還暦からのネイチャーフォト

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2013年 08月 09日

蝶ヶ岳の花たち(2)

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蝶ヶ岳の花たち(1)の続編です
植物の分類順に掲載していますので(2)はケシ科(コマクサ)からです

コマクサ
蝶ヶ岳周辺ではコマクサは2株しか見なかった
個人の感覚だが、人工移植されたコマクサが群生する姿は好きではない
タイトルバックの写真のように岩礫地にポツンと1株というのがコマクサの本来のイメージだと思う
山をバックに急斜面のコマクサ、写真としてはイメージ通りに撮れたと思う
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ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲも高山植物の代表選手
雪渓をバックに一面に咲き競う姿も素晴らしいが、1個1個の花もメリハリの利いたデザインで美しい
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シナノキンバイ
ハクサンイチゲもそうだが、高山にはキンポウゲ科の花が多い
中でもこのシナノキンバイは花が大きく、迫力がある
同じキンバイでもミヤマキンバイはバラ科でイメージは全く違う
過去の経験ではあまり群生というイメージがなかったが、蝶ヶ岳ではかなりまとまった数のシナノキンバイが目を楽しませてくれた
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ミヤマキンポウゲ
数の点ではこのミヤマキンポウゲは圧倒的に多数派  登山道の両脇に群生していることが多い
英語では BUTTER CUP といい、カナダのロッキー山脈で見たたくさんの黄色いカップを思い出した
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ミツバオウレン
オウレンは同じキンポウゲ科でもシナキンやミヤキンとは全くイメージが違う花
登山道の脇に数多いことは共通だが、白色で非常に小さい花なので注意していなければ見落としてしまう
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カラマツソウ
こちらもイメージの異なるキンポウゲ科の花
近似種に高山に生えるミヤマカラマツがあるが、カラマツソウも高山でも見られるので区分は難しい
白い花は花弁ではなく雄しべで両種の違いはこの雄しべの形状の相違にあるようだ
写真の植物は葉に鋸歯がないのでカラマツソウと思うが、もしかするとミヤマカラマツかもしれない
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モミジカラマツ
カラマツソウの仲間でも葉の形状が全く異なるので、こちらはわかりやすい
蝶ヶ岳ではモミジカラマツのほうが数が多かった
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イワツメクサ
ハコベ・ツメクサの仲間は種類が多く、同定が厄介である
ただイワツメクサは花弁が細長いのでわかりやすい
蝶ヶ岳山頂付近の岩礫地に多かったが、すべて前日の大雨のダメージを受けていてフォトジェニックではなかった
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オンタデ
タデ科の植物も似たようなものが多く判定には苦労する
ぱっと見た雰囲気で種名を決めてしまうのは無責任であるが、素人の趣味の範囲なのでご容赦願いたい
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オヤマソバ
オンタデとオヤマソバはだいぶ印象が違うように見えるが、茎の赤色が目立つせいだろうか
ただこちらは山野にふつうに生えるイタドリによく似ているので、同定は生育地(高山)を根拠にする素人判断になってしまう
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ムカゴトラノオ
こちらは高山で普通にみられる植物
近似種のイブキトラノオはまっすぐ穂が伸びるが、こちらはずんぐりとして庶民的である
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ハクサンチドリ
ラン科の花は「高山植物の女王」といっていいだろう
中でもこのハクサンチドリは際立っている  数は多くはないが緑の中のピンクは目立つので、株を見つけるたびにシャッターを押すことになる
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テガタチドリ
ハクサンチドリは花の形状から鋭角的なイメージがあるが、テガタチドリは丸みがあって親しみやすい
「どちらが好きか」と聞かれても答えにくいのだが
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コバイケイソウ
また聞きの未確認情報だがバイケイソウの仲間は有毒で鹿の食害に会わないという
そのせいかどうかコバイケイソウは各所で元気な姿を見せてくれた
バイケイソウは漢字で梅蕙草で、アップで見ると個々の花はウメの形をしている(ユリ科の花なので花弁は5枚ではなく3の倍数の6枚であるが)
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ミヤマバイケイソウ
バイケイソウやコバイケイソウの花はクリーム色だが、ミヤマバイケイソウは花が黄緑色である
グリーンをバックに写真を撮るとなかなか上品なイメージに仕上がった
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クロユリ
図鑑によってはミヤマクロユリの名で出ている
昔ラジオドラマ「君の名は」の挿入歌に「黒ユリは恋の花~」というのがあって、そのせいか中高年(というよりは高齢者)に人気がある
それほど美しい花だとは思わないが......
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クルマユリ
こちらのユリは派手なオレンジ色で遠目によく目立つ
アップで見ると雄しべまでオレンジ色で徹底している
ちなみにクルマユリは英語でも WHEEL LILY という
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キヌガサソウ
登山道でキヌガサソウは目立つ
大柄で端正な容姿は人の目を引き付けるオーラがある
おまけに数がまとまっていることが多く、必ずといっていいほど登山者は立ち止まってカメラを向ける
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マイヅルソウ
同じユリ科でもこちらは地味な植物
ただ葉の形に特徴があり、数も多いので、どこでも見かけるような気がする
ユリ科の植物は3倍体がベースと思っていたが、キヌガサソウは花弁8枚、マイヅルソウは4枚と例外もあるようだ
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エンレイソウ
5月の北海道でオオバナノエンレイソウやシロバナエンレイソウをいやというほど見たので、エンレイソウの暗褐色の花は新鮮な感じがする
こちらは花びらも葉も3枚とユリ科の正統派だ
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ユキザサ
図鑑順(分類順)にならべたのでトリは地味な花になってしまった
白い花が雪のようなので雪笹の名前を持つが、蝶ヶ岳ではちょっと時期が早く開花直前の蕾だった
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以上で「蝶ヶ岳の花たち」は終わり
私も家内もそろって健康を維持していれば、来年もう一度蝶ヶ岳の標高差1100メートルに挑戦することになるはずである

by mustachio | 2013-08-09 09:25 | Comments(0)


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