還暦からのネイチャーフォト

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2017年 04月 29日

春の甑島・野鳥編



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4月23日から26日まで甑島(こしきじま)へ行ってきた
甑島は鹿児島県薩摩川内市、東シナ海の島である
この島には春の渡りをする野鳥が立ち寄るのでこの時期渡りの途中の野鳥撮影ができるのだ
私のブログでは旅行先の紹介を冒頭に行うのが通例だが、今回は概要説明を次回に回し撮影した野鳥の紹介から入ることにしたい

アカガシラサギ
トップバッターはアカガシラサギ
英名をChinese Pond Herronということからもわかるように主な生息地は中国大陸で冬はインドシナ半島などへ渡る
日本でも旅鳥として南西諸島などで見られるが基本的に日本の鳥ではない(台湾などでは見る機会が多い)
そのアカガシラサギが甑島の農耕地で遊んでいた
同一画面でアマサギと比較するとよくわかるが日本では小型のサギであるアマサギよりさらに小さい
写真を見ていただければ説明はいらないが、頭部は赤褐色、背中は青灰色で迫力ある色使いである

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アマサギ
南西諸島や東南アジアで見る機会が多い頭がオレンジのアマサギが数多く見られた
おそらく本州方面へ渡って来る途中なのだろう
アカガシラサギやアマサギなどカラフルなサギを見るのは楽しい
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コサギ
アカガシラサギ、アマサギでスタートしたのでサギつながりでシラサギ3兄弟を取り上げることにする
まずコサギ、3兄弟の中では明らかに小さいのでフィールドではすぐ識別ができる
が、写真になると分類に迷うことがある
基本的にはくちばしが真っ黒で足の先が黄色いのがコサギである
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チュウサギ
チュウサギとダイサギはよく似ている
特に写真では大きさがわからないので識別が難しい
識別のポイインとは目の下まで伸びる口角の部分でチュウサギでは口角が短く目の真下まで達しないが、ダイサギではこれが目の真下を超えて後方まで伸びる
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ダイサギ
夏羽に移行中のダイサギをアップで捉えることができた
くちばしはまだ黒くなっていないが目先は青くなっており飾り羽もきれいに生えそろっている
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オウチュウ
オウチュウを日本国内で見るのは結構難しい
中国大陸と東南アジアを往復する渡り鳥のようで、通常のルートでは日本が通過地点になっていないので迷鳥に近い「旅鳥」ということだろうか
いずれにしても日本国内でオウチュウを見たのは初めてである
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ムネアカタヒバリ
野鳥に関しては基本的に素人なので、正直言ってタヒバリ類を日本で見た記憶がない
ただ家内のお供で海外へBWツアーに出かけているうちに、なんとなくタヒバリがわかるようになってきている
甑島のムネアカタヒバリは渡りの途中のようだったが集団で元気に採餌していた
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ズグロチャキンチョウ
この鳥は基本的には中近東からアジア西部の鳥であり日本ではなじみがないのだが、旅鳥として記録があり日本の野鳥図鑑には載っている
そのズグロチャキンチョウがいるというので今回のBWツアーのメンバーは島の南部にある農耕地を毎日歩き回りこの鳥を探した
3日目に巡り合ったのは頭の黒いオスではなくメス(またはオスの若鳥)だったが、結構長い時間1か所にとどまってくれて全員が確認することができた
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コホオアカ
前述のズグロチャキンチョウもそうなのだがホオジロの仲間(鳥屋さんは学名からエンベリザという)は種類が多い
コホオアカはシベリア方面では繁殖し夏は東南アジアで過ごすので日本はただの通過点、見る機会は少ない
甑島ではそのコホオアカも確認することができた
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ホオアカ
一方ホオアカのほうは東北や北海道では夏鳥として繁殖し、西日本では留鳥として越冬もするので馴染みのある日本の野鳥だ
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コムクドリ
ムクドリが1年中近くにいるのでピンとこないがコムクドリは渡り鳥
中部地方以北の北日本では夏鳥として繁殖するのだが、冬はフィリピンのほうまで渡っていく
甑島では北へ戻る途中のようでイヌビワの実を一所懸命食べて体力補強中だった
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タカブシギ
冬鳥として日本で越冬する個体もいるようだが、ほとんどのタカブシギはフィリピンやインドネシアまたは南半球で冬を過ごし春に繁殖地であるシベリア方面へ帰る
甑島では数少ない水田で餌を探していた
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アカハラ
関東地方でも見られるので馴染み深いアカハラが甑島にいた
この鳥も冬を南で過ごす渡り鳥なのだ
それでもバナナの枝に止まるアカハラはなんとなくイメージに合わない
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アトリ
今年の冬は関東地方でもアトリが多かった
それでも彼らは繁殖のために北へ帰っていった
そのアトリがまだ甑島に残っていた
おそらくもっと南で冬を過ごし北へ帰る途中なのだろう
頭の黒いオスのアトリが花が散り終えた桜の枝に休んでいた
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ツバメ
典型的な渡り鳥であるツバメもいた
こちらは渡りの途中ではなく甑島が繁殖地で南から帰ってきて巣作りを始めている
巣材を運ぶ飛行中のツバメを撮影することに成功した
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ツバメチドリ
ツバメに続いてツバメチドリ
この鳥は東南アジアでよく出会うのでイメージ的には「日本の鳥」ではないが小笠原で何回か出会っている
今回の甑島にはこのツバメチドリが多く撮影チャンスに恵まれた
飛翔シーンもバッチリ撮ることができて最も印象に残った鳥の一つである
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セグロカモメ
甑島は渡り鳥の中継地として有名なので渡り鳥を優先したが、もちろん定着型の野鳥もいる
島なので当然海岸があり、カモメも多い
写真の鳥は普通種のセグロカモメだが、ツアー同行者の方から別種(別亜種)ではないかとの意見もあった
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ウミネコ
河口近くの海岸にはウミネコが多かった
この島のウミネコは割と人に慣れていて漁港近くでは人の手から餌をもらう鳥もいるらしい
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オオミズナギドリ
こちらはオオミズナギドリ
薩摩川内港から甑島へ移動する連絡船から撮影したものだ
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カワラヒワ
カワラヒワは留鳥または漂鳥
北国のカワラヒワは冬は南へ移動するが、九州のカワラヒワは定住型だと思う
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キセキレイ
日本のキセキレイは1年中近くにいるので留鳥だと思い込んでいるが、グローバルに見ると多くのキセキレイは渡りをする
この時期の甑島のツアーの目玉商品の一つにキガシラセキレイという頭部が真っ黄色のセキレイがいて今回のツアーではメスが登場した
我々は確認できなかっので「オスでなければ」と負け惜しみを言っている
写真はあくまでも普通のキセキレイである
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イソヒヨドリ
最近では関東地方でもよく見られるようになったイソヒヨドリ
オスのイソヒヨはアップで見ると美しい鳥だ
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カルガモ
こちらも定住型で渡りをしない留鳥として知られるカルガモ
どうやらこれは「日本のカルガモは」ということで世界レベルで見ると渡りをするカルガモも多いらしい
甑島のカルガモはカップルが成立したようでいつも2羽が仲良く行動していた
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トビ
トビはどこにでもいるのであまり写真を撮らないのだが、今回は野性味があって迫力のあるポーズが撮れたのでアップしておく
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キジ
甑島の鳥の最後は国鳥のキジになった
キジは関東近辺でも見る機会が多いので撮影対象としての魅力はあまり感じないのだが、案内してくれた現地のガイドさんがご執心でキジが出るたびに大騒ぎして撮影を勧めてくれた
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# by mustachio | 2017-04-29 20:00 | Comments(0)