還暦からのネイチャーフォト

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2015年 01月 25日

タスマニア自然探訪3

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もちろん個人的な嗜好もあるのだが、約5日間のタスマニア滞在で最大のイベントはやはり2日目の海鳥ツアーだろう
早朝から釣り船をチャーターして島を離れ、はるか沖合の荒れた海でアホウドリなどの海鳥を観察した
ポイントに着くと、コマセを撒いて魚を集めるように釣り船は魚や鶏肉などを海に撒いて海鳥を集める
鳥のほうも慣れたもので船の近くまで来てエサを取り合ったりするので、超望遠レンズなど使わなくてもクリアな写真が撮影できる
朝から夕方までの長い航海だったが、丸一日、海鳥たちと楽しい時間を過ごすことができた

ハジロアホウドリ(SHY ALBATROSS)
アホウドリの中で最も数が多かったのがこのハジロアホウドリ
亜種としてはWHITE-CAPPEDのグループのようだ  翼長は2.5mほどでかなり大きい
特に顔がメリハリの利いた役者顔で迫力がある
いやというほどシャッターを押したので写真の整理(取捨選択)に悩まされたが、とにかく写真を見ていただきたい
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シロアホウドリ(ROYAL ALBATROSS)
写真の数が多かったのでハジロアホウドリがトップになったが、実は名前(ROYAL)のとおりこちらがアホウドリの王様である
以前ニュージーランドでも拝謁を賜ったが、王様は我々の釣り船には見向きもせず、南極に近い南太平洋の荒海の上を悠然とご視察旅行中であった
純白の顔にピンクの嘴が映えて気品が感じられる魅力的な鳥である
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ワタリアホウドリ(WANDERING ALBATROSS)
基本的には南氷洋海域に生息するが、名前の通り放浪癖があるようで「日本の鳥」にも名を連ねている(尖閣諸島近辺で捕獲された実績があるようだ)
少し小ぶりだが外見はシロアホウドリにそっくりで識別が難しい(こちらのほうが翼の白い部分が多く顔つきも多少違う)
ROYALよりは気品に欠けるようで、1羽のワタリアホウドリはエサに執着して我々の周りから離れなかった
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キバナアホウドリ(YELLOW-NOSED ALBATROSS)
こちらはモノトーンで日本画調のアホウドリ
本来、鼻筋(嘴の上端)に黄色い線が入っているのだが、撮影した個体が若鳥でまだ黄色くなっていない
精悍なイメージで好感のもてるデザインである
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キタオオフルマカモメ(NORTHERN GIANT-PETREL)
一見、アホウドリの幼鳥のような大きい黒褐色の鳥がいた
こちらも前にニュージーランドで出会っているオオフルマカモメである
名前はカモメだが実際はミズナギドリの仲間で、北がつくのに南極周辺の南の海に住んでいる
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ミナミオオセグロカモメ(KELP GULL)
こちらは正真正銘のカモメで南半球のオオセグロカモメだ
日本のオオセグロカモメがオーストラリアにいたら区別がつかないかもしれない
(1枚目の写真は幼鳥)
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ギンカモメ(SILVER GULL)
もう1種のカモメは SILVER GULL、背中が銀色というより薄い灰色で現地では普通種
こちらも前にニュージーランドで出会っており、最初は真っ赤な脚と嘴に度肝を抜かれた
ちょっと目つきが悪いのが難点だが、日本にこんなカモメが来ればバードウォッチャーに追い掛け回されることだろう (個人的な趣味でいえばユリカモメのほうがかわいいと思う)
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ノドジロクロミズナギドリ(WHITE-CHINNED PETREL)
カモメからミズナギドリに戻る
ミズナギドリは種類が多いので大変かと思っていたら、今回のツアーではノドジロクロミズナギドリしか出てこなかった(正確には写真が撮れなかった)
個人的なイメージではミズナギドリは腹が白いと思っているので、全身真っ黒(黒褐色)なミズナギドリは数が多かった割によい写真がない
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ヒメクジラドリ(FAIRY PRION)
クジラドリという鳥がいることを今回のツアーで初めて知った
クジラと同じように南氷洋に棲息してオキアミなどのプランクトン類をエサにしている小鳥である
この仲間の最大の特徴は髭クジラのように口の中に髭があって海水からプランクトンを濾すことができることのようだ
写真は小型のヒメクジラドリで薄いブルーグレーのかわいい鳥だったが、ちょっと位置が遠く鮮明な写真が撮れなかった
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ムナジロウ(BLACKーFACED CORMORANT)
漢字で書けば胸白鵜なのだが英名はWHITE-BREASTEDではなくBLACK-FACEDという
つまり顔が黒くて胸が白い鵜だ
ホバートに近い離れ島にこのムナジロウとカツオドリが仲良く営巣して団地を作っていた
オーストラリア大陸の南岸にしかいない鵜のようだ
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オーストラリアシロカツオドリ(AUSTRALASIAN GANNET)
写真でもわかるように同じ島に鵜とカツオドリ(とオットセイ)が仲良く群れていた
見た目が全く違うが鵜は分類的にはカツオドリ目で、ある意味で近い親戚である
カツオドリは赤道を中心とする熱帯~亜熱帯の海鳥だが、このオーストラリアシロカツオドリはオーストラリア大陸の南岸やニュージーランド限定でほかのカツオドリと棲み分けているようだ
(日本語でまとめてカツオドリと呼ばれる鳥にBOOBYとGANNETの大きく2種類があり、GANNETのほうは南北両極を中心の寒冷地に棲息するというのが正解らしい)
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コビトペンギン(LITTLE PENGUIN)
海の鳥の最後はペンギン
こちらは釣り船から写したものではなく別の日に陸上で(しかも夜に)写したものだ
南極に近いのでペンギンは多いのかと思っていたがタスマニアにはこのコビトペンギンしかいない
しかも見られるのはブルーニー島の特定の場所だけだという  ペンギンは日中海でエサを採っていて夜になると陸地へ戻ってくる
南半球南部の夏は白夜に近い状況で夜10時にならないと真っ暗にならない
ペンギンを見るために夜たくさんの人が集まるが鳥を保護するため灯火管制が行われる
セロファンなどで赤くした懐中電灯の光だけが使用許可となっており、撮影はその厳しい条件下で行われる
ISOを上げて手持ちで写真を撮りレタッチで色を補正したが写真の出来はいまいちである
それでも深夜(11時ごろ)のペンギン撮影は楽しい思い出になった
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by mustachio | 2015-01-25 16:51 | Comments(0)


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