還暦からのネイチャーフォト

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2015年 03月 16日

3月の野鳥

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ネイチャーフォトブログも何年か続くと内容がマンネリ化してくる
つまり1年の中の同じ時期に同じような場所に出かけることが多くなるので写真が重複してくるのだ
ブログはある意味で自分の活動日誌みたいなものなので重複はやむを得ないと割り切ることにしている

3月、野草や昆虫には少し早い季節なので撮影の対象は野鳥となることが多い
今年も例によって家内のお供で2回ほど関東近辺の野鳥撮影に出かけた
昨年と同じパターンだが「海の鳥」は銚子・波崎(千葉・茨城)、「山の鳥」は藤岡・軽井沢(群馬・長野)で撮影したものである

ウミネコ
まずはウミネコから
北海道のカモメはオオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメだった
千葉・茨城になるとカモメの種類はぐっと増える
ウミネコはオオセグロカモメに似て嘴が黄色で背中が黒いが、大きく違うのが脚の色、セグロカモメの仲間は脚がピンク色だがウミネコは黄色い(嘴に赤と黒の斑があるのも特徴)
自分は鳥の素人だが家内に付き合って10年も鳥の写真を撮っていると基本的な識別はできるようになる
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セグロカモメ
自分の頭の整理の意味で次の写真はセグロカモメ
ご覧のように脚がピンクで嘴先端の斑は赤一色だ  成鳥ではないのが残念だが違いは分かると思う
オオセグロカモメより背中のグレーは薄い
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カワウ
銚子港にはカワウとヒメウがいた
ヒメウは北海道にたくさんいたので写真は省略する
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カンムリカイツブリ
昨年も撮影したカンムリカイツブリは健在だった
確かな記憶ではないが10年くらい前は非常に珍しい鳥だったように思う
写真にならないくらい遠い距離で観察した記憶が残っている 最近数が増えているのだろうか?
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ハジロカイツブリ
カンムリカイツブリと同様ハジロカイツブリも冬鳥だ
3月は冬羽と夏羽が変わる時期で、写真は冬羽ばかりだが夏羽の個体もいた
そろそろ旅立ちの時期かと思う
(この鳥は虹彩が赤いので角度によっては目が真っ赤に写る カメラの赤目防止機能を使って写したらどうなるだろうか)
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オオバン
世界のどこにでもいるような(実は南北アメリカにはいない)オオバンが銚子の港で遊んでいた
バンというと何となく水辺の鳥のイメージで淡水の池や沼でしか見られないという固定観念がある
海にオオバンがいるのはどうもしっくりこないが、嘴と額板の白(肌色)は間違いなくオオバンだった
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スズガモ
こちらも世界的に数が多いグローバルバード
沖に大群でいることが多いのだが、この日は数が少なくあまり良い写真が撮れなかった
(写真は嘴の周辺が白いメス)
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クロガモ
クロガモは北極海を中心に生息する北の鴨である
冬の北海道のBWでは普通に見られるが最近では関東地方でも数が多くなった
銚子でも波崎でも比較的近い距離で泳いでいてオスもメスもしっかり撮影することができた
遠い距離では色しか判別できない嘴と基部のこぶ状のふくらみもはっきり確認することができる
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イソシギ
川を隔てたはるか遠い距離だったがイソシギがいた
この鳥も海外でよく見かける鳥
羽の付け根の人間なら肩に当たる部分が白く食い込んでいるのが特徴で、数が多いシギの仲間の中では覚えやすい
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ハクセキレイ
海の鳥でもなんでもないが波崎の河口近くの公園で撮ったもの
ただのハクセキレイである
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ムクドリ
同様に波崎の公園で撮ったムクドリ
20羽くらいの群れが芝生の上で採餌中であった
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マガモ
千葉・茨城編が終わって群馬・長野編
草津の山荘に向かう途中藤岡ICで途中下車して市内の公園に立ち寄った
藤岡の公園は自然の多いところで昨年もミヤマホオジロを撮影している
公園の池ではまだマガモが残っていて順光でオスの頭の緑がきれいだった
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コガモ
同じ公園の池のコガモ
コガモもマガモも頭が金緑色に輝くのだがこの緑は光線の角度によって青紫に見える
写真のコガモは目の周りの帯が青紫に写っている
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シロハラ
シロハラという鳥はそれほど珍しい鳥ではないのだが、あまりオープンな場所には出て来ずにいつも暗い所で餌を探している
黄色のアイリングがちょっとやくざっぽい雰囲気で迫力を感じる
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スズメ
藤岡の公園はどなたかがエサを撒いているようで野鳥の集まるスポットがある
そのエサ場にスズメが1羽紛れ込んできたので撮影してしまった
よく見るとスズメも精悍な顔をしている
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カワラヒワ
こちらも普通に見られるカワラヒワ
スズメ目の小鳥である  というか小鳥はほとんどがスズメ目なので特徴のない小鳥である
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アオジ
カワラヒワと同じようにオリーブグリーン系の小鳥
嘴や脚が肌色でカワラヒワとよく似ている
数年前までこの2種の区分に苦労していたが最近ではどちらも一目で識別できるようになった
アオジのほうが腹が黄色で目の周りが黒い
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コガラ
草津の山荘から軽井沢の友人宅に遊びに出かけた
庭のフィーダーにいろいろな野鳥が集まっている カラ類ではシジュウカラ、ヤマガラ、コガラなどだがやはりコガラが一番少ない
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シジュウカラ
シジュウカラとヤマガラのツーショットは藤岡の公園での撮影
こうして見るとシジュウカラはヤマガラより少し小さいようだ
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ヤマガラ
個人的な印象だがここ4,5年で見るとヤマガラは増えているような感じがする
シジュウカラは都会の鳥になってしまったが、さすがにヤマガラは都会には現れず野性味を残している
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イカル
軽井沢友人宅のフィーダーで撮影したイカル
デザイン的にわかりやすい鳥で子供の頃飼っていた文鳥にイメージが似ている
この鳥は渡り鳥ではないようで夏になっても見られる鳥だ
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アトリ
何年か前に北欧を旅行した時にたくさんの出会いがあったのでヨーロッパ系のイメージが強いがユーラシア大陸に広く分布し南北に渡りをする
軽井沢のアトリはかなり夏羽に変わっておりオスの頭は黒くなっていた
近いうちに北へ渡る準備ができているようだ
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ミヤマホオジロ
「3月の野鳥」の最後はミヤマホオジロ  こちらも冬鳥でもうすぐ北へ飛んで行ってしまう
渡り鳥には季節感があって「今年のミヤマホオジロ」を見るために藤岡・軽井沢に出かけ、今年も無事に季節を感じることができた
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by mustachio | 2015-03-16 17:45 | Comments(0)
2015年 03月 01日

白鳥・丹頂・北の小鳥

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前篇に流氷上の鳥と海鳥を掲載したので、後篇は残った鳥たち、つまり内陸部の野鳥が主役になる
根室を後にしたツアーバスは霧多布から内陸部に入り、屈斜路湖の白鳥や鶴居村の丹頂を観察した
途中いろいろな場所で冬の小鳥たちを探し、ベニヒワやハギマシコなどを撮影した

オオハクチョウ
後篇のスタートは屈斜路湖のオオハクチョウから
前に何回もコメントしているが写真の欠点は大きさがわかりにくいこと
半月ほど前に群馬県へコハクチョウを見に行ったが、両者の行動様式はほとんど変わらずオオハクチョウとコハクチョウでは写真も同じようなパターンになりがちである
大きさ以外の識別のポイントは嘴の黒と黄色のバランスで、コハクチョウは黒の部分が多く、オオハクチョウは黄色の部分が多い
屈斜路湖はほとんどが凍結していてオオハクチョウの生活域(水の部分)はごくわずかだったが、冬景色の中の白鳥は日本画的でなかなかの雰囲気だった
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タンチョウ
続いて鶴居村のタンチョウ
タンチョウは極東アジアの鳥で渡り鳥であるが、北海道では留鳥として繁殖し、夏でも見ることができる
鶴居村では冬の間エサを与えているので雪原にタンチョウが集結し生活する様を近くで観察することが可能なのだ
群れの中でカップルの動きを追ってみたが、タンチョウは雌雄同色で外見からオスとメスの区別がつかない
明らかに求愛行動(ディスプレーダンス)と見られるシーンも多かったが、そのうち喧嘩と見られる状況もかなり多いことに気が付いた(後半の写真何枚かはどうも求愛ではなく格闘のようだ メスをめぐるオス同士の争いなのか夫婦間のトラブルなのかも不明である)
鶴の行動に詳しい方がおられたらいろいろと教えていただきたい
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シマエナガ
シマエナガというのは種名ではなく亜種名
つまりエナガの1亜種であるが、北海道のエナガは基本的にシマエナガである
本州以南のエナガは黒い眉班があって顔が黒っぽいが、シマエナガは写真のように頭が真っ白でとてもかわいい
普通のエナガと同様落ち着かない鳥で、せわしなく動いてばかりいて撮影が難しい
ブッシュの中などにいるとカメラのAFがうまく機能せず、マニュアルでピントを合わせた写真も多い
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ハシブトガラ
一見コガラに見える小鳥だがこちらは別種(独立種)でハシブトガラ
北海道限定の固有種である
頭の光沢が強いとか嘴や脚が太いとか雨覆羽の縁が白いとかいろいろ識別点があるようだが、専門家でもすぐには判別できないらしい(北海道にはコガラもハシブトガラも生息している)
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シロハラゴジュウカラ
本州のゴジュウカラは腹が褐色を帯びるが北海道のゴジュウカラは真っ白である
亜種のレベルでは分類が異なり、ゴジュウカラではあるが北海道のものはシロハラゴジュウカラと呼ばれる
エナガといいゴジュウカラといい道産子は基本的に色白なのだろうか
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ベニヒワ
北の小鳥の代表格というと少しオーバーだが人気のある小鳥である
北半球に広く分布しアメリカでヨーロッパでも見ることができるが、日本では冬の北海道・東北でしか出会うチャンスがない
海に近い道路際でベニヒワの集団がエサを探していた
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シラガホオジロ
自分自身が白髪なのでフレンドリーなイメージのホオジロ
頭頂部と頬と顎の下が白く、遠い位置のあまり鮮明でない写真でも識別が可能である
珍鳥というわけではないが比較的見るのが難しいホオジロのようだ
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ハギマシコ
マシコの仲間は冬の赤い鳥として人気がある
このハギマシコは全体的に赤紫が強くベニマシコやオオマシコと比べて渋さを感じる
ツアーのメンバーは草原にエサを探すハギマシコの群れを追い駆けまわしていたが、この鳥は2年前群馬県で近距離からの写真を何枚も撮っているので撮影にはあまり気合が入らなかった
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ウソ
赤い鳥の範疇には入らないがこの鳥の赤はよく目立つ(「真っ赤なウソというのはここから来た」というのはもちろん真っ赤なウソだ)
関東近辺では冬に見かけることがあるが、個人的に印象に残るのは夏の大雪(銀泉台)で見たウソ
関東では冬鳥でも北海道では留鳥(もしくは漂鳥)ということになる
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シメ
シメもウソと同じように冬鳥だが北日本では繁殖もする
あまりかわいくはないのだが、我が家にも一冬に1、2回訪れてくれる律儀な鳥だ
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ミヤマカケス
普通カケスは額から頭頂にかけて白く(というより白髪の混じったごま塩頭)、目(虹彩)も白い
このミヤマカケスは亜種名で北海道固有のカケスである
こちらは頭が赤褐色、目(虹彩)が暗褐色なので見た目が全く異なる別の鳥のようだ
カケスのように凄味がなく、優しい鳥のイメージだった
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アカゲラとオオアカゲラ
屈斜路湖周辺の林にアカゲラとオオアカゲラがいた
両種とも本州のアカゲラ、オオアカゲラと異なりエゾアカゲラ、エゾオオアカゲラというが、見た目は亜種アカゲラ、亜種オオアカゲラとほとんど変わらない(腹や背中の白斑など蝦夷のほうが白色部分が若干多い)
アカゲラとオオアカゲラの区別ははっきりしていてオオアカゲラのほうが腹の赤い部分が大きく、白い部分には縦斑が目立つ
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トビとノスリ
どちらも北海道独特の鳥ではなく関東近辺と同じ普通の鳥である
北海道でも猛禽のトビがカラスに追い回されていた
電柱の上の猛禽はバスの中から撮ったワンショットなのだが、目の周りの様子からノスリと推定している
もしかすると普通のトビかもしれない
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コミミズク
霧多布の草原(笹原)でコミミズクが飛んでいた
フクロウ類は夕方から採餌活動を始めるのだが、飛んでいたのは真昼間である
おかげで雪山をバックにしたシーンや止まっているコミミズクとのツーショットをものにすることができた
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キタキツネ
野付半島では雪原を悠然と歩くキタキツネを見た
ロングショットだがアップの狐より精悍さが感じられる
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エゾシカ
前篇と同じように後篇も締めくくりは哺乳類になった
被写体はエゾシカ
内地でニホンジカが増殖しているように北海道ではエゾシカに数が多い
雪原のエゾシカはなかなか雰囲気があって嫌いではないが、鹿の食害で希少植物が減り結果として昆虫などのバランスが極端に崩れていくのは誠に遺憾である
写真は撮れなかったが標津の町中にはエゾシカの群れが入り込んでいてコンビニの前に10頭規模のエゾシカの集団がたむろしていた(バスの中からオスだけの集団とメスだけの集団の両方を見た)
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by mustachio | 2015-03-01 15:02 | Comments(0)