還暦からのネイチャーフォト

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2017年 05月 24日

続2017GW(長野編・群馬編)


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今年のGWは群馬の山荘に長期滞在した
実際には東京に雑用があり2回戻ったのだが、4月29日から5月20日までの3週間のうち2週間を山荘で過ごしたことになる
この3週間で山の風景は激変する 枯れ木の山が緑の山に変わってしまうのだ
前半の様子は前号・前々号のブログ(2017GW)でご紹介済みなので、滞在の後半に撮影した写真を整理していくことにしたい

戸隠の春
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世の中一般のGWが5月7日に終わり渋滞が解消した5月8日、戸隠の森林公園に出かけた
このシーズン何回も戸隠を訪れているがここは年によって全く様相が異なる
一面に花が咲いて春を満喫できる年もあれば完全な雪景色の年もある
今年は後者の方で周囲には雪が多く残り公園内のミズバショウは咲き始めたばかりでいまいちだった
公園内はバードウォッチャー(というより撮影者)がやたら多かったが、大した鳥も見られなかった

ミズバショウ
とにかく森林公園のミズバショウは貧弱な印象だった
周囲に雪が残っているので委縮しているのかもしれないが小さくて元気がない
公園を出てから別の場所を探し、どうにか春らしい雰囲気の群落を見つけることができた
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リュウキンカ
リュウキンカとミズバショウはセットで撮ることが多い
白と黄色の対比が春のイメージにピッタリだからである
森林公園のリュウキンカは入口近くの池にわずかに見られた程度だったが、別の場所で元気なリュウキンカを見ることができた
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アズマイチゲ
アズマイチゲは雪解けと同時に芽を出し花を咲かせる代表的な春の花
戸隠森林公園は奥のほうへ行くとアズマイチゲが一面に咲いていた記憶があるのだが、今年は数えるほどしか見られなかった
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キクザキイチゲ
同じキンポウゲ科の花で、アズマイチゲによく似ているのだがこちらは群生する傾向が強い
白い花と紫の花の両方があって紫のほうは一目でキクザキイチゲとわかるが、白いキクザキイチゲは葉の形までチェックしないと識別ができない
キクザキイチゲの花柄は有毛、アズマイチゲは無毛という相違点もある
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ゴジュウカラ
森林公園は野鳥の多いところで望遠レンズ付きカメラを持った撮影者が多いが、今回はめぼしい鳥は出なかった
ゴジュウカラはわが山荘のフィーダーにいくらでもやって来るのだが、周囲のカメラマンが追いかけているとつられてシャッターを押してしまう
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ヒガラ
ヒガラも群馬の山荘で見られる鳥だが数は少ない(エサ台に寄り付かない)
コガラやシジュウカラによく似ているが、頭のてっぺんの丁髷がかわいい
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コサメビタキ
かわいいという点では、カラ類よりはこちらのヒタキ類のほうがいかにも小鳥らしくかわいい
コサメビタキは日本で繁殖する夏鳥なのだがどちらかというと関東より北の方に行ってしまうようで旅鳥の印象が強い
白いアイリングとくちばしの下側のオレンジがチャームポイントだ
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蓼科の春
蓼科(八ヶ岳南麓)を訪れたのは5月19日
白馬、戸隠、蓼科と長野県の観光地は群馬県の山荘からだいたい100キロの地点にあり片道で2時間半くらいかかる(季節感を楽しみながらの下道ドライブは楽しい)
ターゲットはヒメギフチョウの撮影
例年だとGWの白馬村でギフチョウ、ヒメギフチョウの両種が撮影できるのだが今年はギフチョウだけしか撮ることができなかった
年を取ると「季節ごとの自然」にこだわりが生じて、なぜか「今年のヒメギフチョウ」を意識してしまうようだ

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ヒメギフチョウ
ギフチョウとヒメギフチョウはあまり外見に差がない(後翅外縁の斑紋が橙色か黄色か、前翅亜外縁の黄条が内側へずれるかずれないかが識別ポイント)
普通の人であれば同じように見えてしまう蝶でも、こちらは原点が蝶屋(昆虫少年)なので全く別の蝶なのである
そのヒメギフチョウに今年もマイフィールドで出会うことができた
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ミヤマセセリ
少年時代から馴染みの「春の雑木林の蝶」
最近は関東近郊の雑木林に出かけることがほとんどなくなってしまい今年初対面である
ミヤマセセリといえば翅を拡げて日光浴をするシーンを思い浮かべるが、今回はスミレの花で吸蜜していた
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オオルリ
ヒメギフチョウのフィールドで出会った野鳥はオオルリ
めったに撮れない正面からの写真だが残念ながら少しピントが甘くなってしまった
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ホテイラン
希少種の野生蘭なので場所はコメントしないがホテイランを見つけた
形状的にユニークなランだが色彩的にも素晴らしい
どうしたらこのように美しい自然を永く維持していけるだろうか(希少動植物の採集禁止、保有禁止の全国的な法制化は絶対必要だと思う)
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山荘の野鳥
ここからは群馬編
1時間圏内にいくつかフィールドがあるが湯の丸高原や野反湖などはまだ冬景色で近場の探索となる
まずは山荘から撮影できる野鳥から整理しておきたい

コガラ
ベランダのフィーダーにやって来る常連はコガラとゴジュウカラ
秋から冬にかけてはこの2種にシジュウカラとヤマガラが加わり大騒ぎだったが春になって数が少なくなった
コガラは人なれしていて2~3mの距離でも平気で寄って来るが、なぜか望遠レンズを向けると逃げてしまう
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ゴジュウカラ
キツツキ類のように木の幹にとまる鳥なので昆虫食がメインかと思っていたが、実はヒマワリの種が大好物で山荘のフィーダーの常連である
1枚目の写真は下尾筒の赤褐色が鮮明なのでオスのようだ
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ヤマガラ
フィーダーに集まるカラ類の中で最上位はヤマガラだ
鳥同士が争いをするわけではなく、先客がいる場合近くの枝で順番を待つのが暗黙のルールのようだが、なんとなく序列があるように見える
ヤマガラには他の鳥がいろいろと忖度してくれるような風格がある
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キビタキ
キビタキは昆虫食でフィーダーには寄り付かない
ただベランダの先にあるバードバスは大好きなようでオスもメスも水浴びに来てくれる
一時キビタキが見られなくなったような時期もあったが、ここのところ安定して山荘付近をテリトリーにしている個体がいるようだ
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フクロウ
ここ数年、夜になると山荘周辺でフクロウの鳴き声が聞こえていたが、今年は撮影に成功した
フクロウは小鳥よりもはるかに大きく存在感があるのだが、飛ぶときに音を立てず気配を消してフワッと現れるのが不思議である
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箱島の春

群馬県東吾妻町に箱島という地域があり、「箱島湧水」として知られる名水が湧き出す小さな渓谷がある
関越道渋川インターから草津・長野原に向かう途中にあるので年に1度くらい立ち寄るのだが、この時期この場所にウスバシロチョウが発生する
今年も山荘へ向かう途中立ち寄ってみた
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ウスバシロチョウ
タイミングはぴったりでウスバシロチョウは多数飛んでいた
東京近郊にも多い蝶で高尾山周辺でも見ることができる(中学時代は5月になると採集に行った)
最近ではあまり東京郊外へ出なくなったし、ウスバシロチョウも激減したと聞いている
この蝶も季節限定の蝶なのでギフチョウの後会いに行くのが恒例だがそれほど希少種ではない
アゲハチョウ科の蝶なのに外見がシロチョウなので紛らわしい(図鑑によってはウスバアゲハという名前を使っているが、蝶歴65年になる自分にはあくまでもウスバシロチョウである)
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ツマキチョウ
メスのツマキチョウがカキドオシで吸蜜していた
この蝶は最近数が増えたような気がする
ショカツサイやセイヨウカラシナなど繁殖力の強い帰化植物を食草とするせいだろうか
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コミスジ
普通種の蝶なので夏になるとあまり意識しなくなるが、春の初めは初対面の感動がある
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ヒロハコンロンソウ
名水の流れに近いところではアブラナ科のヒロハコンロンソウが目立った
大型だが清楚なイメージの花である
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キュウリグサ
道端にキュウリグサと思われる花を見つけた
花の直径が2ミリ程度の小さな花でマクロレンズで撮影するのが適切だと思うが持ち合わせがなく望遠レンズで撮影した
図鑑だけが頼りの独学なので間違っている可能性もあるがいろいろ推理していくのも楽しい
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ジュウニヒトエ
ジュウニヒトエは道路脇の崖になっている場所に咲いていた
昔、奥武蔵方面でよく見た記憶があるが、久しぶりの出会いである
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カキドオシ
同じシソ科の植物だがこの花はどこにでもあるような気がする
結構花が大きいので遠くからも目立つ植物だ
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ホウチャクソウ
この花はユリ科のホウチャクソウでいいと思う
図鑑には似たような植物としてワニグチソウというのがあり、相違点がいまいちわからない
どなたか植物の先生になっていただける方はいらっしゃらないだろうか
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クサノオウ
花が黄色く4弁なので一見アブラナ科かと思うがケシ科の植物である
群生するほどではないがまとまって咲く傾向があり、この時期には見かけることが多い

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バラギ湖の春
バラギ湖は山荘から30分で行けるマイフィールド
山荘からは標高差があるので季節が遅く5月2日に歩いた時は完全な冬景色だった
5月20日、そろそろズミの花が咲くころかと再訪してみたがあたりはまだ早春
今年は季節の進行が遅いようだ
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ズミ
5月下旬になると白いズミの花が湖面に映えて美しい、というのがイメージだったが今年はそうでもなかった
湖畔のズミはまだ蕾、その蕾が写真のように真っ赤でだいぶ印象が違った

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ヤマガラシ
全体的な湖畔のイメージカラーは黄色だった
アブラナ科のヤマガラシが花盛りなのである
このヤマガラシ、どうも繁殖力の強い外来種のハルザキヤマガラシのようで、バラギ湖周辺以外でも道路脇を黄色く染めている
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ムラサキケマン
ムラサキケマンは咲いていたがこの植物を食草とするウスバシロチョウは未発生だった
こちらは春が始まったばかりのようだ
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アカネスミレ
スミレの花は多かったがほとんどタチツボスミレだった
中に赤紫の濃いスミレを見つけ側弁を確認すると有毛だった
こちらはアカネスミレのようだ
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サクラソウ
バラギ湖の周辺には野生のサクラソウが多い
今年は時期が早かったようでわずか2~3株しか確認できなかった
1~2週間すればもっと増えると思う
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フデリンドウ
リンドウを見つけた
春に咲くリンドウにはハルリンドウとフデリンドウがありよく似ている
根元にロゼッタがないのでフデリンドウのようだ
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コムクドリ
野鳥に関するこの日の収穫はコムクドリ
桜の1種と思われる白い花にカップルらしい2羽のコムクドリが遊んでいた
花の蜜を吸っているというより花びらを食べているように見える
いかにも春の雰囲気が感じられて撮影しながら楽しい時間を過ごした
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by mustachio | 2017-05-24 17:00 | Comments(0)
2017年 05月 14日

2017GW・長野原の春

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今年のGWは4月29日から5月9日まで群馬県長野原町の築40年になる山荘で過ごした
厳密にいうと5月3日に東京で所用があったため1度自宅に戻ったのでべったり居続けたわけではないが、春から秋にかけては「半分田舎暮らし」の二重生活を楽しんでいる
山荘は行政上は長野原町のはずれにあり草津町と嬬恋村に隣接する地点にある 周囲は雑木林で、GW期間中は芽吹きと日々の若葉の成長を楽しむことができる環境だ
標高がちょうど1000mなので東京との温度差は6℃くらい、GWに桜の満開を迎える
北に草津白根、南に浅間山を望むことができるが写真のようにこの時期どちらも雪が残っている

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山荘生活の楽しみは何といっても「自然の中の暮らし」、リビングルームから座ったままバードウォッチングができるのでGWに室内から撮影した野鳥たちをご紹介したい

コガラ
山荘のベランダにフィーダーが置いてある フィーダーといってもヒマワリの種を入れたただの木鉢だ
集まって来る小鳥の中でこの時期頻度が高いのがコガラ
慣れていて人が近くにいても平気だが、なぜかカメラを向けると警戒する
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シジュウカラ
シジュウカラも常連だがこの鳥は東京の自宅でも見られるのでカメラを向けることが少ない
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ゴジュウカラ
シジュウカラとコガラは似ているが、ゴジュウカラはだいぶイメージが違う
ゴジュウカラのほうは木の幹で虫を獲っているのが自然体に思えるのだが、わが山荘ではゴジュウカラもフィーダーの常連だ
結構体が大きいのでコガラなどは遠慮している
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ヤマガラ
冬の間(というより3、4月)はヤマガラの数が多く、ベランダフィーダーの常連客なのだが今年のGWはヤマガラの訪問が少なかった
体力面ではゴジュウカラと同程度でシジュウカラやコガラよりは格上なのだがゴジュウカラと相性が良くないのだろうか
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キビタキ
キビタキはフィーダーのヒマワリの種は食べないが近くにおいてあるバードバス(水盤)で水浴びをしてくれる
今年のGWでは到着早々アクシデントがあった
オスのキビタキが山荘のガラス窓に衝突し落命したのだ(ご遺体の写真は撮ってあるがかわいそうなのでブログアップはしない 美しい若鳥だった)
キビタキはテリトリーが明確なので我が山荘常駐のキビタキが消えてしまったかと心配したが、どうも彼らは南国から到着したばかりのようで、アクシデントの後、別のオス(しかも2羽)が来ているのを確認した
メスもちゃんと来ていてバードバスで水浴びをしてくれたのでこれからの繁殖が期待できる
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メジロ
水盤にはメジロも遊びに来る
メジロ自体は東京の自宅でも普通に見られるので感動はないが、逆に山荘付近では我が家のバードバス以外の場所でメジロを見ることがない
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ヤブサメ
今年のGW山荘の鳥のハイライトはこのヤブサメ
鶯に近い小鳥ではっきりした白い眉班と黒い過眼線や短い尾が特徴である
分布域は広いのだが、常に藪の中に隠れてい表面に姿を見せないカメラマン泣かせの小鳥である
そのヤブサメが2羽もバードバスで水浴びをしてくれた
今回初めての来訪ではないので狂喜乱舞とまではいかなかったが、バーダーであるわが家内はかなり興奮していたようである
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エゾヨツメ
山荘に遊びに来てくれる動物は鳥だけではない
昆虫も来訪者だ
冬が明けたばかりなので蝶や甲虫の来訪はまだだが、昨年に引き続き今年もエゾヨツメが来てくれた
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コシアブラ
来訪者というわけではないが植物も常連さんが毎年わが山荘に姿を見せてくれる
うれしいのはこのコシアブラ
とにかくコシアブラの芽(若葉)は天婦羅にするとうまい
食感はタラの芽に近いが何とも言えない香りがあってランクがはるかに上である
今年も友人が止まりに来てこのコシアブラで酒を飲んだ
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アケボノスミレ
家の周りがすべて森(林)なので花の数は少ない
それでもこの時期に顔を見せてくれるスミレが3種ほどある
一番目立つのがこのアケボノスミレ
ここ数年必ずこの時期に見ることができる
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タチツボスミレ
数が多いのがこちらのスミレ
葉脈が赤いので普通のタチツボではなくアカフタチツボスミレだと思うが確証はない
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ニオイタチツボスミレ
こちらのスミレは紫色が濃い小さいスミレである
形状的には間違いなくニオイタチツボスミレなのだが鼻を近づけても匂いがしない
図鑑を調べてみると匂いがしない個体も多いようなのでとりあえずニオイタチツボスミレということにしてある
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山荘内の自然観察ではさすがに限界があるので滞在中は必ずマイフィールドを訪問する
今年のGWは近場のフィールドだけしか行けなかった

カタクリ
一つのフィールドはカタクリ自生地
昨年のGWには花期が終わっていてすでに実をつけていたりするカタクリがあったが今年はどうにか花を見ることができた
ここのカタクリは白馬のカタクリより色が薄く清楚なイメージである
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エイザンスミレ
昨年はこのフィールドでアケボノスミレを見たが今年出会ったのはエイザンスミレだ
葉の形がほかのスミレと明らかに違うのでエイザンスミレは一目でわかる
久しぶりの出会いだったのでフォーカスが葉のほうに行ってしまいお粗末な写真しか撮れなかった
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アズマイチゲ
アズマイチゲは新潟でも白馬でも十分撮影したのでちょっと食傷気味
それでもこのフィールドでは数が少なかったのでシャッターを切った
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ムラサキケマン
この花もこのフィールドの定番
ムラサキケマンを食草にするウスバシロチョウでも出てくればいいのだが残念ながらこの場所で見たことはない
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ヤマエンゴサク
同じケシ科キケマン属のヤマエンゴサク
カタクリと同じような時期に同じような場所で咲く花だが、今年は白馬村でこの花を見なかった
長野原で再会できてほっとしている
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ザゼンソウ
GW期間中に探索したもう一つのフィールドは嬬恋村のバラギ湖  山荘から30分の距離にあるが標高が500mほど高いので周辺は全くの冬景色だった
40年ほど前からマイフィールドにしている場所だが観光地化が進み、昔は一面に広がっていたザゼンソウも数えるほどしか見られなかった
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モズ
雪が解けたばかりという状況なので花も鳥も寂しい限り
写真が撮れたのがモズくらいである
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ヒレンジャク
そのバラギ湖で唯一の収穫がヒレンジャクとの出会い
湖畔の木に絡んだヤドリギで数羽が採餌していた
レンジャク類は秋ヶ瀬など東京周辺でも多数の群れを観察することがあるが今年は数が少なかったようで残念ながら出会いがなかった
北へ帰る途中の冬鳥を意外な場所で観察できたのが最大の成果である
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by mustachio | 2017-05-14 12:00 | Comments(0)
2017年 05月 12日

2017GW・白馬村の春

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ブログ(還暦からのネイチャーフォト)掲載も8年になるのでリピーターの方はご承知済みなのだが、毎年GWは群馬県の長野原にある山荘にこもることにしている
そして連休の1日を割いて山荘から長野県の白馬村を訪ねるのもルーティーン化してしまった
片道100キロだが高速を使わないので連休中でも2時間ちょっとの行程だ
もともとはギフチョウとヒメギフチョウの生態写真撮影がスタートだったが、最近では「春を感じ春を楽しむ」ために家内と二人で出かけている

年によって春の早い時と遅い時があり今年は春が遅めであった
春が遅い年は雪の白馬連峰と桜を楽しむことができる
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ご参考までに昨年、一昨年のブログへリンクを貼っておくこととしたい




フクジュソウ
毎年の行事なので行動がパターン化してしまっているが、白馬村へ入るとまず訪ねるのが姫川源流だ
そしてその年の春の進行具合を感じるのも姫川源流である
GW前半にフクジュソウが咲き終わっているかどうかが判断基準、今年は満開の少し手前くらいで春の進行が遅いことが一目でわかった
昨年より春が遅く一昨年と同じようなペースである
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アズマイチゲ
エフェメラルという形容詞(名詞)は「はかない」「短命な」という意味、スプリングエフェメラルというのは葉が茂る前の林下に早春に花を咲かせる植物のことを言う
前項のフクジュソウやカタクリなども典型的なスプリングエフェメラルなのだが群生する傾向が強く「はかない」というイメージがない
個人的にイメージするのはこのアズマイチゲでギフチョウの発生するシーズンに同じサイトで出会うことが多い
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キクザキイチゲ
白馬村ではアズマイチゲとキクザキイチゲの両方が見られる
アズマイチゲは基本的に純白の花だが、キクザキイチゲの花は白色、紫色、ピンクとヴァリエーションが豊富である
アズマイチゲのほうは2~3株程度のまとまりが多いが、キクザキイチゲは群生することが多い
識別のポイントは葉の形状と花柄の毛の有無(キクザキイチゲは有毛)だ
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カタクリ
昨年、一昨年のブログを見ていただくとお分かりのように「白馬のカタクリ」は定番で写真の数がやたら多い(したがって今年は控えめに1枚だけにとどめる)
個人的な印象だが白馬のカタクリはほかの場所のものよりピンクが濃いように思う
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タチツボスミレ
白いスミレを見つけた
花の白いスミレはマルバスミレ、ウスバスミレ、ヒメスミレサイシンなど種類が多いが、雌蕊(柱頭)の形状が異なる
どうも普通のタチツボスミレの白化種のような気がする
2枚目の紫のスミレはオオタチツボスミレかもしれない
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スミレサイシン
ギフチョウ、ヒメギフチョウのポイントには例年スミレサイシンが多く、咲いているのが当たり前と思っていたが今年は数株を見かけただけだった
日本海岸の多雪地帯に多い美しいスミレで数が減っていくのは寂しい
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アケボノスミレ
逆に例年スミレサイシンをよく見るフィールドでアケボノスミレを見つけた
花がピンク色で花の時期には葉が伸びておらず花だけが目立つスミレである
初対面のスミレというわけではないが、白馬村では初めての出会いでいささか感動を覚えた
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ニリンソウ
ニリンソウはアズマイチゲなどの仲間でキンポウゲ科、春の花としてはGW開花時期が少し遅れる傾向がある
姫川源流はニリンソウが多いフィールドで例年GWの時期には渓流沿いに群生しているのだが、草刈など手入れがあったせいかほとんど姿が見えなかった
春が遅れているため開花時期とタイミングがずれたこともあるようだ
この花は生命力・繁殖力が強いのでこれから花の季節を迎えるのだと思う
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ユリワサビ
ユリワサビもニリンソウと同様姫川源流の常連植物、今年は例年より数が少なく写真を撮るのに苦労してしまった
少しずつ環境が変化しているのだろうか
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ネコノメソウ
こちらも姫川源流の常連
といっても数が多い植物ではなく例年渓流沿いに数株見かける程度だ
そういう意味では今年も変わらずに姿を見せてくれた
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フッキソウ
フッキソウの花は見つけるのに苦労したが、こちらは開花期の問題
植物自体はたくさんあるのだが春が遅れていてGWに間に合わなかったというだけのようだ
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キバナノアマナ
この花は白馬村で初めて出会った
川の近くや田んぼの土手など肥沃で土壌が柔らかい土地に生える普通の植物ではあるが、関東近辺ではここ数年見たことがない
毎年通っている場所での新しい出会いは楽しい  来年も同じ場所で出会えるだろうか
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ミズバショウ
白馬村から小谷村へ向かう途中に落倉湿原というミズバショウの群生地がある
白馬村ツアーの締めで最後にそこへ寄るのがパターンなのだが、GWの時には盛りが過ぎていることも多く去年などはパスしてしまっている
2年ぶりにその落倉湿原を訪問してみたがミズバショウはちょっとピークが過ぎた程度であった
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ザゼンソウ
落倉湿原にはザゼンソウも見られるのだが今年は数が少なく良い被写体が見つからなかった
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ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマは湿原の植物ではないが落倉には結構数が多い
この花は花期が早いので今年は出会いが少なかったが、ピンク色の美しいショウジョウバカマを見ることができた
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ミヤマキケマン
路傍に黄色い華鬘草が咲いていた
昨年までは単純にキケマンだと思い込んでいたが、今年甑島を訪問して認識を変えた
キケマンはどちらかというと海岸に近い山地の植物で花(筒状の部分)の先端上部に大きな茶色の斑紋がある
写真の植物は茶色の斑紋がないので正確にはミヤマキケマンのようだ
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フキ
フキは至る所に生えている
1枚目の横位置の写真は姫川源流で撮影したものだが流れの周辺には大きな雪の塊が見られる
花としての美しさはないがフキノトウはみそ汁の具や酒の肴としては結構うまい
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スギナ
ツクシと書きたいところだがツクシは植物名ではないのでスギナが正しい表記だと思う
40年ほど前勤務の関係で北九州や岡山に住んでいたころから、我々夫婦では春にツクシを摘んで食べる習慣ができてしまった
味覚的に特にうまいというわけではないが「野遊び」の一環としてツクシを酒の肴にする
東京に戻ってからも春になると埼玉あたりへツクシを摘みに行ったが、最近では長野・新潟方面まで行かないと摘めない
今年は新潟と白馬でツクシを摘み、2回酒の肴にして「今年の春」を味わった
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ゼンマイ
シダ植物は不得意分野なので正直言ってワラビ、ゼンマイ、コゴミなどの区別は定かではない
スーパーなどで買ってきて酒の肴にすることは全く抵抗ないのだが、ワラビやゼンマイを取りに山へ入ったことがないのだ
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ギフチョウ
GWの白馬村のメインターゲットはギフチョウとヒメギフチョウである
白馬村は日本でも数少ない両種の混棲地なのだ
この地域ではヒメギフのほうが若干発生が早いようだがほぼ同時期に見ることができる
毎年のことなので執着心が不足しているためか、今年はギフチョウの写真しか撮れなかった(現地でお目にかかった方の言によると早朝にはヒメギフが出ていたそうだ)
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オオルリ
全体的に見れば春は遅い感じだったが夏鳥はもう入っていた
オオルリも美しいさえずりを聞かせてくれた   これから繁殖の季節が始まる
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キビタキ
キビタキも確認することができた
ただ白馬村で見る野鳥は高い木の上のほうにいる場合が多く写真が「下から目線」になる
キビタキなどは腰の部分の黄色が鮮やかなのに下からだと腰の上部は写せない
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サンショウクイ
夏鳥はもう1種、ヒリリヒリリと鳴くサンショウクイだ
高い木の上で盛んに昆虫を捕食しているようだった
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ニホンカモシカ
白馬村の最後の写真は特別天然記念物のニホンカモシカになった
ギフチョウが飛ぶサイトになぜか迷い込んできて戸惑っている雰囲気だった
ギフチョウ撮影のカメラマンも望遠レンズでカモシカのアップを撮影していた
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by mustachio | 2017-05-12 15:00 | Comments(0)
2017年 05月 04日

春の甑島・昆虫植物編


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今回の甑島訪問は「バードウォッチングツアー参加」によるものだった
野鳥編で触れたように東シナ海に浮かぶ甑島には渡りの途中の野鳥が立ち寄るため、彼らを見るツアーが企画される
さて、その甑島だが上甑島、中甑島、下甑島といくつかの無人島で構成され、行政上は鹿児島県薩摩川内市に属する
われわれが訪問したのは下甑島で九州の薩摩川内港や串木野港とフェリーや高速船で結ばれている
下甑島は面積的には山手線の内側と同じくらいで、ほとんどが山地であるためとても歩いて回れる大きさではなく島内はマイクロバスでの移動となる
この島が有名なのは下甑島が「Dr.コトー診療所」の古志木島のモデルで、瀬戸内さんという医師が30年以上も離島診療に携わられた島だからでもある(ドラマの撮影地は与那国だったが)


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甑島の昆虫
甑島を訪問するのはもちろん初めてで予備知識は全くなかった
海外のバードウォッチングツアーに参加する時も同じスタンスなのだが、野鳥が見られるフィールドは普通自然が豊富で面白い昆虫や野草との出会いが多い
根っからの野鳥愛好家でない自分は鳥よりも昆虫への期待のほうが大きいのだ
鹿児島県でもありサツマシジミなども期待したのだが、蝶に関しては数も少なく特記すべきものもなかった

ベニシジミ
島内の探鳥値は農耕地や休耕地が多かった
スイバやギシギシなどが多い土地だったがベニシジミは1度見ただけだった
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ヤマトシジミ
ヤマトシジミは割と数が多かった
ホリイコシジミやヒメシルビアシジミの可能性もチェックしたがすべてヤマトシジミだった
(関東のヤマトシジミよりは裏面の褐色が強いような気がするが)
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ナガサキアゲハ
アゲハ類を見たのはこのナガサキアゲハが1度とアオスジアゲハが1度の2回だけだった
普通のアゲハは全く見ていない
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アカタテハ
タテハ類もほとんど飛んでいない
アカタテハは飛翔力が強いので海を渡るのは簡単だと思うが3日間で見たのは1度だけだった

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タテハモドキ
想定外だったのがタテハモドキ
この蝶は南国の蝶で東南アジアでは普通種だが日本では南西諸島でしか見られない
甑島にはそのタテハモドキがいてびっくりした
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キオビエダシャク
蝶が少なかったのと対照的に多かったのがこのキオビエダシャク
至る所に飛んでいてキオビ天国の感があった
実はこのキオビエダシャク、幼虫がイヌマキ(鹿児島県などで生垣に利用される植物)の大害虫で、鹿児島・沖縄では目の敵にされている昆虫だ
成虫は蝶が負けるほどの派手なデザインで、最初のうちは追いかけまわして撮影したがすぐに飽きてしまった
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甑島の植物
個人的な経験による感覚だが、離島の植物では目立つものが少ない
植物(野草)はどちらかというと北(寒い地方)のほうが美しいように思える
それと、植物屋さんが離島までは手が回らないせいか、図鑑などでも島の植物の情報が少ないのだ
甑島の植物は、ごく普通のものと関東では見られない特殊なものが混在するような形だった

カノコユリ
ご存知の方も多いと思うが、甑島を代表すする植物はカノコユリなのだ
白い花弁にピンク色の鹿の子模様のあるカノコユリは残念ながら花期が8月頃で今回は花の写真がない
ただ島中の道路わきにカノコユリが生えており、花の咲き乱れる様子は容易に想像することができた
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コバノタツナミ
春のシーズンで甑島を代表する植物は(独断と偏見によるものだが)コバノタツナミではないか
シソ科のタツナミソウの仲間で関東より西の海岸に近い山に多い
初めてこの植物に出会ったのは2年半前の鹿児島旅行の時(ブログ参照)
本来の開花期は4~6月、つまり2年半前に花を見たのは季節的に異常だったようで、今回は島の至る所でコバノタツナミを堪能することができた
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キランソウ
同じシソ科で色彩的によく似た感じのキランソウも確認できた
この植物は背丈が低く地面の上にべたっと広がるイメージで関東でも見る機会が多い
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スイバとギシギシ
渡り鳥として甑島を通過する小鳥はタデ科の植物の実(種)を食べるものも多い
野鳥を探しているとどうしても目に入るのがスイバやぎギシギシなのだが、地味な植物なので専門知識がない
正直言って外形からは区別ができず、緑色がギシギシ、赤茶色がスイバ(スカンポ)程度のことしかわからないのだ
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レンゲソウ
レンゲソウは田んぼの緑肥として昔から使われていた
40年ほど前、北九州に住んでいたころは、この季節ちょっと足を延ばせば一面に広がるピンク色のレンゲ畑を目にすることができたのだが、今では夢の世界となってしまった
それでも甑島にはわずかにレンゲ畑の痕跡が残っており、アマサギが遊ぶ夢の世界の一端を見ることができた
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カラスノエンドウ
マメ科つながりでカラスノエンドウ
この花は休耕田などの荒地や草地に多く関東近郊でも普通に目にすることができる
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スズメノエンドウ
カラスノエンドウに比べて花が小さく色も地味なのがスズメノエンドウ
植物図鑑では2種が続いて掲載されることが多く知識として知ってはいたが、フィールドでスズメノエンドウを意識したことがなかった
今回は両種が同一場所に咲いていることが多く明らかに違いを認識した
(実をいうと両者の中間的な植物としてカスマグサがあり、実物を見たことがないので写真の花がカスマグサである可能性もないではない)
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ハマエンドウ
島なので当然海岸が近くエンドウの仲間ではハマエンドウも見られた
こちらはカラスノエンドウよりも明らかに花が大きく鮮やかである
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アメリカフウロ
甑島に限らず島の植物には外来種(帰化植物)が多いような気がする
島にフウロソウの仲間が咲いていて意外に思ったが帰化植物のアメリカフウロだった
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コマツヨイグサ
マツヨイグサは小型で海岸に多いコマツヨイグサだった
こちらも帰化植物である
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ニワゼキショウ
公園や家庭の芝生などによく見られるニワゼキショウもアメリカ原産の帰化植物
姿かたちも純日本産かせめて中国産くらいのイメージの可憐な花である
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マンテマ
マンテマも帰化植物で海岸周辺に多い
15年以上前、植物写真を撮り始めたころ千葉の海岸でこの花を初めて見て名前がわからなかった
北海道に行くと近似種のエゾマンテマをよく見るがマンテマの花を見たのは久しぶりである
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ハマダイコン
千葉の海岸の花で連想するのがハマダイコン
甑島にもわずかにハマダイコンが見られたが関東近郊で見るようにピンク色の部分がなく、花弁は純白であった
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ハマボッス
海浜植物であるハマボッスも咲いていた
関東近郊ではハマボッスの花弁は純白だが甑島のハマボッスは若干ピンク色を帯びており茎の部分もかなり赤かった
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トベラ
島には木本の白い花が多かった
写真は撮ったが木本の花は識別が苦手である
後で名前がわかれば写真を追加するかもしれないがとりあえずわかりやすいトベラをアップしておく
小笠原や南西諸島に多い南国の植物である
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トキワツユクサ
白い花といえば3弁で三角に見える面白い花を見つけた
帰宅後調べてみるとトキワツユクサというツユクサ科の植物だった
こちらも帰化植物(南アメリカ原産)だそうである
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キケマン
西日本の海岸に多いケシ科のキケマンも所々で見られた
関東地方の低山でもキケマンのような花をよく見るが、こちらはミヤマキケマンで写真のような茶色の斑点がなく花は全体が黄色である
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キツネノボタン
キンポウゲ科のキツネノボタンも所々で見られた
こちらは全国的に分布する普通種である
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ノアサガオ
南西諸島に多いグンバイヒルガオは全く見られなかった
この朝顔はおそらくノアサガオだと思う
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ホソバノアマナ
緑の草が茂る法面に純白の小さな花を見つけた ユリ科の花らしい
帰宅後調べてみるとホソバノアマナのようだ
花びらの中央に緑色の筋が見えるのがポイント
個人的には初対面の野草である
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スミレ
スミレを見つけた
日本のスミレはすべてスミレ科スミレ属の植物なので、単にスミレという場合スミレ属の総称なのか種名の「スミレ」なのかが紛らわしい(ここでは種名の「スミレ」である)
植物にうるさい人は種名の「スミレ」を学名のマンジュリカと呼んで一般的なスミレと区別するという
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ナガバノタチツボスミレ
数は多くなかったがタチツボスミレも路傍に咲いていた
見慣れているタチツボスミレとは少し雰囲気が異なり葉に丸みがない
ナガバノタチツボスミレのようだ
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ハハコグサ
農耕地や休耕田の周辺にはハハコグサが見られた
山に行くとヤマハハコを見る機会が多いがハハコグサは久しぶりに見たような気がする
花らしくない地味な花だ
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オオジシバリ
オオジシバリも農耕地周辺に多い
同じキク科でもオオジシバリには舌状花がしっかりあってキク科の花らしい
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オニタビラコ
こちらは多数の頭花をつけるオニタビラコ
どこにでも見られるキク科の花である
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テリハアザミ
甑島では大型のアザミを何回も見かけた
全体的に大きく刺が鋭いのでてっきりオニアザミと思って撮影していたが、帰宅してから図鑑を調べるとオニアザミは北日本の植物で九州には生育していない
いろいろ検討してみたがどうもテリハアザミのようだ 四国、九州、中国地方に分布するアザミである
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by mustachio | 2017-05-04 18:00 | Comments(0)