還暦からのネイチャーフォト

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2018年 08月 15日

2018夏の野反湖(植物編2)

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夏の野反湖植物編のvol.2はシソ科で始まりユリ科で終わる
ユリ科のニッコウキスゲは野反湖の最大の目玉商品なのだが、今年は季節の進行が速く7月31日では全く花が残っていなかった

ミソガワソウ/シソ科
最近、栂池自然園で見たミソガワソウが野反湖にもあった
一応高山植物の部類に属するようで、ある程度の標高がないと見ることができないようだ
花弁(唇弁)の紫色の斑点が美しい
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イヌトウバナ/シソ科
全体の形状からトウバナの仲間であることは疑いないのだが、トウバナ、イヌトウバナ、ヤマトウバナ、ミヤマトウバナと種類が多く判定に苦がしんでいる
生育地から判断してイヌトウバナが順当のようだが、花の紫色が強いのが少し気になっている
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オカトラノオ/サクラソウ科
こちらは判定に気を使わずに済むオカトラノオ
近似種はヌマトラノオくらいだが生育地が異なる
オカトラノオは東京郊外でも普通に見られるが、高原で見ると新鮮な感じがする
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ホツツジ/ツツジ科
木本だが周辺の山にホツツジの花が咲いていた
似たような植物にミヤマホツツジがあり、野反湖あたりではどちらも見ることができるが、写真は花柱がまっすぐに伸びているのでホツツジである
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ハクサンボウフウ/セリ科
セリ科の植物は同定が難しい
今回は葉の部分をしっかり撮影し判定の根拠とした
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ウド/ウコギ科
「ウドの大木」のウドである
若いころはあまり植物に興味がなかったので、大木のウドと食物のウドが頭の中で一致しなかった
今でも野外で見かけるウドよりは「酒のつまみのウド」のほうに興味がある
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イワアカバナ/アカバナ科
アカバナは湿地を好む4弁の小さな花 野反湖の北部の道路脇に多い
昨年まではただのアカバナと認識していたが、野反湖のガイドブックによるとイワアカバナだということなので訂正する
球状の白い花柱が可愛い
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ヤナギラン/アカバナ科
アカバナは小さくて地味な花だが同じアカバナ科のヤナギランは大きくて目立つ
それも群生する傾向があるのでピンク色の存在感はさらに強調される
野反湖をバックにしたヤナギランの群生は大好きな風景の一つだったが、今年は花の数が少なく今一つだった
特に数日前の荒天の影響からか倒れている株が多く、2枚目の写真のように茎の先を直角に曲げて立ち上がる姿がいじらしかった
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アレチマツヨイグサ/アカバナ科
マツヨイグサも同じアカバナ科だ
毎年同じ場所で見かけるがおそらく道路工事などで紛れ込んだものが定着したものと推測している
もともとこの仲間は帰化植物なのだ
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キツリフネ/ツリフネソウ科
湖や渓流の近くなど湿った場所の定番植物
ここではピンクのツリフネソウは見られず黄色のキツリフネだけが咲いている
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ハクサンフウロ/フウロソウ科
8月の高原ではハクサンフウロはメインとなる花
野反湖畔でも10年くらい前までは季節になると周囲がピンク色に染まっていたものだが今ではチラホラ程度で迫力に欠ける
昔から草原への立ち入り禁止が徹底され環境保全は万全のはずなのに少しずつ環境劣化が進んでいて寂しい
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シモツケとシモツケソウ/バラ科
シモツケはバラ科の木本、シモツケソウは同じくバラ科の草本である
シモツケは野草図鑑に載っていないし、シモツケソウは樹木図鑑に載っていない
それなのに両者の花は色も形もそっくりなのだ
近くに寄って根元のほうを見れば区別はできるのだが、遠くからはどちらかわからない
ちなみに野反湖周辺のシモツケソウは別名チシオシモツケと呼ばれ花の色が濃いのが特徴である
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ワレモコウ/バラ科
8月の花ワレモコウもあちこちで見られた
写真のワレモコウは色が赤く白い雄蕊が目立ちローカルのガイドブックではミヤマワレモコウと解説しているが、一般的な野草図鑑にはミヤマワレモコウの記述がないのでただのワレモコウとしておく
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ノリウツギ/ユキノシタ科
夏の高原で目立つのは白い花が咲くノリウツギ
アジサイの仲間で小さな花の集まりの周囲にアジサイのような装飾花が付く
ノリウツギは草原の森林化の過程で増えていく木本で、数が増えていくのは草原の劣化の裏返しでもある
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ウメバチソウ/ユキノシタ科
同じユキノシタ科でもこちらは草本のウメバチソウ
まだ花は咲いておらず蕾の状態だった
野反湖で見られるオノエランを探していて見つけたものである
(今年はオノエランとの出会いはなかった)
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コマクサ/ケシ科
コマクサは毎年見る花だが今年は初めてだと思う
野反湖のコマクサは昔人為的に移植されたもので少し引っかかるが長い時間をかけて定着しているので「ま、いいか」と思っている
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ミヤマカラマツ/キンポウゲ科
キンポウゲ科の植物は種類が多いのだが春に花が咲くものが多い
高山植物以外で夏に咲くものはカラマツソウかトリカブトぐらいだろうか
野反湖周辺にはトリカブト類が見当たらず、キンポウゲ科はミヤマカラマツだけだった
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センジュガンピ/ナデシコ科
センジュガンピは白いナデシコ
毎年同じ場所で出会うので特に感動もないが、ここ数年行動範囲がせまくなったせいか他の場所での出会いがなくなったような気がする
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イブキトラノオ/タデ科
数年前まで野反湖畔はイブキトラノオの群生地として有名だった
(このブログでも群生するイブキトラノオの写真を掲載している)
今年はそのポイントでは全く姿が見られなかった
別の場所で写真を撮ることができたが、突然の群落の消滅にはショックを受けている
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イタドリとオオイタドリ/タデ科
イタドリは全国に分布する植物でオオイタドリは中部山地と北海道に多い
全体の大きさが全く違うのでなんとなく区別できるのだが写真だけでの判別は結構難しい
前者がイタドリで後者がオオイタドリだと思うが間違っているかもしれない
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ネジバナ/ラン科
野反湖の北岸で毎年ネジバナを見る
平地でも見られる花なのでこの花が自然発生なのか外部から紛れ込んだのかは不明である
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ノギランとネバリノギラン/ユリ科
よく似た植物だがノギランはユリ科ノギラン属、ネバリノギランはユリ科ソクシンラン属で素性は違うらしい
登山道でよく出会うのはネバリノギランのほうでノギランは数が少ないように思う
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タカネアオヤギソウ/ユリ科
ネバリノギランと同じように登山道でよく見る植物
花が葉と同じように緑色なので地味な印象はぬぐえない
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オオバギボウシとコバギボウシ/ユリ科
こちらもよく似た植物同士
名前の通り葉の大きさが異なる
個人的なイメージではオオバのほうが草原に多くコバのほうが湿地に多いような気がする
群生するのはコバギボウシのほうだ
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コオニユリ/ユリ科
野反湖のユリはクルマユリではなくコオニユリのほうだった
数は少なかったが、緑の草原の中にオレンジのユリを見つけるとうれしくなる
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# by mustachio | 2018-08-15 12:00 | Comments(0)