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2015年 01月 31日

タスマニア自然探訪6

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タスマニア自然探訪の最終回は「小鳥編」
オーストラリア大陸と海を隔てているので固有種の小鳥も多い
ただその前に触れておかなければならないのが例の移入種だ
オーストラリアの南に位置するこの島は南北が逆転するだけでヨーロッパと気候が似ている
過去にここに住み着いた人たちはヨーロッパから野鳥まで持ち込み、ミニヨーロッパを作ってしまった
ニュージーランドほど極端ではないがタスマニアでも普通にヨーロッパの鳥を見ることができるので、小鳥編はヨーロッパの鳥からスタートすることとしたい

イエスズメ(HOUSE SPARROW)
町の中には普通にスズメがいる
もっとも日本のスズメ(英語ではTREE SPARROW)ではなく頭が灰色のHOUSE SPARROWである
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カバイロハッカ(COMMON MYNER)
いわゆるインドハッカでヨーロッパの鳥ではないが、移入されてオーストラリアに定着している
ヨーロッパから来た近似種のホシムクドリ(COMMON STARLING)がタスマニアにいるのだが、写真は撮れなかった
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クロウタドリ(COMMON BLACKBIRD)
こちらは完ぺきなヨーロッパからの移入種
オーストラリアでは初期にイギリス人が住み着いた南東部限定で定着している
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ゴシキヒワ(EUROPIAN GOLDFINCH)
カラフルな小鳥なので地元の鳥のように見えるが、英名のとおりヨーロッパの小鳥
他にアオカワラヒワも移入され定着している
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移入種はだいたいこのくらいで以下はオリジナルの野生種である

オーストラリアツバメ(WELCOME SWALLOW)
人為的に移動させなくてもツバメは自前で移動することができる
日本のツバメは冬にはオーストラリア北部まで移動するようだが、オーストラリアにはこのオーストラリアツバメがいる
こちらは南北移動をするのだがせいぜい大陸の範囲内で、タスマニアのツバメも寒い冬には温かい北へ移動するようだ
胸に黒帯はなくリュウキュウツバメに似ている
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キビタイツバメ(TREE MARTIN)
SWALLOWではなくMARTIN
日本でいえばイワツバメのグループに属するほうのようだ(尾の形状が異なる)
草原の上を飛び回り虫を捕えていた
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ミドリホウセキドリ(FORTY-SPOTTED PARDALOTE)
オーストラリアの固有種としてホウセキドリの仲間がいる  尾と嘴が短く、白い斑点がある非常に小さな小鳥だ(この白い斑点が宝石鳥の名前の由来らしい)
特にタスマニアにはタスマニア固有のミドリホウセキドリという種類がいてホワイトガムという特定のユーカリの木で観察することができた(観察用の櫓が出来ていてかなり近い距離で見られる)
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キボシホウセキドリ(STRIATED PARDALOTE)
同じ観察用の櫓からもう1種のホウセキドリも見ることができた
英名が示すようにこちらは羽のデザインが白点ではなく白線でタスマニアの固有種ではない
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ハイイロオウギヒタキ(GREY FANTAIL)
ファンテールの仲間は「南国の鳥」のイメージがある
オーストラリアでもほとんどのファンテールが南部沿岸に棲息するようだが、このハイイロオウギヒタキは全国区のようでタスマニアでも出会うことができた
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ヨコフリオウギヒタキ(WILLIE WAGTAIL)
もう1種のオーストラリア全国区ファンテールがこのヨコフリオウギヒタキ
同じオウギヒタキの仲間なのにこの鳥だけ英名がWAGTAILだ  ということはこの鳥は尾を開いて扇にすることができないのだろうか
確かによく尾を振っていたが開くところは見られなかった
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オーストラリアオニサンショウクイ(BLACK-FACED CUCKOO-SHRIKE)
オニサンショウクイ(CUCKOO-SHRIKE)の仲間は日本にいないのでなじみがないが、アジアのBWツアーでは見る機会が多い
オーストラリアのオニサンショウクイは顔が真っ黒で凄味がある
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ウスズミモリツバメ(DUSKY WOODSWALLOW)
こちらも日本では縁がない鳥だが念のため日本の鳥の図鑑をチェックして見たらWHITE-BREASTED WOODSWALLOWは迷鳥として記録があるようだ
オーストラリアにはモリツバメが6種いるがタスマニアで見られるのはこのウスズミモリツバメだけである
確認はできなかったが飛ぶと翅の裏側が真っ白らしい
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ハイイロカッコウ(PALLID CUCKOO)

このカッコウはツアーの初日にユーカリの森で出会った(といっても森はほとんど「ユーカリの森」なのだが)
写真の個体はまだ幼鳥で時々親から餌をもらっていた
ご存知のようにカッコウは托卵するので親は「育ての親」である  体長が半分以下の小さなヒタキに大声で餌を催促する様子は不気味でさえあった
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ハイイロモズツグミ(GREY SHRIKE-THRUSH)
モズツグミという鳥も今回初めて知った
中肉中背のごく普通の小鳥でモズにもツグミにも似ていない
特徴がないので名前はすぐ忘れてしまうと思う
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ビロードヒラハシ(SATIN FLYCATCHER)
こちらも初対面だがインパクトは全く異なる
紺色と白の2色構成で誰が見てもまさにオオルリそのものなのだ(オオルリの英名はBLUE-AND-WHITE FLYCATCHER、冬は南に渡るがオーストラリアまでは行かない)
この出会いは将来も忘れることはないだろう
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カオグロミツスイ(NOISY MINER)
大きさも形態も2番目に取り上げたカバイロハッカによく似ているが外来種でなく地元の鳥
カバイロハッカがスターリング(ムクドリ)系であるのに対し、こちらはミツスイの仲間である
目の周りに黄色いリングがあり、どんぐり眼の漫画チックな顔をしている
町中でも見られ英名のとおり騒々しい鳥だ
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ズグロミツスイ(BLACK-HEADED HONEYEATER)
顔黒ではなく頭黒、つまり首から上の頭部が黒い
顔黒のほうはオーストラリア東部に広く勢力圏を張っているが、頭黒のほうはタスマニアの固有種
目の周りのリングは白く、上半分の三日月状である
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キノドミツスイ(YELLOW-THROATED HONEYEATER)
続いてこちらもタスマニア固有種のミツスイ
喉の部分がまっ黄色なのでキノドミツスイという
タスマニアはもう1種オリーブハチマキミツスイという固有種がいるのだが見ただけで写真撮影はできなかった
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ハイガシラミツスイ(LITTLE WATTLEBIRD)
ミツスイの仲間にWATTLEBIRDという小グループがある
WATTLEというのは耳垂れ、七面鳥の顔にぶら下がっている肉垂のことだ
このハイガシラミツスイは全体がダークブラウンにチョークストライプという渋いデザインだが肝心の耳垂れはない
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キミミダレミツスイ(YELLOW WATTLEBIRD)

こちらのWATTLEBIRDは名前の通り完ぺきな耳垂れがある
遠い位置だったので写真が不鮮明であるが、目の後ろあたりから黄色い細い耳垂れがぶら下がっているのがお分かりいただけるだろうか
この耳垂れが何のためにあるのかは残念ながらわからなかった
なお、こちらもタスマニア固有種である
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メジロキバネミツスイ(NEW HOLLAND HONEYEATER)
ミツスイの写真は花で蜜を吸うところが撮りやすいのだが、今までに登場したミツスイはどれも花には来ていなかった
花に集まっていた唯一の例外がこのメジロキバネミツスイ
群れを作る性癖があるようで徒党を組んで花に集まり大騒ぎしていた
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タスマニアヒタキ(DUSKY ROBIN)
小鳥編もそろそろ終わりに近づきロビンの登場となる
タスマニアヒタキというのはタスマニアの固有種なのだが、個性がなくわかりにくい小鳥だ
他のロビンたちはメスが地味でオスが派手というのが定石だが、このタスマニアヒタキはオスもメスも同じように一般のメスと同じような地味な姿をしている
生存、種族保存のためにはそれが一番の正解なのかもしれないが
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サンショクヒタキ(SCARLET ROBIN)
こちらはオスが派手でヒタキらしいヒタキ
三色といっても内二色は白と黒で、三色目の赤が目立つ  要するに英名のSCARLETがわかりやすい
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ノドアカサンショクヒタキ(FLAME ROBIN)
続いての登場はノドアカサンショクヒタキ
「喉が赤い」サンショクヒタキではなく「喉まで赤い」サンショクヒタキなのだ サンショクヒタキは胸の中央部分が赤いのだがこちらはくちばしのすぐ下から腹まで赤い
トップ(タイトルバック)の写真が今回のツアーのビューティコンテストNO.1ではないかと思う
(ちなみに2番目の地味な鳥はノドアカサンショクヒタキのメスである)
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ルリオーストラリアムシクイ(SUPERB FAIRY-WREN)
名前にWRENとあるのでミソサザイの仲間かと思ってしまうがそうではない
FAIRY-WRENはオーストラリアムシクイというグループでヒタキの仲間である
尾をまっすぐ上にあげる仕草がミソサザイに似ているので命名されたようだ
このルリオーストラリアムシクイにはいろいろなところで出会ったがライトブルーの印象が鮮烈でタスマニア自然探訪連載シリーズの「トリの鳥」として使わせてもらった
(例によって2番目の地味な鳥はメスである)
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by mustachio | 2015-01-31 17:03 | Comments(0)
2015年 01月 30日

タスマニア自然探訪5

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ユーラシアとオーストラリアはそれぞれ独立した大陸であり距離も離れているが、その中間にインドネシアやニューギニアの島々が介在するため、哺乳類では独立要素が強く、鳥類では共通要素が多い
簡単に言えば四足が泳いで渡るには海が障害となるのに鳥は空を飛べるからである
10年ほど前にケアンズを訪問した時にも感じたが、今回も同様に思ったのは「オーストラリアにはインコ・オウムの類が多い」ということである

キバタン(SULPHUR CRESTED COCKATOO)
65年以上前の話だが、子供の頃上野動物園へ行った
その頃の動物園はライオンやトラなどの動物は全くおらず猛獣の檻には豚が飼われていた
正確な記憶はないが猿山のニホンザルくらいが人気者だったように思う
そしてこのキバタンが動物園にいたことだけは明瞭に記憶している
子供たちはオウムが物まねをすることを承知していて、なぜだか理由は不明だがキバタンに向かって「おたけさん」と呼びかけていた
そのキバタンはオーストラリアの鳥で、タスマニアの住宅地ではなつかしい野生のキバタンが東京のカラスのように生活していた
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テンジクバタン(LONG-BILLED CORELLA)
こちらのオウムはタスマニアではなくシドニーの公園で撮影した
結構人になれていて子供たちと仲良く遊んでいる
4番目の写真のテンジクバタンがうまそうに食べているのはトルティーヤだ
なお最初の写真は種類の違うアカビタイジオウムかもしれないのだが、シドニーではガイドなしだったので確認できていない
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キイロオクロオウム(YELLOW-TAILED BLACK-COCKATOO)
高い木の上に住むオウムなので見つけるのは難しい
たまたま飛んでいるところを望遠レンズで撮影したが写真的にはいまいちである
ただ頬の部分と尾にある黄斑ははっきり見えるし、黄色のアイリングも確認できるのでこの個体がオスだということはわかる
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モモイロインコ(GALAH)
インコと名前はついているが形態的にも色彩的にもインコよりオウムの仲間のように思える
色遣いがピンクの濃淡とグレーの濃淡でなかなか渋い
ホバートの町中で撮影したが、オーストラリア国内に広く分布する代表種のようだ
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ジャコウインコ(MUSK LORIKEET)
オーストラリアのインコは黄緑と赤をベースに青や黄色など複雑な色の組み合わせのものが多い
その中でこのインコはシンプルな色彩感覚を持っていて、全体はグリーンで統一し額と頬だけ赤のラインを強調している
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ナナクサインコ(EASTERN ROSELLA)
撮影場所は動物園だが檻の中に飼われているわけではなく、立派な野生の鳥である
セキセイインコに似た感じでサイズ的には一回り以上大きい
原色をフルに使ったデザインだが、これでも保護色になっているのだろうか
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アカビタイキクサインコ(GREEN ROSELLA)
インコの部最後に登場するこのインコはタスマニアの固有種である
自分が鳥マニアではないのであまり意識していないのだが、一般的にバードウォッチングツアーの目玉商品はこの固有種(ENDEMIC)である
タスマニアはオーストラリア大陸と海を隔てているので結構固有種がいるのだが、インコではこの鳥だけが固有種だった
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フエガラス(PIED CURRAWONG)
オーストラリア固有の鳥の仲間にフエガラス(アボリジニの言葉で現地名カラワン)というグループがある
カラスとは全く別種でモリツバメ、モズガラスに近い鳥なのだが、外見は細身のカラスで行動様式もカラスによく似ている
ただ目(虹彩)が黄色でこの点がカラスと違うため精悍なイメージがある
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クロフエガラス(BLACK CURRAWONG)
前項のフエガラスには翼と尾に白斑があるが、こちらのクロフエガラスは翼も真っ黒で尾の裏側に一部白斑が残るだけ
よく観察しないと両者の見分けができない
ちなみにこのクロフエガラスはタスマニアの固有種である
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カササギフエガラス(AUSTRALIAN MAGPIE)

英名はオーストラリアカササギなのだがカササギの仲間ではなくフエガラスに近いグループである
首筋と翼の外縁に大きな白斑がありよく目立つ
嘴も真っ黒ではなくライトグレーでカササギとは全く印象が異なる
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ミナミコワタリガラス(LITTLE RAVEN)
日本で普通見られるカラスはハシブトガラスかハシボソガラスで英語ではCROW
北半球にはCROWではなくRAVENと呼ばれるカラスが一般的でワタリガラスと呼ばれ、北海道には冬鳥として渡ってくる
南半球にもRAVENがいるのだが北半球のものとは別で顎の部分の羽が髭のように長い
シドニーで見たカラスはミナミコワタリガラスのようだ
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ミナミチュウヒ(SWAMP HARRIER)
ワシタカなどの猛禽類はそれほど多くなかった
旋回中を下から撮影した写真の鳥はミナミチュウヒだそうだ
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チャイロハヤブサ(BROWN FALCON)
撮影したもう1種の猛禽は電線に止まっていた
FALCONの仲間でチャイロハヤブサらしい
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ツチスドリ(MAGPIE-LARK)
オーストラリアに広く分布するようだが、10年近く前のケアンズでは見なかったと思うので今回初対面である
シドニーの公園には何羽かのツチスドリが人の近くで遊んでいた
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レンジャクバト(CRESTED PIGEON)
こちらもシドニーの公園で遊んでいた鳩
オーストラリアには広く分布する普通種だがタスマニアには生息しない
不自然なくらい冠羽が伸びて違和感を覚えるが、一度見たら忘れられない鳥である
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ワライカワセミ(LAUGHING KOOABURRA)
ご存知のワライカワセミ
オーストラリアはカワセミ天国かと思っていたが、タスマニアに関する限りこのワライカワセミ1種だった
思い出すのは10年近く前のケアンズ、バーベキューパーティーの最中、このクッカブラが遊びに来てすぐ近くで笑ってくれた
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by mustachio | 2015-01-30 15:07 | Comments(0)
2015年 01月 27日

タスマニア自然探訪4

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タスマニアも内陸部には大きな湖があり、マス釣りのメッカになっている (これもイギリス人がヨーロッパから勝手に持ち込んだものだが)
今回は内陸部まで入り込まなかったが、低地でも小さな池などが数多くあり、カモの仲間など水鳥をたくさん見ることができた
(一部大陸側/シドニーで撮影したものがあるが水鳥類は共通的なものが多いのでまとめて掲載する)

オーストラリアクロトキ(AUSTRALIAN WHITE IBIS)
クロトキはアジアの鳥で日本でも記録がある(クロトキといっても全身真っ黒ではなく頭が黒いだけだ)
オーストラリアクロトキも全く同じで頭と尾(羽先)と脚が黒く胴体は真っ白だ
シドニーの公園ではこのクロトキが保護されていて悠然と暮らしていた
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コシグロペリカン(AUSTRALIAN PELICAN)
オーストラリアのペリカンはこのコシグロペリカンだけで英名はそのままAUSTRALIAN PELICANである
とにかく目が大きく真ん丸で漫画のような顔をしている
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コクチョウ(BLACK SWAN)
タスマニアにはハクチョウ類は全くいないのだがコクチョウはよく見かけた
ニュージーランドにもコクチョウが多かったが、人為的に外国から移入されたものではなく基本的にオーストラリア固有の鳥である (ハクチョウは渡り鳥だがコクチョウは渡りをしないようだ)
もともとヨーロッパにはいなかったので最初にオーストラリアで黒い白鳥を見た人たちは度肝をぬかれたらしい
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カワウ(GREAT CORMORANT)
ユーラシアでもアフリカでも北米でもこのカワウは見られる
平凡だがそれだけグローバルで行動力のある鳥のようだ
上野の不忍池と同様に木の上で集団営巣していた
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マミジロウ(PIED CORMORANT)
胸が白く海鳥の項で紹介したムナジロウそっくりのデザインである(こちらはくちばしが黄色い)
チャームポイントは目と嘴の付け根の間にある黄斑 これが遠くからでも目立つ
タスマニアには生息していないようで撮影地はシドニー
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ロウバシガン(CAPE BARREN GOOSE)
オーストラリア南部限定の珍しい雁
ロウバシというのは漢字で書くと蝋嘴で、くちばしが蝋膜で覆われている
地上生活に特化した雁のようで脚は太くたくましい
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タテガミガン(AUSTRALIAN WOOD DUCK)
写真はオスとメスだがオスのほうはシルエットでディテールが出ていない
ただ何となくタテガミの雰囲気が出ているので敢えてシルエットで採用した
雁というより鴨の仲間でこちらもオーストラリアにしかいない
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シラガカイツブリ(HOARY-HEADED GREBE)
HOARYという英語に初めてお目にかかったが、まさに「白髪の」という意味だった
写真で見る通り白髪と黒髪が混じったロマンスグレーの頭をしている
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アオクビコガモ(CHESTNUT TEAL)
日本のコガモ(オス)は頭部が茶と緑のツートンカラーだが、オーストラリアのコガモはマガモと同じように首から上が緑一色だった
英名のCHESTNUTは胴体の色(模様)をさすらしいが、日本名のほうが単刀直入で分かりやすい
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オーストラリアメジロガモ(HARDHEAD)
ユーラシアに広く分布するメジロガモと非常によく似ている
メジロガモのほうはくちばし全体がライトグレーだが、オーストラリアメジロガモは途中からくちばしが黒く2色構成だ
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ゴマフガモ(FRECKLED DUCK)
胡麻斑などというと優雅な印象だが直訳すればソバカスガモ
茶色で全身に斑点があるあまり目立たない鴨だ
それでもオスの嘴の根元は真っ赤で自己主張をしている
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マミジロカルガモ(PACIFIC BLACK DUCK)
マミジロと称しているが眉の白いのは日本のカルガモと同じ
見た目では区別がつかない
よく見るとくちばしは全部灰色で日本のカルガモのように先端が黄色くなっていない
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ミカヅキハシビロガモ(AUSTRALIAN SHOVELER)
形態はハシビロガモによく似ているがデザインはだいぶ異なる
和名の三日月の由来はオスの目と嘴の間にある白い縦線のようだが写真でははっきり確認できない
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オーストラリアミヤコドリ(AUSTRALIAN PIED OYSTERCATCHER)
ヨーロッパでもオーストラリアでも都鳥の数は多い
考えてみればタスマニアは牡蠣の名産地でオイスターキャッチャーは多いはずだ
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オオアジサシ(CRESTED TERN)
アジサシ類は多いのではないかと予想していたが、出会ったのはオオアジサシ1回だけ
写真もきれいなものは撮れなかった
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コモンクイナ(AUSTRALIAN SPOTTED CRAKE)
セイケイなどを撮影していた池にひょっこり小さなクイナが出てきた
最初はヒメクイナかと思ったがよく見ると白い斑点があり小紋クイナと判明した
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カオジロサギ(WHITE-FACED HERON)
特徴のあるサギなので一目で名前がわかった
海岸の岩の上で長時間同じポーズで、何か考え事をしているようだった
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オオバン(EURASIAN COOT)
オーストラリアやニュージーランドにはヨーロッパから人為的に連れて来られた野鳥が定着している
といってもこのオオバンは移入ではなく自力で進出してきたものと思われる
さすがにアメリカ大陸までは到達していないようだがヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリアと至る所に勢力範囲を拡げている
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ネッタイバン(DUSKY MOORHEN)
オオバンと同様、バンもグローバルな鳥でこちらはアメリカ大陸にも進出している
ところがオーストラリアのバンはCOMMON MOORHENではなく、別種のDUSKY MOORHEN(ネッタイバン)だという
見た目は日本のバンと同じで相違点がよくわからない
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タスマニアオグロバン(TASMANIAN NATIVE-HEN)
出会いが多かったのであまり有難味を覚えなかったが、このバンはタスマニアの固有種である
人相も姿かたちもいまいちなのだが、そのうち超希少種になるかもしれない
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セイケイ(PURPLE SWAMPHEN)
同じバンの仲間ではこちらのセイケイのほうがはるかに美しい
東南アジアでもよく見かけるのだが、あまり近い位置には現れずよい写真が撮れた記憶がない
今回は撮影条件が良く、青く光る羽根の質感をカメラで捉えることができた
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ズグロトサカゲリ(MASKED LAPWING)
前回のインド旅行でインドトサカゲリを多数撮影したが、タスマニアではズグロトサカゲリが多かった
特にオーストラリア限定種ではなく、東南アジアに広く分布する鳥で、初対面でもないのだが、黄色いお面をかぶった個性的な姿は今回強く印象に残った
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by mustachio | 2015-01-27 16:53 | Comments(0)
2015年 01月 25日

タスマニア自然探訪3

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もちろん個人的な嗜好もあるのだが、約5日間のタスマニア滞在で最大のイベントはやはり2日目の海鳥ツアーだろう
早朝から釣り船をチャーターして島を離れ、はるか沖合の荒れた海でアホウドリなどの海鳥を観察した
ポイントに着くと、コマセを撒いて魚を集めるように釣り船は魚や鶏肉などを海に撒いて海鳥を集める
鳥のほうも慣れたもので船の近くまで来てエサを取り合ったりするので、超望遠レンズなど使わなくてもクリアな写真が撮影できる
朝から夕方までの長い航海だったが、丸一日、海鳥たちと楽しい時間を過ごすことができた

ハジロアホウドリ(SHY ALBATROSS)
アホウドリの中で最も数が多かったのがこのハジロアホウドリ
亜種としてはWHITE-CAPPEDのグループのようだ  翼長は2.5mほどでかなり大きい
特に顔がメリハリの利いた役者顔で迫力がある
いやというほどシャッターを押したので写真の整理(取捨選択)に悩まされたが、とにかく写真を見ていただきたい
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シロアホウドリ(ROYAL ALBATROSS)
写真の数が多かったのでハジロアホウドリがトップになったが、実は名前(ROYAL)のとおりこちらがアホウドリの王様である
以前ニュージーランドでも拝謁を賜ったが、王様は我々の釣り船には見向きもせず、南極に近い南太平洋の荒海の上を悠然とご視察旅行中であった
純白の顔にピンクの嘴が映えて気品が感じられる魅力的な鳥である
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ワタリアホウドリ(WANDERING ALBATROSS)
基本的には南氷洋海域に生息するが、名前の通り放浪癖があるようで「日本の鳥」にも名を連ねている(尖閣諸島近辺で捕獲された実績があるようだ)
少し小ぶりだが外見はシロアホウドリにそっくりで識別が難しい(こちらのほうが翼の白い部分が多く顔つきも多少違う)
ROYALよりは気品に欠けるようで、1羽のワタリアホウドリはエサに執着して我々の周りから離れなかった
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キバナアホウドリ(YELLOW-NOSED ALBATROSS)
こちらはモノトーンで日本画調のアホウドリ
本来、鼻筋(嘴の上端)に黄色い線が入っているのだが、撮影した個体が若鳥でまだ黄色くなっていない
精悍なイメージで好感のもてるデザインである
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キタオオフルマカモメ(NORTHERN GIANT-PETREL)
一見、アホウドリの幼鳥のような大きい黒褐色の鳥がいた
こちらも前にニュージーランドで出会っているオオフルマカモメである
名前はカモメだが実際はミズナギドリの仲間で、北がつくのに南極周辺の南の海に住んでいる
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ミナミオオセグロカモメ(KELP GULL)
こちらは正真正銘のカモメで南半球のオオセグロカモメだ
日本のオオセグロカモメがオーストラリアにいたら区別がつかないかもしれない
(1枚目の写真は幼鳥)
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ギンカモメ(SILVER GULL)
もう1種のカモメは SILVER GULL、背中が銀色というより薄い灰色で現地では普通種
こちらも前にニュージーランドで出会っており、最初は真っ赤な脚と嘴に度肝を抜かれた
ちょっと目つきが悪いのが難点だが、日本にこんなカモメが来ればバードウォッチャーに追い掛け回されることだろう (個人的な趣味でいえばユリカモメのほうがかわいいと思う)
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ノドジロクロミズナギドリ(WHITE-CHINNED PETREL)
カモメからミズナギドリに戻る
ミズナギドリは種類が多いので大変かと思っていたら、今回のツアーではノドジロクロミズナギドリしか出てこなかった(正確には写真が撮れなかった)
個人的なイメージではミズナギドリは腹が白いと思っているので、全身真っ黒(黒褐色)なミズナギドリは数が多かった割によい写真がない
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ヒメクジラドリ(FAIRY PRION)
クジラドリという鳥がいることを今回のツアーで初めて知った
クジラと同じように南氷洋に棲息してオキアミなどのプランクトン類をエサにしている小鳥である
この仲間の最大の特徴は髭クジラのように口の中に髭があって海水からプランクトンを濾すことができることのようだ
写真は小型のヒメクジラドリで薄いブルーグレーのかわいい鳥だったが、ちょっと位置が遠く鮮明な写真が撮れなかった
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ムナジロウ(BLACKーFACED CORMORANT)
漢字で書けば胸白鵜なのだが英名はWHITE-BREASTEDではなくBLACK-FACEDという
つまり顔が黒くて胸が白い鵜だ
ホバートに近い離れ島にこのムナジロウとカツオドリが仲良く営巣して団地を作っていた
オーストラリア大陸の南岸にしかいない鵜のようだ
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オーストラリアシロカツオドリ(AUSTRALASIAN GANNET)
写真でもわかるように同じ島に鵜とカツオドリ(とオットセイ)が仲良く群れていた
見た目が全く違うが鵜は分類的にはカツオドリ目で、ある意味で近い親戚である
カツオドリは赤道を中心とする熱帯~亜熱帯の海鳥だが、このオーストラリアシロカツオドリはオーストラリア大陸の南岸やニュージーランド限定でほかのカツオドリと棲み分けているようだ
(日本語でまとめてカツオドリと呼ばれる鳥にBOOBYとGANNETの大きく2種類があり、GANNETのほうは南北両極を中心の寒冷地に棲息するというのが正解らしい)
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コビトペンギン(LITTLE PENGUIN)
海の鳥の最後はペンギン
こちらは釣り船から写したものではなく別の日に陸上で(しかも夜に)写したものだ
南極に近いのでペンギンは多いのかと思っていたがタスマニアにはこのコビトペンギンしかいない
しかも見られるのはブルーニー島の特定の場所だけだという  ペンギンは日中海でエサを採っていて夜になると陸地へ戻ってくる
南半球南部の夏は白夜に近い状況で夜10時にならないと真っ暗にならない
ペンギンを見るために夜たくさんの人が集まるが鳥を保護するため灯火管制が行われる
セロファンなどで赤くした懐中電灯の光だけが使用許可となっており、撮影はその厳しい条件下で行われる
ISOを上げて手持ちで写真を撮りレタッチで色を補正したが写真の出来はいまいちである
それでも深夜(11時ごろ)のペンギン撮影は楽しい思い出になった
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by mustachio | 2015-01-25 16:51 | Comments(0)
2015年 01月 22日

タスマニア自然探訪2

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続いて動物編
タイトルバックの動物がお分かりだろうか?(もちろん実物ではなく剥製でもない デコイのような実物大の模型であるが)
この動物はかってタスマニアで最強の生物として君臨した肉食有袋類のタスマニアンタイガー(フクロオオカミ)である
オーストラリアにはもともと真獣類がおらず有袋類と単孔類の世界であった
単孔類は卵を産む哺乳類、有袋類はカンガルーのように子供をお腹の袋で育てる哺乳類である
タスマニアンタイガーは食物連鎖のトップに位置するオーストラリアの最強の動物であったが、移入してきた人類とディンゴ(犬の仲間)に駆逐されタスマニアだけに生き残っていた
そのタスマニアでも人間から目の敵にされ、生存が確認されたのは1936年が最後といわれている

タスマニアンデビル

タスマニアンタイガー亡き後、タスマニアの肉食有袋類トップはタスマニアンデビルである
比較的最近まで普通に見られる(といっても夜行性なので車にはねられた死骸がよく見られる程度)動物だったが、流行性の疫病で急速に数が減り、保護が急務となっているらしい
ホバートの動物園でそのタスマニアンデビルと面会した
肉食ではあるが他の動物を襲うといった凶暴性はなく、むしろハイエナのように死んだ動物の死骸を処理する役回りのようだ
見た目は結構かわいいが、死んだ小鳥などのエサを食べるシーンはかなり迫力があった
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ウオンバット
野生のウオンバットにはタスマニア訪問の第1日目に出会った
こちらは草食の有袋類でコアラのようにかわいい
動物園では飼育員に抱かれて子供たちに愛嬌を振りまいていた
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ポッサム
日本名フクロギツネ
名前の通り有袋類だが狐には似ていない
こちらは動物園ではなく自然の状態のもの  夜行性でナイトウォッチングツアーの際、照明灯の光で撮影した
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ワラビー
ワラビーは小型のカンガルー
タスマニアには数が多くバードウォッチングの最中あちこちで出会った
種類としてはベネットワラビーとアカハラヤブワラビーの2種がいるのだが、大きさが違うだけで顔がよく似ているため写真だけでは識別ができなくなってしまったのでワラビーと総称しておく
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コアラ
人気者のコアラはタスマニアには生息しない
タスマニアはユーカリの森だらけでコアラの食べ物はいやというほどあるのになぜだろうか
ネイチャーフォトのテーマとしては適切ではないが、とにかくかわいかったので動物園で撮った写真を掲載させていただく
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ハリモグラ
有袋類に続いて単孔類の登場
実をいうと今回の旅行で一番会いたかった動物が単孔類のカモノハシだった
カモノハシは子供の頃絵本で見た憧れの生物で、今でもタスマニアには生息しているのだがほとんど見ることができないという
同じ単孔類のハリモグラのほうはツアーの最中にも目撃されたが、うまく写真が撮れなかったので動物園での写真を使わせていただく
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ニュージーランドオットセイ
タスマニア旅行で出会った動物は人間が持ち込んだ家畜や野兎を別にすると有袋類と単孔類だけ
唯一の例外が海で出会ったオットセイとイルカである
離島には動物が入りにくいが海洋生物だけは全く別で、ガラパゴスでもニュージーランドでもオットセイの仲間がでかい顔をしている
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フルーツバット
タスマニアではないがもう一つオーストラリアで出会った真獣類の哺乳動物が蝙蝠である
シドニーの公園にたくさんの蝙蝠がぶら下がっていたが正確な種名はわからない
哺乳類でも翼のある動物は自由に勢力範囲を広げることができるようだ
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アオジタトカゲ
漢字で書くと青舌蜥蜴
爬虫類はほとんど見かけなかったがこの蜥蜴はタスマニアの固有種のようだ
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タスマニアの昆虫
以前ニュージーランド訪問の際びっくりしたのだが、ニュージーランドにはほとんど蝶がいなかった
小鳥や野兎狐などヨーロッパの野生動物を持ち込んだイギリス人も蝶までは手が回らなかったのだろうか
今回の旅行でも昆虫に関しては全く期待を持たずマクロレンズなども携行しなかったが、予測通りほとんど昆虫の姿を見なかった
蝶は3種を見ただけだが、以前ケアンズ訪問の際オーストラリアの蝶の図鑑を入手しているので名前は確認することができた
モンシロチョウは CABBAGE WHITE、シジミチョウはSALTBUSH BLUE、タテハ系はCOMMON BROWNである (3種とも英名は色の名前だ)
最後のカメムシは赤い色が印象的だったが名前はわからない
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by mustachio | 2015-01-22 21:43 | Comments(0)
2015年 01月 22日

タスマニア自然探訪1

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今、テニスとサッカーで熱いオーストラリア
しばらく真冬の東京を離れて、夏のオーストラリアを探訪してきた
行く先はメルボルンのすぐ南側にある島タスマニア
「島」といってもほぼ北海道の面積に匹敵する大きな島で、北と南の逆転はあるものの北海道と同緯度に位置するため1月のタスマニアは7月の北海道そのものである

今回は同好者10人のプライベートツアーで主目的はバードウォッチングだった
ブログ連載の第1回は簡単な「旅程紹介」としたい

ホバート空港

タスマニア州の州都はホバート  タスマニアの南東に位置し、南極へ向かう中継港として有名である
成田からシドニーまで9時間、さらにシドニーからホバートまで2時間
通常の時差は1時間だが、現在はサマータイムでオーストラリアのほうが時刻は2時間先行する
海外旅行は移動時間をカウントする必要があり、残念ながら片道で1日がつぶれてしまう
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ユーカリの森
タスマニアの自然の印象を一言で表すと「ユーカリの森」
以前オーストラリアを訪れたのはケアンズ周辺の北部(熱帯~亜熱帯)だったため意識しなかったが、オーストラリアの植物の中心はユーカリなのだ
到着日の午後はそのユーカリの森で探鳥しながらゆっくりと時間を過ごした
途中、有袋類のウォンバットに出会った  基本的には夜行性の動物なので野生のウオンバットを見る機会はないものと思っていたが幸先の良いスタートである
夜はシーフードとワイン  タスマニアは牡蠣とサーモンの名産地、ビールもワインも素晴らしい
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南の海へ
2日目の朝の日の出は太平洋から
この日はチャーターした漁船(というより釣り船)で南へ  ターゲットはアホウドリやミズナギドリなどの海の鳥だ
まずは東海岸に沿って南下し、さらに南極の方向に向かう (釣竿には大きなサメがかかった  アホウドリを集めるエサ(コマセ)に使う)
撮影した鳥の写真は後報に譲ることにして、南太平洋の青い海の写真を見ていただきたい
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ホバートの動物園
3日目午前中はホバート近郊で探鳥、近場にも美しい風景がたくさんある
動物園はタスマニアの野生動物が主体で、けがや病気の動物たちのケアセンターでもある
自然の中でもワラビーなどたくさんの有袋類が見られるが、タスマニアンデビルなどは絶滅危惧希少種で動物園でしかチャンスがない
ユーカリだらけのタスマニアだが、コアラは棲息しておらずこちらも動物園限定だ
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ブルーニー島へ
昼食後、ホバートの南に位置するブルーニー島へフェリーで渡る
日本ならとっくに橋が架かっているような近い距離だが、移動手段は昔ながらのフェリー   自然保護のためには橋よりはるかにいいように思う
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島内探索
4日目は森の小鳥たちを探して島内探索
背の高いユーカリの森ばかりだが、高いところに観察用の櫓があったりしてホウセキドリなどの貴重な固有種を間近に見ることができた
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島の南へ
ブルーニー島は南北に長い島  午後からは南端の灯台までドライブ  きれいな海岸が多いが人影はちらほら
夏の北海道とはだいぶ印象が異なる
4日目の夜は星空のもとコビトペンギンの帰巣を観察した
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最終日
5日目はもう最終日だ
朝のフェリーでホバートへ戻り、さらに飛行機でシドニーへ
シドニーでは夕方の3時間を市内のセンテニアルパークで過ごした
夏のオーストラリアは夜の9時ごろまで明るく、1日をしっかり楽しむことができる
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タスマニアの野草
今回の旅行は植物については最初から期待していなかったが、正直にいって予想以上に花が少なかった
7月の北海道なら至る所に花が見られると思うのだが、タスマニアでは緑は多くても野生の花が咲いていない(市街地は別で住宅地はガーデニングが盛ん、園芸種の花が庭に美しく咲いている)
オーストラリアやニュージーランドなどの自然における問題点は過去のイギリス人たちの環境破壊(環境改造)である
昔の西洋人がオーストラリア・ニュージーランドにヨーロッパの植物や動物を多数持ち込み、南半球にヨーロッパを作ってしまった
落ち着いた美しい町ができているのだが、あくまでもヨーロッパのミニチュアであってもともとの自然はどこかへ行ってしまっている
そんなわけで野に咲く花も現地のオリジナルなのか移入種なのかわれわれ素人には区別がつかない
一応園芸種ではなさそうな花だけを撮影してみたが、特に資料もないので同定は難しい
以下に花の写真をアップするがネイチャーフォトというより風景写真の一部として見ていただくこととしたい
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by mustachio | 2015-01-22 10:29 | Comments(0)