還暦からのネイチャーフォト

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2016年 11月 22日

南九州の紅葉と都井岬の野生馬

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11月18~20日の3日間、家内を含む学生時代からの友人5人と九州を旅行した
特に写真撮影目的の旅行ではなく風景と料理と酒を楽しむ普通の観光旅行である
コースは鹿児島空港から入って霧島周辺を回り、2日目に宮崎に移動して日南海岸で遊ぶ
3日目は延岡経由で高千穂に入り阿蘇に抜けて熊本空港から東京に戻るといったところだ

ブログ「還暦からのネイチャーフォト」はまさにネイチャーフォトがテーマで、旅行など日常報告が目的ではない
ただ、今回旅行のターゲットに「都井岬の野生馬を見る」があり、そのレポートと秋の九州の自然を中心に旅行記をブログにまとめてみた

第1日 霧島編

初めて認識したが、鹿児島空港の所在地は鹿児島市ではなく霧島市である
もともと国分市だったところが市町村合併で霧島市になったということらしい  ということで地上に降り立つとそこはもう霧島だった
ただ残念ながら天候は曇り 傘をさすほどではなかったが霧島神宮の紅葉も赤く色づいていたものの陽光に映える美しさはなかった

観光タクシーで回ったえびの高原も一面の霧と冬景色で肌寒く、早々に宿をめざし温泉と熱燗を楽しむ行程になった
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第2日 日南海岸編
2日目はJR霧島神宮駅から列車で宮崎へ向かう
この日は晴れ 宮崎はプロ野球の秋季キャンプ真っただ中であった

青島・鬼の洗濯岩や鵜戸神宮など観光しながら県南部の都井岬を目指す
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日南海岸の植物と蝶
11月なので期待はしていなったが、花はほとんどなく、ソテツとツワブキがメイン
宮崎のソテツにも外来種の蝶「クロマダラソテツシジミ」が多いようだが、さすがに姿は見られなかった
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青島の遊歩道にタデ科のツルソバの花が咲いていた
というと、いかにも野草の専門家のようだが、現地では前に見たことがある植物としか思い出せなかった
帰宅後に調べてみると2年前の冬に伊豆の真鶴岬でこの花を見ている
海岸に多い秋の花で花期が長く冬まで咲き続ける花だという
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意外な出会いはクロボシセセリ
沖縄など南西諸島の限定種と思い込んでいたが青島のオオバナセンダングサにこの蝶が来ていてびっくりした
温暖化のせいか南の蝶が少しずつ北上している
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他に見かけた蝶はヤマトシジミとキタテハ
さすがに日本では今年の蝶の季節は終わってしまったようだ
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都井岬
都井岬は宮崎の南端串間市にある
たまたま海岸沿いの道路が遮断されていて到着にはかなり時間がかかった
有名な都井岬の野生馬は簡単に見られるものと思い込んでいたが、まったくの野生なので広大な岬のどこにいるかわからないという
アクションはまず馬の探索からだった

再野生馬
ところで日本にはサラブレッドやアラブのような外来種ではない在来馬が7~8種ほどいる(たとえば木曽馬や与那国馬などだ)
これらの馬は純粋な野生馬だと思い込んでいたが、馬は基本的には人間が改良した動物なのでオリジナルな野生馬は世界中にただ1種モウコノウマだけだということを今回初めて勉強した
都井岬の馬は300年前の元禄時代に高鍋藩が開設した藩営牧場で粗放な周年放牧により飼育されていたものが元祖で蒙古馬(モウコノウマとは異なる)の系統をひくという
定義としては「再野生馬」で、現状では完全に野生化した馬(野馬)が102頭生活しており天然記念物に指定されている
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馬と隼
馬は比較的早い段階で見つけることが出来た
今回の旅行は450ミリや560ミリの超望遠レンズを持参しなかったので、200ミリ望遠で野生馬を撮影していると丘の上にハヤブサが現れた(3枚目の写真の右上隅に注目)
比較的近い位置まで飛んで来てくれたのでハヤブサの写真をアップしておくが、さすがに200ミリレンズなので描写には限度がある
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野生馬との接近遭遇
野生馬を望遠レンズで撮影し、都井岬灯台を見学した後の帰りの道路上で何と野生馬に接近遭遇した
馬が道路まで出てきて草を食べているのである
与那国馬などは半野生で人に慣れているが都井岬の御崎馬は全くの野生、最初はおっかなびっくりだったが最終的には観光タクシーから道路に下りて至近距離での撮影に成功した
昨年モンゴルで野生のモウコノウマを見ているが、脚の先が黒いという共通の特徴が目近に確認でき改めて感動を覚えた
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第3日 高千穂峡編
宮崎から高千穂へは高速バスで移動した
延岡から熊本へつながる九州道はまだほんの一部しか開通していないが一般道はかなり整備されていてアクセスは悪くない
40年前北九州に住んでいたころ熊本経由で宮崎まで車で旅行したことがあった
その時に高千穂を訪問したのだが当時は道路が渓流沿いに走っており、運転者が車酔いになるほどのハードランの記憶が残っている
現在は数多くの橋ができ車は谷底を通らず、アップダウンのない快適な走行ができることを実感した

高千穂峡は紅葉の真っただ中  といっても九州の紅葉は関東、東北の紅葉に比べると見劣りするようで緑の中に赤と黄色のわずかな紅葉を探して歩く程度である
とにかくハイシーズンの土日だったので人出が多く、特にアジア系の外国人がやたら目立っていた
高千穂は天孫降臨の聖地、神話の世界の登場人物が現実的な信仰の対象になっているのが面白い
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ネイチャーフォトの対象としては薄暗い路傍にいくつかの白い花を見つけるのが精いっぱいだった
最初のキク科の花はシロヨメナだと思うが葉に鋸歯が全く見られないのが少し気になる
2番目はヒヨドリジョウゴではなくイヌホオヅキ
3番目のセリ科はヤマゼリのようだ
4番目のサツマイナモリはその場で名前がわかった 11月頃から咲き始め翌年の春まで咲き続ける花期の長い花である
いずれにしてもマクロレンズなどの準備がなかったので精細な写真が撮れなかったのが心残りである
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阿蘇の夕景
高千穂町は宮崎県だがすぐ隣は熊本県の阿蘇
最寄りの空港は熊本空港なので阿蘇を経由して空港へ向かう
地震の後の道路整備はまだ完全ではなく渋滞が少しあったが夕方の阿蘇の景色を楽しみながら今回の旅行が終わった
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実をいうと今回の九州旅行の前にオーストラリアに撮影旅行に出かけている
写真撮影の枚数がやたら多く、整理に時間がかかっているので時系列的には逆順になるが、九州旅行を先にブログアップした
近々オーストラリア撮影行の写真がアップできる予定である








by mustachio | 2016-11-22 17:27 | 生態写真 | Comments(0)