2017年 03月 31日

2017もう一度「冬の千葉」

b0144049_18150725.jpg
東京は桜(ソメイヨシノ)の開花宣言の後寒い日が続いている
「季節感のある桜を配したブログを」とイメージしていたが暖かくなる気配がないので、千葉の海へ鳥の写真を撮りに出かけた
今年は2月に千葉の海鳥の写真を撮っているのだが「カイツブリなどはもう夏羽に変わっているはずだ」とわが家内がのたまうので3月の千葉に再度挑戦することにした次第である
天気は良かったのだが低気圧のせいで海は荒れていた
銚子近辺では桜はまだ開花しておらず冬景色だったが、海岸には多少春の花も咲いており夏羽に変わった海鳥も見ることが出来て楽しい1日を過ごすことが出来た
野鳥撮影地は波崎港(茨城県)、銚子港、外川港、飯岡港などである
b0144049_18150755.jpg
b0144049_18150711.jpg
b0144049_18150830.jpg
3月の花
千葉県でも海岸を中心に回ったせいか花は少なかった
目立ったのがハマダイコンくらいで一帯は冬枯れの世界だった

ハマダイコン
ハマダイコンは大根が野生化したものといわれるが今では完全に野生に戻っていて春の海岸を彩っている
野菜としての大根は普通花が見られない 花が咲くと根の部分の商品価値が下がってしまうので花の前に掘り取られてしまうからである
スズジロという名前のように基本的に大根の花の色は白だと思うが、ハマダイコンの花は上品な薄いピンクで美しい
b0144049_10110726.jpg
b0144049_10110806.jpg
b0144049_10110897.jpg
b0144049_10110817.jpg
セイヨウタンポポ
砂浜にはタンポポが咲いていた
花の裏側をチェックしてみると総苞片が反り返るセイヨウタンポポだった
b0144049_10353288.jpg
オニノゲシ
犬吠先の灯台で葉に鋭い棘があるオニノゲシが咲いていた
この花はヨーロッパ原産の帰化植物
自己防衛本能がギラギラしていて日本人にはなじまないように思える
b0144049_10353162.jpg
ハルノノゲシ
こちらは日本のノゲシ
別種にアキノノゲシがあるので区別するためにハルノノゲシと呼ばれるが、ただのノゲシでも通用する
オニノゲシと比べるとひ弱な感じがする
b0144049_10353212.jpg
千葉の海鳥
ここからは本論の鳥になる
今回のメインテーマは冬羽から夏羽(繁殖羽)へどのくらい換羽が進んでいるかである

ハジロカイツブリ
ハジロカイツブリの冬羽は顔の下半分が白いのだが、夏羽になると頭から首まで全体が濃いこげ茶色に変わる
特に目の後ろに金色の飾り羽が生えていかにも「恋の季節」らしくなる
今回のハジロカイツブリは集団で泳いでいたが岸からの距離が遠く鮮明な画像は得られなかった
それでもほとんどの個体が夏羽に変わっていることは確認できる
b0144049_11033875.jpg
アカエリカイツブリ
2月のブログ(2017冬の鳥「千葉編」)のタイトルバックがアカエリカイツブリなので参照していただくとわかりやすいが、この鳥の冬羽は地味でポイントがない
夏羽になると首の部分が目立つ赤茶色に変わり、まさに「赤襟」になる
今回の千葉ではいろいろな個体を見たがかなりの割合で首が赤茶色に変わっていた
繁殖のため北へ飛び立つタイミングが来ているようだ
b0144049_11062999.jpg
b0144049_11062945.jpg
b0144049_11231830.jpg
b0144049_11062957.jpg
b0144049_11063047.jpg
カンムリカイツブリ
日本のカイツブリの中では最大のカンムリカイツブリも北へ飛び立つ前でまだ残っていた
ほとんどが後頭部が白い冬羽だったが、1羽だけ夏羽に変わっている個体がいた(写真では後ろの2枚)
後頭部が赤茶色になり首の上部はほとんど真っ黒になる 冠羽も目立つようになりまさにライオンのタテガミを思わせる風格である
b0144049_11245847.jpg
b0144049_11245819.jpg
b0144049_11245835.jpg
b0144049_11245856.jpg
b0144049_11245989.jpg
オオハム
オオハムはまだ冬羽を維持していた
この鳥の夏羽は顔の前が真っ黒になり精悍なイメージなのだが、おそらく北の繁殖地へ移動した後で変身するのだろう
b0144049_11423976.jpg

ウミアイサ

岸壁から比較的近いところにウミアイサのメスがいた
カワアイサと違ってウミアイサの目は赤い
嘴も細くまっすぐで目先に淡色線も見える こちらも冬鳥で間もなく旅立ってしまう
b0144049_13141986.jpg
ヒドリガモ

目が赤いといえばこちらのヒドリガモのオスも赤目である
ブログ前号記載の浮間公園でたくさんのヒドリガモを見たが、メスは赤目でなく黒目であることが不思議だ
千葉の海のヒドリガモは集団でなく単独行動であった(仲間は北に向けて出発してしまったのかもしれない)
b0144049_13141888.jpg
スズガモ

スズガモはオスもメスもいたが、2月に見たのと外見は変わらないようだった
冬の早い時期はオスもメスのように茶色っぽいイメージだが、真冬のうちに繁殖羽に変身してしまうようだ
b0144049_13410189.jpg
b0144049_13410184.jpg
オオバン

他の海鳥と同じようにのんびりと浮いているがこちらは渡りをしない留鳥なので何もあわてることはないようだ
全身真っ黒なので冬羽、夏羽の区別もないのだと思う
b0144049_14222224.jpg
ヒメウ

千葉の海に来るといつも出会いがあるのであまり感動を覚えないが、家内にいわせるとヒメウは結構希少種なのだそうだ
この鵜は全身真っ黒で白い部分がないのが特徴
繁殖期でもスタイルは変わらないようだ
今回は位置が遠かったが緑がかった光沢は十分確認できた
b0144049_14261820.jpg
ウミウ

ウミウは数が多かったが夏羽(繁殖羽)への変換はバラバラだった
ウミウの夏羽は顎から目の後ろかけてが真っ白になる
さらに頭から首の黒い部分に白髪のような白い羽が生えて目立つ
人間なら(自分のように)白髪は老人の証拠だが、ウミウの場合は逆に若さの象徴になっている
b0144049_14261948.jpg
b0144049_14261919.jpg
b0144049_14261973.jpg
セグロカモメ

カモメの仲間は成鳥の羽に変わるまで4~5年かかるものが多くややこしい
セグロカモメの仲間でも若鳥は成鳥とまったく羽根の模様が違う(成鳥は嘴が黄色いが若鳥の嘴は黒い)
砂浜で若いカモメが群れて遊んでいたがセグロカモメかオオセグロカモメかは区別がつきにくい
b0144049_15193241.jpg
b0144049_15193223.jpg
ミツユビカモメ

ミツユビカモメ冬羽の特徴は後頭部のヘッドホンのような黒い模様
嘴がレモン色なのもポイントのようだ
脚の色が確認できないがこのカモメは間違いなくミツユビカモメだそうだ
b0144049_15255116.jpg
ウミネコ

最後の鳥はウミネコになった
銚子周辺の港にはこのウミネコの数が多くまさに常連である
数が多いのでシャッターチャンスが多く飛翔写真などもしっかり撮影できた
もう少し人相(鳥相)が良ければ最後のアップなどいいポートレートになると思うのだが
b0144049_15330806.jpg
b0144049_15330995.jpg
b0144049_15330948.jpg
b0144049_15330856.jpg




# by mustachio | 2017-03-31 10:00 | Comments(0)