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2017年 01月 22日

ネグロス・ボホール探訪記vol.1


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「想定外」という言葉はなるべく使わないようにしている
自分の想定能力が低いことを暗に宣伝しているのと同じだからだ

しかしながら今回のツアーではその「想定外」にぶち当たってしまった
海外旅行に出かけるときはもちろん雨傘もレインギアも持参する 今までに30回近くプライベートで海外へ出かけているが長い雨に出会った記憶は全くない
我々が出かける先はどちらかというと四季がはっきりせず乾季と雨季しかないようなところが多い そしてツアーは普通雨季には計画されない

今回出かけたフィリピンも12~5月は乾季に当たり雨は降らないはずだった
ところが滞在した1月6日から13日まで低気圧がフィリピン中部を(東から西に)連続的に発生移動し、雨の中のバードウォッチングツアーになってしまった

旅程・概要
初めてフィリピンを旅行したのは2年前の3月である
この時はフィリピンのメインであるルソン島とミンダナオ島で現地のバードウォッチングガイドに従って鳥を見て回った
天候にも恵まれ最後にはフィリピンワシの雄大な飛翔も楽しむことが出来た
詳細についてはクリックで下記ブログ「フィリピン転戦」01~07をご参照いただきたい

実は今回の旅行も同じようなもので、現地ガイドは同じ、参加メンバーは前回の8名のうち6名までが共通だったが、行く先だけは異なり、ネグロス島4泊、ボホール島3泊というツアーだった(フィリピンの島には固有種の鳥が多くどちらかというとマニアックなツアープランである)
島の名前はお馴染みではないと思うのでフィリピンの地図をアップしておく(ルソン島とミンダナオ島の間の島はビサヤ諸島と呼ばれ、ネグロスもボホールもこれに含まれる)

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ネグロス島北部(ガワホンエコパーク)
出発は1月6日、羽田空港
マニラから先はセブ航空でネグロス島北部のバコロドへ向かう
もちろんなじみのない名前の都市だがネグロス島最大の町である
宿泊は島の最北端に近いホテルで、翌朝ガワホンエコパークという探鳥地(リゾート)へ向かう
自然豊かな素晴らしい環境のエリアだったがこのあたりから雨が降り始めレインギアと傘の出番となる
看板の写真(2枚目)のように希少種の野鳥が期待できたのだが、雨で鳥はお休み
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ネグロス島南部(トゥインレイクス国立公園)
1月8日マイクロバスでネグロス島を縦断し7時間ほどかけて南部へ移動
宿泊地は南部の大きな港町ドゥマゲッテ、ここはセブ島やボホール島が近く海(フェリーボート)でつながっている
北部とは全く文化圏が異なるようだ(島の北部は製糖が産業の中心のようだが南部は観光リゾート地である)
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港町から車で1時間、標高900m程度のところにトゥインレイクスという国立公園がある
正確には Twin Lakes Balinsasayo National park という呼称でネグロス島の自然が保全されており、大観光地にもなっている
ツアーに出かける前、このエリアには個人的に大きな期待を抱いていた
日本で手に入れたフィリピンの蝶類図鑑(Butterflies of the Philippines 小冊子)記載の蝶の多くがこの地域で採集されたものだったので勝手に「蝶の宝庫」と判断したわけである
ところがまた「雨」  8日は日曜だったので観光客も多かったが、蝶は飛ばなかった
蝶だけではなく野鳥もこのポイントにはエンデミック(地域固有種)が多いので、わがパーティは9日も同一場所に挑戦したが、成果は芳しくなかった
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1月10日フェリーで移動
1月10日は移動日
天候は改善したが国立公園へ3回目の挑戦をする時間的な余裕はなく、午後高速フェリーでボホール島へ移動
前日までの低気圧の影響で欠航が続いていたためダイヤが大幅に乱れ港で2時間待たされることになった
ドゥマゲッテの町からはセブ島が目と鼻の先で、さらに東側にあるボホール島へは乗船後は2時間の船旅である
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ボホール島
ボホールでは島の中央に近い Habitat Bohol というロッジに連泊しミニバス(ワンボックス)で林道を廻った
次の写真はリバークルーズ(ロボック川)
といっても鳥を見に行ったわけではなく、昼食にボートクルーズがセットされている程度の短時間の観光クルーズ
途中フィリピンの原住民の部落へ立ち寄るなどのイベントが組み込まれていた
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ボホール島での探索

ボホールはいかにも「南国の島」というイメージ
日本でいえば南西諸島の西表島によく似た雰囲気の島だった
農業は米作が主体で3期作、つまり年3回米が採れる(気候的には4期作まで可能のようだがそこまでやると土地がやせてしまうという)
田植えは全くの手作業で見た限りでは「男性の仕事」と決まっているようだった
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島が変わっても雨は降ったりやんだり
探鳥地の風景は写真の通りで自然豊かな素晴らしい環境だったが、天候のせいか野鳥の数は非常に少なかった
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そして最終日

13日はツアーの最終日
天候は好転したが自然観察のための時間的な余裕がなく、午前中にボホール島南西部のタグビララン空港からセブ航空便でマニラへ向かった

マニラ経由で夜の8時頃には羽田空港到着

雨のフィリピンもそれなりの風情はあったが、チャンスがあれば燦々と輝く太陽の下でもう一度この国を訪ねてみたい
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フィリピンの植物(野の花)

個人的な趣味ではあるがバードウォッチングツアーに参加する時には望遠レンズをつけたカメラのほかに短焦点レンズをつけたカメラを携帯する
マクロレンズを付けることもあるが今回は標準ズームプラス×1.4エクステンダーで対応した
最短撮影距離の制約から望遠レンズでは近距離の昆虫や野草の撮影が難しいからである
雨の降る中、2台のカメラを持って山中を歩き回るのは体力的に厳しいのだが、鳥が出てこないこともあって、野草の撮影チャンスは意外に多かった

ただ東南アジアなど発展途上国には植物に関する情報が少ない  要するに植物図鑑が手に入らないのである
まったくの素人ではあるが日本の野草に関しては一応同定ができる程度の知識は持っている(と自負している)
今回撮影した植物もほとんどが名前がわからずただのきれいな花、珍しい花でしかないのが非常に悔しいが、一応ブログアップし、ご紹介させていただきたい

白色~クリーム系の花
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白い花が球状に咲く植物
ブータンの林道でも同じ植物が咲いていた
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花弁が3裂しているので一見ナデシコ科かと思ったが、花の構造はキク科のようだ
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白い花はニラの花に雰囲気が似ているが葉は全く異なる ボホールの林道脇に多かった
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ツボスミレに似た小さな植物
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花の径が15cmほどもある大型の植物  ネグロスとボホールで1度ずつ見ている

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ネグロスのトゥインレイクで見つけた寄生蘭

ピンク~紫系の花
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明らかにマメ科の花
雨が上がるとウラナミシジミが訪れてくる
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コスモスに近い花だと思う
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野生蘭  高さが1m位で存在感があった
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ヤマヒヨドリに近い植物だと思う
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シソ科だろうか 斑入りの葉が印象的だ
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ノボタン  日本でも南の島で見られるノボタンと同一種だと思う
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ナガボソウ  日本でも帰化植物として南西諸島に多い
この花には南方系のセセリチョウが良く吸蜜している
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雨のジャングルの中で見つけ望遠レンズで撮影した
寄生蘭の1種のようだ
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ネムノキの仲間

黄色の花
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この花はアメリカハマグルマのようだ
南方の島に多い植物で日本でも九州などで見かけることがある
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こちらも同じキク科のようだが、日本でこのような野生種を見たことはない
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個性的な花なので名前が知りたいのだが図鑑がなくお手上げ
黄色と白はなかなか清楚なイメージである
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林道脇ではなくジャングルの中で見つけた花
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大型の花で良く目立つ  ショウガ科の植物だろうか

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トウワタのような気がするが定かではない
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園芸種にしてもおかしくないような可愛い花 

赤い花

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雨の中撮影したが華やかなイメージの花 ゴージャスという形容詞がピッタリのようだ
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花ではなく実だと思う
ショウガ科系でゲットウに近い植物ではないか
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この花はネグロスのツインレイクに多くミツスイがたくさん集まっていた
ハイビスカスの1種のようで天気が良ければもう少し花が開くのだと思う
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こちらも存在感のある赤い花
ボホールで何回か見かけたがいずれも暗い場所で咲いていてクリアな写真が撮れなかった








by mustachio | 2017-01-22 15:00 | Comments(0)


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