還暦からのネイチャーフォト

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2017年 10月 09日

群馬吾妻9月の花(第1部)

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西パプアから帰宅した後、9月はかなりの期間を群馬の山荘で過ごした(今年の9月は結構雨が多く西パプアの写真整理には都合がよかった)
アウトドアの散策は数回周辺を歩いた程度だったが、秋の花を撮影しているので忘れないうちに整理しておきたい

小生の植物に関する知識は全くの自己流独学で図鑑だけを頼りに花の名前を調べる程度だが、それでも15年ほど続けていると結構データも蓄積されてくる
自分の頭を整理するため現在ホームページで個人撮影の種類別植物写真集「日本野草図鑑」を作成途中であるが、閲覧可能な状態なのでリンクを貼っておく
片手間仕事なので完成は1年先になるかもしれないが長い目で見ていただきたい

さて今回のブログだが「群馬吾妻8月の花」の続編で群馬県の嬬恋村、中之条町、草津町、長野原町の普通の野草を撮影したもので特に珍しいものはない
いろいろな図鑑を頼りに同定を行い科別属別に整理してあるが、自己流であることはあらかじめご容赦いただきたい
(写真の数が結構多いので植物分類順に第1部をキク科植物、第2部をその他に分けている さすがに秋なのでキク科の花が多い)


ヤクシソウ(キク科オニタビラコ属)
ヤクシソウは個人的には東京郊外の低山林道に多い花という印象が強い
舌状花だけで構成される花なのですっきりしたイメージで好感が持てる
わが山荘の庭にも自生していて毎年会うのが楽しみな花の一つである
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ヤナギタンポポ(キク科ヤナギタンポポ属)
ヤナギタンポポという植物名を今まで意識したことがなかったが、今回撮影した花をチェックした結果、ヤナギタンポポで間違いないようだ
花はタンポポそっくりで、葉は長楕円状披針形でヤナギの葉に似る
高原などの湿り気のあるところに生えるコウゾリナやミヤマコウゾリナに近いキク科植物である
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コウゾリナ(キク科コウゾリナ属)
茎や葉に剛毛が生えるキク科植物
群馬のマイフィールドでは普通に見られる(秋の花というより夏の花のイメージが強い)
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ノハラアザミ(キク科アザミ属)
アザミ類は似たような種類が多く写真だけの判定は難しいことが多い
ノハラアザミとノアザミはどちらも普通種のアザミだがよく似ている(総苞を触ってみて粘らないのがノハラアザミ)
開花時期が微妙にずれていてノアザミは春の花、ノハラアザミは秋の花なので、9月であればノハラアザミということにしている
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トネアザミ(キク科アザミ属)
ノハラアザミなどは草原にポツンと咲いていることが多く風情があるが、こちらのアザミはごちゃごちゃとまとまって咲くことが多い
トネアザミかナンブアザミなのだが区別点がよくわからないので関東地方のものはトネアザミと勝手に決めている(系統的にもナンブアザミはトネアザミの母種に当たる)
総苞片が反り返るのが特徴だ
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アメリカセンダングサ(キク科センダングサ属)
南西諸島にやたら数が多いオオバナセンダングサの仲間でどちらも帰化植物
オオバナセンダングサのほうは舌状花が大きく白いので目立つのだが、こちらはなぜか舌状花がなく地味な筒状花だけで構成される
花弁(舌状花)の代わりに総苞片が発達して花弁に見えないこともないが緑色なので遠くからでは全くわからない
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ハキダメギク(キク科コゴメグサ属)
こちらもアメリカ原産の帰化植物
東京の掃きだめで発見され牧野富太郎氏が命名者だという
非常に小さい植物で野草好きの人でなければ道路脇に咲いていても見逃してしまうだろうと思う
近づいてよく見ると花の形はとてもかわいい
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キオンとハンゴンソウ(キク科キオン属)
この季節、背が高くて上部に黄色い花をたくさんつけている植物はキオンかハンゴンソウだ
区別のポイントは葉の形状でハンゴンソウは葉が深く裂けるのに対しキオンは単葉である(写真では1.2枚目がキオン、3枚目がハンゴンソウ)
キオンの名前は黄色いシオンからきているというが定かでない
ハンゴンソウは反魂草で深く裂けたはの形状が幽霊の手のようで命名はなんとなく納得できる
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オタカラコウ(キク科メタカラコウ属)
オタカラコウとメタカラコウもよく似ている
オタカラコウは花びらが多く(5枚以上)、メタカラコウは1~3枚と花びらが少ないのでメタカラコウのほうが地味というかみすぼらしい
山荘近くのザゼンソウ公園にはオタカラコウが自生していて、この時期、雰囲気がすばらしい
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シラヤマギク(キク科シオン属)
ここから先はいわゆる野菊の仲間で類似種が多く同定が難しい
どちらかというと珍しい菊は西日本の海岸などに多いようで、関東の山岳地域ではそれほど種類も多くないのだが、それでも毎年判別に苦しんでいる
写真の菊は花が白で比較的大きく葉が単葉なのでシラヤマギクと推定している
花びらが不揃いなのも特徴の一つだ

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ゴマナ(キク科シオン属)
同じ仲間で葉や茎の感じはよく似ているもののシラヤマギクより花が少し小さい
したがって花びらが短いような感じだがこれも感覚的なものだ
逆に花の数は多く塊としては大きく見える
野反湖周辺でも至る所で咲いていた
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シロヨメナ(キク科シオン属)
名前はシロヨメナだがヨメナ属ではなくシオン属
葉は細長く縁に鋸歯が見られる
花は白いがシラヤマギクのように乱れてはおらず比較的整然としている

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ユウガギク(キク科ヨメナ属)
こちらはヨメナ属だが花の色はヨメナのように薄紫ではなく純白である(したがって紛らわしい)
葉ははっきりと切れ込みが認められ、菊らしい雰囲気が感じられる
大きな花がたくさん付くので野草とは思えないほど存在感がある植物だ
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アキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)

キリンソウはベンケイソウ科でキク科ではない
そのベンケイソウに似ていて秋に咲くのでアキノキリンソウという名前がついているが花の色が似ているだけで他はそれほど似ているとも思えない(ベンケイソウは花弁が尖っているがこちらは丸いので見た印象がだいぶ違うのだ)
この花は低地から高原まで分布が広く、日本の秋を代表するほど普遍的な植物なのでもう少しましな名前があればいいのにと思う
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ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)
感覚的には夏の山の花だと思うがピークを過ぎてもドライフラワーとして晩秋まで残っているので秋の花が正解なのかもしれない
高原の秋はそろそろ終わりですぐに冬を迎えることになりそうだ
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# by mustachio | 2017-10-09 15:00 | Comments(0)