還暦からのネイチャーフォト

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2014年 08月 12日

蝶ヶ岳2014

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週が変わって7月28日、北アルプス蝶ヶ岳に挑戦した
実はこの「蝶ヶ岳」昨年夏も家内と二人で登山している
コースは上高地徳沢から長塀尾根・長塀山を経由するルート、徳沢~長塀山間は水平距離4キロしかないのに標高差が1キロという古希を過ぎたわれわれ夫婦にとっては難コースである

登山目的の第一は「タカネヒカゲ」という高山蝶の撮影
自分のホームページ「還暦からの蝶240種」のページの中で唯一蝶の写真がないのがこのタカネヒカゲ、50年以上前の学生時代北アルプス縦走の時にモノクロ・フィルムで撮影しているので撮影済の蝶にカウントしている

そして昨年7月、たまたま季節外れの悪天候にぶつかり大雨の中を夫婦二人で蝶ヶ岳ヒュッテにたどり着いた
翌日は雨が上がったものの肝心のタカネヒカゲは2度ほど飛翔姿を目撃しただけで撮影不能のまま下山することになってしまった

「蝶ヶ岳リベンジ」は今年の最大テーマだったのだが、家内のほうが腰痛悪化などがあって蝶ヶ岳は無理だという
そこで作戦変更、家内は徳沢連泊で待機とし自分ひとりで蝶ヶ岳に再挑戦することにした
昨年と違って今年は雨はない 徳沢から長塀山までの4キロ(標高差1キロ)をコースタイム通り3時間半でクリアすることができた
長壁山から蝶ヶ岳はアップダウンはあるもののほとんど標高差がなく、高山植物も豊富で楽しいコース、1時過ぎには蝶ヶ岳ヒュッテにチェックインしタカネヒカゲを探しに出かけた

山頂からの展望
蝶ヶ岳からは足元にヒュッテが見える
そこから先は北へ向かって常念岳へのコースになるが、このコースは穂高~槍の尾根と並行する形となり、天候さえよければ西側に迫力のある山並みを見ることができる
当日は到着後、あいにく雲が出始め「完全視界」とはいかなかった
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ブロッケン現象
雲が出てきたおかげで「ブロッケン現象」を見ることができた
西側に太陽、東側に霧の海という条件がそろい、丸い虹の輪の中に自分の影が投影されるのだ
過去に宝剣岳で一度見ているので2回目の体験であるが、自分が左手を上げると影も左手を上げるのが楽しい
不思議なことに横に複数の人が並んでも影は自分一人、影は自分の動きと同じであることをこの目で確認した
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ご来光
昨年と違い翌29日は快晴だった
山小屋の朝は早く、みんな4時前から起き出してご来光を見に行く
蝶ヶ岳ヒュッテは北アルプスの東部に位置するので、東側の下界(安曇野)の地平線から太陽が昇る
小屋近くのピークは満員で太陽が顔を出すと歓声が上がった
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快晴の山並
槍ヶ岳から穂高連峰に至る尾根筋の景観は素晴らしかった
4時前の暗いうちから、朝焼け、日が昇ってからと何枚も撮影したが、それぞれ個性があって面白い
日の出前の写真は肉眼では薄暗いのにカメラで撮るとはっきりと青空が写っている
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蝶ヶ岳から見える山々
昨年は展望がなかったが、今年はいろいろな山を確認することができた
槍ヶ岳は目の前にそびえるが、遠くには八ヶ岳や乗鞍岳、木曽御岳を望むことができる
1週間前、乗鞍から見た槍~穂高連峰をちょうど逆の方向から眺めることになるのは、まさに感動ものだ
そして南の方向には南アルプスと富士山が見られた
家内が同行できず単独行は残念であったが、思い出に残る山旅となった
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山の景観があまりに素晴らしかったのでネイチャーフォトが山岳写真集になりそうになった
ここで本来の姿に戻ることとする

タカネヒカゲ
まずは最大ターゲットのタカネヒカゲ、とても満足なレベルではないのだがなんとか写真に収めることができた
初日3時間、2日目3時間半、ポイントでタカネヒカゲを探したが、結局シャッターチャンスは2~3回しか訪れなかった
特に2日目は快晴に恵まれたのにまったく蝶影が見られない
最大のチャンスは帰り支度をしてヒュッテを後にしてから登山道に飛んできた個体で、遠くから着地を確認したのだが保護色で見つけることができずシャッターチャンスを逃がしてしまった(悔しいけれど足元から飛び立つまでわからなかったのである)
それでもピントまあまあの写真を1枚確保することができたので念願のホームページ改定は可能となった
60点ギリギリくらいのリベンジ達成である
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ミヤマモンキチョウ
ミヤマモンキチョウは代表的な高山蝶である
個人的には車でアクセスできる草津白根山などでいくらでも撮影できることから有難味を感じないが、準絶滅危惧の希少種であることは間違いない
ポイントではタカネヒカゲより数が多かったが、こちらも全くとまってくれずシャッターチャンスはほとんどなかった
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ヒオドシチョウ
前にも触れたが、高い山に蝶がたくさんいるわけではない
登山途中で出会ったのはこのヒオドシチョウぐらい  コンパクトデジカメで一応撮ってみた程度だが、記録用としてアップしておく
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ヒメキマダラヒカゲ
帰りの山道にはヒメキマダラヒカゲが多かった
70歳を超えた身にとって急な下り坂はたいへん厳しくシャッターを押す余裕はほとんどなかった
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カヤクグリ
乗鞍で出会ったカヤクグリに蝶ヶ岳付近で再会した
同じようにハイマツのトップで遊んでいた
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ホシガラス
それほど珍しい鳥ではないのだが、ホシガラスは高山の鳥
山に登らなければ出会いはない  野鳥写真家を自負する家内もあまり良い写真は撮れていないようだ
蝶ヶ岳ではそんなホシガラスの写真をしっかり撮影することができた
とにかくタカネヒカゲの登場を待って同じ場所に6時間も7時間も待機するので、鳥に対しては気配を消すことができる
すぐ近くまで寄って来てくれるのだ
雪渓をバックの飛翔写真などプロでも通用するような出来栄えだ・・・・・と思っている
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by mustachio | 2014-08-12 11:16 | Comments(0)


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