還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2014年 04月 27日

三宅島の野鳥

b0144049_1638522.jpg

今回の「三宅島行き」は前号(三宅島の花と蝶)で触れたようにバードウォッチングツアーに参加したものである
ところが荒天のせいで最重要ターゲットであるカンムリウミスズメを見ることができずバードウォッチングとしては不本意な結果となってしまった

それでもいくつかの固有種、固有亜種をカバーすることができたので写真を整理しておきたい
なお撮影できなかった代表的な三宅島の鳥は次のとおりである

カンムリウミスズメ: 至近距離で観察の予定だったが、強風でチャーターした漁船が出港できず
ウチヤマセンニュウ: 三宅島への渡来時期が5月のため最初から対象外
モスケミソサザイ: ミソサザイの亜種  何回も姿を見たが撮影できず
カラスバト: 全身真っ黒の大型の鳩、飛翔は何回か目撃した

アカコッコ
三宅島といえばアカコッコというくらいのイメージを持つ鳥でツグミの仲間
国の天然記念物で絶滅危惧種でもある
本土にいるアカハラによく似た鳥でオスは頭が黒く目の周りに黄色のアイリングがある
道路や宿舎の庭などに出てくるのだが今回は距離が遠くクリアな写真が撮れなかった
(1枚目、2枚目の個体は行動調査のため一度捕獲され、足輪標識を付けられている)
b0144049_1763650.jpg
b0144049_1754166.jpg
b0144049_1765446.jpg
b0144049_176662.jpg


イイジマムシクイ
こちらも伊豆諸島で繁殖する固有種  天然記念物だ
チョリチョリチョリというさえずりはどこでも聞けるのだが、小さな鳥で木の茂みに隠れていて動きも速いため写真は難しい
池の周りで望遠レンズを構えて待機し入浴(水浴び)シーンを撮ることができた
b0144049_1721524.jpg
b0144049_17214246.jpg
b0144049_1722781.jpg


タネコマドリ
コマドリの亜種で姿形も鳴き声もコマドリとあまり変わらない
本土のコマドリのほうは亜高山帯に棲息し夏鳥なのにタネコマドリは留鳥である
b0144049_17272225.jpg
b0144049_17272192.jpg


ミヤケコゲラ
日本のコゲラは棲息地域により9亜種に分類されるようだ
そのうちの1亜種がこのミヤケコゲラ
といっても外見では本州の普通のコゲラとは見分けがつかない
b0144049_18131272.jpg
b0144049_18132980.jpg


シチトウメジロ
メジロも亜種が分かれる
本土にいるのはすべて亜種メジロのようだが、シチトウメジロ、イオウトウメジロ、ダイトウメジロ、リュウキュウメジロなど多くの島のメジロが亜種になる
シチトウメジロは本土のメジロと比べてクチバシが長い
b0144049_18212547.jpg
b0144049_1821889.jpg


オーストンヤマガラ
三宅島・御蔵島・八丈島に住む固有亜種
我々が普通に見ているヤマガラは頬や額の部分が白いが、オーストンヤマガラはそこが褐色で印象が全く違って見える
宿泊した宿(釣り宿)では餌台が設置されていてこのオーストンヤマガラが常時周辺を飛び回っている
人間の手から餌(ヒマワリの種)を直接取るほど慣れているので十分アップの写真を撮ることができた
b0144049_18295367.jpg
b0144049_18302110.jpg


カワラヒワ
カワラヒワは亜種のレベルでも変わりはない本土と同じ鳥
オーストンヤマガラと同じように宿舎の餌台に姿を見せた
何となく黒っぽいイメージだったのは気のせいだろうか
b0144049_22233482.jpg


ホオジロ
こちらも本土のホオジロと同じ
ホオジロはもともと留鳥だが寒冷地では冬に暖地へ移動することも多い
三宅島のホオジロは伊豆諸島伝いに本土から渡ってきたのだろうか
b0144049_22473224.jpg


イソヒヨドリ
イソヒヨドリは海岸近くに多い鳥で三宅島にはぴったりの雰囲気だった
ライトブルーの背中は何となく海の香りがする
島には普通のヒヨドリもいたが数はそれほど多くなかった
b0144049_2252276.jpg
b0144049_22524024.jpg


アオサギ
群れになって移動するアオサギを見た
この鳥はいつも1羽でじっとしているイメージが強く、留鳥だと思っていたが、北のほうに住んでいるアオサギは冬季に南へ移動するようだ
b0144049_22585265.jpg


オーストンウミツバメ
帰りの航路で寒風にさらされながら海鳥を観察した
オーストンウミツバメは比較的小型の鳥で群れになって飛んでいた
b0144049_2375695.jpg


オオミズナギドリ
数が多かったのはこのオオミズナギドリ
腹部は喉から尾の先まで真っ白で、遠くからでもくっきりと見える
b0144049_23101424.jpg


オナガミズナギドリ
オオミズナギドリによく似ているが頭が黒く尾の下面も黒い
b0144049_23181552.jpg


クロアシアホウドリ
アホウドリの仲間はミズナギドリより大きく迫力がある
クロアシアホウドリはクチバシの基部が白いのが特徴だ
b0144049_232405.jpg

b0144049_23423430.jpg

アホウドリ
伊豆大島の近辺でアホウドリが出てきた
この鳥は日本の鳥島で繁殖する希少種でなかなか見る機会が少ない
ツアーに参加したバードウォッチャーの皆さんはカンムリウミツバメを見損なった鬱憤をアホウドリで晴らしたようだった
b0144049_23382831.jpg
b0144049_2339566.jpg


by mustachio | 2014-04-27 17:06 | Comments(0)


<< 5月連休のんびりと      三宅島の花と蝶 >>