人気ブログランキング | 話題のタグを見る

還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ
2011年 06月 03日

ボルネオの自然(6)

ボルネオの自然(6)_b0144049_11445154.jpg

「ボルネオの自然」最終ページは「鳥編」の後半「小鳥編」になります
バードウォッチングツアーに参加したのですが、個人的には鳥よりも動物、昆虫、花の写真に夢中になり鳥のほうは写真がおろそかになってしまいました(鳥の写真は家内がカバーしてくれていることもあって)
そんな訳で写真的には大したものがありませんが、鳥の種類としては美しく可愛いものが多いので掲載させていただきます
まずはカワセミの仲間から

コウハシショウビン
コウハシはコウノトリのように大きな嘴という意味のようだ
以前スリランカで出会った鳥で、マレー半島では類似のチャバネコウハシショウビンにも会っている
ピントが少し甘いが、写真の鳥は獲物の魚をくわえている
ボルネオの自然(6)_b0144049_11571150.jpg

セアカミツユビカワセミ
こちらも近似種のミツユビカワセミの写真をスリランカで撮っている
非常に小さな鳥でしかも遠く暗い所にいるため、じっとしている割には良い写真が撮れない(手持ち撮影ではISOを挙げても苦しい)
ボルネオの自然(6)_b0144049_1252342.jpg

ルリカワセミ
日本のカワセミによく似てた鳥だが、背中の色がブルーより紺に近い
夜のボートツアーで懐中電灯の光による撮影のため画質が良くない
ボルネオの自然(6)_b0144049_12918100.jpg

ナンヨウショウビン
サイパンにたくさんいるナンヨウショウビンと同一種
こちらのほうは頭に白い部分がなくサイパンのものと印象が異なる
ボルネオの自然(6)_b0144049_1214980.jpg

アカショウビン
アカショウビンは日本のアカショウビンと同じ
亜種のレベルでは宮古島などに多い南方系のアカショウビンに近いようだ
ボルネオの自然(6)_b0144049_12165386.jpg

アカエリキヌバネドリ
写真としては至近距離からきれいに撮れているが、これは地味な色のメス オスは襟と腹が真っ赤で派手な鳥だ
キヌバネドリの仲間はアジア、アフリカや中南米にも分布する ケツァールもキヌバネドリの1種だ
ボルネオの自然(6)_b0144049_12301285.jpg

コシアカキヌバネドリ
こちらは別の種類だがオスなので派手な色彩がお分かりいただけると思う
男性なのに真っ赤な服でブルーのアイシャドウを付けている
ボルネオの自然(6)_b0144049_12341620.jpg

クロアカヒロハシ
黒と赤の色使いにしては地味な印象だが、くちばしが明るいブルーでそこだけが目立つ
ヒロハシの仲間は今回初めての出会いと思うが、嘴が広く平べったい変わった鳥である
ボルネオの自然(6)_b0144049_1238583.jpg

ガマヒロハシ
こちらもヒロハシの仲間 ヒロハシはスズメ目の中では最も原始的な部類だという
下から見上げた写真で全体が見えないが、幅広の嘴は良く分かる
ボルネオの自然(6)_b0144049_1250672.jpg

キゴシタイヨウチョウ
タイヨウチョウはアフリカ・アジア・オセアニアに棲息する熱帯の鳥
ハチドリのように花の蜜を採餌するが、ホバリングはせず花にとまって蜜を吸っている
ボルネオの自然(6)_b0144049_12563327.jpg

チャノドコバシタイヨウチョウ
喉が茶色で嘴が小さいからチャノドコバシ タイヨウチョウの仲間は皆良く似ている
特徴は花の蜜が吸いやすいように嘴の先が下に向かって湾曲していることだ
ボルネオの自然(6)_b0144049_1475090.jpg

アカハシバンケンモドキ
日本に類似の鳥がいないのでわかりにくいが、バンケンというのは頭が黒く背中が茶色い大型の鳥
東南アジアには広く分布し、出会うことが多い
バンケンモドキのほうは今回はじめて出会ったと思うが、バンケンより小型でカラフルな鳥だ
英名はバンケンがCoucal、モドキのほうはMalkohaという
ボルネオの自然(6)_b0144049_1413883.jpg

クリイロバンケンモドキ
頭がグレーで目立つがこれはメス オスは頭も背中と同じように栗色をしている
ボルネオの自然(6)_b0144049_14154947.jpg

ルリノドハチクイ
ハチクイはBee-eaterと呼ばれる昆虫食の鳥
アフリカやユーラシアに分布し、群れで生活することが多い
ルリノドハチクイは以前マレーシアで出会っている
ボルネオの自然(6)_b0144049_1430167.jpg

ルリコノハドリ
ルリコノハドリ科の鳥は本種とフィリッピン固有のスミレコノハドリの2種だけという
黒とブルーのツートンカラーで目が赤い
ボルネオの自然(6)_b0144049_14414833.jpg

アカガオサイホウチョウ
裁縫鳥の仲間には以前スリランカで出会っている
さえずる声が美しく、今回もきれいな喉を披露してくれた
ボルネオの自然(6)_b0144049_14453143.jpg

シラガシキチョウ
東南アジアに割と普通なシキチョウは紺ががった黒と白の2色なので、それがシキチョウの特徴と思っていたが、このシキチョウはお腹がオレンジ色だった
ボルネオの自然(6)_b0144049_14491638.jpg

ムナフムシクイチメドリ
チメドリという名前も日本ではなじみがない (籠抜けで日本に定着したソウシチョウやガビチョウはチメドリ科だが)
英名はBabblerだが、チメドリを漢字でどう書くのかまだ分からない
ボルネオの自然(6)_b0144049_158459.jpg

キミミクモカリドリ
クモカリドリはSpider-hunterの直訳名だと思う
嘴が長く下に向かって少し反っているので、海外で初めて出会っても割と識別しやすい
ボルネオの自然(6)_b0144049_1517357.jpg

ギンパラ
この鳥は飼い鳥として日本にも持ち込まれ、籠抜けが定着しているらしい
ヒロハシと同じように明るい空色の嘴が目立つ
ボルネオの自然(6)_b0144049_15443852.jpg

コゲチャキンパラ
良く似た鳥だがこちらはキンパラ 警戒心の強い鳥だった
ボルネオの自然(6)_b0144049_15464748.jpg

マレーシアヒメアオヒタキ
ヒタキ(Fly-catcher)の仲間は数が多く、小鳥の代表みたいなものだ
本来は胸にオレンジ色があるのだが、この個体は胸が白くオオルリによく似ている
ボルネオの自然(6)_b0144049_15552627.jpg

ムナオビオウギヒタキ
尾羽を扇のように拡げるオウギビタキ(Fan-tail)は南の島で良く出会うように思う
いつも茂みに隠れて、なかなか全身を見せてくれない
ボルネオの自然(6)_b0144049_15585363.jpg

コベニサンショウクイ
サンショウクイは白黒のモノトーンだが、ベニサンショウクイはオスが赤メスが黄色で見た目が派手な小鳥だ この鳥はやや小型のコベニサンショウクイ
ボルネオの自然(6)_b0144049_1642177.jpg

オニセッカ
日本にいるオオセッカの近似種 インドからフィリッピンにかけて棲息する東南アジアの鳥だ
ボルネオの自然(6)_b0144049_1683673.jpg

ボルネオのヒヨドリ4種
日本でヒヨドリはただの普通種だが、ボルネオには何種類ものヒヨドリがいる
色彩的にあまり美しくはないが、変化があって面白い
アカメヒヨドリ
ボルネオの自然(6)_b0144049_16442523.jpg

カンムリオリーブヒヨ
ボルネオの自然(6)_b0144049_16452074.jpg

メグロヒヨドリ
ボルネオの自然(6)_b0144049_16455914.jpg

メジロチャイロヒヨ
ボルネオの自然(6)_b0144049_16471458.jpg

リュウキュウツバメ
日本の南西諸島に分布するリュウキュウツバメと同一種 宿泊したロッジの庭の池をテリトリーにしていた
ボルネオの自然(6)_b0144049_1656268.jpg

ブッポウソウ
ブッポウソウの仲間は大きく2グループに分類される
東南アジアからオーストラリアに棲息するブッポウソウとヨーロッパ・アフリカに分布するニシブッポウソウだ
ボルネオの仏法僧は日本と共通種になる
ボルネオの自然(6)_b0144049_1715672.jpg

ツツドリ
郭公の仲間は行動範囲が広いようでカッコウもジュウイチもツツドリも棲息している
ボルネオの自然(6)_b0144049_1755664.jpg


by mustachio | 2011-06-03 12:18 | Comments(0)


<< クモマツマキチョウ      ボルネオの自然(5) >>