還暦からのネイチャーフォト

mustachio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2018年 02月 28日

タンザニアの動物たちvol.3

b0144049_10161941.jpg
タンザニアの動物シリーズも最終号となるが残ったのは偶蹄目ウシ科の動物だ
代表的なウシ科の動物はタイトルバックにもあるヌーで生息数は100万頭を超える
もう一つウシ科の動物として見逃せないのがカモシカの仲間
ご存知かもしれないがカモシカはシカ科ではなくウシ科なのである
(ニホンジカやエゾシカの角は枝があり毎年生え変わるが、カモシカの角は枝がなく牛の角のように生え変らない)
タンザニアにはカモシカ(レイヨウ)の種類が多く結構識別が難しい

ブッシュバック Bushbuck
トップバッターはブッシュバック(偶蹄目ウシ科ウシ亜科ネジヅノレイヨウ族ブッシュバック属)
現地のガイドがブッシュバックだというのでそう思うしかないが、メスなので特徴がないため自信はない
数は少なくオスにも出会うことはなかった
b0144049_10164077.jpg
ウォーターバック Waterbuck
偶蹄目ウシ科ブルーバック亜科リードバック族コーブ属
ウォーターバックはケニアでも見ているがタンザニアでは数が多かった
レイヨウの仲間としては大きく堂々としていて威厳がある(メスは角がなくかわいい)
王者の風格のせいかじっと動かずにいることが多いが、写真のように若いオスたちは仲間と戦闘訓練を重ねていた
もう一つ、ウォーターバックの特徴は後ろ姿
写真のように白い環状の帯があり現地では「便座マーク」として人気だった(お尻が全体に白くマークが現れない個体もいる)
b0144049_11485802.jpg
b0144049_11494706.jpg
b0144049_11502550.jpg
b0144049_11510231.jpg
b0144049_11512332.jpg
b0144049_11514029.jpg
ハーテビースト Hartebeest
以前ケニアでも見ているのだが強い印象はなかった
角はオスにもメスにもあり形もなかなか良いのにいかにも顔が不細工なのだ
外見で人(動物)を判断してはいけないのは承知だが、目から鼻までの距離がやたら長く何とも間が抜けている(馬面の牛というイメージか)
分類的にはハーテビースト属でハーテビーストとはオランダ語で鹿のことだという
(オランダ人も鹿と牛を混同したらしい)
b0144049_12001718.jpg
b0144049_12004478.jpg
b0144049_12005666.jpg
b0144049_12010702.jpg
b0144049_12012157.jpg
トピ Topi
ハーテビーストに近い種類で人相(牛相)は良くない
大きな違いは角の形状でハーテビーストの角は正面から見るとクランク状に曲がっているのに対しこちらは単純に後ろ向きのカーブだ
色彩的にも茶色が濃く真っ黒に見える部分もあるのでハーテビーストより強そうに見える
今回観察した範囲では群ではなくすべて単独行動のようであった
b0144049_13520283.jpg
b0144049_13522111.jpg
b0144049_13525019.jpg
b0144049_13530987.jpg
ヌー Gnu / Wildebeest
こちらもハーテビースト族でヌー属
日本名でウシカモシカともいうが見るからに野牛である
10年前のケニア・マサイマラでヌーの大群を見た時は完全にその数に圧倒されてしまったが、今回は想定内でそれほどの感動はなかった
ヌーの群は草を求めてタンザニアとケニアの間を移動するが冬(北半球の)は主としてタンザニア側で夏(8月ごろ)はケニア側に多いという
どちらも数の多い時期に見ていることになるが、10年前のケニアのほうがはるかに密度が高かったような気がする
b0144049_14041712.jpg
b0144049_14044999.jpg
b0144049_14052421.jpg
b0144049_14055287.jpg
b0144049_14061988.jpg
b0144049_14063892.jpg
インパラ Impala
続いて登場のインパラも実はウシ科ブルーバック亜科ハーテビースト族のインパラ属
親戚筋のヌーとは似ても似つかない可愛い顔だ(アップの写真を見せてこの動物はウシかシカかと聞けば99%の人がシカと答えると思う)
オス1頭にメス数十頭というハーレムを作るので有名なのがこのインパラ
2枚目3枚目の写真はそのハーレムのメス集団なのだが、ボスのオスはサファリカーが近づくとコソコソ逃げだしてしまう情けないリーダーだった
巨大ハーレム制の反動でインパラには婚活失敗組のアブレオス集団が多い
不思議なのは1枚目の写真のグループで若いオスとメス(メスは角を持たない)の混在集団になっている
インパラの世界でも合コンなどと文化が変わってきているのだろうか
b0144049_14275406.jpg
b0144049_14284494.jpg
b0144049_15003953.jpg
b0144049_15011420.jpg
b0144049_15014440.jpg
b0144049_15021832.jpg
b0144049_15024835.jpg
トムソンガゼル Thomson's Gazelle
幼児のころから動物好きだったのでトムソンガゼルの名前は絵本で見て知っていた
脇腹を走る黒い帯が印象的なカモシカである
インパラに似ているがガゼルは別系統でウシ目アンテロープ亜科ブラックバック族ガゼル属になる
ヌーやシマウマが草を食っている草原でガゼルの仲間が元気よく遊んでいる光景は何度見ても感動する
b0144049_15233019.jpg
b0144049_15241556.jpg
b0144049_15244927.jpg
b0144049_15253099.jpg
b0144049_15260192.jpg
グラントガゼル Grant's Gazelle
グラントガゼルは同じガゼル属のトムソンガゼルより少し大きい
脇腹の黒帯もほとんど目立たず外見はむしろインパラに似ている
インパラの角は美しいカーブを描くが、グラントガゼルの角はほとんど直線で見間違えることはない(ガゼル類はメスにも角があるが細く短い)
後ろ姿を見て尻の白い部分が背中(尻尾の付け根より上)まで広がっていればグラントガゼルである
b0144049_15493427.jpg
b0144049_15502052.jpg
b0144049_15520279.jpg
b0144049_15524705.jpg
b0144049_15532261.jpg
ディクディク Dikdik
小鹿のバンビのように小さくてかわいい小動物である
10年前のケニアで写真が撮れているが出会いは1度だけで再会を切望していた(詳しく調べてはいないが日本の動物園でも見た記憶はない)
シャイな性格のようで撮影は難しいのだが今回は何回か登場してくれて楽しい再会だった
(偶蹄目ウシ科アンテロープ亜科ローヤルアンテロープ族ディクディク属)
b0144049_16164034.jpg
b0144049_16171784.jpg
b0144049_16175708.jpg
b0144049_16184517.jpg
b0144049_16191643.jpg
アフリカスイギュウ African Buffalo
最後の登場は(大スターというわけではないが)バッファローだ
バッファローというとアメリカの大草原に群れていたバイソン(アメリカ野牛)を指すこともあるがこれは誤用でもともと「水牛」の意味である
アジアの水牛とは顔が違うような気がするがアフリカではヌーと同じように群れを作って草原で暮らしている
ヌーほど数は多くないのだが、体ははるかにでかく真っ黒な集団なので迫力はある(実際に獰猛な性格でライオンに襲い掛かることもあるらしい)
間違いなく牛の仲間でウシ科ウシ亜科アフリカスイギュウ属である
b0144049_16293731.jpg
b0144049_16301260.jpg
b0144049_16310126.jpg
b0144049_16314590.jpg
以上で「動物(哺乳類)」編は終わり
これから野鳥の写真整理と同定(名前確認)を始めるがとにかく撮影枚数が多いのでしばらくは時間をいただくことになると思う



by mustachio | 2018-02-28 12:00 | Comments(0)


<< タンザニアの野鳥vol.1      タンザニアの動物たちvol.2 >>