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還暦からのネイチャーフォト

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2011年 12月 27日

インド紀行vol.4(インドの野鳥その3)

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水鳥や水辺の鳥の整理が終わったのでそれ以外の野鳥を整理していきたい
ツアーが訪問した保護区はサリスカ保護区とケオラディオ国立公園、他にバンダバレダ川周辺でも草原性の野鳥を観察した
保護区は周辺から完全に隔離されていて、サリスカではジープサファリ、ケオラディオでは徒歩での観察となった(どちらも入場料が必要で専属のガイドが案内してくれる)
どちらも深い蜜森に入るわけではなく、草原と疎林が混生する地域での道路からのウォッチングだ

インドクジャク
インドの鳥で最もポピュラーな鳥は何と言ってもクジャク
保護区以外にも農村の畑の中に遊んでいる姿を良く見かけた
ただ長い尾を持ったオスのクジャクがほとんどいなかったのは繁殖期でないせいだろうか
12月のスリランカではクジャクのディスプレーを頻繁に見ているので、ちょっと納得がいかない
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イエガラス
普通の鳥のもう一つの代表はカラス  インドでもカラスは多い
たが大半はグレーと黒のツートーンカラーのイエガラスで、真っ黒のハシブトガラスは勢力としてマイナーだ
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ホンセイインコ
マハラジャの森(保護区)全般を通して、数が多かった鳥は、インコだと思う
ギャーギャーと大きな声を出すので、視覚的にも聴覚的にも目立つ存在だった
東京近辺にも籠脱けのワカケホンセイインコが繁殖しているが、ホンセイインコは一回り大きい
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コセイインコ
こちらのインコはバンダバレダ川周辺で出会った
希少種だそうで、ホンセイインコより小型  頭部が真っ赤で印象的だった
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シリアカヒヨドリ
日本のヒヨドリと同じようにこのシリアカヒヨドリもよく登場する
顔が真っ黒で地味な色彩だが、猿のように尻の部分だけ深紅で目立つ
この赤い部分を写さないと写真として面白みがないので下から狙うことになるが、なかなかいいポーズをしてくれない
次の写真は、かなり苦労した結果の、価値ある1枚である
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ツチイロヤブチメドリ
チメドリ(ヒタキ科チメドリ亜科)は本来日本に棲息しないのでなじみが薄いが、東南アジアのバードウォッチングツアーでは常連の鳥だ(日本でも最近ではチメドリの仲間の外来種としてガビチョウやソウシチョウが勢力を拡げており、そのうちチメドリがポピュラーになるかもしれない)
このヤブチメドリもマハラジャの森で良く見かけた 小さな群れをなして集団行動をするので目立つことは目立つが、色彩が地味でおまけに目つきが怖いので写真の数は少ない
現地のニックネームは集団行動の習性からセブンシスターズという
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ワライバト
観察路では鳩も多く見かけた
このワライバトは英名でもLaughing Dove  まさに「笑い鳩」なのだが、名前の由来は鳴き声らしい
自分が確認した範囲では笑い声のような鳴き声ではなく、あまり納得していない
色彩的にはパステルカラーのなかなか魅力的な鳥だった
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キアシアオバト
夕陽があたっていて色の再現が正確ではないが Green Pigeon(アオバト)である
インドにはアオバトの種類が多いようだが、デリー周辺に棲むのはこのキアシアオバトだけのようだ
こちらのグラデーションも味わいがある
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シキチョウ
台湾でもマレーシアでも東南アジアに出かければたいてい会える鳥
オスは白と黒に近い濃紺の2色で、色彩的にはカササギに似ている
今までは特徴のあるオスの写真しか撮れなかったが、今回はメスの写真も撮影できた
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チャイロオナガ
オナガ系の鳥は大型でサンジャクやセイロンサンジャクなど美しい鳥が多い
このチャイロオナガは初めて見た鳥だが、色彩的にはあまり特徴がない(英名でもrufousつまり赤茶色のという形容詞が付いているだけだ)
日本のオナガのように人家の近くで群れて遊んでいた
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オウチュウとハイイロオウチュウ
日本ではなじみの少ないオウチュウだが、アジアのツアーでは出会いが多い
特徴は長い尾の先が二股に分かれていることで、シルエットを見ると遠くからでもオオチュウの仲間と識別できる
今回は真っ黒なオウチュウとグレーのハイイロオウチュウを見ることができた
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ミドリハチクイ
ハチクイの仲間もヨーロッパ、アジア、アフリカに多く、海外ツアーでは是非会いたいと思う鳥だ
インドではあまり多くないようで、以前スリランカで見たミドリハチクイが遠くの枝にいるのを確認しただけだった
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インドコサイチョウ
Hornbill(サイチョウ)もインドには少ないらしい
それでもインド固有のインドコサイチョウを(枝の陰ではあるが)撮影することができた
ボルネオで見るサイチョウなどとは大違いで、小型の地味な鳥だった
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ハイタカジュウイチ
郭公の仲間 英名は Common Hawk Cuckoo
一見鷹にも見えるがジュウイチである うまく順光のポイントに出てくれたのできれいに撮ることができた
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ミドリオオゴシキドリ
色彩が美しいのでゴシキドリもアジアのツアーでは人気の高い鳥だが、今回のツアーではワンチャンスだった
以前スリランカで比較的近い写真が撮れているため、あわてずにカメラを構えていたらうまく枝の間から全身を見せてくれた
スポーツでも同じだが、落ち着いていればいいプレーができる
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キンメセンニュウチメドリ
インドでは割と普通のチメドリのようだが、保護区では見かけず、バンダバレタ川周辺で出会った
虹彩が黄色、アイリングがオレンジで魅力的なのだが、目つきはまさにチメドリで人相が良くない
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シマシャコ
大型のウズラのような鳥をシャコという
飛翔能力は退化しているようで地表をちょこちょこと走り回っている
結構数が多いのだが、たいてい茂みの中にいて道路へ出てきても人影を見ると茂みにもぐりこんでしまう
ファインダーで追いにくくピントも合わせにくい厄介な鳥だ
(実をいうと同行した家内が何枚もシマシャコのきれいな写真を撮っている 家内とは著作権の区分を明確にしているので残念だが私のブログでは下手な写真しか載せられない)
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ヒメコガネゲラ
色彩的にアオゲラに近いが、頭がクマゲラのように赤い鶏冠状の珍しいキツツキ
今回初めての出会いである
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インドブッポウソウ
インドクジャクでスタートしたのでこのページの締めはインドブッポウソウにしたい
Roller(仏法僧)は美しい鳥で世界的に人気があるが、種類数が多いのはアフリカである
南アジアに棲むのはこのIndian Rollerで、インドからインドシナ半島にかけての固有種となっている
スリランカにもいるので今回初見というわけではないが、数は多く、比較的アップでポートレートを撮ることができた
ブルーとピンクの色彩の調和を見ていただきたい
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by mustachio | 2011-12-27 11:51 | Comments(0)


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