還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2012年 02月 24日

カナダの冬鳥(1)

b0144049_19585388.jpg


2月上旬にカナダへ行ってきました
旅行会社を使わない個人的な旅行です
旅行といってもあちらこちらを旅したわけではなく、バンクーバー近辺に限定した滞在型の旅行でした

メンバーは私たち夫婦と鳥仲間3人で合計5人
現地滞在は4日間で、現地の日本人ガイドさんに車で案内してもらい、鳥の写真をたくさん撮ってきました
(気候的には東京と同じくらいの寒さで、鳥以外の生物はリスぐらい、蝶などの昆虫は全く見られませんでした)
今回は鳥の名前を確認・整理したので、種名ごとに写真をアップしてカナダの冬鳥をご紹介したいと思います


シロフクロウ (Snowy Owl)
今回の旅行の主目的はこの鳥である
シロフクロウはまさに真っ白なフクロウ(オスは成熟すると純白になるが普通は班が残る)で世界的にも数が少ない絶滅危惧種のようだ(それでも日本には飛来した実績があり、日本の鳥の図鑑にはちゃんと載っている)
繁殖地は北極に近い地域で冬になると暖かい地方に移動してくるが、カナダ東部でもここ7年ぐらいほとんど確認できなかったらしい
ところが今年はバンクーバー近郊で数十羽のシロフクロウが確認され、世界中のバードウォッチャーが冬のバンクーバーを訪れてお祭り騒ぎになっているようだ
(私の周辺にもフクロウフリークがいて、今回のカナダ訪問につながった次第だ)
現地のシロフクロウはある河原に数羽が集まっていて、そこに100台を超える車(観察者)が集まっている(この鳥がハリーポッターの映画に登場したこともあって家族連れの見学者も多い)
鳥自体は昼間でもじっとしているので望遠レンズさえあれば簡単に写真は撮れるが、昼間のフクロウは目をつぶっているのであまり面白くない
アップした写真はかなり暗くなって目を開いているところだが、逆にノイズが少し出てしまったようだ
b0144049_20303785.jpg
b0144049_20305287.jpg

アメリカフクロウ (Barred Owl)
こちらのフクロウは名前の通りアメリカのフクロウで日本にはいない
英名のBarには酒場の意味や法廷の意味があるが、基本的には横縞があるということのようだ
このフクロウの横縞は胸の部分だけでその下は縦縞(streak)になる
昼間は木の中にじっとしているので見つけにくいが、ライフェルの保護地では雑木林の中の裸木の枝で悠々と居眠りをしていた
b0144049_20114412.jpg
b0144049_20115863.jpg

アメリカワシミミズク (Great Horned Owl)
こちらもアメリカを代表する大型のフクロウ
Horned(角がある)だからミミズクだ
ミミズクはどちらかというと小型のものが多いがワシミミズクはさすがに大きい
胸にあるT字型の白線が印象的だった
b0144049_20285654.jpg

アメリカキンメフクロウ (Nothern Saw-whet Owl)
Saw-whet とは鋸の目立てのことで鳴き声が鋸の目立て音に似ていることから名前がついたようだ
引きこもりのように枝の陰にじっと隠れているので簡単には見つからない
たまたま見つけた人が情報をくれたので探し歩いた結果見つけることができたが、ずっと引きこもり状態でまともな写真が撮れなかった
b0144049_2043336.jpg

アカオノスリ (Red-tailed Hawk)
分布域はアラスカ南東部、カナダ南部、アメリカ、メキシコにまたがる
尾は赤いというよりオレンジで写真からも確認できる
b0144049_20564693.jpg

ハイイロチュウヒ (Northern Harrier)
おなじみというほどではないが日本でもハイイロチュウヒは見られる
俗称ハイチュウ、なんとなくチュウハイに繋がるので親近感のある名前である
厳密にいうと日本に来るハイチュウとアメリカのハイチュウは亜種レベルで差があるようだが区別は難しい
むしろこの鳥はオスメスで大きな差があり、オスはまさに灰色だがメスは褐色で、焼酎とバーボンくらいの差がある
写真はバーボンハイのほうだが、シロフクロウの休んでいる河原で餌を求めて盛んに飛び回っていた
b0144049_14233168.jpg

シロハヤブサ (Gyrfalcon)
シロフクロウほどレアではないものの、同様に北極圏で繁殖する希少種(日本では北海道に飛来することがあり図鑑にも載っているがかなりの珍鳥だ)
今回の旅行では遭遇は難しいと思われていたが、現地での(日本人のバードウォッチャー同士の)情報交換で撮影することができた
シロハヤブサには淡色型、中間型、暗色型の変異(morph)があり、写真は中間型のようだが、大きな黒い瞳と周辺の黄色(白目の部分)が印象的だ
b0144049_14503424.jpg

ハクトウワシ (Bald Eagle)
猛禽類の最後はアメリカを象徴する白頭鷲
夏のカナダ旅行の際も大陸横断鉄道の車窓から見かけたが、今回の旅行ではあちこちで見ることができた
日本にもオオワシやオジロワシなど大型の鷲が見られるが、迫力ではハクトウワシのほうが上のように思われる
気なるのは英名のBald で日本人の感覚には合わない(ハゲではなくWhite Headedで良いと思う ちなみにアフリカなどに多いハゲワシや南米のコンドルは英語でVultureだ)
b0144049_15131939.jpg


(猛禽類はここまでです 以下第2部、3部として水鳥編、小鳥編が続きます)

by mustachio | 2012-02-24 20:43 | Comments(0)


<< カナダの冬鳥(2)      インド紀行vol.7(インドの蝶) >>