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2016年 05月 31日

ブータン王国15日間野鳥編4/11

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4月11日の野鳥
この日から基本的にキャンプ生活(テント暮らし)に入る
最初のテントサイトはティンティビの町の少し手前の道路から少し入ったところで、2連泊
つまり4月11日はその周辺の道路を往復する形になる
キャンプ地周辺の高度は700m位でマナス国立公園内のため草原や熱帯雨林の探索を期待していたが、ブータンには国立公園を思わせる設備やスペースがなく道路際の探鳥に終始した
南部地方は道路脇の樹木が高く、鳥が近くないので残念ながらあまり良い写真が撮れなかった

タイワンオナガ Grey Treepie
インドに近づいたため鳥の種類はアッサムに近似してくる
朝の最初の鳥はタイワンオナガ
近くには寄ってくれず高い木の上の鳥なので写真がいまいちである
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アオムネハチクイ Blue-bearded Bee-eater
南部に来ただけあってハチクイが出てきた
インドのアッサムで見たハチクイはミドリハチクイだったが、ブータンのハチクイはアオムネハチクイだった
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チャバラゴジュウカラ Chestnut-bellied Nuthatch
ゴジュウカラも今までのオジロゴジュウカラではなく新しい種が登場した
腹がオレンジではなく、まっ茶色のチャバラゴジュウカラである
色が違うと日本のゴジュウカラとは全く違った鳥に見える
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タテジマクモカリドリ Streaked Spiderhunter
アッサムで出会ったタテジマクモカリドリがいた
この鳥は今年のタイ北部のツアーでよい写真が撮れているので、何となく撮影に熱が入らなかった
やはり亜熱帯の鳥のようで今回のツアーで現れたのはこの日だけである
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ヒイロサンショウクイ Scarlet Minivet
Minivetはヒイロサンショウクイ
やはりインドアッサムと共通種だ
シルエットになったが真下から飛翔の写真を撮ることが出来た
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キエリアオゲラ Greater Yellownape
キエリアオゲラは本日初登場
ヒマラヤ周辺からインドシナ半島北部に棲息するようだ
木が高く逆光になってしまうのできれいな写真が撮れていないが黄色のタテガミは印象的だった
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オオサイチョウ Great Hornbill
ブータン南部の目玉商品はやはりサイチョウである
迫力のあるオオサイチョウは見ることはできたが距離が遠く、望遠レンズで撮影してトリミングということになるのできれいな絵は期待できない
このオオサイチョウは以前インドのアッサムでしっかり撮影できているので今回は特に不満はなかった
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マミジロマルハシ White-browed Scimitar Babbler
このマルハシも初登場でこの日限り(ということは南方系の鳥ということか)
マルハシの割には嘴の湾曲が少ないように感じられた
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ナナミゾサイチョウ Rufous-necked Hornbill
ナナミゾサイチョウはツアーに出かける前から会いたかった鳥だ
昨日一応写真が撮れたのでこの日は気が楽だったが何回か撮影のチャンスがあった
4枚ほど写真があるが頭が茶色いのがオス、黒いのがメスである
和名のナナミゾは漢字で七溝、嘴に7本程度の明瞭な黒い筋がありこれが名前の由来である
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サルタンガラ Sultan Tit
個人の感覚としてはこの鳥はブータンの鳥というよりはインドの鳥
とにかくサルタンはインドの王(地方豪族)を意味する言葉なのだ
それでも前にインドで何回か見ているサルタンガラに再会できたのはうれしかった
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シロガシラモズチメドリ White-hooded Babbler
このチメドリは群れを成していた
道路脇の竹林の周辺で騒ぎまくり、そのうちにどこかへ行ってしまった
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アオノドゴシキドリ Blue-throated Barbet
今回ツアー2度目の登場
前回写真がしっかり撮れているので、この日の写真は証拠写真レベルになってしまった
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シキチョウ Oriental Magpie-robin
こちらも2回目、というか個人的には何回も出会っているので黄色い葉とモノトーンの鳥の対比を狙ってみた
(シャープさが欠けていて写真の出来は良くなかったが)
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ヒメオウチュウ Bronzed Drongo
前のヒメオウチュウの写真(4/10)はいまいちだったが、この日は割と近くで撮影することが出来た
基本的に真っ黒な鳥なのでディテールの表現が難しいがまあまあの写真になったと思う
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シリアカヒヨドリ Red-vented Bulbul
このヒヨドリは南アジアでは普通種
インドでは町中でいくらでも見ることが出来る(ヒンズー教や仏教の国は生き物を大事にするので町に鳥が多い)
ブータンには町らしい町があまりないのでシリアカヒヨドリもそれほど多くはなかったが、写真を撮るのに不自由することはなかった
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キバネヒヨドリ Ashy Bulbul
同じヒヨドリでもこちらのキバネヒヨドリはヒマラヤ地域限定種で、基本的にインドにはいない希少種である
日本のヒヨドリによく似ているが羽根の一部が黄色(暗いゴールド)で顎の部分が白い
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キゴシタイヨウチョウ Crimson Sunbird
タイヨウチョウはオスの写真でないと識別が難しい
たまたま撮影時に詳しい方が識別されたのでキゴシタイヨウチョウとしたが、他のタイヨウチョウのメスとどう違うのかは説明できない
この鳥のオスは英名のように頭から胸にかけて真っ赤なのだが写真は撮れなかった
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モンツキイソヒヨドリ Blue-capped Rock Thrush
前に登場したモンツキイソヒヨドリだが、この日はオスもメスもしっかり写真を撮ることが出来た
ただブータンの鳥は木の上にいる鳥を道路から撮影することがほとんどなので、鳥のポーズが代わり映えしない
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シロスジガビチョウ Striated Laughingthrush
ガビチョウの仲間としては地味な存在のシロスジガビチョウ
ガビチョウ類は意外とシャイでいつも茂みの中に隠れていて表面に出てこない
シロスジガビチョウなどほとんど毎日現れるのだが、よい写真が撮れない
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キンノドゴシキドリ Golden-throated Barbet
ブータンの南部に来たせいだろうか、この日はゴシキドリ3種の揃い踏みとなった
キンノドゴシキドリは7日の日にピントの合った写真が撮れているせいだろうか
この日もよいポジションに鳥がいるのに気合が入らずまともな写真が撮れなかった
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チャエリカンムリチメドリ Whiskered Yuhina
前日に引き続きチャエリカンムリチメドリが登場した
この鳥は木のトップが好きなようだ
小さな小鳥が高い木の上にいると一応写真は撮れるのだが、後で拡大処理するので粒子の荒れが目立ってしまう
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オオゴシキドリ Great Barbet
オオゴシキドリが撮影できたのはこの日が初めてだと思う
色彩的にはあまりゴシキドリらしくない鳥である(頭の黒と嘴の黄色が目立つ)
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キバラオウギビタキ Yellow-bellied Fantail
写真を見た感じではキマユムシクイなどWarblerの仲間に見えるが、立派なオウギビタキである
今回のツアーでは出会いがなかったがカオグロムシクイという鳥はこのオウギビタキに顔がそっくりで目が茶色く脚がピンク色くらいの違いしかない
(写真のようにキバラオウギビタキは目も足も黒い)
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ハジロマユヒタキ Little Pied Flycatcher
証拠写真のレベルだがハジロマユヒタキの写真が撮れた
マユヒタキによく似た紺と白2色の小鳥で、翼の部分に大きな白斑があり識別できる(紺の部分もマユヒタキよりはだいぶ黒っぽいイメージである)
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ミヤマヒヨドリ Mountain Bulbul
この日は最後のほうで珍しい鳥との出会いが多かった
このミヤマヒヨドリも15日間のツアーで現れたのはこの日だけである
胸が茶色で顎に部分が白いヒヨドリで、キバネヒヨドリと同じようにヒマラヤ地域限定種のようだ
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by mustachio | 2016-05-31 20:26 | Comments(0)
2016年 05月 30日

ブータン王国15日間野鳥編4/10

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4月10日の野鳥
宿泊地トンサからまた南に向かう
マンデチュ川に沿って下って行くので緯度も高度も下がっていき、亜熱帯気候の地域に入って行く
この日の最終目的地であるティンティビのキャンプサイトの標高は740mとのことで2000m近い標高差を下って行くことになる
探鳥地は相変わらず道路沿いでバスに乗ったり下りたりしながら鳥を探す旅だ

オオルリチョウ Blue Whistling Thrush
この日の朝の最初の鳥はオオルリチョウ
たくさんいて大騒ぎするような種類ではないのでバスの中からシャッターを押しただけである
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ミヤマハッカン Kalij Pheasant
7日の日にバスの中からぶれた画像しか撮れなかったミヤマハッカンを見つけたが、今度は距離が遠い
使用レンズの450ミリではどうしても限界があり、鮮明な画像は得られなかった
それでも明るい場所ではあったので動きと表情は捉えられている
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モンツキイソヒヨドリ Blue-capped Rock Thrush
8日の日にカオグロイソヒヨドリを撮ったが、この日はモンツキイソヒヨドリが出た
こちらもカオグロと同じように頭は青く太く黒い過眼線があり外観はよく似ているのだが、モンツキイソヒヨドリのほうは翼の中央に大きな白斑があり区別は容易である
紋付という名前もわかりやすい
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ロクショウビタキ Verditer Flycatcher
ライトブルーでかわいいロクショウビタキもだんだん近くで撮影ができるようになった
色彩は単調だがアップで撮ると表情が出てより魅力的になる
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マユヒタキ Ultramarine Flycatcher
マユヒタキの青はオオルリと同じような青だ
今回は白い胸と白い眉がはっきり撮れている
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ヒイロサンショウクイ Scarlet Minivet
ベニサンショウクイは「ヒイロ」だった
ミナミのほうではヒイロサンショウクイが多いようだ
確か以前にインドのアッサムで見たのもヒイロサンショウクイだったと思う
この日はメスの写真がしっかり撮れたので登場順はレディーファーストにした
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チャエリカンムリチメドリ Whiskered Yuhina
2日前にチャバラカンムリチメドリを撮っているが、この鳥に非常によく似ている
チャエリのほうは頭は全体がグレーで襟の部分が赤茶色になっており、まさに茶襟である
嘴のつけ根から黒い髭が後方に延びているところは両種共通だ
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セボシエンビシキチョウ Spotted Forktail
エンビシキチョウという種類の鳥を初めて見た
東南アジアの渓流などに棲息する鳥で長い尾羽が二つに分かれることからフォークテールと呼ばれる
2月の北部タイツアーでもフォークテールを探したのだが不調に終わっていた
白と黒の地味な鳥で距離も遠かったが、初めて見る鳥にはやはり感動がある
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タカサゴモズ Long-tailed Shrike
少し南へ来たせいかタカサゴモズが出てきた
東南アジアでは普通のモズで日本でも記録がある
今まで見てきたタカサゴモズより頭が黒いようにも見えるが、たまたま頭の中央の灰色部分が写真に写っていないだけかもしれない
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ホオアカマルハシ Rusty-cheeked Scimitar Babbler
マルハシはチメドリの仲間
英語名のScimitarは半月刀のことで、和名の丸嘴と同様、丸く反り返った嘴から名前が付けられている
たしかバリ島かどこかで別の種類のマルハシを見ているのだが歳のせいで思い出せない
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レンジャクノジコ Crested Bunting
4枚目のメスの写真はホオジロの雰囲気があって納得がいくが、オスは羽根と尾が赤茶色で他は真っ黒の大型の鳥なのでノジコという名前はしっくりこない
ただ冠羽が後方に向かって伸びているのは確かに連雀と同じ
外国の鳥に無理に日本的な名前を付けるとわかりにくくなることもあるようだ
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キバラムシクイ Tickell's Leaf Warbler

写真に腹の部分が写っていないので写真だけからの同定は無理のようだ
同行者の中にムシクイに非常に詳しい方がおられてその現場判定であるのでキバラムシクイは間違いないと思う
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オナガサイホウチョウ Common Tailorbird
地味な鳥で判定が難しかった
当初チャイロハウチワドリと思いブログにもアップしていたが、バーダーである家内から指摘があり、鳥名をオナガサイホウチョウに訂正させていただく
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カッコウ Eurasian Cuckoo
日本のカッコウはユーラシア大陸のカッコウと同一種で英名もCuckooである
そのカッコウを比較的近い距離で撮影することが出来た
そういえば日本のカッコウはここのところ数が急激に減ってしまって今年は日本で鳴き声を聞いていない
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ヒタキサンショウクイ Pied Flycatcher-shrike
当初はハイイロウタイチメドリだと思ってブログにそのように表示したが、その後の検討によりヒタキサンショウクイであることが判明した
日本のサンショウクイのように地味な鳥である
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アオノドゴシキドリ Blue-throated Barbet
4月7日に出会ったキンノドゴシキドリとよく似ているゴシキドリでこちらは頭のてっぺんが赤く顔から喉は水色である
このゴシキドリはインドのアッサムで以前出会っているが、この鳥を撮影したティンティビはマナス国立公園に近くしかもインドのマナス国立公園とつながっているのだ
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ホオジロヒヨドリ Himalayan Bulbul
距離が遠かったため写真が不鮮明で恐縮であるが、英名の通りヒマラヤ地域限定のヒヨドリである
近似種のコウラウンに似ているがこちらは赤い部分が全くなく地味な印象だ
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シキチョウ Orietal Magpie Robin

カササギのように白黒のツートンカラーの鳥
東南アジアではあちこちで見かける
電線止まりで自然の雰囲気に欠けるがディテールはしっかり撮影できている
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ヒメオウチュウ Brozed Drongo
写真は手前の枝のぼけが目障りだがハイイロオウチュウではないオウチュウである
ブータンはオウチュウの種類が少ないが特にこのヒメオウチュウは南の亜熱帯地域にしか見られないようだ
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ハイバネジョウビタキ Hodgson's Redstart
日本で見るただのジョウビタキと非常によく似ている
基本的に違うのは喉の部分でジョウビタキは首から下はすぐオレンジ色だが、このハイバネジョウビタキは胸のあたりまで顔の黒が広がり全体に黒っぽく見える
ハイバネはネパールからブータンにかけてのヒマラヤ地域に居住し、この地域は普通のジョウビタキはいない
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アカハラクマタカ Rufous-bellied Eagle
空を飛んだのはアカハラクマタカだった
頭が黒、胸が白、腹部が赤茶色とわかりやすいデザインなのだが、逆光の飛翔写真は色がきれいに出ない
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カノコバト Spotted Dove
キジバトによく似たカノコバトは東南アジアで普通に見られる
襟首の鹿の子模様が大きく全体的に細くすっきりしている
電線止まりだが順光なのでディテールははっきり描写されているようだ
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キバラカワラヒワ Yellow-breasted Greenfinch
Himalayan Greenfinch ともいうヒマラヤ地域限定のカワラヒワ
多数が群れていたが、15日間で見かけたのはこの日だけだった
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ナナミゾサイチョウ Rufous-necked Hornbill
この日の行程の最終部分、つまりティンティビのキャンプサイトの近くでナナミゾサイチョウが現れた
今回のツアーでは最もインドアッサムに近い場所で、いかにもサイチョウが出そうな環境である
ナナミゾサイチョウは今回が初めての出会いだが目の周りのブルーのアイシャドーと嘴に刻まれた7本の溝がチャームポイントになっている
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by mustachio | 2016-05-30 16:53 | Comments(0)
2016年 05月 30日

ブータン王国15日間野鳥編4/9

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4月9日の野鳥
宿泊地のフォブジカを出発して昨日来た道を戻り、幹線道路へ出てまた東に向かう
途中、ペレーラ峠を越えるがこの周辺が景観の素晴らしい場所(標高3360m)
北側に雪を被ったヒマラヤ山脈を遠望することが出来て、いかにもブータンらしい雰囲気を味わえるエリアだ
写真は小鳥類がメインなのでヒマラヤをバックにという撮影は難しかったが、真っ赤なシャクナゲの花に絡む野鳥の写真は結構撮ることが出来た
宿泊地は峠を下って標高2700mのトンサの町

チャガシラコウグイス Grey-sided Bush Warbler
この日の最初の鳥はチャガシラコウグイス
初めてお目にかかる鳥で、色が茶色のためウグイスのイメージはない
目つきの鋭い精悍な印象の鳥だった
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マミジロマシコ White-browed Rosefinch
ペレーラ峠では車の通る幹線道路から少し離れてヒマラヤ山脈を眺めながら旧道を歩いた
ここで再会したのは4月5日に見たマミジロマシコ
日本で見るベニマシコによく似たピンク色(ローズ色)の美しい鳥である
周囲に残雪が残っているような高地での再会で、強く記憶に残った
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ズグロウタイチメドリ Rufous Sibia
連日登板のズグロウタイチメドリだが、高山のサルオガセを背景に撮ると風格が感じられる
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ノドフカンムリチメドリ Stripe-throated Yuhina
カンムリチメドリの仲間はとにかく冠羽が発達していて特徴的である
この日のカンムリチメドリは地味なノドフだった
色彩的には日本のヒヨドリを思わせる魅力のない鳥だが、頭上の大銀杏(チョンマゲ)だけは素晴らしい
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キゴシムシクイ Ashy-throated Warbler
ムシクイの仲間は種類が多すぎてベテランのバードウォッチャーでもお手上げの人が多い
まして鳥には全く素人の自分にフィールド(現場)で識別ができるはずもなく、帰宅してから図鑑片手に判定するだけである
この鳥はお腹が黄色いがキムネムシクイほどではなく、喉のグレイが強いのでキゴシムシクイとした
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ウスヒメアオヒタキ Pale Blue Flycatcher
ヒタキ類のメスも同定が難しい
この写真は同行のお仲間から少し離れた位置で単独に撮影したためツアーの当日の記録(バードリスト)にウスヒメアオヒタキが載っていない(他の日には記録あり)のだが、図鑑の絵が写真とそっくりなので勝手にそう判定した
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ノドジロシマドリ Hoary-throated Barwing
シマドリの仲間は2日前のクリビタイシマドリに続き2種類目
正面からのポートレートでBarwingのBarがはっきり写っていないが、尾羽にもBarがあるので間違いはない
いずれにしてもヒマラヤ限定種のようでもちろん初対面である
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マユヒタキ Ultramarine Flycatcher
2月のタイ旅行で何回も出会った青い鳥
幸せの国ブータンでも「幸せの青い鳥」を見ることが出来た
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キンバネガビチョウ Black-faced Laughingthrush
このガビチョウもヒマラヤ山脈が見える旧道で撮影した
目の周りが黒く、いかにもガキ大将のような存在感のある鳥である
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イワヒバリ Alpine Accentor
5日の日にアカチャイワヒバリを見ているが、この日ペレーラ峠周辺で見たのはただのイワヒバリだった
日本では日本アルプスや富士山など高山で見られるイワヒバリはユーラシア大陸の高山地域に棲息する鳥である
確かに日本のイワヒバリと同じ顔をしていた
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シロボウシカワビタキ White-capped Water Redstart
連日のシロボウシ
昨日(4/8)の写真はひどいものだったが、今回のは少し雰囲気が出ているように思う
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ノドジロチメドリ White-browed Fulvetta
6日に撮影したFulvettaに再会し、ゆっくりヒマラヤ地域固有種の写真を撮ることが出来た
ちょっと目つきが悪いのが難点だが、真っ赤なシャクナゲの上のチメドリは絵になっていると思う
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ヒマラヤハゲワシ Himalayan Griffon
空に舞う大型の猛禽はヒマラヤハゲワシだった
成鳥は羽根に白い部分が多くなかなか迫力があるようだが、残念ながら写真は幼鳥のようだ
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ハシブトガラス Large-billed Crow
日本ほど数が多くはないがブータンにもハシブトガラスがいてツアー期間中毎日確認することが出来た
写真は昼食を摂った寺院の庭で撮影したものだ
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クリガシラモリムシクイ Chestnut-crowned Warbler
例によってムシクイ類はややこしいが、この鳥のように頭の色が異なるのはわかりやすくて良い
ネパールからミャンマーにかけて高地に棲息する種類のようだ
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アカオコバシチメドリ Red-tailed Minla
ブータンも東寄りの奥地に進むにつれ見慣れない鳥が多くある
この日からMinla(コバシチメドリ)の仲間が登場した
まずはアカオコバシチメドリ
チメドリの仲間だけあって目つきが悪いがカラフルな特徴のある鳥である
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ノドジマコバシチメドリ Chestnut-tailed Minla
色の組み合わせや模様(デザイン)は全く異なるがこちらもMinla(コバシチメドリ)である
若者のファッションのような雰囲気があり、個性的な鳥の印象が強い
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ヒマラヤムシクイ Blyth's Leaf Warbler
ムシクイ類の中では割と普通の種類のようで道路脇で何回も観察された
アッサムやミャンマー方面にも広く分布するようだ
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ミドリオタイヨウチョウ Green-tailed Sunbird
最初のうちは珍しいので撮影条件の悪い鳥でもシャッターを切るが、そのうちに近い距離で光線状態が良いものしか撮影しなくなる
ミドリオタイヨウチョウも最初のうちはひどい写真だったが、だんだんまともになってきたようだ
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キバラシジュウカラ Green-backed Tit
日本に出れば大騒ぎとなるような腹の黄色いシジュウカラだがブータンでは普通の鳥である
狙ったわけではないが飛び立つ瞬間の動きのある写真を撮ることが出来た
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オジロゴジュウカラ White-tailed Nuthatch
何回目かの登場になるが写真のレベルは少しも向上しない(要するに下手な写真だ)
暗いところにいて動きが速いので良い写真が撮れないのだろうか
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オナガベニサンショウクイ Long-tailed Minivet
この日の最後(トリ)はベニサンショウクイになった
3種類のうちオナガベニサンショウクイだったが、オナガは西のほうに多く東に進むと少なくなる
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by mustachio | 2016-05-30 10:28 | Comments(0)
2016年 05月 27日

ブータン王国15日間野鳥編4/8

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4月8日の野鳥
早朝にフォブジカを出発し幹線道路をさらに東へ向かう
この日の目的地はオグロヅルの越冬地として有名なフォブジカ
ここは幹線道路の途中から支線で南へ下がる位置にあり行程的にはピストン移動となるが、途中探鳥しながら進む(下がるといっても緯度が下がるだけで高度は下がらない  フォブジカは標高3300mの高地で途中の鳥も高地の鳥だ)
シロボウシカワビタキ White-capped Water Redstart
この日の最初の鳥はシロボウシカワビタキ
幹線道路は沢筋との接点が多くあちこちでカワビタキを見る
この鳥はタイ北部でしっかりきれいな写真が撮れているので撮影に気合が入らずいい加減な写真ばかりになった
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インドミツオシエ Yellow-rumped Honeyguide
「道教え」ではなく「蜜教え」、 英語ではハニーガイド
幹線道路脇の大きな崖の道路から数十メートルの高さのところに大きな蜂の巣があった
最初の写真がそれである(多数の蜂がびっしりととまっている)
距離は遠いのでわかりにくいが観察していると蜂の巣の近くの木の枝に頭の黄色い小鳥がとまっているのを見つけることができた
蜂蜜が好きな動物たちがこのミツオシエを探すことにより蜂蜜を見つけるのだというが、非常に高い場所なので蜜のありかを教えてもらってもアクセス不能だと思う
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オジロゴジュウカラ White-tailed Nuthatch
4月6日にも登場したオジロゴジュウカラ
日本にもいるゴジュウカラは広くユーラシア大陸に分布するが、このオジロゴジュウカラはヒマラヤ地域限定種のようだ
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ロクショウビタキ Verditer Flycatcher
Verditer という英語はまさに緑青(水酸化炭酸銅)のこと
我々のイメージでは緑青は字の通り青緑色だがロクショウビタキは緑色ではなく水色に近いブルーである
中国南部から東南アジアにかけて割と普通の鳥なので最近ではインパクトを感じなくなったが、全身ブルーの青い鳥はいつ見ても美しいと思う
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ズグロウタイチメドリ Rufous Sibia
前日に引き続いて登場のウタイチメドリ
実をいうとこの鳥は長い道中ほとんど毎日出会うことになるが、群れを作らずいつも単独行動だ
ブータンの普通種ではあるが、ヒマラヤ地域限定の貴重な鳥でもある
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セアカチメドリ Cutia
出かける前からぜひ会いたいと狙っていた鳥
頭はグレー、顔(太い過眼線)は黒、背中は赤茶色で腹は白  脇腹に黒と黄色のタイガーマークがある
大型で色彩的に個性のあるユニークな鳥だ
道路脇の大きな木の枝でやっと見つけ時間をかけて撮影したが、この鳥はこの日だけのワンチャンスだった
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コバシベニサンショウクイ Short-billed Minivet
昨日までに登場したベニサンショウクイはすべてオナガベニサンショウクイだったが、この日はコバシベニサンショウクイに出会った
写真はメスだが羽根の黄色い模様の形状に特徴がある(名前のように嘴が短いという感じは写真ではわからない)
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ズアカクロマシコ Gold-naped Finch
写真を見てどこが頭赤なのかとクレームが出そうだが写真のズアカクロマシコはメスなのだ
生物学の世界にも男女不平等があり、メスは無視されてオスの身体的な特徴で名前が付けられるケースが多々ある
この日はメスの写真しか撮れていないが、ツアーの最後のほうに頭がまっ黄色なオスの写真が出てくるのでご期待ありたい
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ワキアカキバシリ Rusty-flanked Treecreeper
キバシリはヒマラヤとワキアカの2種類がいてどちらもヒマラヤ地域の特産種
この日の登場は腰のあたりが赤茶色のワキアカキバシリだった
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ハイイロオウチュウ Ashy Drongo
全身が真っ黒で尻尾の先がツバメのように割れるオウチュウ類(Drongo)は東南アジアではよく見かける
ただブータンにはただのオウチュウ(Black Drongo)がおらず、このハイイロオウチュウと青黒い光沢のあるヒメオウチュウの2種だけである
ハイイロオウチュウはツアーの期間中毎日登場するお馴染みの常連さんだ
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カオグロイソヒヨドリ Chestnut-bellied Rock Thrush
海のないブータンにイソヒヨドリが何故?ということになるが日本名が不適切のようだ
英名のRockthrushが示すようにこの鳥の仲間はけして磯(海岸)だけに棲むわけではない(日本のほうが特殊事情なのである)
日本のイソヒヨドリも上面が青、下面が赤茶色で美しいが、ブータンのカオグロイソヒヨドリは上面の青が紫色を帯びて派手なイメージである
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チャバラカンムリチメドリ Rufous-vented Yuhina
Yuhina(カンムリチメドリ)の仲間は小型で頭に冠のある非常に可愛い鳥だ
似たような仲間にチャエリカンムリチメドリがいるが、このチャバラのほうは下腹部と頭のカンムリの後部がオレンジ色でチャームポイントになっている
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ホシガラス Spotted Nutcracker
ブータンはユーラシア大陸の高地なので当然のようにホシガラスがいる
実はハシブトガラスもいるのだがレンズを向けるのはどうしてもホシガラスのほうだ
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ルリビタイジョウビタキ Blue-fronted Redstart
2回目の出会い
青と赤茶色の組み合わせはイソヒヨドリと同じパターンだが、体つきはまさにジョウビタキの仲間である
迷鳥として日本でも2例ほど記録があるようだ
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アカバネダルマエナガ Fulvous Parrotbill
4月6日に出会ったヒマラヤダルマエナガに続き2種目のダルマエナガ
ダルマエナガの仲間は身体が丸っこくて剽軽なイメージなのだが、このアカバネはルックスもけしてよくない
最近のはやり言葉でブサカワ(不細工で可愛い)などというのがあるが、その表現がぴったりの印象的な鳥だった
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ミドリオタイヨウチョウ Green-tailed Sunbird
毎日出会いがあるようなタイヨウチョウ
何回も撮ればたまにはよい写真も撮れる
前回よりは今回のサンバードのほうが色がはっきりと出ているようだ
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オグロヅル Black-necked Crane
4月8日の締めくくりはオグロヅル
自然の状態というわけではないがもともと野生のツルを小屋の中で見た
宿泊地のフォブジカの草原はオグロヅルが越冬するポイントで毎年多数の個体が冬を越す
4月になれば北の繁殖地へ飛んで行ってしまい見ることはできないはずなのだが1羽のツルが小屋の中にいた
今年の冬、野犬にかまれて羽根を痛め渡りができなくなった個体が保護されているのだという
このツルを世話しているのが若い日本人の方で、JICAの関係か何かでフォブジカに滞在しておられるそうだ
日本とブータンのつながりがこんなところにもあった
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by mustachio | 2016-05-27 15:49 | Comments(0)
2016年 05月 20日

ブータン王国15日間野鳥編4/7

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4月7日の野鳥
4月7日はプナハ連泊
早朝にモチュ川に沿って北上しJigme Dorji国立公園で探鳥してからプナハへ戻るピストンコースである
国立公園といっても特にロッジとかリフトなどの設備が整っているわけではなく地図上に国立公園と指定されたエリアの道路を行って戻って来るだけの話であるが、幹線道路ではないので交通量は少なく(道路沿いには変わりないが)ゆっくり自然を堪能することができた
先に昆虫編でご報告済みのように蝶の撮影枚数はこの日が圧倒的に多く、逆に野鳥の写真は少なかった

ミヤマハッカン Kalij Pheasant
最初からひどい写真で恐縮だが、早朝の暗い時間バスの中から道路脇に突然現れたミヤマハッカンを撮影した
ガラス窓越しの写真はうまくAFが機能しないのは承知の上だが、鳥が出てくれば無条件でシャッターを押してしまう
オスは顔だけが赤く後は全身真っ黒というキジの仲間でネパール・ブータンからアッサム・ミャンマー・タイにかけて生息する鳥だ
(自然な形ではなく移入されたものだがアメリカのハワイ島にもこのミヤマハッカンが定着しているという)
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ノドジロガビチョウ White-throated Laughingthrush
ハワイにミヤマハッカンがいるのも驚きだが日本にも外来種のガビチョウが定着してしまった
日本のガビチョウは中国由来の種類だが、ブータンには10種以上のガビチョウがいる
最初の出会いはこのノドジロガビチョウだった
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タイワンオナガ Grey Treepie
このオナガはインドから台湾までアジアに広く分布する
過去に比較的近い距離で撮影した写真が多いので今回は遠い写真しか写さなかった
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シロボシサザイチメドリ Spotted Wren Babbler
Laughingthrush(ガビチョウ)よりBabbler(チメドリ)のほうがはるかに種類数が多い
英名で判るようにサザイチメドリの仲間はミソサザイによく似たチメドリである
暗い茂みの中で写真は鮮明でないがミソサザイのように大きく口を開けて囀っている
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シリアカヒヨドリ Red-vented Bulbul
シリアカ君再登場
ガビチョウやチメドリなどはシャイですぐ葉陰に隠れてしまうためなかなか良い写真が撮れない
その点シリアカヒヨドリはちゃんとポーズをとってくれるので大変ありがたい
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キンノドゴシキドリ Golden-throated Barbet
ゴシキドリは色彩的に派手な鳥なのだがベースの色である黄緑色が若葉の色そっくりで葉陰でじっとしているとなかなか見つけにくい
ただ一度見つけると動かずにじっとしているので写真は撮りやすくなる
ブータンには3種のゴシキドリがいるようだが、15日間のうちに3種ともきちんとした写真を撮ることができた
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キムネムシクイ Yellow-vented Warbler
全身まっ黄色のカナリアのようなムシクイがいた
キムネムシクイのようだ
英語名はYellow-ventedだが黄胸のほうがイメージがあっているように思う
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ヒムネアカゲラ Crimson-breasted Woodpecker
チャバラとキバラの両アカゲラに続いてこの日はヒムネアカゲラが初登場だ
キバラアカゲラによく似たアカゲラでオスは胸の上部に赤斑がある
頭の赤も頭頂部だけではなく首のほうまで赤い
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シロスジガビチョウ Striated Laughingthrush
全体が茶色で白い縦縞のある地味なデザインのガビチョウ
茂みの中から顔だけを出していて全身は見えない
カンムリの部分がやたらでかいが目は優しそうで癒されるイメージではある
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ハイバラメジロ Oriental White-eye
メジロはアジアにも広く分布するが日本のメジロとは微妙に違う
このハイバラメジロも東南アジアでよく出会うが日本のメジロより色が明るく黄色っぽいような気がする
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クリビタイシマドリ Rusty-fronted Barwing
縞鳥という鳥の仲間は初対面ではないかと思う
大雑把にはチメドリの仲間で羽根に縞があるからシマドリというらしい
こちらもヒマラヤ地域固有の鳥のようだ
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キバラシジュウカラ Green-Backed Tit
お腹の黄色いシジュウカラは前に出会ったことがあるのだがどこで出会ったのか思い出せなかった
いろいろ調べてみると過去の出会いの場所は台湾
大陸側の東南アジアでは今まで出会いがなかったようだ
ブータンのキバラシジュウカラと台湾のキバラシジュウカラが同一種かどうかまだ確認できていない
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ヒゴロモ Maroon Oriole
ヒゴロモという和名は「緋衣」だと思う
イメージ的に派手な鳥と予測していたが以前インドアッサムでの初対面では地味な鳥という印象が強かった今回2回目の対面だったが前回同様写真の上ではあくまでも地味な鳥だった
(ただ飛ぶ時に羽を拡げると真っ赤な色が目立ちヒゴロモらしくなる)
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ロクショウビタキ Verditer Flycatcher
全身空色の美しい小鳥
たしか初対面はマレーシアだったと思う
インドアッサムでも出会っているがブータンではいろいろな場所で出会うことができた
まさに「青い鳥」で心に残る鳥の一つである
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クマタカ Mountain Hawk Eagle
前々日には木に止まっていたクマタカが今日は空を飛んでいた
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ズグロウタイチメドリ Rufous Sibia
全体がオレンジ色で頭が黒い大型の鳥
チメドリの仲間のようで15日間ほとんど毎日のように登場してくれた
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シロボウシカワビタキ White-capped Water Redstart
こちらも常連組
アップの写真は飽きたので川の流れをバックにした風景写真を撮った
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ヨコジマオナガバト Barred Cuckoo Dove
初めて見る鳩
横縞は胸側にあるようだが写真は背中側しか撮れなかった
首回りのエメラルド色が目立つ美しい鳩だった
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トキハシゲリ Ibisbill
4月7日の締めくくりは再登場のトキハシゲリ
湾曲した赤い嘴は何回見てもインパクトがある
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by mustachio | 2016-05-20 17:46 | Comments(0)
2016年 05月 19日

ブータン王国15日間野鳥編4/6

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4月6日の野鳥
4月6日は移動日、といっても連泊がほとんどないツアーなので毎日が移動日である
朝首都ティンプーのホテルを出発し、ドチュラ峠(標高3150m)を越えてプナハへ向かう
プナハは標高が1350mとティンプーに比べ1000mほど低い
ブータンで標高が低いということは気温が高いということで、緯度の面から亜熱帯性気候の温暖な地域である
何年か前までブータンはダブル首都(王宮)体制をしいており夏はティンプー冬はプナハと国王が季節移動をしていたという(現在は経費節減で首都はティンプー限定である)
この日は移動距離も長くはなく、市街地に近いところが多かったので高山性の野鳥は姿を見せずゆったりとした雰囲気での探鳥であった

ミドリオタイヨウチョウ Green-tailed Sunbird
タイヨウチョウというとどうしても南国の鳥というイメージがあり、東南アジアではどこへ行っても出会えるような気がするが、タイでもフィリピンでも出会った種類は少ない(インドアッサムでも見ていないのではないか)
ブータンではタイヨウチョウとの出会いは多かったがほとんどがこのミドリオタイヨウチョウであった
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イスカ Red Crossbill
日本には冬鳥として渡来するイスカ
嘴が食い違う特異な野鳥で日本で出会えればうれしい鳥、その鳥にブータンで出会った
残念ながらシルエットになるような状況でクリアな写真は撮れなかったが、イスカの群れなどめったに見ることはできないので多少の興奮は覚えた
1枚目の写真は何となく赤い色が捕えられたし、3枚目のアップは嘴の形状をしっかり撮影できている
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ノドジロチメドリ White-browed Fulvetta
チメドリの仲間は日本にいないのでなじみがないが東南アジアでは普通の鳥である
ただ種類が非常に多く英語名のBabbler,Minla,Fulvetta,Yuhinaなどの鳥がみんなチメドリという日本名になるのでややこしい
ブータンで出会ったチメドリはこのノドジロチメドリが最初のようだが、これから何種類ものチメドリが入れ替わり立ち代わり登場してくることになる
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ハイイロマシコ Plain Mountain Finch
前号で集団飛行の写真を掲載したハイイロマシコはこの日は道路脇で採餌中だった
地上にいるとこの鳥は茶色で灰色のイメージは全くない
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ノドグロヒタキ Rufous-gorgeted Flycatcher
日本名では喉黒、英名では喉赤というヒタキ
嘴のすぐ下の喉の部分は黒くその下の胸の上部が赤いのでどちらも正しいということになる
写真は逆光で色がわかりにくいが、それでも喉黒と喉赤が確認できる
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ヒマラヤダルマエナガ Brown Parrotbill
ダルマエナガという鳥はエナガとは関係がなく日本の鳥ではない
ただ朝鮮半島には普通にいるようで迷鳥としての記録はある
そのダルマエナガの仲間がブータンにはたくさんいてなかなか面白い
最初に登場したヒマラヤダルマエナガは比較的地味な普通の鳥だが、胴体が丸く尾が長いという体型的な特徴は維持している
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オジロゴジュウカラ White-tailed Nuthatch
日本のゴジュウカラにそっくりなゴジュウカラ
少しお腹の茶色味が濃いような感じはする
ブータンでは普通種のようであちこちで出会いがあった
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キバシサンジャク Yellow-billed Blue Magpie
サンジャクというのはカササギやオナガの仲間
タイなどで見るただのサンジャクは嘴が赤いが、ヒマラヤ周辺のサンジャクは嘴が黄色でキバシサンジャクという
プナハの近くにブータンでは珍しい公園があり(道路際ではない場所で)キバシサンジャクを撮影することができた
台湾のヤマムスメに似た大型の鳥で、こういう鳥を望遠レンズで追っていると時がたつのを忘れてしまう
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ハイバネツグミ Grey-winged Blackbird
ツグミの仲間だがその中でもクロウタドリに近い種類だと思う
羽根の先端部分がライトグレーでチャームポイントになっているが他の部分はまさにクロウタドリそのものだ
この鳥はこの日しか出会いがなかった
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ハイイロオウチュウ Ashy Drongo
日本ではなじみの薄いオウチュウだがアジアでは見る機会が多く、英名のDrongoは昔から頭に刻み込まれている
ただブータンではオウチュウの種類が少なくこのハイイロオウチュウとヒメオウチュウくらいしか出てこなかった
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キゴシムシクイ Ashy-throated Warbler
わかりにくいムシクイの中では比較的わかりやすい
頭が黒く顔(喉)がグレーで腰の部分(上部)が黄色い
ネパール・ブータンなどヒマラヤ地域のムシクイのようだ
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オナガベニサンショウクイ Long-tailed Minivet
ブータンの道路脇にはベニサンショウクイが数多く見られる
ご存知のようにオスは赤と黒、メスは黄色と黒のデザインで遠くからも目立つ
ただ似たようなベニサンショウクイが3種類いてどの種類かを判定するのは非常に難しい
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チャバラアカゲラ Rufous-bellied Woodpecker
前日に登場したチャバラアカゲラにまた出会った
今回はメスなので頭頂は赤ではなくロマンスグレー(黒に白い斑点)である
顔から胴体にかけてはオスメス共通の赤茶色なので色彩的なバランスはメスのほうが良いように思う
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キバラアカゲラ Darjeeling Woodpecker
続いてキバラアカゲラ  こちらも今日の個体はメス
アカゲラの仲間は腰の部分はオスメス共通で赤いが、頭部の赤はオス限定でメスの頭部は黒い
どういうわけか(チャバラもキバラも)オスよりもメスのほうが近くに寄れてきれいな写真を撮ることができた
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カワビタキ Plumbeous Water Redstart
こちらも連日登場のカワビタキ
ブータンは大きな川が少ないが沢のような流れは数多いのでカワビタキなどは毎日登場ということになる
川が小さければ鳥とカメラの距離が近くなりクリアな写真が撮れるようになる
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オオルリチョウ Blue Whistling Thrush
連日登板という点ではこのオオルリチョウもすごい
初日を除いて毎日目撃されている
濃い紺色に白い斑点がありよく見ると大型で美しい鳥なのだが、一見カラスに似ていて慣れると見向きもされなくなる
ただカラスと違って群れをつくらないようで常に1羽で単独行動をしている
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シロボウシカワビタキ White-capped Water Redstart
カワビタキよりはるかに大きく色彩的にも美しいのだが、今年は北部タイで十分よい写真が撮れているのであまりカメラを向けなかった
こちらも小さな沢筋に棲息しているのでブータンではほとんど毎日見ることができた
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カワガラス Brown Dipper
日本と同じカワガラス
名前の通り川などに生活するが小さな流れよりはある程度大きな川を好むようだ
プナハ周辺は比較的低地で大きな川があるため何カ所かで見ることができた
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アオショウビン White-throated Kingfisher
広くアジアに分布する普通のカワセミ
北部タイのツアーでは遠い距離のアオショウビンしか撮れなかったがプナハの近くではまあまあのアップが撮影できた
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カタグロツメバゲリ River Lapwing

プナハ周辺は標高が低いので亜熱帯性気候
河原ではインドアッサムと同じような種類の鳥が見られる
カタグロツメバゲリはいたのだがインドトサカゲリは見られなかった
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キガシラウミワシ Palla's Fish Eagle
海のないブータンでウミワシに遭遇するとは思っていなかった
日本名でウミワシといっても英語名にするとSea EagleとFish Eagleの2種類がいてキガシラウミワシはFish Eagleのほうである
つまり魚を食う鷲というわけで川があればウミワシがいてもおかしくない
余談だがブータン人は殺生を嫌うので絶対に釣りをしないが魚は普通に食べるという
人が殺したものを食べるのは悪いことではないという理屈のようだ 魚はインドから冷凍で入ってくる
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カノコバト Spotted Dove
迷鳥として西表島で記録があるので最近では日本の図鑑にも登場する
キジバトによく似ているが首の後ろの鹿の子模様はずっと大きい
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タカサゴモズ Long-tailed Shrike
ブータンのモズはタカサゴモズとチベットモズの2種類だった
プナハ周辺では市街地が広がっておりタカサゴモズが多かった
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クロヒヨドリ Black Bulbul
ヒヨドリはクロヒヨドリとシリアカヒヨドリがメイン
日本のヒヨドリと同じように市街地でも普通に見られる
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シリアカヒヨドリ Red-vented Bulbul
同じように黒っぽいヒヨドリだが、クロヒヨドリは嘴が赤くシリアカは黒い
イメージ的にはシリアカヒヨドリのほうが精悍である
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カバイロハッカ Common Myna
こちらも人家に近いところに多いアジアの鳥 
海外にバードウォッチングに行くとまず写真を撮るのがこの鳥だろう
そのうち見向きもしなくなる人が多いが、表情が豊かで写真の被写体としては魅力的な鳥だと思う
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by mustachio | 2016-05-19 17:59 | Comments(0)
2016年 05月 18日

ブータン王国15日間野鳥編4/4~5

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すでにブログでご報告済みのように2016年4月4日から17日までブータンを旅してきた
例によってバードウォッチングツアーへ参加した次第である
同行者は日本人ばかりだが、現地ツアーへの直接参加でガイドとのやり取りはすべて英語だった
滞在期間も過去のツアーよりはかなり長く写真撮影枚数も多かったので、整理には時間がかかり帰国後1ヶ月が過ぎてしまった
今までの海外野鳥撮影レポートは生息地域別や鳥の種類(科・目)別だったが、今回は枚数が多すぎるので撮影日ごとのアップにさせていただく
(個人の記録としては撮影日ごとのファイルが整理しやすい反面、旅行に行かれていない読者/閲覧者の方にはわかりにくいと思うのだが)

4月4日の野鳥
羽田空港を深夜出発し現地時間午前10時ごろにはブータンのパロへ到着した
バンコクで乗継があり長いフライトだったがブータンとの間に3時間の時差があり、4日の午後は十分探鳥時間がある
といっても体力的な事情から無理はできず、身体慣らしが目的の観光兼お散歩程度のものでバードウォッチングも肩慣らしレベルだ
(パロ周辺でも標高が2300mあり、高地に身体を慣らす必要がある)

トキハシゲリ Ibisbill
ブータンは山国で平地がほとんど見当たらず国際空港ができるようなスペースはパロ周辺にしかない
パロ市街の近くでパロチュ(パロ川)とドチュ(ド川)が合流していて観光地のパロゾンも近くにある
その河原でまず探したのがトキハシゲリ
朱鷺色の嘴をもつ割と大型のケリだ
このケリは以前インドのアッサムで見たことがあるのだが、距離が遠く鳥の保護色(グレイと黒が河原の石と紛らわしい)もあってクリアな記憶がなかった(後で写真を拡大して確認した)
今回は赤く湾曲した嘴を肉眼でも確認できるような距離で観察することができた
(パロの川はさらに南へ流れインドのアッサム・バングラデシュを経由してベンガル湾に続く)
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カワビタキ Plumbeous Water Redstart
日本でも迷鳥としての記録があるジョウビタキの仲間
丸い石の多いような河原に棲息する
10年ほど前台湾の烏来で見たのが初めてだったが、その後東南アジアでは何回か出会いがある
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ハクセキレイ White Wagtail
主として河原を歩いたのでハクセキレイを見かけた
日本のハクセキレイと同一種だが地域によって亜種レベルの相違はかなりある
この個体はご覧のように黒い過眼線が見えず目の周辺が真っ白で「白面の貴公子」のように見える
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ビンズイ Olive-backed Pipit
河原で見たのでタヒバリ類かと思ったが、日本と同じビンズイだった
日本では夏の高山のイメージが強いが、アジアでは割とよく見かける普通の鳥だ
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クロヒヨドリ Black Bulbul
日本ではヒヨドリの仲間(Bulbul)は普通種のヒヨドリと南西諸島のシロガシラくらいしかいないのであまり興味がないが、アジアのヒヨドリ類はバリエーションが多く面白い
最初に出会ったヒヨドリは全身が真っ黒で嘴が真っ赤なクロヒヨドリだった
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ベニハシガラス Red-billed Chough
昨年モンゴルで慣れ親しんだベニハシガラスに再会した
日本ではカラスは全身黒と決まっているが海外に出てみると変化があって面白い
アジアでは嘴が赤いベニハシガラス、ヨーロッパでは嘴の黄色いキバシガラスがいる
中間の中近東にオレンジの嘴のカラスがいるかどうかは残念ながら未確認である(もちろんいないと思うが)
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4月5日の野鳥
起床4時  この日から本格的なバードウォッチングが始まる
文句を言うわけではないが探鳥旅行は朝が早い 真っ暗なうちに起きて夜明けまでに鳥の出るフィールドに着いていなければならない
目指すはパロの南に位置するチェレーラ峠、標高は3800m(道路としては最高地点)で富士山頂に匹敵する高さまでバスで登る
メインターゲットは高山雉の仲間で峠周辺で探鳥した後夕方パロへ戻り、さらに首都のティンプーまで移動する行程である

ベニキジ Blood Pheasant
日本の国鳥が雉であるようにキジの仲間は大型で色彩的に美しいものが多い
ヒマラヤ周辺にも3大高山雉と称されるキジ類がいてツアーのターゲットとなっている
この日は早起きの甲斐があって峠周辺の道路脇にオスメスのベニキジを見ることができた
早朝なので採餌中が観察のチャンスなのだが人の気配があると藪の中へ退避してしまうため撮影は結構難しい
写真のようにオスメスのツーショットを撮ることができたのは幸運というしかない
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マミジロマシコ White-browed Rosefinch
ネパールからブータンにかけて、つまりヒマラヤ周辺に棲むマシコ
日本のベニマシコによく似ているが黒い過眼線があり眉がピンクに見える
その眉の後方に白い斑点があるのでマミジロ(White-browed)の名前があるようだが、はっきり言って白は目立たない
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アカチャイワヒバリ Rufous-breasted Accentor
標高が高いので当たり前といえば当たり前なのだが道路の脇にイワヒバリが出てくる
ヒマラヤから中国南部にかけて生息するようだ
成鳥は胸が赤茶色になるが写真の個体は若鳥で胸の茶色が目立たない
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ヒマラヤルリビタキ Himalayan Bluetail
日本のルリビタキによく似ているが白い眉班はなく頭全体が瑠璃色である(目の下は黒っぽい)
名前のようにヒマラヤ周辺には多いようだが今回のツアーではこの日しか出現しなかった
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ビンズイ Olive-Backed Pipit
同じブログに再登場となるが撮影日ごとに整理をしたのでご容赦願いたい
自分にとってビンズイは高山の鳥で、標高の高いチェレーラ峠で見るほうが雰囲気にあっていると思う
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ルリビタイジョウビタキ Blue-fronted Redstart
ジョウビタキの仲間は黒・白・グレイの無彩色にオレンジ色という固定観念があったが、今回初めてブルー系のジョウビタキに出会った
ヒマラヤ周辺に棲息する鳥のようでこれから先も何回か出会いがあった
一目見ただけではジョウビタキの仲間と思えないミステリアスな鳥である
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ヒガラ Coal Tit
日本のシジュウカラ類では冠羽のある鳥が少ないのでヒガラはすぐわかるが、ブータンには同じヒガラがいた
ブータンではカンムリシジュウカラなど冠羽のあるカラ類が多いので、ヒガラとの識別はかなり難しい
どうもお腹が白い(灰白色)というのがポイントのようだ
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アカバネムシクイ Buff-barred Warbler
Warbler(ムシクイ)の仲間は似たような種類が多く識別が難しい はっきり言ってお手上げである
たまたま同行者の中に詳しい方がおられたので同定はお任せということになった
Buffというのは水牛などの皮(もみ皮)のことで色彩的には鈍黄色のこと  つまり翼帯が鈍黄色のムシクイということのようだ
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クマタカ Mountain Hawk Eagle
猛禽類ではクマタカを見つけた
鷹と鷲の区別は基本的には大きさのようだが、Hawk Eagle というのは中間的な大きさということだろうか
冠羽が目立って比較的わかりやすい鳥だった
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チョウゲンボウ Common Kestrel
もう1種の猛禽はチョウゲンボウ
尾羽の先端が黒いのでわかりやすい
チョウゲンボウはユーラシアからアフリカまで分布域が広く海外で見かけることが多い
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ハイイロマシコ Plain Mountain Finch
集団で飛ぶマシコの群れに遭遇した
これから先何回も出会いがある普通種だがスズメのように茶色っぽい小鳥である
ただ空を飛んでいる時はまさに灰色で日本名がピッタリだと思う
2枚目の写真など海の中の魚の群れのようでなかなか幻想的なシーンだ
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ホシガラス Spotted Nutcracker
日本では高山の鳥の代表のようなホシガラスがブータンにもいた
もちろん同一種なので日本のホシガラスによく似ているが、ブータンのホシガラスは腹の部分に白斑がなくこげ茶色が目立つ
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ヒマラヤキバシリ Hodgson's Treecreeper
日本にいるキバシリとよく似た鳥
ブータンにはキバシリも生息するのでガイドも悩んでいたようだが、結局ヒマラヤキバシリに落ち着いたようだった
判定には尾の模様が決め手になるようだが、残念ながらこの写真には尾が写っていない
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シロエリツグミ White-collared Blackbird
首にショールを巻いた貴婦人を思わせるようなデザインのツグミ
ブータンの北寄りの地域で何回か見かけた
英語名のWhite-collaredもわかりやすい
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キバラアカゲラ Darjeeling (Pied) Woodpecker
ネパールやブータンなどヒマラヤ周辺はキツツキの種類が多彩で面白い
最初に見たアカゲラはインドのダージリンの名前がついているが分布図から見るとダージリンには棲息していないようだ
(このアカゲラは後日登場するヒムネアカゲラとよく似ている)
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チャバラアカゲラ Rufous-bellied Woodpecker
茶腹というのは飯が食えずお茶で腹を一杯にしたと負う意味ではなく、腹の色が赤茶色だという意味
腹に限らず首回りまで完全に赤茶色なので頭頂の赤が目立たないというのがデザイン的な弱みである
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ヤツガシラ Common Hoopoe
ここから先は峠周辺の高地から下りて市街地に近い平地・河原の鳥になる
ヤツガシラはユーラシア・アフリカに広く生息し、日本でも与那国などで見られる人気者である
昨年モンゴルでもヤツガシラを撮影したがあまり近くには寄れなかった
ブータンのヤツガシラは民家の近くで採餌していて表情をアップで捕えることができた
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キンクロハジロ Tufted Duck
日本では冬鳥として数多く飛来するキンクロがブータンでも泳いでいた
場所は首都ティンプー近くの川
ブータンは大きな川や湖がないのでカモ類は少ない
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イソシギ Common Sandpiper
カモと同様、シギ類も少ない
このイソシギもユーラシア大陸全域に棲息する普通種といってよい鳥だと思う
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カワビタキ Plumbeous Water Redstart
こちらも2回登場となったが撮影地は4/4がパロの川、4/5はティンプーの川である
地味だが可愛い鳥だ
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カタグロツメバゲリ River Lapwing
このツメバゲリも以前インドのアッサムで出会っている
漢字で書くと爪羽鳧で羽根の前側に爪があるのが特徴だ
インドから東南アジアまで割と普通に見られるケリである
撮影したティンプーの河原はシロハラサギというレアなサギを狙って行ったのだが、こちらは不調に終わった
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by mustachio | 2016-05-18 15:47 | Comments(0)
2016年 05月 07日

2016白馬の春

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ここ5、6年定例行事になっているが、今年も連休の1日を割いて群馬の山荘から長野県の白馬村を訪ねた
片道約100キロだが、高速を使わない下道でちょうど2時間半、早朝に家を出れば1日遊んで夕方は家に帰れる
今年はブータン旅行と後整理で4月のほとんどをつぶしてしまい、新潟へギフチョウを見に行く機会が作れなかった
シーズンの始めに見るものを見ないとその後がうまく回らない
ゴールデンウィークなら白馬のギフ、ヒメギフは(例年なら)間に合うので、白馬へ向かったのは5月2日である
雪の北アルプスは例年通り美しかったが、今年はどうも季節の進行が速いようで、植物の開花状況は微妙に違っていた
もう一つ気になったのが田圃の状況で、通常なら田圃の水面にアルプスの山並みがきれいに映し出されるのだが、今年は連休の白馬村の田圃に水が張られていなかった(作業者高齢化による耕作放棄という深刻な状況でもなさそうだったが)
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ギフチョウとヒメギフチョウ
結論からいうと今年も無事ギフ、ヒメギフを見ることができた
両種とも写真の手持ちは十分あり、どうしても撮影しなければならない蝶ではないので、ポーズは悪くても翅が少し傷んでいてもシャッターが切れれば一安心ということになる
例年、ギフ撮影のポイントでは若いカメラマンが多いのだが、今年は我々も含め高齢のご夫婦連れカメラマンがほとんどで、何となく時代の移り変わりを感じた
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ルリシジミ
ギフチョウのフィールドで羽化したばかりのルリシジミを見つけた
今年は翅の傷んだ蝶を撮影することが多く、新鮮な個体をマクロできっちり撮影したのは久しぶりだった
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カタクリ
群馬の雑木林でもカタクリに間に合わなかったので、最初から期待はしていなかったが、白馬でもカタクリは終わっていた
わずかに咲き残った個体をアップで撮る以外によい方法がなく、群馬のカタクリと同じような写真になってしまった
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ヤマエンゴサク
エンゴサクはカタクリと開花期が同じなのでこちらも賞味期限切れというところ
フクロウの顔に見える花の先端部のアップで逃げることにした
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ムラサキケマン
同じケシ科でもこちらのムラサキケマンは開花期が長い
この植物を食草とするウスバシロチョウは5月の蝶なので、5月、6月でもきれいな花を付けているようだ
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キケマン
キケマンは今年初見
姫川源流の近くに毎年必ず咲いている
標準的な年であれば姫川源流付近にはフクジュソウの黄色い花が多いのだが、今年は全く見当たらなかった
(2週間くらい季節が速いのだろうか)
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アカネスミレ
親海湿原の周辺にはアカネスミレが多かった
このスミレは毛深いスミレで側弁はもちろん距にも毛が生えている
2枚目の花に来ている昆虫はご存じビロードツリアブ
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オオタチツボスミレ
地上茎で側弁は無毛  まさにタチツボスミレなのだが形が大きい
こちらは日本海側多雪地帯に多いオオタチツボスミレである
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スミレサイシン
昨年まではギフチョウのフィールドのスミレはスミレサイシンがほとんどであった
今年は(オオタチツボスミレが多く)スミレサイシンがほとんど見当たらず探すのに苦労してしまった
シーズン的にこちらが遅かったものと思われ、逆にギフチョウ・ヒメギフチョウに間に合ったのは本当にラッキーだったと思う
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ヒカゲスミレ
こちらのスミレは花期が少し遅いようでシーズン的にはピッタリのようだった
同時期の定点観察でも年によって季節のずれが大きく、そこに自然観察(ネイチャーフォト)の楽しさもある
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スミレ
スミレ科を代表するように「スミレ」という種名を持つ
紛らわしいのでこのスミレのことを「タダスミレ」と言ったりする
(蝶の名前でもアゲハという種名のアゲハはナミアゲハなどと表現する  鳥でもタダツバメがある)
このタダスミレは極めて普遍的なスミレなのだが、農村の市街化の影響か最近見る機会が極端に少なくなった
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ニョイスミレ
別名ツボスミレ
昔からツボスミレで通していたので我々にはツボスミレのほうがわかりやすい
田の縁や川の近くなど湿ったところに生える小型のスミレ
開花時期は遅いほうで今年は時期がピッタリ合ったようだ
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エンレイソウ
ギフチョウが舞う雑木林の林床にはエンレイソウがあった
もちろん今年の初対面である
エンレイソウは典型的なユリ科植物で葉も花びらも3枚、雄蕊も6本と律儀に3の倍数を守っている
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シロバナエンレイソウ
花が白いか黒いかの違いはあるがシロバナエンレイソウも同じ仲間である
生育環境もよく似ていて同じ林にエンレイソウもシロバナエンレイソウも生えているのだ
北海道のオオバナエンレイソウほどではないが、白馬のシロバナエンレイソウは花が大きくなかなか魅力的である
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アマナ
同じユリ科のアマナを見つけた
場所は白馬から少し南にある居谷里湿原である
遊歩道から離れた立ち入り禁止区域に咲いていて望遠レンズでやっと撮影できるような状況であった
アマナはここ5年くらい見ていないのではないか
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ヒメオドリコソウ
3月から5月頃まで、春の植物観察の常連である
白馬でもヒメオドリコソウの群落がありタンポポ(カントウタンポポ)との対比が印象的だったのでまたレンズを向けてしまった
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フッキソウ
このシーズン白馬や戸隠などで必ず出会う野草
草本ではなく木本だと思うのだがなぜか樹木の図鑑には載っておらず野草図鑑に登場する
漢字は富貴草、お守りにすれば金持ちになれるかもしれない
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サンカヨウ
今回の想定外の出会いがこのサンカヨウ
これもギフチョウを探す森の林床で見つけた
自分のイメージでは高山の植物でしかも夏の花と思っていたので少しびっくりした
もともと清楚な野草だが、写真のサンカヨウはまさに開花したばかりで清純そのものだった
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ユリワサビ
姫川源流の常連
と書き出してこの花がユリワサビかワサビか不安になった
写真撮影のときはユリワサビと思い込んでいたが、この地域にあるこの植物は葉が大きくワサビかもしれない
花の写真だけでは判定が難しいので、来年はもう少し慎重に観察したいと思う
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ニリンソウ
前にもふれたが姫川源流の湿地帯にはフクジュソウもカタクリも見られず、最大勢力はこのニリンソウだった
イチゲの仲間は清楚なイメージが強いのだが、このニリンソウだけは数が多くにぎやかでまさに観光地の中国人のイメージである
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バイカモ
姫川源流のもう一つの定番がこのバイカモ(梅花藻)
基本的には夏の花のようで連休の頃は普通1、2輪の花が見られる程度なのだが、今年は数十個の白い花が流れを彩っていた
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ミツガシワ
季節的想定外のもう1種がこのミツガシワ
姫川源流の近くにある親海湿原は例年の連休時には花が咲くような植物が見られないのだが、今年はミツガシワが咲き始めていた
場所によっては一面ミツガシワというところもあり、今年の季節進行の速さを改めて実感した
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ミズバショウとリュウキンカ
純白の水芭蕉とまっ黄色の立金花
この2種はセットで春の水際に咲く
白馬の落倉湿原では毎年、連休時にはピークを過ぎているのでこちらをパスし、帰りは南の居谷里湿原に寄った
予想通り盛りは過ぎていたがどちらも咲き残っていて、今年も長野の春を満喫することができた
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シマヘビ
白馬編の最後はヘビ(お嫌いな方はトップへ戻っていただいて結構である)
姫川源流を散策している時に大きな蛇に出会った
もともとヘビは得意なジャンルではないのでヤマカガシかと思って撮影したが、帰宅してからシマヘビと判明した
確かに胴体に沿って黒い縞がある
自分にとってライファー(生涯で初めて見た種)だと思う
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by mustachio | 2016-05-07 15:15 | Comments(1)
2016年 05月 05日

雑木林の春

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例年の通りだが、今年もゴールデンウィークを群馬(長野原・草津)で過ごした
友人を招いて酒盛りをしたりゴルフをしたりがメインの過ごし方なので、自然探索の時間はあまり取れなかったが、それでも周辺の散策に1日、白馬遠征を1日とこなした
ブータンの写真整理が終わっていないので若干心苦しいが、日本人なので「日本の春」を優先したい
今回は山荘周辺の春のスケッチである
(「ブータン王国15日間」の続き(野鳥編)は5月中旬に掲載します)

カタクリ
長野原にカタクリの里として知られる雑木林がある
なかなか雰囲気がいいので毎年カタクリを見に行くのだが、今年は4月のブータン行きがあってタイミングを失してしまった
5月1日に訪ねてみたが予想通り花は終わってしまってもう実がつき始めている
それでも何とか「今年のカタクリ」を探し出して、撮影した
人間と違って花はアップで撮ると(盛りを過ぎていても)きれいに見せることができるようだ
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ヤマエンゴサク
カタクリの里にはヤマエンゴサクも咲いている
白馬などでもカタクリとヤマエンゴサクは同じ時期、同じ場所に咲くので相性が良いのだと思う
ヤマエンゴサクはもともと数が少ないのだが、今年はしっかり見ることができた
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ムラサキケマン
ウスバシロチョウの食草なので少年時代からの馴染みの花
決して珍しい植物ではなく、東京の我が家でも見ることができる
エンゴサクと同じケシ科で、こちらはムラサキでも紅紫色である
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タチツボスミレ
普通種という点ではもっと普通な野草
今年は4月に日本の春を見回る機会が少なかったので、普通種のタチツボスミレにも懐かしさを感じる
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アケボノスミレ
希少種というほどでもないが、平地では見られない山地のスミレである
花は淡紅色で大きく、オーラが感じられる
最近は野外でスミレを見る機会が極端に減ってきたように思う
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アズマイチゲ
カタクリと同様、アズマイチゲは春を告げる花
例年ギフチョウを見に行く新潟ではたくさんのアズマイチゲが見られるが、今年はブータン行きがあって機会を逃してしまった
つまりこの花が初めての「今年のアズマイチゲ」である
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セイヨウタンポポ
ごく普通のタンポポである
総苞片も反り返っているので外来種の西洋のほうだ
それでも真っ黄色の花がわっと咲いていると心が躍動する
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ミツバツチグリ
この花は前号(ブータン王国15日間・植物編)にも登場した
アジア共通の普通種なのだろう
今回の散策では100ミリマクロをつけたキャノン1D(マークⅢ)を持って行ったが、重たいのでブータンへはキャノンを持って行かなかった
植物は望遠系のレンズで撮影したが、個人的には植物はマクロで撮らないと美しさが表現できないような気がする
ミツバツチグリはごく普通の小さな花だが、アップで撮ると魅力的である
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タネツケバナ
ツマキチョウが食草とするアブラナ科の小さい地味な花
普通のレンズで撮っても面白くないが、マクロレンズでアップにすると生命力が感じられる
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ヒメオドリコソウ
野草の花や葉には表面に細かい毛が生えているようなものが多いが、普通のレンズでは詳細な表現ができない
マクロレンズでクローズアップすると何の変哲もないヒメオドリコソウでも美しい花に変わる
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カキドオシ
同じシソ科の植物
日本全国普通に見られる淡紫色の花   といっても最近都会では見られなくなったような気もする
この花も花弁に白い毛が生えている
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ミミナグサ
ハコベの仲間のミミナグサ
葉がネズミの耳に似ているからと耳菜草というらしいが葉がネズミの耳に似ている植物などいくらでもあるように思う
むしろ特徴的なのは先が2裂する花弁のほうで、小さなハコベの花を観察して先が割れた花弁を見つけるとうれしくなる
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ヤマブキ
庭木にも使われるので東京の我が家にもあるのだが、やはり山野で見るヤマブキに生命力を感じる
(カタクリよりも花の時期が遅いのでまだ間に合うかと思っていたが、盛りは過ぎていた)
「七重八重花は咲けどもヤマブキの実の一つだになきぞ悲しき」と歌われたヤマブキは園芸種のヤエヤマブキのことで、野生のヤマブキは一重でしかもしっかりと実をつける
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ヤマルリソウ
小さな流れのそばで小さなヤマルリソウを見つけた
帰化植物の勿忘草と同じ仲間でよく似ているが、こちらは本来の日本の植物である
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チゴユリ
雑木林の林床では気の早いチゴユリが花をつけ始めていた
葉の陰で下向きに咲くため地味で目立たないが好きな春の花の一つである
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ワダソウ
雑木林の散策で最大の収穫はワダソウを見つけたこと
この花は群生しないので見つけるのが難しい
おそらく過去に1度か2度しか出会ったことがない
純白のハコベの仲間だが、茶色の雄蕊がアクセントになって「日本の花」らしい品格を感じる
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コシアブラ
以上で雑木林の植物は終わり    ここから先はおまけになるが、わが山荘の庭の自然である
写真の植物はコシアブラ
春の山菜としてはタラの芽を越える「王者」だと思う  少なくともタラの芽よりは香りがあるので食感以上にうまみを感じられる
この季節は庭に生えるコシアブラを目当てに山荘に通うことになる
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山荘の野鳥たち
わが山荘には野鳥を呼ぶためにヒマワリの種を入れたフィーダーと水浴び用の水盤がある
フィーダーのほうは写真のヤマガラ、コガラのほかにシジュウカラ、ゴジュウカラが集まる(見ているほうはロクジュウカラではなくナナジュウカラのほうだ)
水盤には写真のメジロのほかにキビタキやオオルリが来るのだが彼らは警戒心が強く、少し水を飲むだけで長居をしない
ゴールデンウィーク中は友人たちと明るいうちから酒盛りをしていたので写真は撮れなかった
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エゾヨツメ
今年の連休は山荘でうれしい出会いがあった   このエゾヨツメである
夏になると山荘の明かりには多くの蛾が集まるが、ヤママユの仲間の大きな蛾は数が少ない
冬から春にかけても蛾は活動するが小さな蛾ばかりである
今回飛び込んできた写真の蛾は図鑑で調べるとエゾヨツメだった
北海道では普通だが本州では数が少なく、特に発生時期が春なので見られるチャンスは少ないという
ヨナグニサンを小型化したような美しい蛾で、生まれて初めての出会いであった
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by mustachio | 2016-05-05 16:06 | Comments(0)