還暦からのネイチャーフォト

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2016年 12月 12日

北部オーストラリア探鳥旅行記04

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野鳥編2部のスタートは猛禽からになるが、北部オーストラリアには鷲鷹が少なかった  野鳥にとって平和な世界なのかもしれない
メインはシギチ(鴫千鳥)類
後半はインコの登場となる  初めてお目にかかったヒスイインコのブルーは想像を絶する美しさだった

シロハラウミワシ White-bellied Sea-eagle
トップバッターはシロハラウミワシ
背中から羽根の部分が真っ黒なので頭の白さが際立ち、ハクトウワシのような威厳が感じられる
数は多くなかったがカカドゥのリバークルーズではその雄姿を観察することが出来た
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フエフキトビ Whistling Kite
オーストラリアにはトビとフエフキトビの両方がいた
飛んでいる時は尾の形が違うのでわかりやすいが止まっていると違いが判らない
フエフキトビのほうは赤みが強く若鳥は白い斑点がみえるという
写真のトビは背中や羽根に白色班が見えるのでフエフキトビとした
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トビ Black Kite
こちらは全体的に色が黒いのでトビと判定した
トビの英名はご存じのとおりBlack Kiteである
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オーストラリアセイケイ Purple Swamphen
振り返ってみると今回のツアーではバン・オオバンを一度も見てない
オオバンなどは世界各地に棲息していてオーストラリアにもいるはずなのだが季節の関係なのだろうか
バンの仲間のセイケイはちゃんといて写真のモデルになってくれた
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オーストラリアイシチドリ Bush Stone-curlew
ダーウィン近郊の水辺でイシチドリを見つけた
今までの経験ではイシチドリという鳥は石のようにじっと固まって動かないものだと思い込んでいたが、このイシチドリはあっという間に藪の中に駆け込んでしまった
イシチドリ(STONE CURLEW)にはBushとBeachの2種類がいてBushのほうは藪の中をチョロチョロ動き回っているという
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オーストラリアセイタカシギ Black-winged Stilt
セイタカシギは日本で見るセイタカシギとオーストラリアで見るセイタカシギで亜種が異なる
オーストラリアセイタカシギの特徴は頭部が白く後頭部から首筋にかけて縦に黒い帯がある点である
カササギガンやムナジロクロサギの集団の中にオーストラリアセイタカシギが混じっていたが距離が遠くピンボケの写真しか撮れなかった
ひどい写真を掲載するのに迷ったが一応乗せることとし、お詫びに以前ニュージーランドとバリ島で撮影した時のブログにリンクを張ることにしたのでご理解いただきたい
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クリックで以前のブログが開きます
どちらのブログにもオーストラリアセイタカシギの写真があります
こちらに戻るときは開いたブログ(タブ)を閉じてください

ムナグロ Pacific Golden Plove

ムナグロは北極圏で繁殖し冬は南アジアやオーストラリアに渡る  南半球では冬と夏が逆になるのに彼らにとっては北極圏の冬はオーストラリアでも冬ということらしい
要するにオーストラリアで見るムナグロは夏羽ではなく冬羽で、残念ながら例の胸黒の特徴がない
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メダイチドリ Lesser Sand Plover

過去に何回もコメントしているが写真の弱点は大きさが判りにくいこと
ダーウィンの海岸ではメダイチドリとオオメダイチドリの両方がいたのだが、あいにくこちらも冬羽で特徴がない
メダイチドリは明らかにオオメダイチドリより小さいのだが写真になってしまうと大きさが判らなくなってしまうのだ
撮影した時の記憶だけでこれはメダイチドリとしておく
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オオメダイチドリ Greater Sand Plover

この写真はダーウィンの海岸を撮影したもの
崖の上からの撮影で海岸の岩場までの距離はかなり遠い
何種類もの鳥が写っていて大小のチドリも確認できる
大きな方をとりあえずオオメダイチドリとしておこう
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カタアカチドリ Black-fronted Dotterel

Dotterelはコバシチドリのこと チドリはチドリでもPloverとは少し違うようだ
こちらのチドリは海岸でなく内陸の浄水場の近くにいた
塀があって近づけなかったが赤い嘴と目の周辺の黒帯はしっかり撮影することが出来た
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ズグロトサカゲリ Masked Lapwing

このズグロトサカゲリはアジアにもいるようだが何となく「オーストラリアの鳥」というイメージが強い
妖怪のような個性的な顔の持ち主で人見知りせず公園の中などを平然と歩いている
以前タスマニアを旅行した時以来だと思うが今回もいろいろな場所でこの顔と出会った

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トサカレンカク Comb-crested Jacana

いわゆるレンカク(pheasant-tailed Jacana)もアジアの鳥だが、こちらのレンカクもフィリピン・ボルネオ・ニューギニアから北部オーストラリアに生息する
蓮の葉など浮揚植物の上で生活するところはどちらのレンカクも同じである
オーストラリアの水辺にはこのトサカレンカクが多くリバークルーズでは比較的近くまで寄ることが出来た
赤い鶏冠も美しいが睡蓮の葉に乗るための巨大な脚の指は迫力満点である

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コシャクシギ Little Curlew

大型のシギ類は嘴も長いが上に向かって反るもの、まっすぐなもの、下に向かって反るものなど変化があって面白い
嘴が下向きに反るシギは大中小とあってそれぞれダイシャクシギ、チュウシャクシギ、コシャクシギという
チュウシャクシギがグローバルで全世界に分布しダイシャクシギはどちらかというとヨーロッパ~アフリカに多い
このコシャクシギは繁殖地はシベリア東部で冬は日本を通り越してオーストラリアに渡る
もちろん旅鳥として日本でも見られるのだがチャンスは少ないようでバーダーにとっては貴重な鳥のようだ
そのコシャクシギがアウトバックのパインクリークの誰も人がいないグランド(サッカー場)で遊んでいた
こちらは素人で有難味が判らないが同行の二人は結構大騒ぎをしていた
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チュウシャクシギ Whimbrel

コシャクシギの項でコメントしたチュウシャクシギ
この鳥は夏はユーラシア大陸やアメリカ大陸北部で過ごし、冬になるとインド中南米などの赤道付近からアフリカやオーストアリア、南米など南半球へ渡る
今回はダーウィンの海岸で観察した
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ホウロクシギ Eastern Curlew

英名からわかるようにこのホウロクシギもダイシャク、チュウシャク、コシャクと同じシギの仲間なのだ
ダイシャクシギの英名がEuropian Curlewなのに対し、こちらはEastern Curlew
つまり両者はヨーロッパ・アフリカと東アジア・オーストラリアのように何となく生活圏が東西にずれていてダイシャクシギはオーストラリアに渡って来ない(日本は生活圏が重なっているためかどちらも飛来する)
ダーウィンの海岸にはダイシャクシギに代わる大型のホウロクシギがたくさんいた 
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ソリハシシギ Terek Sandpiper

ダーウィンの海岸にはソリハシシギもいた
こちらは嘴が上に向かって反っているので遠くからでもわかりやすい
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アオアシシギ Common Greenshank

アオアシシギはカカドゥなどの水辺で撮影した
冬羽だが撮影距離が近いのできれいな写真が撮れている
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オバシギ Great Knot

ダーウィンの海岸には無数のオバシギが遊んでいた
残念ながら遠い崖の上からの撮影になり、彼らは一様に海(おそらく風上)を向いていたのであまり良い写真は撮れなかった
もともと個性のないシギなのだが、小型の割には長い嘴から識別は可能だ
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ウズラシギ Sharp-tailed Sandpiper

ウズラシギはオバシギに近い種類なのだが、こちらは海岸ではなく内陸部の沼地で、群をなして遊んでいた
日本には旅鳥として飛来するが群れを見ることはまずないという
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クロハラアジサシ Whiskered Tern

クロハラアジサシは頭と腹が真っ黒なのが特徴なのだが、これは夏羽の話
冬羽では頭も腹も一部を残して白く変わってしまう
カカドゥの水辺でクロハラアジサシを撮影したが、ご覧のように夏羽(左側)と冬羽(右側2羽)のツーショット(スリーショット)をゲットすることが出来た
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ベンガルアジサシ Lesser Crested Tern

ダーウィンの海岸の鳥たちの中に嘴のオレンジ色が目立つ大きなアジサシがいた
ベンガルアジサシである
姿形は次のオオアジサシそっくりだが少し小さく嘴の色が違う
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オオアジサシ Crested Tern

こちらは内陸部の池の近くで撮影した
見た目は前項のベンガルアジサシそっくりで漫画に出てくるおっさんのような顔をしているが嘴の色は黄色い
ベンガルアジサシも同様なのだが、おっさんのように前頭部が白いのはむしろ幼鳥で、成鳥は黒い髪の毛ふさふさとなる
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ギンカモメ Silver Gull

なぜかオーストラリアにはカモメの種類が少ない
南の南極寄りの海岸にはハシブトカモメとかミナミオオセグロカモメが見られるのだが、ダーウィンなど北部の海岸にはギンカモメが1種類いるだけなので、単純でわかりやすい
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アカオクロオウム Red-tailed Black-cockatoo

インコやオウムのトップバッターはアカオクロオウム
真っ黒い大型のオウムで近い距離で見ると迫力がある  ただオウムの方も結構シャイで飛んで人間から距離を保とうとするが、飛ぶ時に真っ赤な尾が目立ちなかなか可愛い
身体が真っ黒な方(写真1枚目)がオス、体に白い斑点がある方(2枚目)がメスだ
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モモイロインコ Galah

以前タスマニアで出会ったモモイロインコに再会した
分布図で見るとオーストラリア大陸のどこにでもいるようになっているのだが、今回のツアーではワンチャンスしか出会いがなかった
出会いの場所はアウトバック、電線の上にモモイロインコの集団が休んでいた
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アカビタイムジオウム Little Corella

今回初めて出会ったオウムだがやたら数が多く表現は悪いが食傷気味のオウムである
アカビタイの名前ほど赤い色は目立たず顔の部分が少しピンクがかっている程度の普通の白いオウムである
群れで行動する習性があるようで、道路脇で餌を探すときも数十羽が一緒になっていた
人を恐れず群れで行動するような鳥は、現地ではスマートフォンバード(スマホで簡単に写真が撮れる野鳥)というのだそうだ
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キバタン Sulphur-crested Cockatoo

以前のタスマニア旅行のブログでもコメントしたが、我々が子供の頃オウムといえばこのキバタンで、動物園にたくさんいた(逆に他の動物はほとんどいなかった)
その前のケアンズ旅行でもたくさんのキバタンに出会ったが、今回はオウムといえば前掲のアカビタイムジオウムでキバタンは数が少なかった
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アカエリゴシキセイガイインコ Red-collared Lorikeet

このインコも市街地などどこにでも現れるし色彩的にド派手なので良く目立つ
この派手さは写真にすると引き立つのでシャッターを切る機会が多く写真の撮影枚数は相当な数になったと思う
アップで見ると色数の多さに改めて感心させられる
2枚目の2羽のインコが食べているのは高級果物のマンゴーである
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クスダマインコ Varied Lorikeet

もちろん例外もあるのだがインコという鳥は黄緑色をベースにした色使いになっている
このクスダマインコは赤い帽子と白メガネ(white goggles)がチャームポイントでベースとなる黄緑色とうまく調和している(全身にある白い縦長の斑点もアクセントになっている)
兄弟かどうかは不明だが4,5羽のクスダマインコがくっつきあって遊んでいた
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ハゴロモインコ Red-winged Parrot

こちらもベース色は黄緑色で羽根の一部が赤い(写真はメスで図鑑によるとオスは背中の部分が濃紺のようだが確認できていない)
日本語のネーミングはいまいち意味不明だが英名のほうは単純でわかりやすい
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ズグロサメインコ Nothern Rosella

このインコはNT(Nothern Terittory)限定の貴重種
色彩的には白黒がベースなのだが羽根に青紫が入って大人の色使いになる
さらに(2枚目の写真をよく見るとわかるのだが)下腹部が派手な真紅というアクセントもついている
出会ったのは内陸部のパインクリークの街  今回ツアーの中の印象深い鳥としてトップクラスだと思う
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ヒスイインコ Hooded Parrot

出かける前に図鑑を見て出会いを期待していた鳥のトップはこのヒスイインコだった
出会いは内陸部(アウトバック)のパインクリークの近くだったが、出会ってみてドキッとしたのはオスの身体の色
図鑑は写真でなく絵だったのでおとなしい感じの水色だったのだが、実物の水色は度肝を抜くような派手な色彩で、羽根の黄色との対比が絶妙であった
このインコもNT内陸部の限定固有種なのだが、結構数はいて写真は十分撮影することが出来た
写真の2、3枚目は公園のスプリンクラーで撮ったものだが、このスプリンクラーは夕方の一定の時刻にならないと散水を開始しない
インコたちはその時刻より前に来て水を待っているようだった(色の薄い個体はメスである)
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by mustachio | 2016-12-12 14:10 | Comments(0)


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