還暦からのネイチャーフォト

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2014年 04月 16日

2年ぶりのギフチョウ

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蝶愛好家にとっては極めて自然のことだと思うが、桜のシーズンになると「春の女神ギフチョウ」に会いたくなる
ミヤマセセリやコツバメ、スギタニルリシジミなど他にも早春の蝶はいるのだが、やはり「春はギフチョウから」なのだ
それが、昨年はギフチョウに会うチャンスを逸してしまった
たまたま4月にバードウォッチングでバリ島に出かけたこともあるが、5月連休の白馬でも運悪くギフチョウの姿が見られなかった
そして今年、土曜日だったが群馬の山荘から関越道で新潟のポイントに向かった

ギフチョウ
カタクリやアズマイチゲなどが咲き乱れる新潟の低山は土曜日のため登山客でにぎわっていたが、ギフチョウは確実に発生していた
基本的にはギフチョウの発生はその地域の桜の開花と同期しているようで、桜の開花状況を的確に把握してから出かける必要がある
蝶の写真は吸蜜時に撮影するのが最も簡単なのだが、ギフチョウは吸蜜頻度が少ないようでチャンスはなかなか訪れてこない
それでも何とか吸蜜シーンを押さえて、今年の蝶撮影の幸先のいいスタートとすることができた
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カタクリ
ギフチョウを春の蝶の代表とするなら春の花の代表はカタクリだろうか
北海道から九州まで広く分布し、開花時期も適当にずれるので、1シーズンにカタクリを見る機会は非常に多い(自分が住んでいる東京都練馬l区にもカタクリの自生地がある)
ギフチョウのポイントでは若干ピークを過ぎたものが多かったが、満開状態であった
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オオミスミソウ
オオミスミソウは中部地方日本海側の限定種  新潟では普通「雪割草」で通っている
10年近く前、この山にはオオミスミソウの群落があり、感動を覚えたものだが、今は探さなければ目に入らないほど数が減ってしまった
車の時代になって野草の盗掘が加速し、珍しい野草は保護しなければ消滅してしまうようだ
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ショウジョウバカマ
カタクリと姿形は似ていないがこちらもユリ科の花 花の色も同じようなのにあまり人気がないようで盗掘があるという話は聞いたことがない
写真にするには結構難しい花で、花と葉を一画面に収めようとすると縦位置にしても間延びしたものになってしまう
経験的には、アップで花火のように表現するか、背丈の低い個体を選ぶのが良いようだ
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アズマイチゲ(キクザキイチゲ)
アズマイチゲもカタクリに匹敵する春の野草の代表格
写真の花は純白なので無意識に「アズマイチゲ」としたが、葉の形を見ると「キクザキイチゲ」の可能性もある
(キクザキイチゲは紫色の花が多いように思うが白色のものもある)
別の写真を詳細にチェックしてみると花柄が有毛なので正確にはキクザキイチゲとしたほうがいいようだ
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ミヤマカタバミ
アズマイチゲと同じように純白の花を見つけた
葉の形を見ればすぐわかるのだがミヤマカタバミだ
近似種にコミヤマカタバミがあって(花が少し小さいだけで)そっくりなのだが、ミヤマカタバミは早春の花   一方コミヤマカタバミは5~7月の花ので、今の時期はミヤマカタバミと断定していいことになる
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エンレイソウ
昨年は5月に北海道を旅行してエンレイソウ、シロバナエンレイソウ、オオバナノエンレイソウなど多数のエンレイソウを見た
本州でもエンレイソウ、シロバナエンレイソウは普通種で見かける機会は多いのだが、両種が混在する状況にはほとんど出会っていない
今回出会ったのはガングロのエンレイソウで、白いエンレイソウにはお目にかかれなかった
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タムシバ
この山には何回も通っているのでギフチョウのシーズンにタムシバが咲くことは承知していたが、今年はこの花がやけに目についた
コブシによく似た花で白木蓮(外来種)、コブシ、タムシバはお互いによく似ている
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スミレサイシン
さてもう一つの春の花はスミレ
スミレサイシンは日本海側には普通のスミレだが関東地方にはない(関東はナガバノスミレサイシンだ)
このスミレは薄い光沢のある葉が特徴だと思う
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コスミレ
コスミレは特徴がないので印象が薄いスミレだ
現場では断定ができず帰ってから図鑑とにらめっこして判定することになる
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ナガハシスミレ
このスミレも日本海側に多い
とにかく距の部分が長いので、判定はやさしい
10年くらい前は群生していた花だが、最近は激減してしまった
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マキノスミレ
他のスミレと異なり花が紫というより濃い赤紫色で人目を引く
10年近く前初めて出会ったスミレで、勝手にマキノスミレと決めつけてきたが、もしかするとシハイスミレとの交雑種かもしれない
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ヒメオドリコソウ
こちらは超普通種
山を下りた農耕地で見かけたが、東京でも普通に見られる帰化植物だ
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ミドリハコベ
同じ場所でハコベを見た
いろいろ図鑑を調べてみたがどうもミドリハコベらしい
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タネツケバナ
ツマキチョウの食草なので子供のころから認識できていた植物である
写真は若い花なのでアブラナ科らしく見えないが...
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スギナ
要するにツクシなのだが正確な和名はスギナである
しかも他の野草のように被子植物ではなくシダの仲間だ
40年前九州に都会育ちの家族とともに赴任した時、春になるとツクシを採りに郊外へ出かけた
それ以来、どこに住んでいる時も春になるとツクシを摘み、油いために醤油と日本酒で味付けしてツクシを肴に日本酒を飲むのが年中行事になってしまった(卵とじや天ぷらの時もある)
爪の先を真っ黒にして調理のためにツクシの袴を取るのがここのところ自分の担当になっているが、写真のようにみずみずしい「酒の肴」を見て毎年毎年季節を感じることが一つの喜びになっている
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by mustachio | 2014-04-16 18:13 | Comments(0)


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