還暦からのネイチャーフォト

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2018年 03月 23日

タンザニアの野鳥vol.2

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vol.2はトキ・サギからスタートして猛禽類へ続く
比較的大型の鳥が主体となる

アフリカクロトキ African Sacred Ibis
水場にクロトキがいた
日本にも飛来記録があるアジアのクロトキやオーストラリアクロトキに近いアフリカクロトキである
外見はアジアのクロトキとほとんど変わらず、成鳥は頭部の毛(羽毛)がなく黒い肌が裸出している
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ハダダトキ Hadada Ibis
ハダダトキの名称は独特の鳴き声に由来するというがあまりピンとこない
アフリカでは数が多く鳴きながら空を飛んでいく姿を何回も見たが、鳴き声はどう考えてもハダダとは聞こえなかった
全体的には灰色の地味な印象だが、よく見ると羽根には紫~青緑の光沢があり嘴の上部は真っ赤で色彩的にはなかなか素晴らしい鳥だと思う
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ゴイサギ Black-crowned Night Heron
日本でも普通に見られるゴイサギだがこの鳥はユーラシア・アフリカ大陸や北米・南米にも生息するグローバルバードである
基本的には夜行性なので昼間はじっと固まっていることが多く、アフリカでも同じ姿勢で静止していた
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ニシアマサギ Western Cattle Egret
こちらもユーラシア・アフリカから南北アメリカやオーストラリアに広く分布するグローバルバード  ニシアマサギというのは亜種レベルの分類のようだ
東南アジアでは農耕馬や農耕牛にアマサギが絡むことが多いが、タンザニアのアマサギはシマウマやヌーの近くに群れていた
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ズグロアオサギ Black-headed Heron
日本のアオサギも頭頂部は黒いのでズグロなのだが、こちらのアオサギは顔の上半分と首の後ろ側が黒くだいぶ印象が違う
アオサギはユーラシアなど旧大陸の鳥でアフリカにも生息するが、こちらのズグロアオサギはアフリカ固有のサギのようだ(以前ケニアでも出会っている)
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コサギ Little Egret
コサギも分布域はかなり広くユーラシア・アフリカとオーストラリアには生息する
タンザニアでは1羽見かけただけだったが、アジアなどとは環境が異なるからだろうか(アフリカにはアジアのような水田がない)
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シュモクドリ Hammmerkop
英名では Hammerhead ともいう
要するに金づち(ハンマー)頭の鳥で一目見ればすぐ名前がわかる(どちらかといえばシュモクザメのほうが有名だが)
アフリカに広く分布する鳥で初見はケニア、写真のほうはその後マダガスカルで撮影している
今回出会ったシュモクドリは水牛に絡んでいて、遠くからではあったがじっくり姿を見ることができた
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ヘビクイワシ Secretarybird
10年ぶりにヘビクイワシに再会した
サバンナを駆け回り蛇などを捕食する精悍なイメージの野鳥だ(足も長くしっかりしているがダチョウなどとは違い飛翔能力も十分ある)
冠羽が書記官の使うペンを想起させるので英名ではセクレタリーバードというが、イメージは文官ではなく武官である
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カタグロトビ Black-winged Kite
タンザニアのカタグロトビは位置が遠く良い写真が撮れなかった
黒い背中以外は純白でハンサムバードだがユーラシア大陸には広く分布し、バードウオッチングツアーではあちこちでお目にかかる
(最近は日本の石垣島でも繁殖しているようだ)
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コシジロハゲワシ White-backed Vulture
ハゲワシはユーラシア大陸に棲息し主に死肉を食する大型の鷲の総称である
タカ目タカ科に属し南米のハゲワシであるコンドル(タカ目コンドル科)とは別系列である
タンザニアでは多くのハゲワシに出会ったが、コンドルに似たミミヒダハゲワシが最も多く、続いて茶色系の本種とマダラハゲワシが多かった
なかなか精悍なイメージの鷲である
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マダラハゲワシ Ruppell's Vulture
前種同様茶色のハゲワシだが背中に白色の斑模様がある
アルーシャとンゴロンゴロでは出会いがなかったがセレンゲティでは数が多くほとんどが動物の死体に群がっていた
最後の写真など動物の血で顔が真っ赤に染まっておりハゲワシのイメージそのものである
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ミミヒダハゲワシ Lappet-faced Valture
タンザニアのハゲワシの中では最も醜悪でイメージが悪いのがこのミミヒダハゲワシだと思う
頭部は完全に皮膚が露出しておりその皮膚がたるんでヒダを形成している
ところが改めて写真を見返して見ると意外に愛嬌がある顔で結構楽しい
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 ムナグロチュウヒワシ Black-chested Snake Eagle
チュウヒワシは日本いない鷲のタイプだが英名から推定すると蛇などを捕食する中型の鷲のようだ
胸から腹にかけて下半身が純白で喉元(胸の上部)が黒いのがチャームポイントなのだが写真ではすべて喉元が見えないのが残念である(ピントは良く、黄色い目は目立つが)
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ダルマワシ Bateleur
ちょっとずんぐりした感じの中型の鷲
顔の感じは確かに達磨大師を髣髴とさせるものがある
色彩的には黒とグレーとオレンジの組み合わせだがそれぞれの色が独立してパッチワークのようになっており印象的だ
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カンムリクマタカ Crowned Eagle
後頭部に冠羽があるカンムリワシの仲間
撮影した鳥は幼鳥のようで全体的に白と黒(こげ茶)のモノトーンだが、成鳥は背中が茶色で腹は白と黒の横縞になる
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アフリカソウゲンワシ Tawny Eagle
Tawnyは「黄褐色の」という形容詞  つまり黄褐色の普通の鷲である
アフリカ全土で割と普通に見られる鷲だがアフリカ限定ではなく南西アジアからインドまで分布域は広い
もちろん肉食の鳥で死肉を貪るのではなく狩りをする
大きく口が開けられるように後方に伸びた口角の黄色い線が目立つ
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ソウゲンワシ Steppe Eagle
同じ仲間のソウゲンワシもアフリカにいる
こちらは中央アジアを本拠地とし冬はインドやアフリカに移動する渡り鳥のようだ
外観は色が少し濃い程度でアフリカソウゲンワシそっくりのため識別が難しいのだが、口角の黄色い線が目の後ろくらいまで深く入り込んでいるのがソウゲンワシだという
撮影した写真はほとんどが黄線が目の手前で止まるアフリカソウゲンワシだったが、かろうじて深く奥まで食い込んだ写真があったのでこれはソウゲンワシと推定した
ちなみにソウゲンワシは以前、6月のモンゴルで多数の個体を観察している
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ウタオオタカ Dark Chanting Goshawk
ウタオオタカはGoshawk(オオタカ)の仲間、美しい声で歌うというが鳴き声は確認できていない
スマートで美しい鷹で特に脚が細く長い
タンザニアにはウタオオタカとヒガシコシジロウタオオタカが生息しているようで、英名のようにウタオオタカのほうが色が濃く嘴の色が赤いという
写真の鷹は脚が見えないが嘴が赤っぽいのでウタオオタカと推定している
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ヒガシコシジロウタオオタカ Eastern Chanting Goshawk
今号(vol.2)のラストバッターは長い名前の鷹になった
前項のウタオオタカによく似た鷹で、飛んでいるところを見れば腰が白く容易に識別できるというが生憎飛翔写真は1枚もない
嘴が黄色いというもう一つの特徴で以下の写真はヒガシコシジロと判定した
灰白色の美しい鷹だった
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by mustachio | 2018-03-23 20:00 | Comments(0)


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