6月1日 埼玉蝶ツアー
昔、在籍していた会社の創立記念日は6月1日だった(最後の数年は会社合併により変更となったが)
当時は創立記念日が休日になっていたので、ウィークデーで休める数少ないチャンスだったが、実質的にはその日が社内(部内)のゴルフコンペになってしまい、まともに休んだ記憶はない
リタイア後は毎日が日曜日なので日付を意識しなくなったが、今年の6月1日は他に用事もなく、越生、嵐山、所沢(東京都武蔵村山を含む)方面へ春の蝶の探索に出かけることにした
もともとターゲットを意識したわけではないので、成否が問われるわけではないが、未撮影種や希少種に出会ったわけではなく、平凡な結果に終わった
アカシジミ
埼玉ツアーの収穫はアカシジミ
特に珍しい蝶ではないが、5月末から6月初めごろ限定で出現する
少年時代は小田急の向ヶ丘遊園や生田まで採集に出掛けたが、シーズンになるとこのオレンジの蝶が雑木林の周辺で乱舞していた
このアカシジミの仲間にカシワアカシジミ(キタアカシジミ)というのがいて未撮影になっている
今年は7月中旬に北海道遠征を計画しているので出会いを期待している
サカハチチョウ
サカハチチョウはまだ春型だった 夏型への切り替わりの時期だと思う
キタテハ
蝶が少ないといわれながら、普通種のこの蝶はいたるところで飛び回っている
イチモンジチョウ・コミスジ
里山の基本種であるこの2種も数は減っていないようだ
クロヒカゲ
里山に普通にみられる蝶
類似種のヒカゲチョウとの識別は後翅裏面の暗紫色帯の形状
もう一つの類似種であるクロヒカゲモドキのほうは未撮影で今年の課題となっている
生息地情報があればぜひ教えていただきたい
コジャノメ
類似種のヒメジャノメのほうは前翅裏面の白線が直線に近い
コジャノメは良く見かけるが、ヒメジャノメのほうは最近出会いが少なくなった
ヒメウラナミジャノメ
全国区の普通種
西日本固有のウラナミジャノメや南西諸島の固有種は後翅裏面の眼状紋が3個だが、ヒメウラナミは5個ある
ヒメキマダラセセリ
春の草原を飛び回るセセリチョウは形状が似たようなものが多い
スジグロチャバネセセリとヘリグロチャバネセセリ、コキマダラセセリとヒメキマダラセセリなどである
シーズンになると図鑑をみて頭に識別点をたたきこむがすぐ忘れてしまう
モンシロチョウ
平凡なツアーの写真の最後は最も平凡なモンシロチョウ
農薬に追われ、一時はスジグロシロチョウに政権奪取されたようだったが、ここのところ復権の気配がみられる