還暦からのネイチャーフォト

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2015年 01月 30日

タスマニア自然探訪5

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ユーラシアとオーストラリアはそれぞれ独立した大陸であり距離も離れているが、その中間にインドネシアやニューギニアの島々が介在するため、哺乳類では独立要素が強く、鳥類では共通要素が多い
簡単に言えば四足が泳いで渡るには海が障害となるのに鳥は空を飛べるからである
10年ほど前にケアンズを訪問した時にも感じたが、今回も同様に思ったのは「オーストラリアにはインコ・オウムの類が多い」ということである

キバタン(SULPHUR CRESTED COCKATOO)
65年以上前の話だが、子供の頃上野動物園へ行った
その頃の動物園はライオンやトラなどの動物は全くおらず猛獣の檻には豚が飼われていた
正確な記憶はないが猿山のニホンザルくらいが人気者だったように思う
そしてこのキバタンが動物園にいたことだけは明瞭に記憶している
子供たちはオウムが物まねをすることを承知していて、なぜだか理由は不明だがキバタンに向かって「おたけさん」と呼びかけていた
そのキバタンはオーストラリアの鳥で、タスマニアの住宅地ではなつかしい野生のキバタンが東京のカラスのように生活していた
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テンジクバタン(LONG-BILLED CORELLA)
こちらのオウムはタスマニアではなくシドニーの公園で撮影した
結構人になれていて子供たちと仲良く遊んでいる
4番目の写真のテンジクバタンがうまそうに食べているのはトルティーヤだ
なお最初の写真は種類の違うアカビタイジオウムかもしれないのだが、シドニーではガイドなしだったので確認できていない
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キイロオクロオウム(YELLOW-TAILED BLACK-COCKATOO)
高い木の上に住むオウムなので見つけるのは難しい
たまたま飛んでいるところを望遠レンズで撮影したが写真的にはいまいちである
ただ頬の部分と尾にある黄斑ははっきり見えるし、黄色のアイリングも確認できるのでこの個体がオスだということはわかる
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モモイロインコ(GALAH)
インコと名前はついているが形態的にも色彩的にもインコよりオウムの仲間のように思える
色遣いがピンクの濃淡とグレーの濃淡でなかなか渋い
ホバートの町中で撮影したが、オーストラリア国内に広く分布する代表種のようだ
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ジャコウインコ(MUSK LORIKEET)
オーストラリアのインコは黄緑と赤をベースに青や黄色など複雑な色の組み合わせのものが多い
その中でこのインコはシンプルな色彩感覚を持っていて、全体はグリーンで統一し額と頬だけ赤のラインを強調している
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ナナクサインコ(EASTERN ROSELLA)
撮影場所は動物園だが檻の中に飼われているわけではなく、立派な野生の鳥である
セキセイインコに似た感じでサイズ的には一回り以上大きい
原色をフルに使ったデザインだが、これでも保護色になっているのだろうか
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アカビタイキクサインコ(GREEN ROSELLA)
インコの部最後に登場するこのインコはタスマニアの固有種である
自分が鳥マニアではないのであまり意識していないのだが、一般的にバードウォッチングツアーの目玉商品はこの固有種(ENDEMIC)である
タスマニアはオーストラリア大陸と海を隔てているので結構固有種がいるのだが、インコではこの鳥だけが固有種だった
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フエガラス(PIED CURRAWONG)
オーストラリア固有の鳥の仲間にフエガラス(アボリジニの言葉で現地名カラワン)というグループがある
カラスとは全く別種でモリツバメ、モズガラスに近い鳥なのだが、外見は細身のカラスで行動様式もカラスによく似ている
ただ目(虹彩)が黄色でこの点がカラスと違うため精悍なイメージがある
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クロフエガラス(BLACK CURRAWONG)
前項のフエガラスには翼と尾に白斑があるが、こちらのクロフエガラスは翼も真っ黒で尾の裏側に一部白斑が残るだけ
よく観察しないと両者の見分けができない
ちなみにこのクロフエガラスはタスマニアの固有種である
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カササギフエガラス(AUSTRALIAN MAGPIE)

英名はオーストラリアカササギなのだがカササギの仲間ではなくフエガラスに近いグループである
首筋と翼の外縁に大きな白斑がありよく目立つ
嘴も真っ黒ではなくライトグレーでカササギとは全く印象が異なる
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ミナミコワタリガラス(LITTLE RAVEN)
日本で普通見られるカラスはハシブトガラスかハシボソガラスで英語ではCROW
北半球にはCROWではなくRAVENと呼ばれるカラスが一般的でワタリガラスと呼ばれ、北海道には冬鳥として渡ってくる
南半球にもRAVENがいるのだが北半球のものとは別で顎の部分の羽が髭のように長い
シドニーで見たカラスはミナミコワタリガラスのようだ
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ミナミチュウヒ(SWAMP HARRIER)
ワシタカなどの猛禽類はそれほど多くなかった
旋回中を下から撮影した写真の鳥はミナミチュウヒだそうだ
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チャイロハヤブサ(BROWN FALCON)
撮影したもう1種の猛禽は電線に止まっていた
FALCONの仲間でチャイロハヤブサらしい
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ツチスドリ(MAGPIE-LARK)
オーストラリアに広く分布するようだが、10年近く前のケアンズでは見なかったと思うので今回初対面である
シドニーの公園には何羽かのツチスドリが人の近くで遊んでいた
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レンジャクバト(CRESTED PIGEON)
こちらもシドニーの公園で遊んでいた鳩
オーストラリアには広く分布する普通種だがタスマニアには生息しない
不自然なくらい冠羽が伸びて違和感を覚えるが、一度見たら忘れられない鳥である
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ワライカワセミ(LAUGHING KOOABURRA)
ご存知のワライカワセミ
オーストラリアはカワセミ天国かと思っていたが、タスマニアに関する限りこのワライカワセミ1種だった
思い出すのは10年近く前のケアンズ、バーベキューパーティーの最中、このクッカブラが遊びに来てすぐ近くで笑ってくれた
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by mustachio | 2015-01-30 15:07 | Comments(0)


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