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2017年 04月 29日

春の甑島・野鳥編



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4月23日から26日まで甑島(こしきじま)へ行ってきた
甑島は鹿児島県薩摩川内市、東シナ海の島である
この島には春の渡りをする野鳥が立ち寄るのでこの時期渡りの途中の野鳥撮影ができるのだ
私のブログでは旅行先の紹介を冒頭に行うのが通例だが、今回は概要説明を次回に回し撮影した野鳥の紹介から入ることにしたい

アカガシラサギ
トップバッターはアカガシラサギ
英名をChinese Pond Herronということからもわかるように主な生息地は中国大陸で冬はインドシナ半島などへ渡る
日本でも旅鳥として南西諸島などで見られるが基本的に日本の鳥ではない(台湾などでは見る機会が多い)
そのアカガシラサギが甑島の農耕地で遊んでいた
同一画面でアマサギと比較するとよくわかるが日本では小型のサギであるアマサギよりさらに小さい
写真を見ていただければ説明はいらないが、頭部は赤褐色、背中は青灰色で迫力ある色使いである

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アマサギ
南西諸島や東南アジアで見る機会が多い頭がオレンジのアマサギが数多く見られた
おそらく本州方面へ渡って来る途中なのだろう
アカガシラサギやアマサギなどカラフルなサギを見るのは楽しい
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コサギ
アカガシラサギ、アマサギでスタートしたのでサギつながりでシラサギ3兄弟を取り上げることにする
まずコサギ、3兄弟の中では明らかに小さいのでフィールドではすぐ識別ができる
が、写真になると分類に迷うことがある
基本的にはくちばしが真っ黒で足の先が黄色いのがコサギである
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チュウサギ
チュウサギとダイサギはよく似ている
特に写真では大きさがわからないので識別が難しい
識別のポイインとは目の下まで伸びる口角の部分でチュウサギでは口角が短く目の真下まで達しないが、ダイサギではこれが目の真下を超えて後方まで伸びる
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ダイサギ
夏羽に移行中のダイサギをアップで捉えることができた
くちばしはまだ黒くなっていないが目先は青くなっており飾り羽もきれいに生えそろっている
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オウチュウ
オウチュウを日本国内で見るのは結構難しい
中国大陸と東南アジアを往復する渡り鳥のようで、通常のルートでは日本が通過地点になっていないので迷鳥に近い「旅鳥」ということだろうか
いずれにしても日本国内でオウチュウを見たのは初めてである
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ムネアカタヒバリ
野鳥に関しては基本的に素人なので、正直言ってタヒバリ類を日本で見た記憶がない
ただ家内のお供で海外へBWツアーに出かけているうちに、なんとなくタヒバリがわかるようになってきている
甑島のムネアカタヒバリは渡りの途中のようだったが集団で元気に採餌していた
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ズグロチャキンチョウ
この鳥は基本的には中近東からアジア西部の鳥であり日本ではなじみがないのだが、旅鳥として記録があり日本の野鳥図鑑には載っている
そのズグロチャキンチョウがいるというので今回のBWツアーのメンバーは島の南部にある農耕地を毎日歩き回りこの鳥を探した
3日目に巡り合ったのは頭の黒いオスではなくメス(またはオスの若鳥)だったが、結構長い時間1か所にとどまってくれて全員が確認することができた
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コホオアカ
前述のズグロチャキンチョウもそうなのだがホオジロの仲間(鳥屋さんは学名からエンベリザという)は種類が多い
コホオアカはシベリア方面では繁殖し夏は東南アジアで過ごすので日本はただの通過点、見る機会は少ない
甑島ではそのコホオアカも確認することができた
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ホオアカ
一方ホオアカのほうは東北や北海道では夏鳥として繁殖し、西日本では留鳥として越冬もするので馴染みのある日本の野鳥だ
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コムクドリ
ムクドリが1年中近くにいるのでピンとこないがコムクドリは渡り鳥
中部地方以北の北日本では夏鳥として繁殖するのだが、冬はフィリピンのほうまで渡っていく
甑島では北へ戻る途中のようでイヌビワの実を一所懸命食べて体力補強中だった
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タカブシギ
冬鳥として日本で越冬する個体もいるようだが、ほとんどのタカブシギはフィリピンやインドネシアまたは南半球で冬を過ごし春に繁殖地であるシベリア方面へ帰る
甑島では数少ない水田で餌を探していた
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アカハラ
関東地方でも見られるので馴染み深いアカハラが甑島にいた
この鳥も冬を南で過ごす渡り鳥なのだ
それでもバナナの枝に止まるアカハラはなんとなくイメージに合わない
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アトリ
今年の冬は関東地方でもアトリが多かった
それでも彼らは繁殖のために北へ帰っていった
そのアトリがまだ甑島に残っていた
おそらくもっと南で冬を過ごし北へ帰る途中なのだろう
頭の黒いオスのアトリが花が散り終えた桜の枝に休んでいた
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ツバメ
典型的な渡り鳥であるツバメもいた
こちらは渡りの途中ではなく甑島が繁殖地で南から帰ってきて巣作りを始めている
巣材を運ぶ飛行中のツバメを撮影することに成功した
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ツバメチドリ
ツバメに続いてツバメチドリ
この鳥は東南アジアでよく出会うのでイメージ的には「日本の鳥」ではないが小笠原で何回か出会っている
今回の甑島にはこのツバメチドリが多く撮影チャンスに恵まれた
飛翔シーンもバッチリ撮ることができて最も印象に残った鳥の一つである
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セグロカモメ
甑島は渡り鳥の中継地として有名なので渡り鳥を優先したが、もちろん定着型の野鳥もいる
島なので当然海岸があり、カモメも多い
写真の鳥は普通種のセグロカモメだが、ツアー同行者の方から別種(別亜種)ではないかとの意見もあった
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ウミネコ
河口近くの海岸にはウミネコが多かった
この島のウミネコは割と人に慣れていて漁港近くでは人の手から餌をもらう鳥もいるらしい
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オオミズナギドリ
こちらはオオミズナギドリ
薩摩川内港から甑島へ移動する連絡船から撮影したものだ
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カワラヒワ
カワラヒワは留鳥または漂鳥
北国のカワラヒワは冬は南へ移動するが、九州のカワラヒワは定住型だと思う
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キセキレイ
日本のキセキレイは1年中近くにいるので留鳥だと思い込んでいるが、グローバルに見ると多くのキセキレイは渡りをする
この時期の甑島のツアーの目玉商品の一つにキガシラセキレイという頭部が真っ黄色のセキレイがいて今回のツアーではメスが登場した
我々は確認できなかっので「オスでなければ」と負け惜しみを言っている
写真はあくまでも普通のキセキレイである
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イソヒヨドリ
最近では関東地方でもよく見られるようになったイソヒヨドリ
オスのイソヒヨはアップで見ると美しい鳥だ
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カルガモ
こちらも定住型で渡りをしない留鳥として知られるカルガモ
どうやらこれは「日本のカルガモは」ということで世界レベルで見ると渡りをするカルガモも多いらしい
甑島のカルガモはカップルが成立したようでいつも2羽が仲良く行動していた
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トビ
トビはどこにでもいるのであまり写真を撮らないのだが、今回は野性味があって迫力のあるポーズが撮れたのでアップしておく
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キジ
甑島の鳥の最後は国鳥のキジになった
キジは関東近辺でも見る機会が多いので撮影対象としての魅力はあまり感じないのだが、案内してくれた現地のガイドさんがご執心でキジが出るたびに大騒ぎして撮影を勧めてくれた
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by mustachio | 2017-04-29 20:00 | Comments(0)
2017年 04月 21日

今年もまた新潟へ(春の花とギフチョウ)

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4月19日、わが家の4月定例行事となっている「新潟訪問」を無事済ませた
関越道をひたすら走り日本海の寺泊港周辺への往復500キロほどの日帰りドライブである
メインの目的はギフチョウの撮影なのだが、ギフチョウの写真は今までに十分撮れているので定期表敬訪問程度の意味しかない
ただ春の蝶と春の花を見て日本海の魚を買って帰り、途中ツクシなどを摘んでこれを肴にして帰宅後の酒を楽しむのがテーマである

新潟と東京は地理的にかなり離れているし、新潟には情報源になるような友人もいないので訪問のタイミングが難しい
ギフチョウの発生は「新潟の桜が満開」のころで、今年は東京の桜も満開時期が遅れたため基準にしている4月12日~15日を少し遅らせることとした(日程は他の家事都合や前後の天候にも左右されるのだが)
結果として今年のタイミングは「新潟の桜」にはぴったりだったのだが、どうもカタクリやミスミソウなどの春の花には遅すぎたようで来年からは少しタイミング修正が必要かと思っている
もう一つ、当日の天候は曇り時々晴れくらいで良かったのだが、日本海の低気圧に向けて強風が吹きつけとても「撮影日和」とは言えないような悪条件となってしまった
最近は高速シャッターが切れるので野草撮影は何とかなるが肝心のギフチョウが飛んでくれないのである

それでも楽しい春の1日を二人で過ごし、帰宅後うまい酒が飲めたことは感謝しなければならない

新潟の桜
桜のタイミングは最高でほとんど満開直前状態
周辺の強風でも桜吹雪になるほどではなく、東京で終わってしまった桜をまた楽しむことが出来た
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ギフチョウ
タイミングが遅すぎたのか当日吹きまくっていた強風のせいなのか、とにかく数が少なった
蝶が飛ぶコンディションとしては無風がいいようで風の陰になるエリアで何とか撮影ができたがちょっと寂しかった
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テングチョウ
茶色の蝶が飛んでいたのでミヤマセセリかと思ったが、越冬蝶のテングチョウだった
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ルリシジミ
スミレサイシンに来ていたのはルリシジミ
裏面が青灰色なので撮影時は普通のルリシジミだと思っていたが、帰ってからチェックしてみると後翅裏面肛角部付近の黒点が明らかに連続している
この黒点の連続はスギタニルリシジミの特徴なので写真の蝶はスギタニルリシジミの可能性もあるようだ(スギタニは裏面が褐色がかって汚いイメージなのでルリシジミと見るのが妥当のようだが)
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ビロードツリアブ
今年はなぜか山道にビロードツリアブが多かった
昆虫好きの方には北杜夫さんの「ドクトルマンボウ昆虫記」を想起させるアブである
ホバリングしていると翅が目に入らず胴体だけが空中に吊り下がっているように見えることからのネーミングだ
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ヒメオドリコソウ
野草はまずどこでも見られるヒメオドリコソウから
帰化植物ではあるが日本の自然の中に定着していて「春」を感じさせる花の一つである
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ムラサキケマン
蝶ではギフチョウのシーズンが終わるとウスバシロチョウが出現する
そのウスバシロチョウの食草がこのムラサキケマンで、60年前の昆虫少年だったころからの馴染の花だ
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シャク
セリ科の植物は似たようなものが多く同定が難しい
林縁に群生していた植物は「シャク」だと思う
葉が人参の葉のように細かいこと、花弁の大きさが不ぞろいであることなどが根拠である
植物図鑑によれば開花期は5~6月とのことで、そのあたりが少し気になるのだが
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クサイチゴ
バラ科の大きな白い花が目についたがクサイチゴのようだ
この植物の実は食べられるがイチゴとは少しイメージが異なり球形である
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カタクリ
ギフチョウの吸蜜植物として最もポピュラーなのがカタクリである
月並みではあるがカタクリに絡むギフチョウは定番なのだ
ただ毎年出かける新潟のポイントはカタクリの見頃がギフチョウより少し早い傾向がある
今年はカタクリにタイミングが合わずほとんどの花が枯れてしまっていて写真のモデルになる花を探すのに大変苦労した次第である
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アズマイチゲ
こちらも早春の花 
雪解けと同時に芽を出し花を咲かせ実を結んで春の終わるころには地中に消えてしまう
今回のタイミングでも時すでに遅く花弁が傷んだものばかりだった(正確に言うとキンポウゲ科のこの花は花びらのように見えるのが花弁ではなく萼片であるが)
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オオミスミソウ
オオミスミソウはカタクリより花期が少し早いので最初からあまり期待はしていなかった
結果は予想通りで、数株の写真をどうにか撮影できた程度であった
この地域は佐渡弥彦米山国定公園に属しオオミスミソウの有名なエリアなのだが、この10年間で数が激減し今では見る影もない
(昔、このあたり1面に見られた色とりどりの花はどこへ消えてしまったのだろうか)
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ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマはどちらかというと地味な野草である
秋の彼岸花に感じが似ているが群生はしないので騒がれることもない
少なくとも盗掘の対象にはならない花だと思うのでこれからも強く生き続けていける種の一つだろう
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チゴユリ
過去にこの地域この時期に見かけたことのないチゴユリが咲いているのを見つけた
自分の感覚ではこの花は5月の花で、少し早すぎるような気がする
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イカリソウ
イカリソウは花がピンクのタイプと白いタイプがあり、新潟のこの地域のイカリソウは花が白い
例年はもっと数が少ないのだが、今年は至る所でイカリソウが見られた
季節の進行は思ったより速いようだ
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オオタチツボスミレ
この地域のタチツボスミレはほとんどがオオタチツボスミレだ
このスミレは日本海側の多雪地帯に多く、葉が丸くでかいのが特徴である
他に葉脈がへこむとか距(花の後部の突出部)が白い等のポイントでもタチツボスミレと区別できる
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ナガハシスミレ
長嘴菫
クチバシではなく距(花の後ろ側に出る尻尾状の部分)が極端に長いので識別が容易で名前もすぐ覚えられる
数年前このスミレの数が急速に減ったと感じたことがあるが、ここのところ勢いを取り戻してきているようである
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スミレサイシン
葉が薄く全体としてやわらかい雰囲気があるのに花が大きいので今回探訪エリアでは女王格のスミレだ
基本的に日本海側の多雪地帯に多いスミレで、関東など東日本に多いナガバノスミレサイシンとは棲み分けがなされているらしい
毎年5月に遊びに行く白馬にもこのスミレが多く春のシンボルである
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マキノスミレ
スミレは紫色系の花が多いがこのスミレは完全にピンク色で派手なイメージである
毎年尋ねるこのポイントには数が多いのだが他の場所でこのスミレを見たことがない

実をいうとマキノスミレという同定に自信がなく、近似種のシハイスミレかもしれないとも思っているが図鑑にもこの2種の識別は難しいと書いてあるのでマキノスミレということにしてある
(シハイスミレは植物学者牧野富太郎さんが命名者、マキノスミレは彼に因んで命名されたスミレである)
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タムシバ
今回ブログ報告の締めくくりは木の花2種
このタムシバは毎年この時期にこの場所で出会う常連さんだ
コブシと同じように花弁は6枚、同色の小さい萼片が3枚という構成で、コブシは花のすぐ下に葉が付くがタムシバのほうは花の時期には葉が出てこない
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ムシカリ
エンディングはムシカリ  オオカメノキといったほうが通りがいいかもしれない
普通5~6月の花で4月中旬では少し早すぎるようだがもう咲き始めていた
いくつかの花の集団(花序)の中で中央部にある小さいのが本来の花、周辺にある大きな白い花は装飾花だという
この木は秋になると真っ赤な実をつけてまた人目を引く季節感を持った植物である
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by mustachio | 2017-04-21 10:00 | Comments(0)
2017年 04月 14日

桜満開・町内散歩


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生まれてから76回目の桜が咲き満開を迎えた
「高齢者」になると季節・自然に対する思い入れが変わってくる
若いころは無意識に受け入れていた季節感なのだが、さすがに「あと何回この桜が見られるか」という意識が頭に浮かぶようになる

公園の桜・我が家の桜
都内練馬区石神井町の我が家から徒歩5分のところに小さな公園があり4月10日ごろに桜が満開となった
この町内に住んで50年ほどになるが、以前は桜の季節になると石神井公園までよく花見に出かけたものだ
花見のスポットとしては有名なところで、昔は大勢人が集まり花の下で大宴会が行われていた
最近は歌舞音曲や火気使用の規制が厳しくなってしまい、桜も老朽化が感じられてわざわざ出かけることは少なくなった

我が家近くの公園はローカルで人出は多くないが数十年で桜が立派に成長し、見事な花を見せてくれる
ここのところ毎年の桜見物はこちらですませてしまうことが多い

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我が家の桜

ところで我が家の庭にも立派な桜がある
ただソメイヨシノではないので雰囲気がまるで違う
おそらく大島桜系で花弁は白、花の時期に葉が伸びるので全体的に薄緑色のイメージが強い
開花時期もソメイヨシノより1週間ほど遅い感じである
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ヒオドシチョウ

その我が家の桜にヒオドシチョウが遊びに来た
もちろん越冬蝶で新鮮な個体ではないが春の日を浴びながら一生懸命吸蜜していた
もともとタテハ蝶の仲間は花に来ることが稀で、ヒオドシチョウは樹液には集まるが普通花には来ない
ただ越冬あけの個体は別のようで桜での吸蜜は珍しいことではないようだ
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シャガ

わが家の桜ご紹介のついでに他の庭の植物も紹介しておくことにしたい
まずシャガ、こちらは自然に生えたものでがなく一株だけ友人の家から貰い受けたものがスタートだ
この植物は繁殖力旺盛で狭い庭のかなりの部分を占有するようになってしまった
春限定ではあるが大きな美しい花を多数咲かせてくれるので放置してある
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ハコベ

家内が園芸好きなこともあってわが庭には園芸植物も多い
ただ家内も私も自然志向が強いので花が咲く植物は駆除せずにそのまま生かしてある
ハコベ(コハコベ)など地味な花ではあるがアップで見ると結構美しい
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ホトケノザ

ホトケノザとオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウは個人的に「春の三野草」にカウントしている
東京近郊ではどこでも見られる植物で群落を形成するため目立つ
花の咲くのは桜よりずっと早いので3月頃にはこれらの野草を見に郊外へ足を延ばすこともある
その一つホトケノザは数は少ないがわが庭にも自然に咲いてくれる
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ショカツサイ

またの名をオオアラセイトウという(紫大根と呼ぶ人もいる)
日本の植物でなく江戸時代に野生化した中国原産の帰化植物である
アブラナ科の植物だが清楚なイメージではなく派手なピンク色で花弁も大きい
種で増え、放置すると群落を作るので郊外などでも目立つ
派手な色彩が庭に彩りを添えてくれるので我が家ではこの植物も放置してる(花が咲き終わったらすぐに刈り取ってしまえば良いのだが種ができるまで放っておくと翌年もあちこちから芽を出してくる)
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セリバヒエンソウ

こちらも中国原産の帰化植物
15年ほど前、植物の写真を撮り始めたころ、この植物がほとんどの図鑑に載っておらず苦労したことを覚えている
漢字で芹葉飛燕草、関東近辺では割と普通に見られる植物だが、外来種のため図鑑ではないがしろにされているようだ
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クサノオウ

狭い庭の片隅には意外な植物を見つけることがある
郊外の荒地などで5月頃によく見かけるクサノオウが1株花をつけていた
黄色い4弁花のケシ科の花だ
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ノゲシ

こちらも荒地に多いノゲシ(ハルノノゲシ)
葉に棘が目立つのでオニノゲシかと思ったが、茎を抱く葉の基部が丸くならず尖っているのでノゲシと判定した
綿毛が飛んで来てわが庭に着地したのだろうか
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ツマキチョウ

この季節のわが庭の珍客にツマキチョウがいる
普通メスだけ現れる年が多いのだが今年はオスの来訪があった
ショカツサイが食草になるためか庭の中を飛び回るのだがなかなか落ち着いて吸蜜してくれない
(それでもノゲシに止まった瞬間を何とか撮影することが出来た)
いよいよ蝶の季節の到来である
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石神井公園の花と鳥

石神井公園の桜

花見がてらカメラを持って石神井公園を散歩したのは4月3日、10日も前になる
今年の東京は開花宣言のあと天候が不順で後続の花が開く様子がなく4月に入ってやっと花見客が繰り出すようになった
訪れたのが平日の昼間なのでそれほどの人混みはなく春休みの子供を連れたお母さん方が花見客の中心だったようだ
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ボケ

石神井公園内には桜以外の木の花も多い
目立たないところで白いボケの花が咲いていた
もともと中国原産の帰化植物なのだが日本に渡来したのが平安時代といわれ日本の花として定着している
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コブシ

こちらはコブシの花
三宝寺池の周辺では桜よりも目立つ存在だった
コブシに似た花にハクモクレンがあるがこちらは桜よりだいぶ早く花が咲く
どちらも白く美しい花だがピークを過ぎると花が茶色になり見苦しくなるのが欠点だ
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タチツボスミレ

平凡なタチツボスミレ
石神井公園には野草をそのまま保護しているエリアがありスミレなど自然の姿が見られる
地味な普通のスミレだが派手な園芸種のパンジーよりずっと愛着を感じる
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ツボスミレ

非常に小さなスミレでツボスミレだと思う
フィールドで見るツボスミレは群生していることが多いので小さな株が一つ二つだと同定に迷うものだ
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マルバスミレ

普通種のタチツボスミレと違い地上茎がない
花の色と葉の形からマルバスミレと推定しているが断定はできない
現在、個人ホームページ用に撮影済みの植物写真を整理中でスミレの同定もいろいろ勉強している
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カントウタンポポ

タンポポもあちこちに咲いていた
うれしいことに外来種のセイヨウタンポポではなく日本古来のタンポポ(東京周辺ではカントウタンポポ)のようだ
自然が好きな方は皆さんご存知だが、外来種のセイヨウタンポポは苞の部分が反り返っているのですぐわかる
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シロバナタンポポ

数は少なかったがシロバナタンポポも見ることが出来た
舌状花の雌蕊の花頭がくるくると捻じれていて可愛い
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キツネノボタン

池の縁の湿ったところにキツネノボタンが咲いていた
ごく普通の植物だがこの頃は郊外でもほとんど見かけることがなくなっている
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タネツケバナ

稲の種もみを水につけて苗代の準備を始めるころに咲くのでタネツケバナというそうだ
地方に行くと休耕田でもまだこの花が見られるが土地が乾燥してしまうとなくなってしまうのではないか
ツマキチョウの食草なので子供のころからなじみ深い植物だ
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キランソウ

久しぶりにシソ科のキランソウに出会った
東京の郊外の低山の登山道わきに多く咲いていた記憶があるのだが、年齢のせいか最近は低山歩きをしなくなってしまった
地面を這うような背の低い植物だが、花の紫色は捨てがたい美しさである
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カラスノエンドウ

この植物は生命力が強いのだろうか
郊外に出ればどこにでもあるような気がする
同じような花でもより小さいスズメノエンドウやカスマグサはまだ見た記憶がない
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イカリソウ

図鑑によるとイカリソウは太平洋岸に多いというが個人的な印象では新潟県など日本海側で多く見かけるような気がする
いずれにしても都会地の植物ではなく、意図的に植物を保護している石神井公園だから見られる花である
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ニリンソウ


毎年必ずニリンソウに出会うのは白馬の姫川源流
5月の連休には春の花やギフチョウ、ヒメギフチョウを見に白馬を訪れることにしている
長野県では5月になるとどこでも見られる普通の花だが、東京の町中でニリンソウというのは何となく違和感がある
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イチリンソウ

ニリンソウと同じキンポウゲ科の花
石神井公園にはイチリンソウも咲いていた(もともと武蔵野に自然に生えている植物かどうかは定かではない)
いずれにしても個人的にはフィールドでイチリンソウを見た記憶がない
おそらく絶滅危惧種に近いのではないかと思う
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ミツガシワ

予備知識のない方は唐突な感じを持たれるかと思うが、石神井公園の三宝寺池は「ミツガシワの自生地」として知られている
ミツガシワは高山の湿原や沼などに生える植物で長野県の湖などではよく見られるが、残存植物として低地でも見られることがあり、石神井公園のミツガシワも保護されてどうにか生き残っている
長野県でミツガシワが咲くのは5月に入ってからだが東京のミツガシワはもう花が咲き始めていた
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ムサシアブミ

名前から見て「武蔵の国」の植物のようだが、これは花の形が武蔵の国でつくられる鐙(あぶみ)に似ているというネーミングらしい
そのムサシアブミが1株花を咲かせていた
鐙は「馬に乗る際の足かけ」で花を逆さにすると確かに鐙のように見える
マムシグサと同じサトイモ科の花だ
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植物は以上、ここから先は「野鳥編」というところだが、残念ながら鳥の姿はほとんど見られず大した写真も撮れなかった
花見客に圧倒されて隠れてしまったのかもしれない

オオバン

千葉の海に遊んでいたオオバンは都内の公園でも生活している
海水でも淡水でも対応できるようだ
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カイツブリ

カイツブリはこのあたりでは留鳥、公園の池で繁殖もする
1,2ヶ月のうちに子連れカイツブリが見られると思う
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カワウ

カワウもこの池の定住者
1羽が杭の上に立って羽根の水切りをしていた
最近のカメラは高速シャッターが切れるので鳥の周辺の飛沫(水滴)がはっきり写っている
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キンクロハジロ

ラストの鳥はキンクロハジロ
こちらは冬鳥で本来なら北へ旅立っているはずなのだがボート池でのんびり遊んでいた
公園の桜が咲くまで旅立ちを遅らせていたのかもしれない
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by mustachio | 2017-04-14 11:00 | Comments(0)