2017年 02月 26日

2017冬の鳥(茨城編)

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2017年2月21日、北風の強い晴れた日に茨城へ鳥見に出かけた
ポイントは涸沼と大洗港である
出来れば大洗港でアビを見たいという狙いがあったのだが、残念ながら見つけることが出来ず、あまり良い写真も撮れなかったので整理もしないまま1週間を過ごしてしまった
考えてみるともう2月も終わり、「冬の鳥」シリーズのタイトルに矛盾が生じてしまうので冬のうちに「茨城編」をアップすることにした

涸沼の鳥
涸沼は大洗の南西部にある汽水湖で、ラムサール条約の対象になっている野鳥の観察ポイントである
冬の涸沼にはオオワシが飛来するのでこの日も観察者、撮影者が集まっていたが、なにぶん北風が強く、オオワシの出るような雰囲気は全くなかった
強風のため海でもないのに波が高く水鳥も遠い波間に見え隠れする程度で写真撮影向きではなかったが、記録のため一通り写真を撮影した
最大の収穫はホオジロガモ、もう一つ周辺の蓮田で撮影したタシギも想定外の成果だった

カルガモ
数が多かったのはカルガモ
いくつかの群れが湖上に遊んでいた
撮影地点は涸沼の南側だったが風は北西から吹き付けるのでカモは常に西向き、写真でいえば左向きの写真が多い
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オオバン
湖上にはオオバンの群れも見られた
この鳥は淡水湖でも海でも見ることが出来るが、中間の汽水湖は住み心地が良いのだろうか
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コガモ
群れで泳いでいたもう1種はコガモ
岸からかなり離れた位置で波間に浮き沈みしていた
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オカヨシガモ
地味な鳥であまり群れを作らない冬鳥
カルガモの群れの中に紛れていたのでわかりにくいが家内が見つけた
(こちらは双眼鏡を持たないので地味な鳥、遠い鳥は苦手である)
オカヨシガモはなぜか今年は出会いが多く、自宅近くの石神井公園でも確認している
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キンクロハジロ
特に珍しい鴨ではなく、年によっては都内石神井公園の池にも多数集まって来る冬鳥
この日ははるか沖合に1羽だけ浮かんでいたのでカメラマンの習性としてシャッターを押した
写真としてはピンボケの最低レベルだが、この日に涸沼で見たという記録用である
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ホオジロガモ
記録用としてはこちらのホオジロガモのほうがはるかに価値がありそうだ
イメージ的に「北の鴨」で、冬の北海道まで行かないとなかなか見られないように思う
たった1羽だがそのホオジロガモが涸沼に浮かんでいた
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カイツブリ
カルガモの群れの中に1羽小さな個体がいてよく見るとカイツブリだった
普通のカイツブリである
カイツブリの仲間は水中に潜って採餌するので強風による波は全く意に介しないようだった
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カンムリカイツブリ
大型の冬羽カンムリカイツブリもいた
昔は数が少なかったというが、最近では関東地方の海岸などで普通に見られる
この鳥は潜水時間が長く一度潜るととんでもなく遠い位置に浮上するので強風の日などは写真が撮りにくい
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ジョウビタキ/ツグミ/ハクセキレイ
涸沼周辺の草地には普通の鳥がいた
メスのジョウビタキとツグミ、ハクセキレイである
ツグミは数が多くどこにでもいるような感じがする
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タシギ
涸沼の南側の蓮田でタシギが採餌していた
この鳥は非常に用心深く、日中は採餌活動をせずじっとしているというが、周囲に人の気配がなかったので例外的に食い気を優先させたのだろう
それでも常に距離を保ち、蓮の陰に隠れながら動き回るので写真撮影はかなり苦労させられた
異常に嘴が長くとぼけた顔の野鳥で、写真を見るだけで楽しくなる
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大洗港の鳥

前号ご紹介のように銚子周辺ではオオハム、シロエリオオハムなどアビの仲間の写真を撮ることが出来たがアビとの出会いはなかった
家内のフェースブックからの情報によると今年は大洗でアビが見られるという
冬羽のアビは外見的にオオハム、シロエリオオハムによく似ており、嘴がやや上に反っている程度しか特徴がない
大洗港は北海道行きのフェリーに乗るため何回か利用しているのだがここで鳥を探すのは初めてである
漁港を中心に周辺を歩き回ったが残念ながらアビの姿を見ることはできなかった
大洗で見た鳥は千葉の漁港で見た鳥とほとんど重複するが一応整理しておきたい

セグロカモメ
漁港の鳥の定番はここでもカモメ類
数はそれほど多くはなくセグロカモメとウミネコが主体であった
3枚目の写真で判るようにセグロカモメのほうがウミネコより一回り大きい
成鳥の嘴の先端に黒い部分があるかどうかの違いもあるが、わかりやすいのは脚の色でセグロカモメはピンク、ウミネコは黄色である
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ウミネコ
前の写真でセグロカモメとツーショットで写っているのはウミネコである
やかましい鳥で、集団で行動し餌に群がる様子はアジアの某大国からお見えになる観光客の皆様を彷彿とさせるものがある
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オオバン
大洗のオオバンは漁港の波打ち際で遊んでいた
陸上にいるとでかい足の状態が良くわかる
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ウミアイサ
この日もウミアイサが出たが距離が遠く証拠写真を撮っただけだ
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シノリガモ
大洗港ではなくもう少し北側の海岸から遠い島にいるシノリガモを見つけた
この鴨はいわゆる「北の海鴨」で北海道の冬の海ではよく見られるが関東ではめずらしい
英名がハーレクインダックで道化師のように変わったデザインの鴨である
もう少しアップが撮りたかったが位置が遠く、450ミリ×1.4コンバーターでも証拠写真しか写せなかった
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スズガモ
冠羽のないキンクロハジロではなくこちらはスズガモ
涸沼ではキンクロだったが大洗ではスズガモで、千葉県同様、海と内陸の両者の棲み分けは明確である
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アカエリカイツブリ
「冬の鳥(千葉編)」に登場したアカエリカイツブリに大洗でも出会った
比較的数が少ない冬鳥だと思うが今年は当たり年なのだろうか
茨城でも比較的近い距離でいい被写体になってくれた
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アカエリカイツブリの求愛ダンス
位置はかなり遠かったが漁港の中で2羽の鳥が仲良く泳いでいた
2羽がお互いに首を伸ばし海中から大きく伸びあがっているので首の長いカンムリカイツブリにそっくりなのだが、目は赤くないので夏羽移行中のアカエリカイツブリと判断した
帰って図鑑をチェックするとアカエリカイツブリはこのように首を伸ばして求愛ダンスをするという
カップルを作って北の繁殖地へ帰る準備が始まったようだ
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ハジロカイツブリ
大洗港の鳥のラストはハジロカイツブリ
銚子港の常連だと思っていたが今年の千葉では出会いがなかった
大洗では5羽ほどが小さな群れを作って泳ぎ回っていた
ハジロカイツブリも真っ赤な目をしている
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# by mustachio | 2017-02-26 11:00 | Comments(0)