還暦からのネイチャーフォト

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2018年 03月 27日

タンザニアの野鳥vol.3

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タカ目の猛禽類がvol.2で積み残しとなったのでvol.3はチュウヒからのスタートだ
メインは野雁の仲間になる
以下、ケリの仲間へ続く

ウスハイイロチュウヒ Pallid Harrier
タンザニアにはアフリカチュウヒやヨーロッパチュウヒなども生息しているが今回は出会いがなかった
観察できたのはオスが灰色でメスが茶褐色であるハイイロチュウヒの仲間が2種である
2種は生息地などもよく似ており繁殖地はウクライナ、カザフスタン、ロシア南部、モンゴルなどユーラシア大陸の中央部で越冬地はアフリカ・インドなどになる
日本でも迷鳥として飛来することがあり見つかると大騒ぎになる
まずウスハイイロチュウヒだがメスは顔が特徴的で頬の部分に暗色の三日月斑があり目の下と首周りの襟の部分が白い
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ヒメハイイロチュウヒ Montagu's Harrier
ヒメハイイロチュウヒもオスが灰色でメスは茶系であり、ウスハイイロチュウヒによく似ている
顔つきは微妙に違うが遠くからでは識別が難しい  幸いなことにタンザニアでは比較的近い距離で観察することができたので両者の判別は可能であった
写真はオスのヒメハイイロチュウヒだが、飛翔中の翼の中央に見える黒斑はヒメハイイロチュウヒの特徴である
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キバシトビ Yellow-billed Kite
タンザニアにもトビはいる
サバンナでは大型のワシやハゲワシが幅を利かせているのでトビは全く目立たないが、サファリカーの休憩ポイントでは観光客の残飯が発生するのでトビが集まる(人の手からランチを奪い去ることもある)
日本で見るトビの行動と全く同じであるがそのトビは嘴が黄色いキバシトビだった
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サンショクウミワシ African Fish Eagle
以前にケニアや南アフリカで出会ったサンショクウミワシに再会した
アメリカの白頭鷲によく似た白と黒と茶色のカッコいい鷲である
英名はFish Eagleであるが獲物は魚限定ではなく小型の哺乳類なども含まれるようだ
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ヨゲンノスリ Augur Buzzard
今回初めて聞く鳥の名前でヨゲンノスリのヨゲンがどういう意味かさっぱりわからなかった
英和辞典を調べてみるとAugurは予言のこと、ただこのノスリと予言がどう繋がるのかは判っていない
さてそのヨゲンノスリだが純白の腹に黒い頭、顔つきもハンサムと、なかなか印象的な風貌で忘れられない鳥になった
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アフリカオオノガン Kori Bustard
10年前ケニアを訪問した時、最初の宿であるアンボセリのロッジで柵のすぐ向こうの草原にアフリカオオノガンを見た(こちらも野鳥に関してはずぶの素人だったのでノガンはすぐ近くで簡単に見られる鳥だと思い込んでしまった)
その後オーストリアとモンゴルでノガンを見る機会があったのだが、どちらも望遠レンズでの撮影限界をはるかに超える距離にいてノガンは近くで見ることが難しい鳥であることを認識した
そして今回、アフリカオオノガンに何回かお目にかかりしっかり写真を撮ることができた
この鳥は飛ぶことができる鳥としては最大の鳥だそうで貫禄は十分である
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セネガルショウノガン White-bellied Bustard
ノガンはそれほど種類が多いわけではなく英語ではすべてBustardなのだが、日本語ではオオノガン、チュウノガン、ショウノガンと大きさで区別される
こちらのセネガルショウノガンも10年ぶりの再会だった
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クロハラチュウノガン Black-bellied Bustard
こちらのノガンは初対面だったが旅行中出会いが何回もあった
長い首(喉)にくっきりと黒い縦帯が走りその帯は黒い腹までつながっている
背中や羽根の茶色の模様も含め雰囲気のあるデザインだった
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クロビタイチュウノガン Hartlaub's Bustard
和名ではクロビタイになっているが頭部や額はそれほど黒くはなくクロハラチュウノガンとほとんど変わらない
目の形など顔つきはだいぶ違うので遠距離の写真でなければ識別は容易である
本種を含めてタンザニアでは近い距離でノガンを観察することができ、楽しい思いをすることができた
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アフリカクロクイナ Black Crake
国内でも海外でもあちこちでクイナの仲間を見ているが、今回のように真っ黒なクイナは初めてだと思う
嘴は黄色、脚はオレンジ色でその他の部分はバンのように黒い
動きは写真のようにクイナそのもの、3枚目の写真はゴイサギが大きく写っているがピントはクイナのほうに合わせてある
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バン Common Moorhen
バンはグローバルな鳥でオセアニア以外の世界中に分布する
写真にしてもインパクトがないのだがタンザニアではカバをバックにしたバンを撮ることができた
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ホオジロカンムリヅル Grey Crowned Crane
70年前のことなので記憶は正確ではないが、このホオジロカンムリヅルには上野動物園で出会っている
当時の上野動物園は戦争の後遺症で象・ライオン・キリンなどの大型の動物は全くいなかったが、クジャクなどの鳥は結構種類が多かったような記憶がある
鮮明に覚えているのがこのカンムリヅルで、10年前にケニアで当時の記憶通りの野生の姿を見た時は感動した
今回も出発前から再会を期待していたが、無事ご対面を果たすことができた
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セイタカシギ Black-winged Stilt
関東の谷津干潟などでも普通に見られるセイタカシギが1羽水場近くで休んでいた
頭部に黒い班がなく、なんとなくイメージがしっくりこないのは冬羽だからだろうか
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レンカクゲリ Long-toed Lapwing
タンザニアでは5種類のケリを確認した
白と黒で感じが似ているケリが3種いるが、このレンカクゲリは顔面が白粉を塗った役者のように白い
脚が赤いのもレンカクゲリの特徴なのだが、写真では脚の色がうまく表現できていない
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シロクロゲリ Blacksmith Lapwing
英名のBlacksmithは鍛冶屋のことだがこの鳥のどこが鍛冶屋に似ているのかは不明だ
タンザニアでは数が多くいろいろなところで出会った
道路の脇でシロクロゲリの集団がサファリカーを見送ってくれたこともある
(シロクロゲリは顔は黒く頭の部分は白い)
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ツメバゲリ Spur-winged Lapwing
こちらのケリは前種と反対で顔が白く頭が黒い
黒いベレー帽や黒いネクタイはコガラやシジュウカラなどのカラ類のデザインを想起させるが、この鳥はもっと大型でツメバガン同様、翼に蹴爪がある
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ハグロゲリ Black-winged Lapwing
5種のケリのうち他の4種は過去に観察(撮影)済だがこのケリは今回初めて出会った
(初めて見る鳥をベテランのバードウォッチャーは「ライファー」と呼ぶが、この英語については個人的には疑問に思っている ライファーとは普通「終身刑」のことだ)
羽(翼)の先端部分が黒いのは飛ぶとわかるが、羽を拡げなければ表面は背中と同じ焦げ茶色である
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オウカンゲリ Crowned Lapwing
こちらは以前ケニアで見ているオウカンゲリだ
全体的には前項のハグロゲリに似ているが嘴と脚が真っ赤なので派手さが違う
頭は王冠というよりハチマキのイメージなのだが、英語にハチマキに相当する言葉がないのでCrowned Lapwingと命名されたようだ
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by mustachio | 2018-03-27 17:00 | Comments(0)


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