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2017年 01月 27日

ネグロス・ボホール探訪記vol.2

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前号ご説明のように今回のバードウォッチングは最初から最後まで雨にたたられた
ネイチャーフォト撮影者にとって雨は最大の敵である
鳥は飛ばない蝶は飛ばない厳しい状態の中でカメラの扱いにも制限が生じる
今回の大きな痛手は望遠レンズのフードがなかったこと、実をいうと前回北オーストラリア遠征の際フードを紛失してしまい帰国後補充を怠ったことが致命的だった(レンズ用フードは意外に高く何千円もするので購入を躊躇していた)
天気ならばフードがなくとも大きな支障がないのだが野鳥撮影ではレンズを上に向かって構えることが多く雨中では必然的にレンズ(フィルター)に雨滴がついてしまう
これを放置すると画像に影響が出るし、そのうちレンズ内部が曇ってしまい撮影不能になる
もともと野鳥撮影は早朝や夕刻で森の中という厳しい条件下であることが多いが、雨が降るとさらに光量が不足しISO設定を上げるのできれいな写真が撮れない
そんな訳でブログvol.2野鳥編は見苦しい写真が多いがまげてご容赦いただきたい

フィリピンアオバト Philippine Green-Pigeon
雨のせいか尋ねた場所のせいか今回のツアーは鳥が遠かった
ハトなどももう少し近くで撮れるかと思っていたが遠い木の上に止まっているハトを望遠レンズでやっと撮影というようなケースがほとんどだった
このアオバトは黄色い筋のあるえび茶色の羽(背中)がポイントなのだが胸の色しかわからない
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テリアオバト White-eared Brown-Dove
嘴のつけ根からうなじにかけて(目の下を通る)黒と黄色の線が特徴であるが撮影位置に制限がありうまく表現できなかった
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ネグロスヒムネバト Negros Bleeding-heart

お気づきだと思うがこの写真は自然状態の撮影ではなく檻の中のハトである
ドゥマゲッテの町で雨にあってしまい絶滅危惧動物の保護センターに立ち寄った際、檻の中のハトを観察した
完全な絶滅危惧種で自然状態で見るのは非常に困難だという
胸の赤い斑紋(ヒムネ)が見えていないのが残念だがチャーミングなハトであった
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エバレットオオコノハズク Everett's Scops Owl
このフクロウは雨の降る中、傘を差しながら交代でポジションを決め撮影した(撮影地 ボホール島)
夕方で空がバックになるためシルエットの写真しか撮れず、事後処理修正でも表情は出せなかった
非常に大きなフクロウでツアーの思い出としては強く印象に残っている
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フィリピンアオバズク Luzon Hawk-Owl
ネグロスの北部から南部へ長距離移動した日の夜、宿舎に到着する前に夜間撮影をした
人工照明で手持ち撮影のためISOを高感度で設定しているので粒子が出てしまっている
真っ暗なのでさすがにフクロウの目は丸い
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フィリピンガマグチヨタカ Philippine Frogmouth
ガマグチヨタカといえば2ヶ月前のオーストラリアでオーストラリアガマグチヨタカのカップルを撮影している
この時は鳥が近く数メートルの距離までアクセスできたので雰囲気のある精密描写が可能だった
今回は数十メートル離れた雨の森の中のカップルだったので苦労して撮影ポイントを決めどうにか撮影できる状況だったのでワンパターンの写真しか撮れなかった
オーストラリアのほうはいかにも老夫婦らしい味のあるカップルだったが、フィリピンのガマグチヨタカは周囲に殺気を感じさせるような鋭い表情で全く雰囲気が違った
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セジロカワセミ Silvery Kingfisher
カワセミ類は今回ツアーの目玉商品の一つ
このセジロカワセミはカワセミの中でもトップクラスに位置する魅力的な鳥である
実をいうと前回のフィリピンツアーで撮影済みなのだが、今回はもう少しよい写真が撮れるのではと内心期待していた
場所はボホール島  ドロドロの田圃のあぜ道を滑りそうになりながらポイントについたが、カワセミは川の対岸に肉眼でやっと識別できるような距離、雨の夕方で周囲は暗く結果として「証拠写真」レベルの写真しか撮ることが出来なかった
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名誉挽回のため、前回フィリピン旅行のブログリンクを張っておくのでこちらの写真も見ていただきたい
なおセジロカワセミは最近種のスプリットがありボホールのほうはNothern,前回ミンダナオのほうはSouthernが英名に付加されているようだ
アオショウビン White-throated Kingfisher
アオショウビンは台湾でも東南アジアでもよく見かける普通のカワセミである
今回は天候のせいだと思うが至近距離で見かけることがなかった
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シロボシショウビン Spotted Wood-Kingfisher
カワセミ類は魚を捕食するのが一般的のようだがWood-Kingfisherの仲間は昆虫食で池や川の近くではない森の中に住む
このシロボシショウビンも水辺ではない普通の森の中で撮影した
1回目はフィリピンアオバズク撮影の森での夜間撮影、2回目は朝の撮影である
この鳥も前回のフィリピンツアーで撮影しているが、撮影条件は今回のほうが厳しかった
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ルリオハチクイ Blue-tailed Bee-eater
フィリピンにはルリノドハチクイ(Blue-throated Bee-eater)とルリオハチクイ(Blue-tailed Bee-eater)がいるが、今回は喉の赤いルリオの方だけ写真が撮れた
この鳥の和名はハリオハチクイというのが正式だが英名を和訳したとすればルリオのほうがリーズナブルである(野鳥愛好家の間では命名者がカタカナのルとハを間違えたという解釈が一般的のようだ)
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ビサヤンサイチョウ Visayan Hornbill
ネグロスのトゥインレイク国立公園の展望台で雨が上がるのを待っている間にガイドがサイチョウを見つけた
といっても普通の人が肉眼で見てわかる距離ではない
望遠レンズで撮影した結果は次の通りだが天候のせいもあって一応サイチョウとわかる程度である(2羽が写っていて上の顔が白いほうがオス、下の顔の黒いのがメスである)
その後宿舎のあるドゥマゲッテの町に戻り市内にある絶滅危惧動物保護センターで檻の中のサイチョウを撮影したので写真をアップしておく
ビサヤンというのはルソン島とミンダナオ島の間にある島々の総称でこのサイチョウも地域の固有種(エンデミック)である
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キガオコガネゲラ Yellow-faced Flameback
キツツキもほとんど見ることが出来ず、一応それらしい写真が撮れたのがこの鳥だけだった
フレームバックという英名の通り頭と背中が燃えるように赤いキツツキで強く印象に残っている
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サマルモンツキヒロハシ Visayan Wattled Broadbill
こちらも個性的な鳥
ブルーのアイシャドウは厚化粧のお姉さんのようだ
もともとヒロハシの仲間は希少なのだが、フィリピンの島固有のこのヒロハシは野鳥愛好家にとって見ただけでも価値があるらしい
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ハジロオオサンショウクイ White-winged Cuckoo-Shrike
日本ではなじみがないがアジアにはCuckoo-Shrikeという鳥の仲間がいる
直訳すればカッコウモズということになるがオオサンショウクイと訳されているようだ
ナキサンショウクイはTriller、ヒイロサンショウクイはMinivetで日本にもいるサンショウクイは英名をAshy Minivetという
フィリピンではオオサンショウクイが島によって棲み分けをしていてネグロスのハジロオオサンショウクイは希少種らしい
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ビサヤンヒヨドリ Visayan Bulbul

今までの経験でいえばヒヨドリの仲間はあまり人間を警戒せず、写真は簡単に撮れるはずなのだが、今回は当てが外れた
一応撮影はしたものの距離が遠くインパクトのない写真になってしまった
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エゾビタキ Grey-streaked Flycatcher

エゾビタキは中国東北部やロシアなどで繁殖し冬はフィリピンなど南方で過ごすので日本でも見ることが出来るが、旅鳥として通過するだけなのでお目にかかるチャンスは少ない
可愛い小鳥なのだが高いところにいてアップは撮らせてくれなかった
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フィリピンオウギビタキ Philippine Pied Fantail

フィリピンのオウギビタキは白黒2色でいかにもファンテールという感じの鳥だった
ヤシのような南洋の植物に絡んでいて雰囲気は良かったがとにかく距離が遠かった
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マングローブモズヒタキ White-vented Whistler

日本名がマングローブとなっているが別にマングローブだけに住むわけではないようだ
ただネグロスとボホールでは種類が分かれており、ボホールのほうはお腹が白ではなく黄色い
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キセキレイ Grey Wagtail

ネグロスで鳥見を開始してすぐに見つけた鳥
割と近い位置で撮れたので喜んだが日本と同じキセキレイだった
(メスで喉が黒くないので少し印象が違うが)
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アカモズ Brown Shrike

背中の赤茶色も過眼線の黒も色が薄いのでインパクトに欠けるが、アカモズである
雨の中電線に止まってポーズをとってくれたのでじっくり撮影することはできた
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ミドリカラスモドキ Asian Glossy Starling

Glossyとは「光沢のある」という形容詞
カラスより小ぶりだが集団で行動し鳴き声もうるさいのでカラスモドキという名前は名訳かもしれない(目が赤いのが特徴だ)
市街地にも現れる普通の鳥だがあまり撮影機会はなった
ツアーの途中現地人ガイドとの英語のやり取りでGlossy StarlingをRosy Starlingと聞いてしまい、バライロムクドリとの勘違いが生じる一幕もあった
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メガネムクドリ Coleto

国外にも生息場所が少しあるようだが基本的にはフィリピンの固有種
以前のフィリピン旅行でも確認しているが、とにかく目の周辺のオレンジ色が目立つ個性的な鳥だ
もう少し近くでアップを撮りたかったが遠い木の上にいるところを望遠レンズで撮るのが精いっぱいだった
現地語だと思うが英名もコレトで我々日本人の中でもメガネムクドリよりはコレトのほうが通じやすい
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キバラタイヨウチョウ Olive-backed Sunbird

「太陽鳥」という名前からすれば雨の日はお休みだと思うのだがネグロスのトゥインレイクスではこの鳥と次のタイヨウチョウが我々のお相手をしてくれた
展望台近くの花に雨の中を遊びに来てくれるのである
写真に雨粒が写りこんでしまうのは難点だがとにかくそれほど遠くない距離でシャッターが切れるのはありがたい
何とか残せるような写真が摂れてツアーの成果が得られたのはサンバードのおかげ、天照大神のような存在である
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ネグロスワキグロタイヨウチョウ Maroon-naped Sunbird

前項のキバラタイヨウチョウはフィリピン内に広く分布するようだが、こちらのワキグロのほうはネグロス島とパネー島限定の固有種
英名は「うなじが栗色の」という表現だが前頭部のブルーがチャームポイントだと思う
雨の中の2種のタイヨウチョウは忘れることがないと思う
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ネグロスヒイロタイヨウチョウ Magnificent Sunbird

今回のツアーではこの鳥が主役になる予定だった
名前からしてMagnificent(荘厳な、偉大な、すばらしい)を名乗るようなタイヨウチョウである
色彩的には真紅がメインで下半身と鼻の部分が紫という派手な構成、もし太陽の下で花から吸蜜するシーンが見られれば素晴らしい写真が撮れたと思うが、現実には茂みの中のシルエットしか見ることが出来なかった(雨のせいなのか鳥の習性によるものかはわからない)
多少レタッチにより赤い色が出ているのでイメージは何となくお分かりいただけると思う
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ネグロスハナドリ Visayan Flowerpecker

最後の鳥はハナドリになった
タイヨウチョウと同じように好天なら花で蜜を吸う姿が見られたのではないかと思うのだが、残念ながら陽光の下でこの鳥を見る機会はなかった
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爬虫類と哺乳類

Angle-headed Gecko

Geckoはヤモリのこと
東南アジアを旅行すると宿舎などでヤモリに出会うことが多くゲッコゲッコとなく声に驚かされることもある
今回ジャングルで出会ったヤモリはとにかく巨大で体長が50センチはあったと思う
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カニクイザル Longtailed Macaque

この猿には前にもお目にかかっているが顔がニホンザルによく似ていて親近感がある
尾が長いのが特徴のようだが、正直言ってニホンザルの尾がどのくらい長かったか思い出せない
英名(現地名)がマッカッカというのがとにかく面白い
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フィリピンヒヨケザル Philippine Colugo

野生のヒヨケザルを見たのは初めてではないかと思う
ナマケモノのような雰囲気で木にぶら下がっていたが、目が真ん丸で可愛かった
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フィリピンメガネザル Philippine Tarsier

本ブログ(vol.2)の大トリはターシャになった
写真で見たことはあっても実物を見るのはもちろん初めてのメガネザル、体長は12~13センチと小さく、容貌はETのような宇宙人のイメージである
このメガネザルはボホール島の固有種だがとにかくストレスに弱く、檻などの中で人工的に飼育することが出来ないらしい
現実に屋外でターシャを保護しているセンターがあり最初はそこで見学したが、その後自然状態のターシャにも遭遇した(写真2枚目の2頭のターシャは完全に野生のものである)
雨にたたられて野鳥の写真はサッパリだったが、野生のターシャを見ることが出来たのは今回ツアーの素晴らしい思い出になった
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by mustachio | 2017-01-27 15:30 | Comments(0)
2017年 01月 22日

ネグロス・ボホール探訪記vol.1


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「想定外」という言葉はなるべく使わないようにしている
自分の想定能力が低いことを暗に宣伝しているのと同じだからだ

しかしながら今回のツアーではその「想定外」にぶち当たってしまった
海外旅行に出かけるときはもちろん雨傘もレインギアも持参する 今までに30回近くプライベートで海外へ出かけているが長い雨に出会った記憶は全くない
我々が出かける先はどちらかというと四季がはっきりせず乾季と雨季しかないようなところが多い そしてツアーは普通雨季には計画されない

今回出かけたフィリピンも12~5月は乾季に当たり雨は降らないはずだった
ところが滞在した1月6日から13日まで低気圧がフィリピン中部を(東から西に)連続的に発生移動し、雨の中のバードウォッチングツアーになってしまった

旅程・概要
初めてフィリピンを旅行したのは2年前の3月である
この時はフィリピンのメインであるルソン島とミンダナオ島で現地のバードウォッチングガイドに従って鳥を見て回った
天候にも恵まれ最後にはフィリピンワシの雄大な飛翔も楽しむことが出来た
詳細についてはクリックで下記ブログ「フィリピン転戦」01~07をご参照いただきたい

実は今回の旅行も同じようなもので、現地ガイドは同じ、参加メンバーは前回の8名のうち6名までが共通だったが、行く先だけは異なり、ネグロス島4泊、ボホール島3泊というツアーだった(フィリピンの島には固有種の鳥が多くどちらかというとマニアックなツアープランである)
島の名前はお馴染みではないと思うのでフィリピンの地図をアップしておく(ルソン島とミンダナオ島の間の島はビサヤ諸島と呼ばれ、ネグロスもボホールもこれに含まれる)

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ネグロス島北部(ガワホンエコパーク)
出発は1月6日、羽田空港
マニラから先はセブ航空でネグロス島北部のバコロドへ向かう
もちろんなじみのない名前の都市だがネグロス島最大の町である
宿泊は島の最北端に近いホテルで、翌朝ガワホンエコパークという探鳥地(リゾート)へ向かう
自然豊かな素晴らしい環境のエリアだったがこのあたりから雨が降り始めレインギアと傘の出番となる
看板の写真(2枚目)のように希少種の野鳥が期待できたのだが、雨で鳥はお休み
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ネグロス島南部(トゥインレイクス国立公園)
1月8日マイクロバスでネグロス島を縦断し7時間ほどかけて南部へ移動
宿泊地は南部の大きな港町ドゥマゲッテ、ここはセブ島やボホール島が近く海(フェリーボート)でつながっている
北部とは全く文化圏が異なるようだ(島の北部は製糖が産業の中心のようだが南部は観光リゾート地である)
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港町から車で1時間、標高900m程度のところにトゥインレイクスという国立公園がある
正確には Twin Lakes Balinsasayo National park という呼称でネグロス島の自然が保全されており、大観光地にもなっている
ツアーに出かける前、このエリアには個人的に大きな期待を抱いていた
日本で手に入れたフィリピンの蝶類図鑑(Butterflies of the Philippines 小冊子)記載の蝶の多くがこの地域で採集されたものだったので勝手に「蝶の宝庫」と判断したわけである
ところがまた「雨」  8日は日曜だったので観光客も多かったが、蝶は飛ばなかった
蝶だけではなく野鳥もこのポイントにはエンデミック(地域固有種)が多いので、わがパーティは9日も同一場所に挑戦したが、成果は芳しくなかった
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1月10日フェリーで移動
1月10日は移動日
天候は改善したが国立公園へ3回目の挑戦をする時間的な余裕はなく、午後高速フェリーでボホール島へ移動
前日までの低気圧の影響で欠航が続いていたためダイヤが大幅に乱れ港で2時間待たされることになった
ドゥマゲッテの町からはセブ島が目と鼻の先で、さらに東側にあるボホール島へは乗船後は2時間の船旅である
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ボホール島
ボホールでは島の中央に近い Habitat Bohol というロッジに連泊しミニバス(ワンボックス)で林道を廻った
次の写真はリバークルーズ(ロボック川)
といっても鳥を見に行ったわけではなく、昼食にボートクルーズがセットされている程度の短時間の観光クルーズ
途中フィリピンの原住民の部落へ立ち寄るなどのイベントが組み込まれていた
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ボホール島での探索

ボホールはいかにも「南国の島」というイメージ
日本でいえば南西諸島の西表島によく似た雰囲気の島だった
農業は米作が主体で3期作、つまり年3回米が採れる(気候的には4期作まで可能のようだがそこまでやると土地がやせてしまうという)
田植えは全くの手作業で見た限りでは「男性の仕事」と決まっているようだった
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島が変わっても雨は降ったりやんだり
探鳥地の風景は写真の通りで自然豊かな素晴らしい環境だったが、天候のせいか野鳥の数は非常に少なかった
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そして最終日

13日はツアーの最終日
天候は好転したが自然観察のための時間的な余裕がなく、午前中にボホール島南西部のタグビララン空港からセブ航空便でマニラへ向かった

マニラ経由で夜の8時頃には羽田空港到着

雨のフィリピンもそれなりの風情はあったが、チャンスがあれば燦々と輝く太陽の下でもう一度この国を訪ねてみたい
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フィリピンの植物(野の花)

個人的な趣味ではあるがバードウォッチングツアーに参加する時には望遠レンズをつけたカメラのほかに短焦点レンズをつけたカメラを携帯する
マクロレンズを付けることもあるが今回は標準ズームプラス×1.4エクステンダーで対応した
最短撮影距離の制約から望遠レンズでは近距離の昆虫や野草の撮影が難しいからである
雨の降る中、2台のカメラを持って山中を歩き回るのは体力的に厳しいのだが、鳥が出てこないこともあって、野草の撮影チャンスは意外に多かった

ただ東南アジアなど発展途上国には植物に関する情報が少ない  要するに植物図鑑が手に入らないのである
まったくの素人ではあるが日本の野草に関しては一応同定ができる程度の知識は持っている(と自負している)
今回撮影した植物もほとんどが名前がわからずただのきれいな花、珍しい花でしかないのが非常に悔しいが、一応ブログアップし、ご紹介させていただきたい

白色~クリーム系の花
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白い花が球状に咲く植物
ブータンの林道でも同じ植物が咲いていた
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花弁が3裂しているので一見ナデシコ科かと思ったが、花の構造はキク科のようだ
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白い花はニラの花に雰囲気が似ているが葉は全く異なる ボホールの林道脇に多かった
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ツボスミレに似た小さな植物
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花の径が15cmほどもある大型の植物  ネグロスとボホールで1度ずつ見ている

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ネグロスのトゥインレイクで見つけた寄生蘭

ピンク~紫系の花
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明らかにマメ科の花
雨が上がるとウラナミシジミが訪れてくる
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コスモスに近い花だと思う
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野生蘭  高さが1m位で存在感があった
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ヤマヒヨドリに近い植物だと思う
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シソ科だろうか 斑入りの葉が印象的だ
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ノボタン  日本でも南の島で見られるノボタンと同一種だと思う
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ナガボソウ  日本でも帰化植物として南西諸島に多い
この花には南方系のセセリチョウが良く吸蜜している
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雨のジャングルの中で見つけ望遠レンズで撮影した
寄生蘭の1種のようだ
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ネムノキの仲間

黄色の花
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この花はアメリカハマグルマのようだ
南方の島に多い植物で日本でも九州などで見かけることがある
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こちらも同じキク科のようだが、日本でこのような野生種を見たことはない
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個性的な花なので名前が知りたいのだが図鑑がなくお手上げ
黄色と白はなかなか清楚なイメージである
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林道脇ではなくジャングルの中で見つけた花
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大型の花で良く目立つ  ショウガ科の植物だろうか

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トウワタのような気がするが定かではない
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園芸種にしてもおかしくないような可愛い花 

赤い花

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雨の中撮影したが華やかなイメージの花 ゴージャスという形容詞がピッタリのようだ
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花ではなく実だと思う
ショウガ科系でゲットウに近い植物ではないか
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この花はネグロスのツインレイクに多くミツスイがたくさん集まっていた
ハイビスカスの1種のようで天気が良ければもう少し花が開くのだと思う
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こちらも存在感のある赤い花
ボホールで何回か見かけたがいずれも暗い場所で咲いていてクリアな写真が撮れなかった








by mustachio | 2017-01-22 15:00 | Comments(0)