に尽くしがたいものがある
(この時点で撮影済みの日本の蝶は243種となった)
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ルリウラナミシジミ
シジミチョウシリーズのラストはルリウラナミシジミ
(残念ながら今回はアマミウラナミシジミとヒメウラナミシジミは撮影できなかった)
このルリウラナミシジミは海岸から林道まで西表の至る所にいて撮影した枚数は大変な数になる
(フィルム撮影の時代だったら大変な出費だと思う)
この蝶は翅裏より表のほうが格段に美しい オスはムラサキシジミのように光沢のある青紫、メスは淡青色で飛ぶとキラキラと輝く
ただ小さい上に非常に動きが速いので飛んでいる個体はカメラで追い切れず3枚目のぼけた写真が精いっぱいであった
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by mustachio | 2014-12-10 14:24 | Comments(0)
2014年 12月 07日

秋の八重山蝶探索(蝶編1)

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今回の八重山探索はタイトルの通り「蝶探索」が主目的だったのでここからが本題である
八重山地方(石垣島・西表島)への渡航は4年ぶり、石垣には新空港も完成してだいぶ様子が変わっていた
しかも時期は11月後半、南西諸島といっても蝶の最盛期は過ぎているが、逆に今までチャンスがなかった蝶との出会いがあり、晴天には恵まれなかったが予想以上に数多くの蝶との対面を楽しむことができた
撮影地は西表島と石垣島であるが両島共通種が多いので科別に整理していくことにしたい

アオスジアゲハ
トップはアゲハチョウ科のアオスジアゲハ
本土ではアオスジアゲハのシーズンは終わってしまっているが、八重山では元気に飛び回っている
いつも思うのだが南国のアオスジアゲハは青筋が太く鮮明に感じる
なお今回の遠征ではミカドアゲハは確認できなかった
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クロアゲハ
西表の林道でも石垣の公園でもクロアゲハは多かった
ただ、ほとんどが破損個体
沖縄方面にアゲハ類の撮影に行くのは11月は向いていない
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ベニモンアゲハ
ベニモンアゲハやシロオビアゲハは南西諸島ではごく普通のアゲハだと思っていたが、今回はシロオビアゲハ未確認、ベニモンアゲハは2~3頭を確認した程度だった
吸蜜植物のセンダングサは十分あるのに秋の八重山は様子が違うようだ
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ヤエヤマカラスアゲハ
ヤエヤマカラスアゲハの特徴は全体的に緑色が強いこと
本土のカラスアゲハやミヤマカラスアゲハは青緑の印象が強いが、ヤエヤマカラスは後翅上面のみに青い部分があり他の部分は黄色がかった緑色で「青く光るアゲハ」の印象はない
西表でも石垣でも盛りを過ぎた個体ばかりだった
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クロテンシロチョウ
東南アジアに広く分布するシロチョウでインドでもインドネシアでも普通にお目にかかれる
ただ、10年近く前蝶の写真を始めて八重山諸島に足を踏み入れたころは、西表にも石垣にもこの蝶は生息していなかった
国内でこの蝶を撮影するため与那国に遠征したのが5年前、その与那国からの帰り道、石垣島にもクロテンシロチョウがいることを確認した時のことを鮮明に覚えている
今では西表でも石垣でも普通にクロテンシロチョウが見られるようになった
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タイワンキチョウ
秋のせいかどこへ行ってもキチョウが飛んでいた
八重山にはいわゆるキチョウが3種類いてややこしい
数が多いのがこのタイワンキチョウでもともと日本オリジナルではなく東南アジアの蝶だ
写真のように前翅裏面に褐色の大きな斑紋が目立つ
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キタキチョウ/ミナミキチョウ
他の2種はもともと日本のキチョウ
昔は1種だったのがある時期からキタキチョウとミナミキチョウ(キチョウ)に分かれた
ミナミキチョウは九州以北にはいないようだが、沖縄には両種が混生する
とりあえずタイワンキチョウのように前翅裏面上部に大きな」褐色の斑紋があるのをミナミキチョウと見てよいのではないか(厳密には縁毛の色などチェックする必要がある)
その前にキタキチョウ/ミナミキチョウとタイワンキチョウでは明確な差があり、前翅裏面上部の小さな斑点の数が異なるので写真からでも区分可能である
次の写真はいずれもタイワンキチョウではなく前がキタ、後がミナミと考えている
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クロボシセセリ
名前のイメージが悪いのであまり好きにはなれないが、わかりやすいセセリである
こほかのセセリはみんな白い斑点なのにこのセセリだけは斑点が黒い
夏の八重山に多い蝶だと思っていたが、秋の八重山でもあちこちで見られた
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クロセセリ
ダイミョウセセリに雰囲気の似た黒いセセリ
似たようなセセリが八重山地方には他にもいてオオシロモンセセリ、コウトウシロシタセセリなどが該当する
こちらの2種は後翅に大きな白斑があり、本土のダイミョウセセリは後翅外縁に白斑または白帯が見られるが、クロセセリの後翅はこげ茶一色である
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チャバネセセリ
チャバネセセリは全国区のセセリ蝶
本土ではイチモンジセセリ、オオチャバネセセリ、ミヤマセセリなど似たような種類がいるが、みんな白斑が大きく並び方も異なるので容易に識別できる
南西諸島ではヒメイチモンジセセリ、ユウレイセセリなど別の類似種がいるので苦労が多い  小さな斑点が弧状に並ぶのは本種とトガリチャバネセセリで、そこから先は翅型の差等に頼ることになる
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トガリチャバネセセリ
こちらがそのトガリチャバネセセリ
前翅の先が少し尖っているように見えるが絶対的なものではなく判定が難しい
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ユウレイセセリ
昔、専門家が同定不能で幽霊みたいな扱いをしたためかわいそうな名前を付けられてしまった蝶
別に見た目が幽霊というわけではない
個人的には後翅裏面のはっきりした白点3個が識別ポイントと理解している
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ヒメイチモンジセセリ
イチモンジセセリが全国区の蝶なのにヒメイチモンジセセリは南国(奄美以南)の限定種だ
ユウレイセセリに似た蝶だが後翅表面に白斑があり、後翅裏面の白斑は直線的に並ぶので識別できる
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ネッタイアカセセリ
本土のキマダラセセリそっくりの蝶
生息域がはっきり分かれていてネッタイアカセセリのほうは南西諸島限定種なので識別に苦労することはないが、そうでなければ頭痛の種が増えていたように思う
このセセリは第一回の石垣訪問の時に撮影しているため、八重山の蝶という印象が強い
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by mustachio | 2014-12-07 15:33 | Comments(0)
2014年 12月 05日

秋の八重山蝶探索(動物編)

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植物編に続いて動物編
といっても今回は蝶の写真を撮りに出かけたので、釣りでいえば「外道」の写真を集めただけである
リタイア後沖縄本島など南西諸島にはおそらく10回以上遠征している
ただ11月というシーズンオフの訪問は今回が初めてである
とにかく撮影対象を絞り、560ミリの超望遠レンズなどは持っていかなかったので、今回は野鳥の写真にまともなものがない
鳥をメインテーマにしている家内はさすがにカンムリワシやクロツラヘラサギ、シロハラクイナの写真が撮れているが、こちらはシャッターチャンスがなかった(過去に何枚も撮影しているので一生懸命さが欠落していたのは認める)

一方、昆虫(特にトンボ)については、今まで見たことがない八重山のトンボとの出会いがあり、「日本の蝶」の次は「日本のトンボ」にも挑戦してみようかなという気持ちも少し出てきている

オサハシブトガラス
西表・石垣は久しぶりの訪問だったが、まずカラスが増えたのには驚いた
日本全国カラスが増えているのはわかっているが、南西諸島もカラスだらけというのはさびしい気がする
ただ、八重山のカラスはハシブトガラスでも亜種が異なり、小柄でスマートな体型であることが少しは救いとなっている
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シロハラホオジロ
今回自分で撮影した野鳥の中で唯一貴重な写真がこのシロハラホオジロ
西表の林道で遭遇したものである
中国北部から南部へ渡る旅鳥で、西表に途中下車したところのようだ
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ツメナガセキレイ
ツメナガセキレイも同じように旅鳥として日本海側の島や南西諸島に立ち寄る
(こちらも西表林道での撮影だ)
もっともこのセキレイは日本でも北海道北部では繁殖が認められており、自分でも過去に稚内空港至近の湿原で撮影した記憶がある
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キセキレイ
外見はほとんど変わらないキセキレイ
こちらは石垣島の町に近い河口での撮影
キセキレイは普通種でオスは喉の部分が黒く識別は容易だが、メスは喉が白くツメナガセキレイに類似する
識別ポイントは脚の色でキセキレイはピンク、ツメナガは脚が黒い
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イソシギ
同じ石垣の河口にシギチドリ類がいた
バードウォッチャーは総称して「シギチ」というが種類が多く、なかなか覚えられない
このイソシギは翅の付け根(脇の部分)が上に向かって白く食い込み、アイリングがかわいいので自分のような素人でも識別がしやすい
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シロチドリ
千鳥も似たようなものが多くなかなか名前が覚えられない
コチドリやシロチドリなど普通種くらいしっかり認識できてもよさそうなのだが、あまり白くもないのになぜこの鳥がシロチドリなのか理解できず、いつも家内に馬鹿にされている
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河口の鳥三種
こちらも撮影場所は同じ 鳥が3種類集まっている
左からダイサギとクロサギ、右側の鴨はハシビロガモである
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ハシビロガモ

ハシビロガモの成鳥はマガモに似た配色なので普通はわかりやすい
石垣のハシビロガモはエクリプスまたはサブエクリプスの状態のようだ
遠くからはわかりにくかったが、写真で見るとくちばしの幅が広いのが確認できる
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ダイサギ
ダイサギは夏鳥として関東でも見られる
逆に南西諸島でダイサギが見られるのは冬だ
夏鳥はくちばしが黒く、冬鳥は黄色いのでわかりやすい
石垣のダイサギはご覧のとおりくちばしが黄色だった
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クロサギ
クロサギには白色型と黒色型があって南西諸島では白色型の割合が高いという(石垣島でも両方のタイプがいる)
写真のクロサギはくちばしがかなり黒く、若い鳥のようだ
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アマサギ
東南アジアで見る白いサギはたいていアマサギ
八重山諸島は外国ではないがやはりアマサギが多い
トラクターが畑の土を掘り起こすと土の中から出てくる虫を求めてアマサギが集まってくる
最初にこの光景を見たときはシャッターを押しまくったものだが、最近はあまり感動がなくなってよい写真は撮れていない
アマサギは夏羽だとオレンジ色の部分があり識別がしやすいが、冬羽になると全身真っ白で脚も黒くなり普通の白いサギになってしまう
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ムラサキサギ

西表の田んぼでムラサキサギを見つけた
先島諸島では留鳥のため今までに何回も写真を撮影しているが、田園をバックにした写真はなかなか美しい
婚姻色の出た夏羽の成鳥であればもう少し迫力があったかと思うが、11月なので致し方ない
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セマルハコガメ
天気が悪いと蝶の撮影には向かないが、爬虫類との出会うチャンスが増える
西表で絶滅危惧種のセマルハコガメに出会った
撮影場所が暗かったので少しブレが出ているがアップのポートレートが撮れている
さらに石垣島では道路に出てきた個体を見つけ車に轢かれないよう逃がしてやった
浦島太郎のようにカメを助けたせいか頭も髭もまた白くなってしまったようである
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ホソミシオカラトンボ
シオカラトンボより小型で細身である
トンボについては図鑑を2、3冊持っているので同定が面白い
翅の基部に褐色班がないのでタイワンシオカラトンボではないと思う
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ヒメトンボ
こちらは南西諸島固有種のヒメトンボ(♀)のようだ
八重山には関東とまったく違うトンボがいて面白い
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スナアカネ
一応スナアカネ♀と同定してみたがあまり自信がない
スナアカネは日本各地に飛来履歴があり、グローバルには普通種なので間違っても大騒ぎにはならないだろう
写真はピンが甘い  トンボを本気でやるのならもう少し慎重に撮影しなければと反省している
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アカスジベッコウトンボ
西表の林道で見つけたが非常にインパクトのあるトンボだった
ご覧のように全身が赤黒いのである
南西諸島ではベッコウチョウトンボ(オキナワチョウトンボ)をよく見かけるが、こちらはハッチョウトンボなどに近い種類のようだ
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ナナホシキンカメムシ
カメムシは嫌いな人が多いが、中には写真写りのいい美しいカメムシがいる
石垣島で見つけたこのナナホシキンカメムシもエメラルドの宝石のような昆虫だ
最近ジャポニカ学習帳の表紙から昆虫の写真が消えたと話題になっているが、臭いはともかく美しい昆虫の写真がなぜ嫌われるのか理解できない
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ハラビロカマキリ
最後は西表で撮影したカマキリ
撮影した時は八重山の固有種かと期待したが、どうも八重山には珍しいカマキリはいないらしい
ハラビロカマキリは関東地方にもたくさんいたのだが最近お目にかかったことがない
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by mustachio | 2014-12-05 11:57 | Comments(0)
2014年 12月 04日

秋の八重山・蝶探索(vol.1植物編)

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今年最後の我が家のネイチャーフォト旅行の行き先は沖縄県の八重山(石垣・西表)となった
時期は11月中旬、テーマは「西表でタイワンヒメシジミ、石垣でイワサキタテハモドキ」の撮影である

昨年までの「日本の蝶」既撮影種が240種、今年は成績不良でクロヒカゲモドキ、オガサワラシジミ、ヒサマツミドリシジミに挑戦して敗退、新規撮影種は9月長崎のタイワンツバメシジミのみという結果に終わっていた

11月の八重山地方は野鳥はあまり期待できず同行の家内は若干不満げだったが、上記2種については11月でも十分撮影可能であることがわかっていたので目的を蝶の撮影に絞りツアーを強行した

あいにく天候不順で西表は曇り空、石垣は半分雨という厳しいコンディションだったが目的は一応達成、サブテーマだったシロオビヒカゲのアップとウスアオオナガウラナミシジミまで撮影することができた

現在、写真整理中で近々これらの蝶の写真をアップするが、まず植物と鳥の写真が整理できたのでこちらのほうから公開することとしたい

タヌキコマツナギ
西表島に着いて、まず探した植物がこのコマツナギである
4年前に西表を探索した時もこの赤い花を探したのだが、時期が合わなかったせいか見つけることができなかった
この花を探す理由はただ一つ、この植物がタイワンヒメシジミの食草だからである
4年前はどのような花かイメージも持たずただ赤い花を探したのだが、今回はweb情報により写真も確認できていたのでレンタカーで農道を走り回り道路わきでやっとこの花を見つけることができた
本土のコマツナギはピンク系だがこちらのコマツナギは真紅、ただ小さい植物なので走行中の車からは確認することが難しかった
(最初の場所ではタイワンヒメシジミが発見できず、2か所目で何とか確認できたが、この話は後日の「蝶編」に譲ることとしたい)
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グンバイヒルガオ
今年は小笠原諸島や三宅島に遠征したのでこのグンバイヒルガオとの出会いが多かった
西表では宿舎近くの砂浜に咲いていた
本土でも四国九州の南岸には生育しているが基本的は夏の花、南国の西表では11月でもまだこの花が元気だった
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イソマツ
南国の海岸(本州では伊豆七島と小笠原、九州・沖縄では屋久島以南)でしか見られない植物
名前の由来は茎の古い部分の表面が黒く鱗片状に割れて松の幹のようになるからだという
出会いは今回が初めて   海岸の岩場に群生していたが、ピンク色の美しい花序と多肉系の分厚い緑の葉との対比が素晴らしく夢中でシャッターを押した
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ハマオモト
俗にいう浜木綿である
海浜植物の代表であるが移植栽培のせいか関東地方の海岸でも普通に見られるのであまり有難味を感じなくなった
逆に八重山地区ではあまり見かけないようで、今回も一度しか見なかったような気がする
ちなみにこの花は植物分類上は彼岸花の仲間である
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ホソバワダン
前号の「薩摩大隅紀行」でアゼトウナを紹介したばかりだが、ホソバワダンは同じ仲間(キク科アゼトウナ属)である
イソマツを見つけた海岸にホソバワダンも群生していた
西日本固有の冬の花(10~1月)で、西表ではハイシーズンのようであった
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モンパノキ
こちらも初対面
漢字で書くと「紋羽の木」ということで、南アジアやアフリカの海岸には普通のようだが日本では屋久島以南限定種のようだ
銀白色の軟毛が生えた大きな肉厚の葉が印象的だった
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クサトベラ
今年三宅島でも小笠原でも出会っているのであまり感動がないが、クサトベラも日本では南の島でしか見られない植物だ
沖縄や八重山地方には数が多いので、付き合いは10年前からになる親しい植物のひとつである
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オオハマボウ
見た目で分かるように葵の仲間である
南西諸島では割と普通の花で、川の河口付近に多く大輪の黄色い花が遠くからでもよく目立つ
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アメリカハマグルマ
南の島では植物の種が海を渡ってくるので外来種が定着しやすい
もともと島固有の植物というのはないのかもしれないが、大昔から定着して固有種のようになっているものも比較的近い昔に入ってきて定着したものもあって分類は難しい
このアメリカハマグルマは繁殖力が強く、鹿児島の佐多岬などにも多かったが、西表でもあちこちでこの黄色い花が見られた
近い仲間でキダチハマグルマなどがあるはずなのだが、アメリカ勢に押されて姿が見えなかった
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ナガボソウ
この花の正確な名前が普通の植物図鑑で見当たらない(webではナガボソウで検索できる)
もともと外来種のため日本の植物専門家が興味を示さないのだろうか
この花には蝶が集まることもあって、10年前沖縄本島や八重山地方を歩き始めたころから親しんだ花である
長い緑の茎の中間あたりに花をつけるのが興味深い
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ノゲイトウ
野鶏頭
もともと熱帯性の植物が帰化したものなのだが、いかにも日本の花という印象が強い
(そういえば栽培種の鶏頭も昔は普通の家庭の庭に咲いていたのに、最近目にしなくなった)
ピンクと白のバランスが絶妙でフォトジェニックなため、路傍に車を止めて写真を撮ることも多い
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サキシマフヨウ
この花は9月~1月に咲く初冬の花
11月の西表はサキシマフヨウの花が至る所で咲き誇っていた
常夏の南の島にも季節があることは何回も足を運んでみないと理解できない
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キダチキンバイ
例外的に高知県に分布するようだが基本的には屋久島以南の南国の花
特徴的な4弁花で調べてみるとアカバナの仲間のようだ
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コマツヨイグサ
北米原産の帰化植物
「富士には月見草がよく似合う」などと言われ日本の花の代表のような顔をしているが、マツヨイグサの仲間はみんな外来種である
このコマツヨイグサは関東でも見られるようだが、自分としては今回が初対面であった
キダチキンバイ同様アカバナ科で雰囲気はよく似ている
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シマツユクサ
西表の林道でツユクサを見かけた
本土のツユクサより花が小さくブルーが薄い
帰ってから調べてみるとシマツユクサで、台湾など東南アジアでは普通種のようだ
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カッコウアザミ
こちらも初対面の花
いろいろ検討した結果キク科のカッコウアザミらしいとの結論を得た
外来種のようである
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ムラサキムカシヨモギ
同じキク科だが外来種ではなく、もともと日本の花
ただ九州南部より南にしか生育していないようで普通の図鑑には載っていない
今までに見たことのない花に出会うのはうれしいが、名前を確認するまでたいへん苦労する
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ハマアズキ
この花は砂浜の花
沖縄の島ではあちこちで出会うなじみの黄色いマメ科植物である
西表のハマアズキにはルリウラナミシジミが群がっていた
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クロバナツルアズキ
海岸ではなく林道の入り口にたくさん咲いていた
高山植物のクロユリと同色の何となく不気味なマメ科の花である
こちらは北米原産の外来種のようだ
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ハナシュクシャ
ショウガ科の花で園芸植物のようにオーラがある
この花は八重山特産のシロウラナミシジミの食草であるだけによく知っている
西表にはシロウラナミシジミのポイントがあって前回訪問時はこの花が満開だったが、今回は盛りを過ぎていてわずかに咲き残った花を確認できただけだった
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ジュズダマ
シロウラナミシジミのいるフィールドにジュズダマの自生地がある
もっともこの植物は関東地方にも分布していて子供のころこの数珠玉で遊んだ記憶がある
図鑑をチェックして見ると熱帯アジア原産の帰化植物であった
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ゲットウ
八重山を訪れるのは春から夏にかけてが多かったのでゲットウは花を見ることが多かった
さすがに11月ともなると島にも秋が訪れ、ゲットウはたくさんの赤い実をつけていた
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同定未了の植物
誰に案内されるではなく家内と二人島を歩き回っていると見たことのない植物に出会う
帰宅してから図鑑などチェックするのだが名前が判明するものもあるし、わからないままのものもある
今回は次の3点が同定不能(未了)となっている
植物に詳しい方がいらっしゃったら是非名前を教えていただきたい
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by mustachio | 2014-12-04 15:01 | Comments(0)