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2014年 02月 24日

インド/アッサム探訪記(4)

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デリーからアッサムの州都グアハティに移動する前、丸一日デリー周辺でバードウォッチングをした
宗教の影響かインド人は生き物を殺さないので膨大な人口を抱える都市の周辺にも野生生物が多い
同じアジアということもあって日本との共通種も多く、近くで鳥が見られることはうれしいのだが、とにかく周辺にゴミが多すぎるのがインドの欠点だと思う

アカボシカルガモ(Indian Spot-billed Duck)
日本のカルガモによく似たカモだが、カルガモは東アジアの鳥でインドシナ半島以東に棲息する
飛翔写真でお分かりのように、インドのカルガモ(アカボシカルガモ)は翼橋と呼ばれる部分が日本のカルガモのように青紫色ではなく、青緑色である
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スキハシコウ(Asian Openbill)
上と下のクチバシがきちんとかみ合わず、隙間が空いているので「隙嘴鸛」
片足で立ってじっとしていることが多いので見つけやすいが、警戒心が強いのか人間と一定の距離を保ってあまり近くには寄らせてくれない
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インドアカガシラサギ(Indian Pond Heron)
日本でも見られるアカガシラサギは英名Chinese Pond Heronといい東南アジアの鳥
インドアカガシラのほうが少し色が薄いようだが、見た目はあまり変わらない(茶色の鳥が飛ぶと真っ白に見えるところなど全く同じだ)
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ダイサギ(Great Egret)
チュウサギ(Intermediate Egret)
コサギ(Little Egret)
大中小の白鷺3種は日本と共通種
英名も大中小でわかりやすい
3種の識別を確認するのにはたいへん良い機会だった(写真は最初の2枚がダイサギ、以下チュウサギ、コサギである)
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インドヒメウ(Indian Cormorant)
写真で見るように小振りで可愛い上品な顔をしているのがインドヒメウだ
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カワウ(Great Cormorant)
こちらは日本と共通のカワウ
カワウはヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリアと世界に広く分布する
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トビ(Black Kite)
トビもグローバルな鳥で南北アメリカ以外はたいていのところで見られる
南アジアに多いカタグロトビもインドでは普通なのだが今回は写真が撮れなかった
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セイタカシギ(Black-winged Stilt)
デリー周辺の探鳥といってもほとんどはダムダマ湖という湖で時間を過ごしたため水鳥の写真が多い
東京湾でも普通に見られるセイタカシギも世界中にいる鳥で、インドでもかわいらしい姿を見ることができる
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インドトサカゲリ(Red-wattled Lapwing)
wattleというのは喉の下の肉垂(トサカ)のことらしいが、どう見てもトサカがあるようには見えない
名前にインドが付くがインド固有種ということはなく、東南アジアでは普通に見られる
女子学生が赤いフレームのメガネをかけているような個性的な顔立ちが印象的である
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エリマキシギ(Ruff)
シベリアから北欧にかけて北極圏に近いところで繁殖し、冬はアジア・アフリカなどの南国で暮らす
繁殖期の夏羽は貴婦人のエリマキそのもので非常にゴージャスなのだが、インドで見る冬羽のエリマキシギはあまり特徴のない普通の鳥だ
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ツルシギ(Spoted Redshank)
こちらのツルシギも同じように夏羽成鳥が美しい(全体が黒く背面には白斑が点在する)
残念ながら冬羽は地味で次のアカアシシギとほとんど見分けがつかない(今回は白い眉斑を識別の根拠とした)
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アカアシシギ(Common Redshank)
冬羽のツルシギとアカアシシギの識別ポイントのもう一つはツルシギのクチバシの上側が黒いこと
アカアシシギのクチバシは全体が赤く先端が黒い
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クサシギ(Green Sandpiper)
鳥の初心者にとってシギ・チドリの識別はかなり難しい
クサシギ、タカブシギ、キアシシギの区別など日本では苦労するが、インドにはキアシシギがいない(東アジア限定で南北移動)ので多少は精神的な負担が軽減される
写真の鳥は白い眉斑が目の前方にしかなく全体に黒っぽいのでクサシギで間違いないと思う
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オジロトウネン(Temminck's Stint)
トウネンやオジロトウネンは他のシギより一回り小さいので他との区別はつきやすい
トウネンとオジロトウネンの冬羽同士は良く似ているがトウネンは脚が黒い
ブログを書いている時は手元に図鑑があるのでいっぱしのことがいえるが、実際問題としてフィールドに出るとシギチドリの識別はお手上げなのだ
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ハマシギ(Dunlin)
日本にも数多く飛来し越冬するがインドも冬場限定のようだ
この鳥も夏羽は白い腹に大きな黒斑が出るのでわかりやすいが、冬羽になると普通の鳥になってしまう
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カワアジサシ(River Tern)
今回のツアーは探訪地が内陸部限定だったためアジサシとはほとんど縁がなかった
もっとも淡水魚を狙うアジサシもいるので、このリバーターン(カワアジサシ)には何回か出会った
黒い帽子にオレンジのクチバシという容貌は海のアジサシと同じである
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ワライバト(Laughing Dove)
デリーのホテルにはたくさんいたがアッサム州では見かけなかった
ピンク色の鳩で胸にまとまった黒い斑点がある
ネーミングは鳴き声に由来するのだと思うが声は確認していない
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ホンセイインコ(Rose-ringed Parakeet)
黒とピンクの首輪がある緑色のインコ
籠脱けが定着し東京都内でも見かけるワカケホンセイインコもこのホンセイインコの亜種だ
デリーでもアッサムでもホンセイインコは多かったが、東京のインコと同じ顔をしているので、妙な気分になる
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オオバンケン(Greater Coucal)
東南アジアの鳥であちこちで出会っている(日本国内でも記録がある)
いつも藪の中にいて外に出ることは少ないといわれるが、このオオバンケンは川へひとりで水を飲みに来ていた
なおアッサムでは一回り大きく迫力のあるオニクロバンケンモドキを目撃したが、動きが速く撮影はできなかった
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インドコキンメフクロウ(Spotted Owlet)
デリーのホテルの構内でインドコキンメフクロウを見ることができた
早朝で周囲が暗く立木の中にじっとしているので撮影コンディションは良くなかったが、最近はカメラの性能が格段に進歩しているので撮影も可能だった
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(以下「デリー周辺の野鳥02」へ続きます)

by mustachio | 2014-02-24 12:15 | Comments(0)


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