還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2012年 09月 09日

フィンランド・ノルウェーの鳥たち(3)

b0144049_10291517.jpg


PINE GROSBEAK (ギンザンマシコ)
北極圏を旅行して多くの小鳥たちに出会った
中で、一番印象に残った小鳥はギンザンマシコだと思う
ユーラシア大陸北部から北アメリカに分布するこの美しい鳥は、実は日本にも飛来し一部繁殖もしている
ただ北海道の山岳地帯まで足を運ばないと姿を見ることができない
有名な生息地は大雪山系で、旭岳ロープウェイの山頂駅から近い展望台には夏になると望遠レンズが何十本も並ぶことになる
そのギンザンマシコにすぐ目の前で感動の対面をした
ノルウェー国境に近いフィンランド北部の道路沿いに日本でいえば茶店規模の飲食店があり、そこの餌台に小鳥たちが集まるのだ
成鳥のオスはご覧のような深紅だが、若いオスはまだメスと同じような茶色である(それでも生意気にメスに対して求愛給餌を行っている)
b0144049_10504611.jpg
b0144049_1051529.jpg
b0144049_10551991.jpg
b0144049_10551770.jpg
b0144049_10555531.jpg


SIBERIAN JAY (アカオカケス)
小鳥No.2はアカオカケス
英名の通りロシア北部に棲息するカケスのようで、日本にはいない
派手さはないが大型の美しい小鳥だった
b0144049_1145061.jpg
b0144049_115237.jpg


FIELDFARE (ノハラツグミ)
ノハラツグミは北極圏より南側の市街地で何度も見かけた
普通のツグミよりは大型だが、行動形態はツグミと同じで、人間からはある程度の距離を保って警戒している
基本的にはヨーロッパの鳥だが、迷鳥として日本に来ることもあるようで、日本の図鑑にも載っている
b0144049_11111853.jpg
b0144049_11114170.jpg


REDWING (ワキアカツグミ)
英名REDWINGだが翼が赤いわけではなく、日本名のように脇が赤い
REDWINGで思い出すのが高校時代に見た西部劇映画「ライフルと愛馬」の主題歌で、記憶にまちがいなければ        REDWING SETTLES IN THE NEST, IT’S TIME FOR A COWBOY TO DREAM というフレーズがあったと思う
と思って図鑑を確認してみたところワキアカツグミはヨーロッパの鳥で北アメリカの西部にはいないらしい
アメリカのREDWINGはこの鳥とは別の鳥なのだろうと勝手に解釈しているが.....
b0144049_1134690.jpg


HORNED LARK (ハマヒバリ)
誠に申し訳ないが他人様にお見せするような写真ではない
ゴルフでいえばドライバーの距離(200数十ヤード)にいた小鳥である
もちろん同行者の望遠鏡で確認しているので同定にまちがいはないが、この写真では種の推定もつかない
ハマヒバリは北欧固有の鳥で、夏のオス成鳥は頭の両脇に羽根が立って角が生えたように見えるという特徴がある
b0144049_11595491.jpg


RED-THROATED PIPIT (ムネアカタヒバリ)
この鳥はヨーロッパからアジアにかけての北極海沿岸で繁殖し、冬はアフリカや東南アジアに渡る行動力のある小鳥である
移動範囲が広いので日本でもユーラシア大陸でも見ることができるが、夏は北極圏限定になる
b0144049_128581.jpg


COMMON CROSSBILL (イスカ)
「イスカの嘴の食い違い」という言葉があるように、普通種ではないが冬の間は日本でも見られる
クロスしたクチバシが特徴で冒頭のギンザンマシコに近い仲間である (クチバシの形状以外は色も顔立ちもそっくりだ)
写真の鳥は遠かったが、一応クチバシの形と顔の赤い部分が識別できるので証拠写真として掲載した
b0144049_13571278.jpg


EURASIAN WRYNECK (アリスイ)
WRYとはねじるとかひねるという意味でこの鳥は首を自在にひねることができる
実はキツツキに近い鳥なのでVOL.2に掲載すべきだったがうっかりしてしまった
日本でも見ることができる鳥だが非常に地味な姿形で、じっとしていることが多く、なかなか見つけにくい
夏はユーラシアの中北部、冬はアフリカや東南アジアへ餌の蟻を求めて渡りをする
b0144049_14281229.jpg


BOHEMIAN WAXWING (キレンジャク)
レンジャクの仲間は日本ではキレンジャクとヒレンジャクの両方を見ることができる
双方良く似ているが、尾の先端が黄色いのがキレンジャク、赤いのがヒレンジャクとわかりやすい
キレンジャクはユーラシアから北米に広く分布する普通種だが、ヒレンジャクは棲息域が極東地区に限定され、英名もJAPANESE WAXWING という世界的にはたいへん珍しい鳥なのだ
同行の英国人に自慢したかったが、彼らのわかりにくい英語に付き合うのが面倒で黙っていた
b0144049_14405264.jpg


RED-BACKED SHRIKE (セアカモズ)
セアカモズはシベリア西部以西に棲息し、冬はアフリカに渡るヨーロッパの鳥だ
モズ、アカモズ、チゴモズ、タカサゴモズなどはアジアの鳥なので間違えることはないと思う
b0144049_14512034.jpg


WHITE WAGTAIL (ハクセキレイ)
ハクセキレイは日本のハクセキレイと同一種だ
ところが一見した印象がちょっと違う  よく考えてみると黒い過眼線がないのでこれが別人に見える原因のようだ
亜種のレベルではシベリアハクセキレイに該当するのではないかと思う
ヨーロッパの鳥の図鑑のハクセキレイもすべて黒い過眼線がない
b0144049_1561433.jpg


YELLOW WAGTAIL (ツメナガセキレイ)
YELLOW WAGTAIL の和約はキセキレイではなくツメナガセキレイ
キセキレイは英語で GREY WAGTAIL という
ツメナガセキレイは、夏はユーラシア北部、冬はアフリカ・南アジアと渡りをするグローバルな鳥だが、日本でも見ることができる(私が日本で見たのは北海道の稚内空港に近い湿原だった)
セキレイといえば日本全国で見られるセグロセキレイは日本の固有種で世界的には希少種である
b0144049_15191255.jpg


BARN SWALLOW (ツバメ)
これはごく普通のツバメ
夏は北半球のユーラシア・北アメリカ、冬はアフリカ・南アジア・南アメリカへ移動する代表的な渡り鳥だ
ツバメは英語だとSWALLOW一本ではなく、ショウドウツバメやイワツバメはMARTIN と区別される
b0144049_1541647.jpg


HOUSE MARTIN (ニシイワツバメ)
ツバメのほうは世界共通種だが、イワツバメはヨーロッパアフリカ版(シベリア・モンゴルを含む)と東南アジア版の区分がある
日本にいるのはイワツバメ(ASIAN HOUSE MARTIN)のほうで、ヨーロッパで見られるのはニシイワツバメと種が異なる
b0144049_15471785.jpg


HOUSE SPARROW (イエスズメ)
街中で撮った普通の雀の写真である
ただ日本の雀とは違う、頭のてっぺんがグレイのイエスズメのほうだ
ヨーロッパでもアメリカでもオーストラリアでも街のスズメはこちらのイエスズメだ(アメリカやオーストラリアのスズメは人為的にヨーロッパから持ち込まれたものかもしれない)
ところが東南アジアにはこのイエスズメがおらず、代わりにスズメ(TREE SPARROW)が普通にいる
こちらのTREE SPARROWのほうはヨーロッパにもいるのだが希少種のようで、同行の英国人はスズメ(TREE SPARROW)を見つけると大騒ぎで追いかけまわしていた
(こちらはさすがに写真を撮らなかった)
b0144049_1675366.jpg


HOODED CROW (ハシボソガラス)
所変われば品変わる
スズメに続いてカラスだが、御覧のようにヨーロッパのカラスは頭の部分だけがフードをかぶったように黒い
(正確に言うとスペイン・フランスなど西ヨーロッパのハシボソカラスは真っ黒で、東ヨーロッパから西アジアがツートンカラーになる)
海外に出ないと「カラスは黒い」という固定観念から脱却できない
b0144049_16174824.jpg


BLACK-BILLED MAGPIE (カササギ)
日本では九州北部に定着しているカササギ(日本のカササギは昔朝鮮半島から持ち込まれたらしい)
ヨーロッパでも北米でも東南アジアでもこの鳥を見かけるが、野生の鳥という印象がなく、公園の鳥というイメージが強い
大きくてデザイン的にも魅力があるので、何回もレンズを向けてしまう
b0144049_163207.jpg


by mustachio | 2012-09-09 10:57 | Comments(0)


<< フィンランド・ノルウェーの鳥た...      フィンランド・ノルウェーの鳥た... >>