ガラパゴスの爬虫類(2)
ヨウガントカゲ
けして数は多くなかったが、あちこちの島でトカゲを見た
大きさは日本のトカゲと同じ 色は黒(顔の部分がオレンジ)
トカゲの他にヨウガンカモメなどヨウガンのつく生物がいるが、活火山であるガラパゴスの溶岩は真っ黒で、生物の色彩としては黒(または黒に近いこげ茶)を意味するようだ
ヨウガントカゲがウミイグアナの上にいる 大きさを比較していただきたい
ガラパゴスゾウガメ
こちらもガラパゴスを代表する生物 代表の意味ではイグアナより優先順位が高いかもしれない
スペイン語でガラパゴとは鞍の意味 甲羅に鞍の形を持つゾウガメをガラパゴと呼ぶようになり、島の名前はこのゾウガメから来たという
飼育されているものの他に野生のゾウガメも多く、野外で大きな個体に出会うと迫力に圧倒されるが、人間に危害を加えることはないようだ
ゾウガメの甲羅の前(頭のすぐ上)の部分を見ていただきたい
前半の写真は縁が平らな「ドーム型」、最後の2枚は首が上に伸びるよう縁が変形している「鞍型」である
餌が豊富なサンタクルス島のゾウガメははドーム型、食料事情の厳しい島では高い位置の植物が食べられるよう甲羅の前の部分が鞍型になっている
ガラパゴスのカニ
ガラパゴスのカニについては参考文献が見つからない
したがって名前も、固有種かどうかもわからない(大陸にもいる普通種かもしれない)
日本にいるベンケイガニの赤橙色も目立つが、ガラパゴスのカニは全身がこの色で、黒い溶岩の上で際立って見える
ちなみにカニは甲殻類で爬虫類ではないこと十分承知だが、切り捨てるには惜しくて爬虫類のページにおまけとして掲載した