還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2019年 02月 15日

富士花鳥園の鳥たち

b0144049_17461377.jpg
2月8日午後、富士五湖周遊を終えた脚ですぐ先にある朝霧高原へ向かった
行く先は「富士花鳥園」
1年半ほど前の夏に訪ねた「掛川花鳥園」の姉妹店である
どちらもフクロウやインコなどの飼育野鳥を展示するいわば動物園のようなもので、被写体はネイチャーフォトの対象外なのだが、間近に生きた野鳥が見られ写真も撮影できるので生き物好きにとっては楽しい場所だ
(掛川花鳥園訪問時のブログにリンクを貼っておく)

今回の旅行については昨年の内から日程を決めていた
「富士花鳥園」は当日が悪天候だった場合の保険的訪問先だったのだ
幸い、天候には恵まれ富士の雄姿を堪能できたのだが、時間的余裕があったのでちょっと寄ってみたというところである

「富士」のほうは「掛川」より規模が小さく、野鳥の種類も少なかったが、それなりにポートレート撮影を楽しんできたのでネイチャーフォトブログの「番外編」として整理しておきたい

園内にはベコニアなどの植物も展示も多かったが園芸種ばかりなのでいちいちシャッターは押していない
例外的に撮影したアッサムニオイザクラは今年3月ネパール遠征を計画しているため、予習として記録したものである
b0144049_17465387.jpg
b0144049_17472703.jpg
ヨゲンノスリ
トップバッターはヨゲンノスリ  タカ目タカ科ノスリ属の猛禽である
分布する範囲は不明だが少なくともアフリカには棲息するノスリで、昨年タンザニアで野生のヨゲンノスリに出会い写真も撮れている
精悍なイケメン顔で人気のある鳥で、富士花鳥園ではバードショー(鳥が飼育員の腕から飛び立ち庭園の中を往復飛行するショー)の主役になっている
まずは飛行する雄姿をご覧いただきたい
b0144049_17474795.jpg
b0144049_17480643.jpg
b0144049_17482516.jpg
ハリスホーク 、セイカーハヤブサ
園内にはヨゲンノスリ(1、2枚目)のほかハリスホーク(3枚目)という鷹やセイカーハヤブサ(4枚目)という隼も飼われていた
b0144049_17485041.jpg
b0144049_17492804.jpg
b0144049_17495547.jpg
b0144049_17502876.jpg
余談になるが、今年初めてのネイチャーフォト撮影旅のテーマが富士山になったので、おめでたい初夢の基本要素になる「一富士二鷹三茄子」が頭に浮かんだ
富士花鳥園立ち寄りは「二鷹」をイメージしたものでもある
問題は「三茄子」だが、訪問地山梨県は「ほうとう」が名物でほうとうには必ずカボチャが入っている
関東では昔からカボチャを唐ナスと呼称する習慣があり、昼飯にしっかり「ほうとう」を食して三題噺の完成ということにした

花鳥園のインコたち
インコやオウムは飼育に適した野鳥のようでフリーケージの中を自由に飛び回るインコたちを撮影することができる.....はずだのだが、残念ながら当日はケージのリフォーム中でインコたちは檻の中に収められていた
トップのオオハナインコ(写真は♂)は掛川花鳥園で最初に出会ってからニューギニアとオーストラリアのヨーク半島で野生の個体を撮影している
特に昨年秋のヨーク半島では赤(♀)と緑(♂)のツーショットまで撮影しているので、ここでの再会はうれしかった
以下はショウジョウインコ、キスジインコ、ルリコンゴウインコである
b0144049_10410135.jpg
b0144049_10412409.jpg
b0144049_10415759.jpg
b0144049_10422626.jpg
b0144049_10424759.jpg
b0144049_10431247.jpg
ケープペンギン
動物園には「人間の身勝手により野生の動物を拘束する」という嫌いな面と、「動物を人間に紹介し自然との親密性を育む」という前向きな面があり、複雑な存在なのだが、とにかく自然な状態で出会ったことのある動物たちに動物園で再会するのは楽しい
このケープペンギンは南アフリカのケープタウンにたくさんいた
といっても、もう6年前の話で新聞報道によればケープタウンのペンギンも今は数が激減しているという
富士花鳥園でも個体数は少なく寂しげな感じだった
b0144049_11184051.jpg
b0144049_11190536.jpg
メンフクロウ
掛川花鳥園もそうだったが富士花鳥園のほうも主役はフクロウ類のようだ
フクロウ類は檻の中ではなく、比較的暗いガラス(透明アクリル)張りの個室にいるので露光感度の向上した昨近のカメラだと写真は撮りやすい
ただ、動きが少ないので単調なポートレートになってしまうのはやむを得ないところだ
このメンフクロウ(英名 Barn-owl)はほとんど全世界に分布する普通のフクロウなのだが、個人的にはちゃんとした写真が撮影できていない
b0144049_11483026.jpg
ニセメンフクロウ
東南アジアに棲む森林性のフクロウ
森の中で狩りをするため邪魔にならないよう翼が丸く短いそうだ
b0144049_11485346.jpg
ハイガオメンフクロウ
このフクロウはカリブ海の島限定の固有種
絶滅が危惧されるレアバードのようだ
フクロウだからしょうがないのだが、全く目を開けずに昼の間をすごしているようだった
b0144049_11491562.jpg
シロフクロウ
ハリーポッターなどに出てくる有名なフクロウ
7年前にはこのシロフクロウを見にカナダまで出かけている
野生にシロフクロウは顔が白くても体に褐色の斑が多かったと思うが、花鳥園のシロフクロウは全身が純白に近かった
b0144049_11494012.jpg
カラフトフクロウ
名前はカラフトフクロウなので北海道あたりに出没してもよさそうなものだが、日本の野鳥図鑑には出てこない
ロシアを中心に針葉樹林に棲むフクロウで、こちらも7年前フィンランドの森で出会っている(望遠レンズで撮影する距離だったが雛の写真まで撮れている)
髭おやじのような漫画チックな姿はいくら見ていても飽きない
b0144049_11502514.jpg
b0144049_11505443.jpg
b0144049_11513632.jpg
オナガフクロウ
こちらも北半球針葉樹林帯に棲むフクロウ
わが家では「ホーカル」の呼称で通る
7年前に参加したフィンランド・ノルウエーのBWツアーは英語しか通じない英国人のツアーで、最初は「ホーカル」という単語の意味がわからなかった(要するにHawk-owlなのだ)
フクロウといえば夜の鳥と思うがフィンランドのホーカルは昼間から活動的で、いろいろなシーンを撮影させてくれた
b0144049_11520406.jpg
メガネフクロウ
このフクロウは全くの初対面
真っ黒な顔に白縁のメガネが引き立つ個性的な容貌である
中央アメリカから南アメリカの熱帯雨林に棲むフクロウだという
b0144049_11525011.jpg
オオフクロウ
以前掛川花鳥園でお目にかかっており初対面ではないが、野生のオオフクロウは見たことがない
東南アジアやインドの平地の森に棲むフクロウのようなので、これから出会いがあるかもしれない
b0144049_11531886.jpg
アフリカヒナフクロウ
記憶には全くなかったが以前のブログをチェックしてみると掛川花鳥園では出会っている
ヒナフクロウ類は南米に多いようだがこちらはアフリカ系で分類も異なるようだ
(小動物も食べるが昆虫食が主体であることは共通らしい)
b0144049_14572667.jpg

ナンベイヒナフクロウ
目が大きく黒目勝ちなのでフクロウカフェなどで人気があるという
会ったのはもちろん初めてだが小型でおとなしそうなフクロウだった
b0144049_14580157.jpg

b0144049_14583733.jpg

クロオビヒナフクロウ
アマゾンのジャングルに棲み生態はよく知られていないという
黒帯というだけあって最近引退した柔道の松本選手のように精悍なイメージだった
b0144049_14590353.jpg

アナホリフクロウ
南北のアメリカ大陸の草原に棲むフクロウ
プレーリードッグなどの巣穴を利用して生活しているという
このフクロウの特徴は脚が長いことで、草原を駆け回り昆虫を追い出して捕食する昼行性の鳥のようだ
b0144049_14592020.jpg

アカアシモリフクロウ
以前の掛川花鳥園訪問時の記録(リンク参照)にアカアシモリフクロウはチャコモリフクロウに名前を変えたと記述したが、その後の調査の結果、よく似てはいるが「両者は別種」という結論になったらしい
日本にペットとして入ってきているのはほとんどチャコモリフクロウというが、写真のフクロウは専門家の判定でアカアシモリフクロウということのようだ
b0144049_14595047.jpg

フクロウ
日本のフクロウの代表種
というか日本には羽角のあるミミズク類(同じフクロウ目フクロウ科ではある)は多いのだが、フクロウの名前がつく鳥は他に北海道のシマフクロウぐらいしかいない
(エゾフクロウはこのフクロウの亜種だ)
群馬県にある我が家の山荘付近にも棲息しているのだが昨年くらいから姿を見ていない
b0144049_15001771.jpg

コミミズク
富士花鳥園の入り口の受付の所にコミミズクがいた
名札もつけていなかったので冬鳥として日本で見られるコミミズクなのかペット用の外来種なのか確認するのを忘れてしまった
b0144049_15004789.jpg

アフリカオオコノハズク
掛川では一度見ているのだが野生種は見たことがない
考えてみればアフリカは夜歩きが危険なのでフクロウ類は全く見ていないと思う
b0144049_15012034.jpg

マレーウオミミズク
耳(羽角)が水平方向に広がった個性的な顔立ちの鳥
この鳥は掛川花鳥園以外でもフィールドで出会ったことがある
場所はボルネオ島、アフリカと違って夜のボートウォッチングツアーがあり、ランランと光る眼を川の上から確認している
b0144049_15014706.jpg

ワシミミズク
シマフクロウと並ぶフクロウ科最大種
ユーラシア大陸に広く分布しユーラシアワシミミズクとも呼ばれる
世界最強の猛禽類の一つとされ狐や鹿なども捕食するというからまさに「夜の帝王」だ
もっとも見た目のほうはウサギの耳のような羽角があって可愛い顔をしている
b0144049_17331363.jpg
クロワシミミズク
こちらはアフリカに分布するワシミミズク
やはり大型でサバンナに棲息し中型の哺乳類や大型の鳥などを狩るようだ
b0144049_17334781.jpg
アメリカワシミミズク
ワシミミズクは地域によって種が異なるようで、こちらは北米から南米までを分布域とする鳥だ
ユーラシアやアフリカのワシミミズクよりは幾分小型だという
b0144049_17343701.jpg
アフリカワシミミズク
こちらは見た目が似ているがアメリカではなくアフリカワシミミズク
アフリカといってもどちらかというとアフリカ南部に棲息するさらに小型のワシミミズクだ
大きな獲物は獲れず、昆虫や小動物が主食のようだ
b0144049_17350860.jpg
ファラオワシミミズク
ファラオはエジプトの王様のこと
アフリカワシミミズクはアフリカ南部がテリトリーのようだが、こちらはアフリカ北部が縄張りで別名をキタアフリカワシミミズクという
南部のワシミミズクより耳が小さく優しい顔をしている
b0144049_17354286.jpg
b0144049_17360378.jpg
ベンガルワシミミズク
真打として最後に登場するのがベンガルワシミミズク
ベンガルはインドの北東部の地名でインドに棲息する大型のワシミミズクで別名をミナミワシミミズクという
大型なのに飼いやすい鳥のようでペットとして人気が高いらしい
富士花鳥園でもよく調教されていて、ヨゲンノスリと同様バードショーにも出演するスターのフクロウだった
b0144049_17363276.jpg
b0144049_17365628.jpg
b0144049_17372717.jpg
b0144049_17374794.jpg
















# by mustachio | 2019-02-15 11:00 | Comments(0)