還暦からのネイチャーフォト

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2019年 06月 17日

越後村上6月の旅(海浜植物編)

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さて、ここからが本論である
東北地方の仙台市と山形市がほぼ同緯度(北緯38度15分近辺)にあることはご存知の方も多いと思うが、笹川の流れはそれよりさらに北に位置する
そんなところまでわざわざ車を走らせたのは海岸の植物の写真が撮りたかったからである
太平洋側ではほとんど見られなくなった自然状態の海水浴場が新潟県にはまだ存在する
北海道や沖縄県などでは割と簡単に自然状態の海岸に出会えるのだが、本州でということになると結構難しいのだ
今回は本州の海浜植物の写真を多数撮影したのでご披露しておきたい
(多数とは枚数のことで種類数ではない)

ハマヒルガオ
ハマヒルガオは典型的な海浜植物だ
分布も日本全土で沖縄では4月に花が咲き、北海道(稚内)では7月に満開になる
南西諸島まで行くと東南アジアの海岸で見られるグンバイヒルガオのほうが普通になる
村上の海岸ではそのハマヒルガオが一面に咲いて海岸をピンクに染めていた
この光景を見ることができただけでも長距離ドライブの価値があったように思う
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アサツキ
このピンクのネギ坊主はアサツキである
栽培したものが薬味用として食用に供されるので葉(細い青ネギ)のほうは何度も目にしているが花を見るのは初めてのように思う
同じ仲間で高山植物であるシロウマアサツキの写真は北海道で撮っているのだが、ごく普通のアサツキの写真は今回初めて撮影したことになる
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ハマダイコン
ハマダイコンも海浜植物だがそれほど珍しいものではない
毎年ギフチョウを見に行くフィールドに近い新潟県の海辺や千葉県の海岸などで目にすることが多いが時期的にはもう少し早いころで、瀬波海岸では花がほとんど終わって特徴のある数珠状の種が実っていた
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ハマエンドウ
海岸に咲くエンドウ
野に咲くカラスノエンドウなどより花が大きく色が濃い
千葉の九十九里浜でも見ているが過去に撮影した写真はサロマ湖、礼文島など圧倒的に北海道のものが多い
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スナビキソウ
この植物は今回初対面である
自然度の高い砂浜や磯浜にしか生えない海浜植物なので日本からどんどん消えていく砂浜と運命を共にしている植物のようだ
漢字で砂引草、砂の中を地下茎を長くのばして増えるのだという
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ハマボッス
日本全土に生育する海浜植物
なのに今まで出会ったのは石垣島や西表島など南西諸島だけである
笹川の流れの海岸には結構群落がありじっくり観察することができた
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キリンソウ
ベンケイソウ科の植物
海岸の岩の上などに多いが山の草原にも生えるという不思議な環境適応能力がある
海岸で見るのは初めてで、過去の写真は海のない山梨県で撮影したものだ
近似種のエゾノキリンソウも同様に海浜植物なのだが過去に撮影したのは北海道の大雪山(黒岳)である
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コウボウムギ
麦のように見えるが実ではなく花穂である
ごく普通の海浜植物なのだが、花が地味なせいか今まで写真がなかった
雌雄異株でし写真は雌株のようだ
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ハマニガナ
瀬波海岸(砂浜)で撮影した
その後近くの山でハナニガナやシロバナニガナを撮影しているが花はそっくりなのにこのハマニガナは背丈が低く葉が分厚い
過去の記録を調べてみるとこの花を前に見たのは何と20世紀(2000年)で場所は北海道のオホーツク海岸(ベニヤ)、写真はリバーサルフィルムで撮影していた
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マンテマ
マンテマはヨーロッパ原産の帰化植物
同じく帰化植物のシロバナマンテマは北海道にやたら多くて写真も多数あるが、マンテマのほうは千葉の海岸で一度見ただけでこちらも20年ぶりの再会だった
群落も美しいが個々の花も十分鑑賞に堪えるだけの美しさがある
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ハマナス
ご存知ハマナスである
どちらかというと北の植物で太平洋側では茨城県が南限だという
個人的には「網走番外地」の歌詞のイメージが強すぎて北海道の花なのだが新潟のハマナスも色鮮やかで美しかった
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スカシユリ
スカシユリとの最初の出会いは1997年、三陸海岸の田老町でこのスカシユリを見た(その後の東北地震では津波の被害があった田老町である)
別種のエゾスカシユリは北海道に数が多いので写真も多いのだが、スカシユリのほうはリバーサルをデジタル化したものしか残っていない
今回「笹川流れ」を訪ねたのはこのスカシユリに会うためといっていいくらいのメインターゲットであった
崖の上に咲いているため接写は無理なのだが時期的には一番花が咲き始めた絶妙のタイミングで望遠レンズで何とかスカシユリの美しい姿を撮影できて満足している
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# by mustachio | 2019-06-17 18:00 | Comments(0)